中国に次いで世界第二位のスマートフォン市場となるインド。リサーチ会社Canalysによると、インドでは新型コロナウィルス第二波の影響により、2021年第2四半期のスマートフォン出荷台数は前期比で-13%となる3,240万台に留まりました。
しかし大規模なロックダウンが行われていた前年同期比では+87%。シェア第一位となるXiaomiが29%のシェアを獲得し950万台。第二位のSamsungはシェア率17%で550万台。Samsungに肉薄する第三位のVivoは540万台を出荷しています。
CanalysのアナリストSanyam Chaurasiaいわく、インドにおいて第二波の発生は想定外の出来事。各スマートフォンメーカーは復興に合わせてオフラインによる発売強化を画策していましたが、再びオンラインに軸足を戻さざるをえない状況に。
よって2021年第2四半期は、オンラインに力を入れたメーカーが出荷台数を伸ばす結果となりました。XiaomiはRedmi Note 10 シリーズ、RealmeはNorzo 30シリーズが人気となり、オンラインによる出荷台数を伸ばしたとの事です。
インドでは早期のワクチン接種により、2021年第2四半期の終わりに市場は回復傾向に。第三波への警戒は残りますが、コロナウィルスへの対応が強化された事で影響は今後最小限に抑えられるとの予想。インド市場の復活と共に、スマートフォンもまた一段と活性化されるでしょう!