【実機確認】moto g64 5Gは『画面高解像度化』『処理能力大幅アップ』の影響で電池もちが悪くなっているのか。

最近購入したスマートフォンの中で、極めて満足度が高いMotorola(モトローラ)の『moto g64 5G』。価格は前世代から据え置きながら、『処理能力向上』『ディスプレイ高解像度化』『光学式手ブレ補正採用』『QZSS(みちびき)サポート』など様々なアップデートを遂げています。

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moto g64 5Gのディスプレイは『6.5インチ』の大画面。リフレッシュレート(1秒間に画面を書き換え可能な回数)は『120Hz』とハイエンドクラス。スクロール時にフワっとした軽さを体感出来ます。

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照度計で画面の『明るさ』を実測したところ、前モデルとなるmoto g53j 5Gが『手動設定:275LUX』『自動設定:340LUX』だったのに対し、moto g64 5Gは『手動設定:300LUX』『自動設定:380LUX』に向上。

モデル名 画面解像度 手動設定(100%) 自動設定
moto g52j 5G FHD+ 290LUX 375LUX
moto g53j 5G HD+ 275LUX 340LUX
moto g64 5G FHD+ 300LUX 380LUX

つまりHD+からFHD+への『高解像度化』だけでなく、明るさが増し屋外での視認性が向上したということです。

高リフレッシュレート』『明るい画面』はユーザビリティを改善しますが、それに伴い『消費電力』が上がりやすくなるので、その点は注意が必要。

例えば『リフレッシュレート:120Hz』『画面の明るさ:自動』に設定し、明るい屋外でmoto g64 5Gを使用し続けると電池が減りやすくなります。これは他のスマートフォンでも同じこと。

ディスプレイ以外の部分で『消費電力(電池もち)』に影響を及ぼすのが『Soc』の電力効率。以前AnTuTu Benchmark(Ver.10)の実測を行った際、moto g64 5Gの電池の減りは『3%~4%/回』でした。これはmoto g53j 5Gと同程度。

Dimensity 7025

Motorola moto g64 5GのAnTuTu Benchmark実測結果

Snapdragon 480+ 5G

Motorola moto g53j 5GのAnTuTu Benchmark実測結果

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処理能力を大幅に高めつつ、高負荷(ベンチマーク測定)時の電池の減りはほぼ同じ。これはmoto g64 5Gが『電力効率の高いSocを採用している』ことを意味します。

他端末と同様に『ストリーミング動画視聴時』の挙動も確認。画面の明るさを『50LUX』程度に設定し、同じ動画をYouTube(広告なし)で約90分間再生し続けるといった内容です。

端末名 画面サイズ(解像度) 電池容量 減った電池量
Nothing Phone(2) 6.7インチ(2,412×1,080px) 4,700mAh -6%
Xiaomi 13T 6.7インチ(2,712×1,220px) 5,000mAh -7%
Xiaomi 13T Pro 6.7インチ(2,712×1,220px) 5,000mAh -10%
Pixel 7a 6.1インチ(2,400×1,080px) 4,385mAh -9%
Pixel 8 6.2インチ(2,400×1,080px) 4575mAh -8%
OPPO A79 5G 6.72インチ(2,400×1,080px) 5,000mAh -6%
OPPO Reno9 A 6.4インチ(2,400×1,080px) 4,500mAh -6%
moto g24 6.6インチ(1,612×720px) 5,000mAh -7%
moto g64 5G 6.5インチ(2,400×1,080px) 5,000mAh -7%
AQUOS sense8 6.1インチ(2,432×1,080px) 5,000mAh -4%

これまで行った同検証の中で、一番電池持ちが良かったのは『AQUOS sense8』。やや小さめな画面サイズで5,000mAhの大容量電池を搭載。かつ低消費電力駆動の『IGZOディスプレイ』を採用していることが理由として考えられます。

moto g64 5Gの電池の減りは『-7%』。低解像度(HD+)ディスプレイを採用する『moto g24と同等である』点に注目(サイズは0.1インチ違いと微差)。

