iPhone 15シリーズ発売される前に、一部の海外メディアから『iPhone 15』『iPhone 15 Plus』に『2層トランジスタ画素積層型CMOSイメージセンサー(SONY製)』が採用されるとの報道が流れました。
しかしAppleは公式に、iPhoneのカメラに使用している『イメージセンサー』のモデル名を公表していません。また、製品説明にセンサーに関する目立った説明が無かったことから、同センサーの採用は見送られたものと個人的には考えていました。
しかし2023年10月19日、カナダの首都オタワに拠点を置く技術・知財コンサルタント企業『TechInsights』が興味深い情報を公開。
『2層トランジスタ画素積層型CMOSイメージセンサー』をいち早く採用した『Xperia V1』と『iPhone 15』のピクセル配列断面を比較して、フォトダイオードの深さが近い数値(同じではない)であることを指摘(詳細はコチラから)。
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同センサーはフォトダイオードの容量を従来比で『2倍』に拡大し、約2倍の飽和信号量を実現。逆光などのシーンにおいても光量を制御し、白トビを抑えるといった特徴を持ちます。
iPhone 15が本当に、Xperia 1 Vに近いフォトダイオード容量のイメージセンサーを採用しているなら、きっと『優れた光の制御』を魅せてくれるはず。以前昼間に行ったiPhone 13との画質比較ではその部分を意識していなかったので、あまり参考になるデータを得られませんでした。
今回は比較対象にGoogleの『Pixel 8』を追加。どういった画質差が表れるかご注目ください。
iPhone 13とiPhone 15で明確な違いが発生。iPhone 15は太陽の形状までとらえようかという驚きの仕上がり。かつ木々のディテールもiPhone 13より精細に残しています。iPhone 13は光を抑え切れず、全体的に白っぽいですね。
Pixel 8は太陽の原型を留めず。まわりの風景はHDRっぽい仕上がりに。ゴーストはやや広めに発生しています。フォトダイオードの容量が大きいと感じられるのはやはりiPhone 15です。
続けて小さめのライトを撮ってみました。光源自体を一番違和感なく自然にとらえているのはどの端末か。今回も『iPhone 15』ですよね。背景はPixel 8が綺麗に見えますが、肝心の光源はiPhone 13よりも不自然。光を制御しきれていない証拠かと。
最後にもう一つライトを追加。iPhone 15は光源のとらえかた、ゴーストの少なさどちらもダントツの仕上がり。これはもはや『二層』確定か。Pixel 8はイメージセンサーの大きさが災いしてか、光の強すぎるシーンではご覧の状況。『低照度をいかに明るくノイズレスに撮るか』がスマートフォンの命題になっていましたが、今後は『飽和信号量』にも要注目ですね!
iPhone 15の主な仕様
モデル名 | iPhone 15 |
Soc | A16 Bionicチップ |
容量 | 128GB、256GB、512GB |
重量 | 171g |
画面 | 6.1インチ |
カメラ | メインカメラ
超広角カメラ
フロントカメラ
|
防水防塵 | IP68 |
オーディオ | ステレオ |
Bluetooth | 5.3 |
Wi-Fi | 2×2 MIMO対応Wi-Fi 6(802.11ax) |
おサイフケータイ | 対応 |
SIM | nano SIM+eSIM |
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