AnTuTuが2022年9月度の中国市場におけるベンチマークランキングTOP10を発表。2位~10位まではQualcommの『Snaperagon 8+ Gen 1』を搭載するスマートフォンが独占。
2位のOnePlus Ace Pro(16GB/512GBモデル)は『1111,200』。
Snapdragon 8+ Gen 1はSnapdragon 8 Gen 1から『CPU』『GPU』性能を+10%強化。さらに電力効率を30%引き上げています。また、モデムに『Snapdragon X65 Modem-RF System』を採用する事で、通話可能時間を5.5時間以上延長。
Qualcommが取り扱うスマートフォン用Socの中では最上位モデル(2022年10月時点)となる『Snapdragon 8+ Gen 1』ですが、1位の座を奪還したのは『Dimensity 9000+』を搭載するASUS ROG Phone 6D。MediaTekがQualcommをぶち抜きました。
Dimensity 9000+は TSMC N4(4nmプロセス)を採用。前モデルではウルトラコア『Arm Cortex-X2』の最大クロック周波数が『3.05GHz』。それを『3.2GHz』に引き上げた事やROG Phone 6Dの筐体設計が相乗効果を生み、100万程度だったスコアが110万超えまで上昇。
著名なユーチューバーTechNickが自身のチャンネルでDimensity 9000とSnapdragon 8 Gen 1の比較を行っており、最近ハイエンドで問題となっている『発熱』に関してはその時点でDimensity 9000の方が有利。
QualcommはSnapdragon 8+ Gen 1から製造プロセスをSamsungからTSMCに切り替えていますが、イチから再設計が行われているわけでは無いので、その事が発熱の制御に繋がっているかは不明。少し前まではQualcommが圧倒的に優勢だったハイエンド市場。今後の動向に注目です。