【実測】Fire Max 11のCPU性能ヤバ!Fire HD 10 Plus比でスコア約3倍。Redmi Pad超え

記事には広告が含まれます。本内容は公開時の情報です。

スーパーサイヤ人的な進化を遂げたFire Max 11

2023年6月14日(水)からAmazonは最新タブレット『Fire Max 11』の発売を開始しました。Fire Max 11の販売価格は『34,980円(税込)~』と同シリーズ史上最高値。

指紋認証対応』『アルミボディ採用』『専用スタイラスペン対応』『最大14時間駆動』『800万画素フロントカメラ搭載』『ストレージ容量増量』など実用的なアップグレードが多数なされるも、肝心の『処理能力』が従来のままではやや割高感。

あわせて読みたい
Fire HD 10はiPad、Redmi Padよりココが優秀。SDカードにネトフリやプライムビデオを保存する方法もスマートフォンとは用途が異なる『タブレット』。画面サイズが大きいので、動画を観るのに最適です。『Netflix』『Amazonプライムビデオ』『Hulu』など動画配信サービス...

販売価格『22,980円(税込)』の下位モデルFire HD 10 Plus、公式販売価格『39,800円(税込)~』のXiaomi Redmi Padと、『スペック』及び『AnTuTu Benchmark』『Geekbench 6』のスコアを比較してみました。

Fire Max 11、Xiaomi Redmi Pad、OPPO Pad Airのスペックを比較

端末名Fire Max 11Fire HD 10 PlusXiaomi Redmi Pad
ディスプレイ画面サイズ:11インチ
リフレッシュレート:不明
最大輝度:不明
色深度:不明
画面サイズ:10.1インチ
リフレッシュレート:不明
最大輝度:不明
色深度:不明
画面サイズ:10.61インチ
リフレッシュレート:90Hz
最大輝度:400nit
色深度:10bit
解像度(Pixel)2,000×1,2001,920×1,2002,000×1,200
重量約490g約468g約445g
サイズ259×164×7.5mm247×166×9.2mm250×158×7.1mm
メモリ4GB4GB3GB、4GB
ストレージ64GB、128GB32GB、64GB64GB、128GB
Soc【MediaTek MT8188J】
CPU:Arm Cortex-A78(最大2.2GHz)×2、Arm Cortex A55(最大2GHz)×6
GPU:ARM Mali-G57 MC2@950MHz
【MediaTek MT8183】
CPU:Arm Cortex-A73(最大2GHz)×4、Arm Cortex A53(最大2GHz)×4
GPU:Mali-G72 MP3@800MHz
【MediaTek Helio G99】
CPU:Arm Cortex-A76(最大2.2GHz)×2、Arm Cortex A55(最大2GHz)×6
GPU:Mali-G57 MC2
カメラフロントカメラ:800万画素
リアカメラ:800万画素
フロントカメラ:200万画素
リアカメラ:500万画素
フロントカメラ:800万画素
リアカメラ:800万画素
スピーカーデュアルステレオスピーカーデュアルステレオスピーカークアッドステレオスピーカー
Dolby Atmos対応対応対応
電池7,500mAh6,500mAh8,000mAh
充電有線:最大15W有線:非公開、無線:最大15W有線:最大18W
Wi-Fi802.11a/b/g/n/ac/ax802.11a/b/g/n/ac802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth5.3 BLE5.0 LE5.3
認証指紋認証顔認証
Micro SDカード対応(1TBまで)対応(1TBまで)対応(1TBまで)
認定(純正)スタイラスペンありなしなし
純正キーボードカバーありありなし
OSFire OS 8Fire OS 7Android(MIUI for Pad)
直販価格64GB:34,980円
128GB:39,980円
32GB:22,980円64GB:39,800円
128GB:44,800円

SocはFire HD 10 PlusのMediaTek MT8183から『MediaTek MT8188J』に刷新。Fireタブレットシリーズは一般的なAndroidタブレットと比較して、『処理能力が低い』というイメージを持っている人が多いはず。ベンチマークスコアに数値として表れていたので、その認識はあながち間違ってはいません。

Fire HD 10 Plusのトータル性能

Fire HD 10 Plus(第11世代)で実測したAnTuTu Benchmark(V9.6.2)のスコア

ただしFire Max 11に関しては、CPUの構成を見る限りこれまでと何かが違います。もしかすると『Redmi Padを凌ぐかもしれない』。CPUはタブレットの脳となる部分。仮にそうであれば、『34,980円(4GB/64GBモデル)~』という販売価格もある程度納得のいくものに。ベンチマークスコアは期待通りの結果となるのか!

