XiaomiのRedmi 9TとMotorolaのmoto g30はSocに同じSnapdragon 662を搭載する競合機です。Redmi 9Tは1万円台、moto g30は2万円台とやや価格に開きがあるので、お値段重視であればRedmi 9Tを購入すべき。ただしmoto g30はディスプレイのリフレッシュレートが90Hz、ストレージ容量が128GBであったり、NFCに対応するというメリットも。
今回はスマートフォンを選ぶ上で重要なカメラ画質を比較。moto g30のメインカメラは6,400万画素、Redmi 9Tは4,800万画素の解像度に対応します。しかし解像度に重点を置いてスマートフォンのカメラを選ぶべきではありません。
一番重要なのはイメージセンサーのサイズです。次に画素のサイズ、レンズのF値程度に認識しておけば問題ないでしょう。moto g30が持つメインカメラのイメージセンサーは1/1.97インチ。Redmi 9Tは1/2インチなのでmoto g30の方が少しだけイメージセンサーのサイズは大きめ。
両モデルのイメージセンサーはピクセル統合機能に対応しており、moto g30は1.4µm(1,600万画素)、Redmi 9Tは1.6µm(1,200万画素)の画素サイズで撮影する事が可能。画素サイズではRedmi 9Tの方がやや優位という事です。
F値はmoto g30が1.7でRedmi 9Tは1.79。moto g30の方が少しだけ明るいレンズを使用しています。決定的に大きな性能差があるとは言えないmoto g30とRedmi 9Tのカメラ。実際に撮り比べを行って、その違いを検証していきたいと思います!
moto g30、Redmi 9Tのスペック比較
モデル | moto g30 | Redmi 9T |
---|---|---|
Soc | Snapdragon 662 | Snapdragon 662 |
容量 | 4GB/128GB | 4GB/64GB |
電池 | 5,000mAh | 6,000mAh |
サイズ | 165.22 x 75.73 x 9.14mm | 162.3 x 77.3 x 9.6mm |
重量 | 200g | 198g |
Micro SD | 対応(512GBまで) | 対応(1TBまで) |
画面 | サイズ:6.5インチ タイプ:液晶 解像度:HD+ リフレッシュレート:90Hz 比率:20:9 |
サイズ:6.53インチ タイプ:液晶 解像度:フルHD+ リフレッシュレート:60Hz 比率:19.5:9 |
カメラ | 【メインカメラ】 解像度:6,400万画素 F値:1.7 焦点距離:26mm センサーサイズ:1/1.97 画素サイズ:0.7µm、1.4µm(ピクセル統合時) オートフォーカス:PDAF【超広角カメラ】 解像度:800万画素 画角:水平118度 センサーサイズ:1/4.0 F値:2.2 画素サイズ:1.12µm【マクロカメラ】 解像度:200万画素 F値:2.4 画素サイズ:1.75µm【深度測定カメラ】 解像度:200万画素 F値:2. 画素サイズ:1.75µm |
【メインカメラ】 解像度:4800万画素 F値:1.79 焦点距離:26mmm センサーサイズ:1/2.0 画素サイズ:0.8µm、1.6µm(統合時) オートフォーカス:PDAF【超広角カメラ】 解像度:800万画素 視野角:水平120度 F値:2.2 センサーサイズ:1/4.0 画素サイズ:1.12µm【望遠カメラ】 解像度:200万画素 F値:2.4【マクロカメラ】 解像度:200万画素 F値:2.4 |
NFC | 対応 | 非対応 |
スピーカー | モノラル | ステレオ |
Bluetooth | 5.0 | 5.0 |
センサー | 指紋認証、近接センサー、加速度計、環境照度センサー、ジャイロスコープ | 近接センサー、周囲光センサー、加速度センサー、電子コンパス、振動モーター、赤外線ブラスター |
OS | Android11 | Android10 |
moto g30、Redmi 9Tのカメラ画質比較
moto g30とRedmi 9Tのカメラ画質比較その1
赤と白の花にフォーカスしようとしたのですが、Redmi 9Tではピントが左下の葉っぱにずれてしまっています。よって背景のボケ方もやや不自然に。moto g30はしっかりと目的に合わせてフォーカスしており、後方に向かって美しくボケています。色はRedmi 9Tの方が明るく一見見映えは良いですが、白い部分が白飛びしてしまっていたりやりすぎ感も。調整が難しい1枚。
moto g30とRedmi 9Tのカメラ画質比較その2
