9月15日(日本時間午前2時)、Appleが新製品のリリースイベントを開催。iPhone 13シリーズ、Apple Watch 7の投入に加え、iPadを第9世代に刷新。そしてiPad miniが2年半ぶりとなるアップグレードで第6世代に。今回は個人的にもっとも気になっているiPad mini(第6世代)について、前世代からの進化と特徴をお伝えしたいと思います!
iPad mini 第6世代はiPad mini 第5世代から何が変わったのか?特徴まとめ
ディスプレイサイズが7.9インチから8.3インチへ
画面サイズが『8.3インチ』になったと聞いて、『7.9インチのままで良いのに!』と思った人は少なくないでしょう。大画面を求めるなら10.9インチのiPad Airを購入します。iPad miniはあくまで持ちやすさ優先。よって0.4インチのサイズアップを『デメリット』と捉える人がいてもおかしくはありません。しかし安心してください。
170ピクセル分領域を拡大。より多くの情報を1画面に表示
ディスプレイの表示領域が広がったのは縦方向のみ。ピクセルで表すと2,048ピクセルが2,266ピクセルへと218ピクセル拡大しています。逆に横は1,536ピクセルから1,488ピクセルへと48ピクセル縮小。全体では170ピクセル表示領域が広がり、その分1画面に表示出来る情報量が増加。
縦長ベゼルレスデザインの採用で持ちやすさはそのままに
表示出来る情報が増えたにも関わらず、指紋認証センサーを上部の電源ボタンと一体型にし、上下のベゼルを大きく削った事でサイズを203.2mm×134.8mmから195.4mm×134.8mmに縮小(厚みは6.1mmから6.3mm)。トレンドとなる縦長ベゼルレスデザインの導入により、持ちやすさを維持しつつ見やすさを向上させています。
SocにA15 Bionicを搭載。前世代から3段飛ばしの性能アップ
そしてもうひとつの目玉がSoc。A12 BionicからA15 Bionicへの三段飛ばしが行われています。iPhoneで言えばiPhone XSからiPhone 13への性能アップ。A15 Bionicの搭載により、iPad miinの脳としてデータの演算処理を行うCPUは+40%、グラフィック処理をメインとするGPUに関しては+80%ものパフォーマンス向上を遂げています。
Androidに搭載されているQualcommのSnapdragonシリーズと比較して、GPU性能が特に優れるAppleのAシリーズ。最新モデルとなるA15 Bionicを最もリーズナブル(59,800円~)に体感出来るのがこのiPad mini(第6世代)。Androidユーザーが8.3インチの大画面ゲーム機として購入するのも大いにアリでしょう。
Apple Pencil(第2世代)に対応。マグネットでペアリングと充電が可能に
対応するApple Pencilも『第1世代』から『第2世代』に。iPad mini(第6世代)にマグネットで取り付けるだけでペアリングを行い、そのまま充電を開始するスタイリッシュかつ直感的な仕様。充電残量を画面上で確認出来るのも便利。使いたい時にApple Pencilの電池が切れてて使えないといった状況を回避してくれます。
メモ用途だったリアカメラでこれからはしっかり写真や動画が撮れる
オマケ程度だったリアカメラの性能が大幅に向上している点についても注目。解像度は800万画素からiPhoneと同じ1,200万画素(Focus Pixelsによるオートフォーカス対応)にアップ。F値1.8の明るいレンズを採用し、iPhone 12シリーズに採用された『スマートHDR3』までサポート。動画も4K/60fpsで撮影可能。メモをとるためではなく、写真や動画を撮るためのカメラに進化。A15 Bionicの最新ISPが使えるのもポイントです。
Cellularモデルは5G対応。Wi-Fi 6が使えて充電コネクタはLightningから汎用的なUSB-Cへ
SIMが使えるCellularモデルは『5G(sub-6 GHz)』をサポート。iPhoneと同様にWi-Fi の第6世代規格となる『Wi-Fi 6』にも対応しました。充電コネクタはLightningから汎用的なUSB-Cへと変更。ますます利便性が高まりました。
Touch IDが使えるiPad mini(第6世代)をメイン機として使用する人が増えそう
iPhone 13シリーズは残念ながら今回も指紋認証には非対応。iPhoneをサブにしてiPad mini(第6世代)をメイン端末にする人が増えそうな予感。iPhoneの機種変ではなく、iPad miniを追加購入した方が快適に使えると思いますよ。
iPad mini(第6世代)の販売価格(税込)
- 【Wi-Fiモデル】64GB:59,800円、256GB:77,800円
- 【Wi-Fi+Cellularモデル】64GB:77,800円、256GB:95,800円
iPad mini(第6世代)の主な仕様
iPad mini 第6世代 | |
---|---|
Soc | A15 Bionic |
容量 | 64GB、256GB |
電池 | 19.3Whリチャージャブルリチウムポリマーバッテリー |
充電 | 20W USB-C電源アダプタ付属 |
重量 | Wi-Fiモデル:約293g、Wi-Fi+Cellularモデル:約297g |
画面 | 8.3インチ(Liquid Retina、液晶) |
素材 | ディスプレイ:ガラス フレーム:アルミニウム |
カメラ | メインカメラ
|
センサー | Touch ID、3軸ジャイロ、加速度センサー、気圧計、環境光センサー |
位置情報 | 全モデル(デジタルコンパス、Wi-Fi、iBeaconマイクロロケーション)、Wi-Fi + Cellularモデル(Built‑in GPS/GNSS 携帯電話通信) |
スピーカー | ステレオ(横向き) |
Wi-Fi | 802.11ax Wi‑Fi 6、同時デュアルバンド(2.4GHz/5GHz)、MIMO対応HT80 |
SIM(Wi-Fi+Cellularモデル) | nano-SIM(Apple SIMに対応)、eSIM |
対応バンド(Wi-Fi+Cellularモデル) |
|
iPad mini(第6世代)にお勧めな格安SIM
docomoの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(◎)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
Softbankの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band18(◎)、Band41(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)