まずはタブレットの性能をトータルで数値化してくれるAnTuTu Benchmarkから。ハイエンドモデルでは無いので、一般的な使い方に影響の大きい『CPU』と『UX』のスコアを中心に見ていきます。

Fire Max 11 性能

Fire Max 11で実測したAnTuTu Benchmark(V10.0.1)のスコア

Redmi Pad の性能

Xiaomi Redmi Padで実測したAnTuTu Benchmark(V10.0.1)のスコア

AnTuTu Benchmarkは最新のバージョンが『10』に上がり、9の時よりスコアがやや高めに出ます。それでもFireタブレットで『419,159』は間違いなく過去最高性能。

投稿が見つかりません。

中でも『CPU』の数値が『161,054』と飛び抜けて高く、それに合わせてアプリの動作速度を示す『UX』も『104,039』まで上昇。Redmi PadはCPUが『134,145』でUXが『100,453』。CPUスコアは予想通りFire Max 11の方が上。中堅Androidタブレットを超えるとは。これはなかなかの衝撃です。

Fire HD 10 PlusAnTuTu Benchmarkのバージョン10で計測出来なかった(スコアが表示される前に落ちてしまう)ので『Geekbench 6』で再計測。こちらはCPUに特化して検証を行いました。

Fire Max 11で実測したGeekbench 6(CPU)のスコア

Redmi Padの処理能力

Xiaomi Redmi Padので実測したGeekbench 6(CPU)のスコア

Fire HD 10 Plusの処理能力

Fire HD 10 Plus(第11世代)で実測したGeekbench 6(CPU)のスコア

シングルコアは『1つの脳』で処理する力、マルチコアは『複数の脳』で処理する総合力を示します。Fire Max 11のシングルコアは、Fire HD 10 Plusから『3倍近く』も上昇。対Redmi Padでも200近く高いスコアを記録しており、スーパーサイヤ人並みの進化が数値で明確に表れました。

あわせて読みたい
Fire Max 11でストリーミング動画をリアルタイム視聴するなら楽天モバイル。オフラインならmineoが推しSIMAmazonが2023年5月23日にリリースしたタブレット『Fire Max 11』は、従来モデルを逸脱した別次元へのアップデートを遂げています。スタイラスペンに加え、満を持して『...

体感的な動作速度も勿論向上。ホーム画面以外にFireタブレットの面影はなし。これは持ち歩いて使い倒したくなりますね。アプリストアが更に充実すれば文句なしといったところ。裏技でGoogle Playストアを入れる方法(自己責任)は、次回お伝えします!

あわせて読みたい
【5分で完了の裏技】Fire Max 11にGoogle Playストアをインストールする方法。使えるアプリが爆増!Geekbench 6でCPUのベンチマークを実測したところ、『シングルコア』スコアがFire HD 10 Plus比較で約3倍程度まで上昇していたFire Max 11。Androidの中堅タブレットRed...
投稿が見つかりません。

タブレットに関する関連記事

一覧はコチラから

瀬名 勇斗
運営者
サラリーマン時代は『製品開発(モバイルガジェット関連)』『広告(パッケージ及び説明書など)デザイン』『ディレクション』『マーケティング』『コピーライティング』などに従事。一つの製品に深く関わる事が好きで、開発から行っているメーカーに勤務していました。

ガジェット好きが高じて、一時は日本で発売されていないスマートフォンを海外から輸入。『Xiaomi』『OPPO』に関しては、日本参入前からフリークに。

元々写真を撮るのが趣味で、スマートフォンで撮影した作例を記事内に多数掲載。端末の性能を知りつつ、楽しんでいただければ幸いです。
  • URLをコピーしました!