mineo(マイそくユーザー専用)とpovo2.0には、『24時間データ使い放題』となるオプションサービスが用意されています。mineoは2023年3月22日に利用料金を330円から『198円(税込)』に改定。povo2.0は『330円(税込)』のままですが、月額基本料金『0円』なのでサブ的な使い方が可能。
mineo | povo2.0 | |
24時間データ使い放題 | 198円 | 330円 |
月額基本料金 | 250円~ | 0円 |
通話料金 | 22円/30秒(無料アプリmineoでんわ使用で10円/30秒) | 22円/30秒 |
5分かけ放題 | – | 550円 |
10分かけ放題 | 550円 | – |
無制限かけ放題 | 1,210円 | 1,650円 |
eSIM | 対応(Sプラン非対応) | 対応 |
回線 | ドコモ、Softbank、au | au |
『24時間データ使い放題』は、出張や旅行などのタイミングで使う人が多いイメージ。私がお勧めしたいのは『光回線をもてあましている』人たちです。
スマートフォンでストリーミング動画を長時間観たいなら、最大『1.5Mbps』でデータ通信し放題(3日間で10GB以上通信すると速度制限)となる月額990円(税込)のマイそく(スタンダード)で十分。
とはいえ、『アプリのダウンロード』『ファームウェアのアップデート』『ゲームのアップデート』といったマイそく(スタンダード)では補えない高速大容量通信がスポットで必要となるのは事実。そこをサポートしてくれるのが『24時間データ使い放題』なのです。
mineo、povo2.0の『24時間データ使い放題』は使い勝手が良すぎるので、『アプリのダウンロード』『ファームウェアのアップデート』『ゲームのアップデート』程度は大した時間をかけずに終わってしまいます。最大限に使い倒すなら『サブスクリプションサービスのダウンロード』を行うべき。
『Netflix』や『Amazonプライムビデオ』はコンテンツをダウンロードしてオフライン環境で楽しむことが可能。プライムビデオを例にすると、『最高画質』を選択した場合1時間のデータ容量は『約2.4GB』。高画質でも『約1.1GB』と大きめ。
10話構成のドラマをまとめてダウンロードすると11GB~24GB消費。通常のモバイル通信では『月間データ容量』をオーバーして『速度制限』がかかります。しかし『24時間データ使い放題』なら問題なし!ダウンロードするデータ量が増えた分だけコスパは上がります。
サブスクリプションサービスのダウンロードに対応しているデバイスは、『スマートフォン』『タブレット』『パソコン』など様々。高解像度動画をダウンロードするには、どのデバイスが一番適しているのでしょうか。
NetflixやAmazonプライムビデオの高解像度コンテンツを保存するのに最適なデバイスとは
iOSデバイス(iPhone、iPad)はMicro SDカードに非対応
『Apple Lightning – Digital AVアダプタ』『Apple USB-C Digital AV Multiportアダプタ』を使用してHDMI接続すれば、ダウンロードした『Netflix』『Amazonプライムビデオ』のコンテンツを大画面で視聴する事が可能。
ただしiOSデバイスはMicro SDカードに非対応なので、ストレージが圧迫されるのは間違いなし。沢山の高解像度コンテンツをまとめて保存するには不向きです。
Androidデバイス(スマートフォン、タブレット)はHDMI出力非対応モデルが多い
一部のAndroidデバイスは、『デスクトップモード』や『DisplayPort Alternate Mode』といった出力機能を備えます。端末がかなり限定的なのと、それらに対応していても必ずダウンロードした動画を必ず大画面で観られるとは限らないのも難点。
多くのAndroidデバイスが対応している『画面キャスト機能』では、著作権保護が働いて画面が真っ暗に。
Android系のお勧めデバイスは、『Micro SDカード』に対応するタブレット。Android(AmazonのFireタブレットも)は保存先にMicro SDカードを選択出来るのが強み。通勤・通学中、お昼休みなどにドラマや映画を楽しめます。
投稿が見つかりません。Chromebookはストレージ容量が少ない
基本的にはHDMI出力を搭載している『Chromebook』。大画面出力を目的とするならベストな選択肢かと思いきや、残念ながら『Micro SDカード』を保存先に選ぶ事が出来ません(認識させることは出来ても保存時にエラーが発生)。