画面表示を『滑らかにする(高リフレッシュレート)』『明るくする(高輝度)』だけでなく、『高精細(高解像度)』も同様に消費電力を高めます。『電池の減りが同等』という上記の結果から、動画視聴時の電力効率は『moto g24よりmoto g64 5Gの方が優れる』と判断。

リフレッシュレートを『120Hz』に固定し、『Xを5分間スクロールし続ける』といった検証も行いました。

たったの5分』と思うかもしれませんが、SNSは本来『文章を読む』『写真を見る』ことがメイン。画面が止まっている時は、通常消費電力が下がります。

逆に『スクロールし続ける』と高いフレームレートが維持されるので、消費電力は高止まりしたまま(60Hzのリフレッシュレートに対応する端末の最大2倍の速度で画面を書き換え続けることになる)。

電池残量表示の変化は、5分経過した時点で『-1%』。他端末は大体『-1%~-2%』なので、moto g64 5Gは『高負荷(AnTuTu Benchmark)』『ストリーミング動画視聴』に加えて『高いフレームレート(X利用時)』の電池の減りも『通常~少ない』部類に入ります。

最近発売されているスマートフォンは、画面の明るさを『自動』に設定すると、屋外などにおいて手動の『100%』を超える明るさに自動調整。

視認性よりも『電池持ち』を優先したい場合は、画面の明るさを『手動』に切り替えましょう。リフレッシュレートを『60Hz』に固定すると滑らかさは失われますが、電池のもちは更に長くなります。

Motorola moto g64(y) 5Gの主な仕様

モデル名 moto g64(y) 5G
Soc Dimensity 7025
容量 8GB/128GB(moto g64y 5G:4GB/128GB)
電池容量 5,000mAh
充電速度 最大30W
サイズ
  • 高さ:約161.56mm
  • 幅:約73.82mm
  • 奥行き:約7.99mm
重量 約177g、バニラクリーム:約180g
画面
  • サイズ:6.5インチ
  • 種類: 液晶
  • 解像度:1080×2400ピクセル
  • リフレッシュレート:最大120Hz
  • タッチサンプリングレート:不明
  • 最大輝度:不明
  • ピーク輝度:不明
  • 色深度:不明
  • HDR10+:不明
  • DCI-P3
  • ガラス:不明
カメラ リアカメラ

  • メインカメラ
    解像度:5,000万画素
    イメージセンサー:不明
    F値:1.8
    センサーサイズ:不明
    焦点距離:不明(35mm換算)
    画素サイズ:不明
    オートフォーカス:PDAF
    手ブレ補正:光学式
    動画撮影:1080p@60fps/30fps
  • マクロカメラ
    解像度:200万画素
    イメージセンサー:不明
    F値:2.4
    焦点距離:不明(35mm換算)
    動画撮影:720p@30fps

フロントカメラ

  • 解像度:1,600万画素
    F値:2.4
スピーカー ステレオ(DOLBY ATMOS)
防塵防水 IP52
認証 側面指紋認証、顔認証
Micro SDカード 対応(最大1TB)
Bluetooth 5.3
Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac
位置情報 GPS, A-GPS, GLONASS, Galileo, QZSS, Beidou
おサイフケータイ 対応
イヤフォンジャック(3.5mm)
SIM nano SIM+eSIM

Motorola moto g64(y) 5Gにお勧めな格安SIM

  • 5G:n1/n3/n28/n41/n77/n78
  • 4G:LTE B1/B2/B3/B4/B8/B11/B12/B17/B18/B19/B26/B28/B38/B41/B42
  • 3G:W-CDMA B1/B2/B4/B5/B8

docomoの周波数帯対応状況

  • 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)、Band21(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
  • 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(×)

docomo回線が使えるお勧め格安SIM

Softbankの周波数帯対応状況

  • 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)、Band11(◎)、Band28(◎)、Band42(◎)
  • 5G(sub6):Band n77(◎)

Softbank回線が使えるお勧め格安SIM

auの周波数帯対応状況

  • 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band11(◎)、Band18(◎)、Band28(◎)、Band41(◎)、Band42(◎)
  • 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)

au回線が使えるお勧め格安SIM

楽天モバイルの周波数帯対応状況

  • 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
  • 5G(sub6):Band n77(◎)

楽天回線が使えるお勧め格安SIM

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