アンアン総研リサーチが行った『スマホの選び方』に関する調査結果(20代~30代の女性が所属するanan総研メンバー約200人を対象。2020年6月6日発表)によると、現在使っているスマートフォンは『iOS』と回答した人がなんと『91%』。つまりiPhoneの利用者です。『Android』の比率はわずか『9%』に留まっています。
同調査では『スマートフォンを選ぶ基準』についてもふれており、一人3つまでの回答で優先基準は下記の通り。
第1位 画質・カメラ機能(71%)
第2位 固定料金(49%)
第3位 容量(43%)
第4位 デザイン(37%)
第5位 防水加工(14%)
第6位 おサイフ機能(6%)
『71%』の支持を得て『1位』となっているのが『画質・カメラ機能』。私のイメージでは、iOSユーザーは『iPhoneしか使ったことがない』という人が大半。それだとAndroidのカメラがどの程度の画質なのか分かりませんよね。
iPhoneがもっとも優れているのは『処理能力』でありカメラではありません。AndroidではHuaweiがダントツのカメラ技術を持っていましたが、Googleライセンスの剥奪によりシェアが急落。日本でも使っている人は極わずかな状況に。
そのHuaweiのシェアを獲得するため、他メーカーはカメラ開発に一気に本腰を入れました。その結果Android全体のカメラ画質が飛躍的に向上。3万円代のスマートフォン『Xiaomi Redmi Note 10 Pro』でもiPhoneと同等の画質を得られるように。
スマートフォンを選ぶ基準2位の『固定料金』は格安SIMの利用が前提のようです。この部分は正直言って本末転倒。先述している通りiPhoneは『処理能力』に優れた端末。動作速度がとても速いんです。
投稿が見つかりません。一般的な格安SIM(MVNO)は利用料金が安い分、混雑時に通信速度の低下を起こしやすいのが弱点となります。iPhoneは性能の高い『ハイエンド』に分類されるので、本来動作は『サクサク快適』です。しかし通信速度が遅いとパフォーマンスが相殺され『動作が遅い』という悪循環に陥りかねません。
3位は『容量』。この部分は正直謎です。iPhoneはMicro SDカードに非対応なので、容量を求めればその分価格が上がります。iPhone 13を例にすれば、128GBが『98,800円(税込)』で256GBが『110,800円(税込)』。128GB容量を増やすのに『12,000円』の追加費用が発生。
Androidであれば、Micro SDカード対応モデルを購入すれば容量の拡張が容易。128GBのMicro SDカードがAmazonでは『千円台』で販売されています。動画や撮影した写真の保存が目的であればそれで十分。
Huaweiのシェアが落ちる前までは、確かにiPhoneよりカメラ画質の低いAndroidスマートフォンがハイエンドでも多数存在しました。さらに格安SIMを自由に使える『SIMフリースマートフォン』の選択肢も日本国内では極わずかでした。
しかし最近ではXiaomi、OPPO、Motorolaといったグローバル企業が、日本市場に向けて積極的にニューモデルを投入。低価格で買える高性能SIMフリースマートフォンが一気に増えました。
投稿が見つかりません。中でも女性にお勧めしたいのは、薄型軽量デザインの高性能モデル。iPhoneからの機種変であれば、ある程度処理能力が高くて見た目がスリムでなければ満足出来ないはず。
候補となるのが『Xiaomi Mi 11 Lite 5G』と『Motorola edge 20』。iPhone 13と主要部分を比較してみましょう。
iPhone 13
- 画面サイズ:6.1インチ(有機EL:リフレッシュレート60Hz)
- ストレージ容量:128GB~
- カメラ:1,200万画素
- Micro SDカード:非対応
- 価格:98,800円
- 重量:約173g
- FeliCa:対応
- 対応回線:docomo、Softbank、au
Xiaomi Mi 11 Lite 5G
- 画面サイズ:6.55インチ(10bit有機EL:リフレッシュレート90Hz)
- ストレージ容量:128GB
- カメラ:6,400万画素
- Micro SDカード:対応
- 価格:43,800円
- 重量:約159g
- FeliCa:対応
- 対応回線:docomo、Softbank、au
Motorola edge 20
- 画面サイズ:6.7インチ(10bit有機EL:リフレッシュレート144Hz)
- ストレージ容量:128GB
- カメラ:1億800万画素
- Micro SDカード:非対応
- 価格:54,800円
- 重量:約164g
- FeliCa:非対応(NFCは対応)
- 対応回線:docomo、Softbank、au
Mi 11 Lite 5GとMotorola edge 20に共通して言えるのは、iPhone 13より『画面サイズが大きい』『価格が安い』『重量が軽い』の3点。すべてスマートフォンを選ぶ上でとても重要な要素です。