フォーカスや背景のボケ方がかなり近い一枚。ただし比較その1と同様にRedmi 9Tは明るすぎる印象。花びらのディテールが損なわれてしまっています。iPhoneに近い画作りですね。露出を少し下げて撮影すれば違った仕上がりになっていたでしょう。moto g30は露出が適正なので花びらの陰影がしっかり。平面ではなく立体的に表現出来ています。
moto g30とRedmi 9Tのカメラ画質比較その3
比較その3は日陰で撮影しているのでやや暗めです。Redmi 9Tは3枚続けて露出が高すぎ。実はRedmi 9Tはデフォルトカメラアプリの画質があまりよくありません。しかしGCam(Google Camera)を導入する事で露出やオートフォーカスが大幅に改善。私は普段Redmi 9Tで撮影する時GCamしか使っていません。moto g30の画作りはそのGCamに近い印象。フォーカス、露出共にとてもうまく調整されています。
moto g30とRedmi 9Tのカメラ画質比較その4
デフォルトのカメラアプリでの画質はイマイチなRedmi 9T。比較その4では明るさに加えて彩度も強すぎ。緑が不自然です。対するmoto g30は実際の色に近く、フォーカスが難しい綿毛にもジャスピン。GCamを入れずにここまでしっかり撮れるとは。moto g8 powerはカメラのイメージセンサーサイズが1/2.8インチと小さめですがそこそこの画質。moto g30ではイメージセンサーが1/1.97インチに拡大した事で物理的に進化。ワンランク上の画質を得られるようになりました。
moto g30とRedmi 9Tのカメラ画質比較その5
比較その4までは明るい描写が続いたRedmi 9Tですが、その5ではmoto g30と逆転しています。後方にかけて暗さが増し黒つぶれが発生している箇所も。対照的にmoto g30は奥までしっかりと光が行き届いており、黒つぶれがなく木の葉のディテールが鮮明。広角画質も優秀だと証明された1枚ですね。
moto g30とRedmi 9Tのカメラ画質比較その6
moto g30は空の色がしっかりと残っているのに対し、Redmi 9Tは白飛びしてしまっています。また、コントラストが強すぎて葉の一部が一体化。ディテールを失っているのも残念です。moto g30は微妙な階調の変化がとてもうまく色も自然。ほぼ同色系で構成された難しい被写体ながら、コントラストを上げすぎず立体感は維持。進化したMotorolaの格安スマホ、お見事です。
moto g30のカメラで実際に撮影してみて思ったこと
moto g30のメインカメラが搭載しているイメージセンサーは今回が初体験。正直どんな画質で撮れるのか全く予想が出来ませんでした。実際に撮影してみて思った事は、バランスのとり方がとても素晴らしい。
白飛びや黒潰れがなく、オートフォーカスもしっかり。色も実際の色に近いので不自然な要素が見つかりませんでした。イメージセンサーに加えてソフトウェアも優れていなければあの画質は不可能。GCam(Google Camera)に近い画作りなので、Pixelは高くて買えないという人にもお勧めですね。
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Motorola moto g30にお勧めな格安SIM
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Motorola moto g30が対応する周波数帯
- 4G:B1/B2/B3/B5/B7/B8/B18/B19/B20/B26/B28/B38/B40
- 3G:W-CDMA B1/B2/B5/B8
- 2G:GSM 850MHz/900MHz/1800MHz/1900MHz
docomoの4G(LTE)周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
Softbankの4G(LTE)周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの4G(LTE)周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band18(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの4G(LTE)周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
楽天回線が使えるお勧め格安SIM
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