著名な情報提供者であるGolden Reviewerが、自身のTwitterでSocに関する『GPUパフォーマンス』『消費電力』『効率性』に関する検証結果を投稿。その内容がかなり興味深いものとなっています。
検証方法は『3DMark Wild Life Extreme』『GFXBench 3.1 1080p Offscreen』『GFX Bench Aztec Vulkan/Metal 1440p Offscreen』の3通り。
全ての検証でもっとも優れたスコアを獲得しているのが、iPhone 14 Pro、iPhone 14 Pro Maxが搭載している『Apple A16 Bionic』。高いフレームレートを維持しつつ消費電力を抑えるという、理想的な進化を遂げています。
ただし『A14 Bionic』から『A15 Bionic』へのアップデートと比較すると、その勢いが急速に鈍化。頭打ち感は否めません。
QualcommのSnapdragonは、Snapdragon 8 Gen 1からSnapdragon 8+ Gen 1へのアップデートで消費電力が大幅に改善。少し前までApple社に水をあけられていたフレームレートに関してもほぼ同等の数値に。Snapdragon 888からの比較で見ると、著しい進化が一目瞭然。Snapdragon 8 Gen 2ではついにAppleを捕らえるか。
先日グローバルリリースされたXiaomi 12T ProはSnapdragon 8+ Gen 1を搭載。それでいて日本価格と比較して高めの設定となる欧州価格は749ユーロ(107,500円程度)。10万円以内で国内販売が待たれます。
そして『消費電力』『効率性』では一部スコアでA16 Bionicすらを凌ぐのがMediaTekの『Dimensity 9000 Mali G710 MC10』。フレームレートではApple、Qualcommに及ばずも、消費電力は驚きの低さ。
同社はすでにDimensity 9000の強化モデルとなる『Dimensity 9000+』をリリースしており、搭載モデルASUS ROG Phone 6DのAnTuTu BenchmarkスコアはSnapdragon 8+ Gen 1を凌ぐ結果に。今後も3社の三つ巴から目が離せませんね!