また、メインカメラの最大解像度が高く、標準撮影モードではピクセル統合技術に対応するのも2モデルの特徴。ピクセルサイズが大きくなると光の取得量が増し、ブレの少ない明瞭な画質を得られる様に。実機で撮った作例があるので、気になる人は是非ご覧ください。
Mi 11 Lite 5GとMotorola edge 20がiPhone 13に劣るのは『ゲーム(GPU)性能』。原神の様に負荷の重いゲームを遊ぶ前提なのであれば、むしろiPhone 13の購入をお勧めします。
しかしゲームをしないのであれば、重視すべきは『CPU性能』。一般的なスマートフォンの使い方であれば、アプリの動作速度にもっとも大きな影響を与えるのは『CPU』です。つまりiPhoneはオーバースペックという事に。
Mi 11 Lite 5GとMotorola edge 20はそのCPU性能が高いスマートフォン。GPUが控えめなのでカテゴリーはあくまで『ミッドレンジ』ですが、CPUだけみれば『ハイエンド』に近いものがあります。重量に加えて『動作速度も軽い』のです。
OSが変わることに不安がある人は一度エントリーモデルを使ってみるのもアリですが、AndroidはiOSより自由度が高いのでむしろ『簡単』だと感じる人の方が多いのでは。ジェスチャー操作も数日あれば慣れますよ!
Xiaomi Mi 11 Lite 5G、Motorola edge 20にお勧めな格安モバイル通信サービス
Xiaomi Mi 11 Lite 5Gの主な仕様
Xiaomi Mi 11 Lite 5G | |
---|---|
Soc | Snapdragon 780G(5nm)
|
容量 | 6GB/128GB
|
電池 | 4,250mAh(最大33W急速充電) |
重量 | 159g |
画面 |
|
カメラ | メインカメラ
超広角カメラ
マクロカメラ
フロントカメラ
|
おサイフケータイ | 対応 |
防水防塵 | IP53 |
オーディオ | デュアルスピーカー |
SIM | nano SIM×2スロット |
OS | MIUI12(Android 11) |
Xiaomi Mi 11 Lite 5Gにお勧めな格安SIM
- 5G NR:n1/n3/n5/n7/n8/n20/n28/n38/n40/n41/n77/n78/n66
- LTE FDD:1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28/32/66
- LTE TDD:38/40/41
- 3G WCDMA:1/2/4/5/6/8/19
- 2G GSM:2/3/5/8
docomoの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(×)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
Softbankの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band18(◎)、Band41(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
楽天回線が使えるお勧め格安SIM
Motorola edge 20主な仕様
Motorola edge 20 | |
---|---|
Soc | Snapdragon 778G 5G(6nm) |
容量 | 6GB/128GB |
電池 | 4,000mAh(最大30W) |
重量 | 163g |
画面 |
|
カメラ |
リアカメラ
|
オーディオ | シングルスピーカー |
イヤフォンジャック | 対応 |
Bluetooth | 5.2 |
NFC | 対応 |
位置情報 | GPS、AGPS、LTEPP、SUPL、Glonass、Galileo |
Wi-Fi | IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax* (2.4GHz / 5GHz) *Wi-Fi 6E対応 |
SIM | 2スロット、DSDS(5G+4G) |
防水性能 | IP52 |
OS | Android 11 |
Motorola edge 20にお勧めな格安SIM
- 5G: Sub-6GHz band n1/n3/n5/n7/n8/n28/n38/n41/n66/n77/n78
- 4G-LTE:
B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B18/B19/B20/B26/B28/B32/B34/B38/B39/B40/B41/B42/B43/B66 - 3G: W-CDMA:B1/B2/B4/B5/B8
docomoの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(×)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
Softbankの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band18(◎)、Band41(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)