投稿が見つかりません。Chromebookはインターネットに接続して使用することが前提となっているので、一般的なノートパソコンやスマートフォンと比較してストレージ容量が少なめ。高解像度動画の保存場所には適していないといえるでしょう。
ノートパソコン(Mac Bookなど含む)は価格が高い
ノートパソコンもChromebookと同様に、基本はディスプレイ出力機能を備えます。そしてストレージ容量はChromebookよりも大きめ。用途としてはかなり理想的です。2023年時点でネックとなるのが『お値段』。
物価が上がり続けているとはいえ、Chromebookはそれなりに動きそうなモデルを2万円台で購入することが可能。ノートパソコンに『それなりの動き』『大きめなストレージ(SSD)』を求めると最低4万円弱。目的が達成出来るとは言え、コストパフォーマンスは微妙なところ。
価格は1万円台~。容量の拡張にも柔軟に対応。画面出力OK。一番理想に近いのはミニPC(CHUWI HeroBox Mini Pc)だった
最終的に私がたどり着いたのは『ミニPC(CHUWI HeroBox Mini Pc)』でした。ここからはその理由を解説していきます。
CPUがIntel® Celeron® N5100にアップデート
CHUWI HeroBox Mini Pcは、発売当初CPUに『Intel® Celeron® N4100』を搭載していました。2023年にサイレントアップデートが行われ、2023年3月現在はワンランク上の性能を持つ『Intel® Celeron® N5100』を採用(旧CPUモデルも併売されているので注意)。
Intel® Celeron® N5100は1コアのターボクロック周波数を2.40 GHzから『2.80GHz』に高めており、かつ内蔵GPUをIntel UHD Graphics 600(14nm)から『Intel UHD Graphics 24 EUs(10nm)』に刷新し、グラフィック面での強化も行っています(ベース動作周波数『0.20GHz→0.35GHz』、Boost周波数1コア『2.4GHz→2.8GHz』)。
Intel® Celeron® N5100は低消費電力駆動
ミニPCは基本的にグラフィックボードを備えないので、消費電力はCPUの占める割合が大きくなります。Celeron® N5100のTDP(消費電力の目安となる数値)はわずか『6W(パソコンよりもタブレットなどに近い)』。処理能力を高めつつ、Celeron® N4100と変わらぬTDPを維持。
動画再生専用機として使ってもお釣りがくる1万円台の販売価格
私がCHUWI HeroBox Mini Pcを購入した2023年3月26日時点で、タイムセールが適用され販売価格は『18,905円(税込)』。同じCPUを搭載するミニPC『ASUS Mini PC PN41-S1』が4万円台で販売されているので、これは間違いなくお買い得。ネックとなっていた『価格』を余裕でクリア。
ストレージ容量が256GB。低予算で1TBの拡張も可能
Amazonや楽天市場を探せば『1万円台前半』で購入出来てしまうミニPCもチラホラ。予算最優先であればそれらを購入するのもアリかもしれませんが、ストレージ容量が『128GB』なのとCPU性能に不安があったので私は見送り。Intel® Celeron® N5100を搭載しつつ、『256GB』のストレージを備えるCHUWI HeroBox Mini Pcに決定。
『ストレージ容量を拡張しやすい』のもミニPCの特徴。CHUWI HeroBox Mini Pcの場合は最大1TB(2.5インチ)のアップグレードに対応。AmazonでSSDを探してみたら、256GBが2,990円で販売されていました。安すぎ。
HDMI(2.0)ポートを備え4K/60Hz出力に対応
ミニPCはディスプレイに接続して使用することが前提となるので、当然出力用のポートを備えます。CHUWI HeroBox Mini Pcは『HDMI(2.0)』と『VGA』。4K/60Hzの映像出力に対応と用途と必要十分。
USB-Aポート×4、USB Type-Cポート×1、Micro SDカードスロット×1、オーディオ出力×1
汎用的なUSB-Aポートを前後に2つずつ備え、USB Type-Cポートはデータの送受信のみで電源としては使えません。ここはちょっと残念なポイントですね。Bluetoothのバージョンが4.0と古いので、USBアダプタで5.0以上にアップグレードしようか検討中。
後日CHUWI HeroBox Mini Pcと『24時間データ使い放題』を組み合わせたレビューをお届けしたいと思います。お楽しみに!
格安SIMに関する記事
一覧はコチラから