楽天モバイルは2023年6月1日(木)にRakuten UN-LIMIT VIIをアップデートし、新プラン『Rakuten最強プラン』の提供を開始。パートナー回線エリア(au)における月間データ容量が5GBから『無制限』となり、4G人口カバー率は『99.9%』に上昇。
2023年4月時点で楽天回線の4G人口カバー率は『98.4%』となっており、1.5%分をローミング(auのプラチナバンド)の拡大により補完したカタチ。98.4%までカバー率を高めておきながら、なぜ楽天回線で99.9%を目指さなかったのでしょうか。
楽天回線が使用を許可されているバンド3は『1.7GHz帯』。一般的なプラチナバンド(700MHz~900MHz)と比較して通信速度に優れますが、その分直進性が強く遮蔽物により電波が減衰しやすいのです。つまり1.7GHzで99.9%の人口カバー率を達成するには、莫大な設備投資が必要に。
今後楽天モバイルに低周波(プラチナバンド)の使用が『絶対に許可されない』という前提であれば、多少無理をしてでもバンド3のカバー率を引き上げるべき。しかし状況は異なり、早ければ2023年秋頃には楽天モバイルにとって良い風が吹きそう。
近い将来プラチナバンドを獲得出来るのであれば、巨額の資金を投じてバンド3のカバー率をこれ以上高めるのはある意味無駄。既存ユーザーである私からすれば、4Gではなく『5Gエリアを拡大して欲しい』というのが本音です。
パートナー回線の使用自体は、楽天回線エリアのカバー率拡大により大きく減少しています。楽天モバイルが繋がりにくいとされる『地下鉄』『地下街』『トンネル』『屋内施設』をローミングで補完して、かつ月間データ容量を『無制限』にしても、このバランスが大きく変化することは無いと予想。
一見『自社回線を諦めてau依存を増やした』と捉えられがちなローミングエリアの拡大ですが、実はバランスのとれた無駄の無い投資。プラチナ回線導入までの正しい道筋と言えるでしょう。
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- 音声対応SIM基本料金:1,078円(税込)~
- 契約月の基本料金:日割りなし
- 通話料金:22円/30秒(電話回線)、0円(Rakuten Link使用)
- 15分かけ放題(電話回線):1,100円(税込)
- 無制限かけ放題(Rakuten Link使用):0円(税込)
- データ容量:3GB~
- 翌月くりこし:非対応
- 5G:対応
- 低速切り替え:非対応
- 通信回線:楽天、au(パートナー回線)
- eSIM設定方法(Android):https://network.mobile.rakuten.co.jp/faq/detail/00001374/
- eSIM設定方法(iOS):https://network.mobile.rakuten.co.jp/guide/setting/ios/
- APN設定方法(楽天モバイルで購入した端末):https://network.mobile.rakuten.co.jp/guide/setting/
- APN設定方法(楽天モバイル以外で購入した端末):https://network.mobile.rakuten.co.jp/faq/detail/00001495/?l-id=guide_faq
- 公式サイト:楽天モバイル
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