Nothing Phone (2a)とCMF BUDSの組み合わせが神。イヤフォンでChatGPTの起動・終了完結

スマートフォンとイヤフォン

Nothing Japan X公式アカウントは、2024年5月23日に『Nothingから登場している全てのオーディオ製品にてChatGPTの利用が可能になりました』とポスト

Nothingには『CMF』という廉価なサブブランドが存在し、この『全てのオーディオ製品』にはそのサブブランドのイヤフォンも含まれます

Nothing名義のイヤフォンは1万円を超えるのに対し、2024年3月15日に日本市場で発売が開始された『CMF by Nothing Buds』は、『6,600円(税込)』というお手頃価格。

Amazonや楽天市場のレビューで絶賛されている『Nothing Ear (a)』とどちらを購入しようかしばらく悩みましたが、私の今回の目的は『Nothing Phone (2a)と組み合わせてChatGPTがどの様に動作するか知りたい』ということ。

金欠という個人的な事情も相まってCMF by Nothing Budsを購入。サブブランドの廉価モデルと言えど、Budsのスペックは中々のもの。

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ANC(アクティブノイズキャンセル)』をサポートしており、1回の充電で最大『8時間(イヤフォン単体)』の長時間駆動を実現。急速充電にも対応し、10分の充電で最大6.5時間再生可能公式より)。

ChatGPTの検証をする前に、まずはBudsがどういったイヤフォンなのかを簡単にレビュー。本家と同様専用アプリ『Nothing X』に対応。接続すると統一感のあるウィジェットに『イヤフォン』『充電ケース』の電池残量が表示されます。

Nothing UI

ウィジェットをタップすると下画像の様な画面が表示。

Nothing X

右上の歯車アイコンをタップすると『デバイスの設定』が開きます。

デバイスの設定

インイヤー検出』『低レイテンシーモード』に加え、『デュアル接続』のON/OFF、『イヤフォンを探す』『ファームウェアの更新』もここから実行可能。

デュアル接続』をONにすると、2台のデバイスとBudsを同時にペアリング出来る様に。これは複数のデバイスを所有している私にとって嬉しい機能。ただしONにすると『バッテリーの劣化が早まる』と補足されています。

デュアル接続

もう一つメリットと感じたのは、バッテリーケースのUSBポート近くに『リセットボタン』が用意されていること。所有するBluetoothイヤフォンの約半分はリセットボタンなし。イヤフォン単体でのリセット方法が分からず『インターネットで調べる』のは面倒です。

リセットボタン

最初の画面に戻り、まずは『イコライザー』をチェック。『DIRAC OPTEO』『ロック』『エレクトロニック』『ポップ』『クラシック』『ボーカルを強化する』『カスタム』の7種類。

DIRAC OPTEO

個人的には7種類の中で一番気に入ったのが『DIRAC OPTEO』。説明には『ヘッドフォンの潜在方力を最大限に引き出し、特許取得済みの補正技術に基づいて最適なリスニング体験を実現』と書かれており、音楽のジャンルを変えてもそれぞれに最適化されていると感じました。

Nothing Phone (2a)の『サウンドと振動』内には『拡張されたオーディオ(外部オーディオデバイスのDirac Audioを有効にする)』という項目あり、検証時はONの状態。

拡張オーディオ

コントロール』からはイヤフォンのタップ操作を左右別々にカスタマイズ可能。音声AIは『デフォルトのアシスタント』『ChatGPT』の2種類から選ぶことが出来ます(ChatGPTを選べるのはNothingのスマートフォンのみ)。

イヤフォン操作

音声AI

ノイズコントロール』は『ノイズキャンセリング』『外音取り込み』『オフ』の3段階。ノイズキャンセリングに設定して換気扇の音をどれだけ消せるか試してみたところ、『EarFun Air Pro 3』と比較してかなり微妙

イヤーピースのサイズを変えて再テストすると明確に改善EarFun Air Pro 3に装着していたイヤーピースを外してBudsに付け替えると、さらに精度がアップしてEarFun Air Pro 3に近づきましたイヤーピースのサイズ選びは絶対に妥協すべきでは無いです。

イヤーピース

付属のイヤーピースはS・M・Lの3サイズ

ULTRA BASS』は低音強化機能。ON/OFFの切り替えに加え、『1~5』のレベルで調整が可能。OFFとONのレベル5ではしっかりと効果を感じられるレベルに低音が変化。ノイズキャンセルに加えて低音の響き方もイヤーピースが左右しますね。

そしていよいよ目当ての『ChatGPT』。Nothing Phone (2a)以外のスマートフォンでも、『音声』でChatGPTと会話することは可能。Bluetoothイヤフォンを接続すれば、スマートフォンが手元に無くてもやりとりを続けられます。

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ただし上記の方法には『難点』あり。『開始』『終了』にはスマートフォン側の操作が必須。イヤフォンで『終了』出来ないので、何か発言する度にChatGPTから何かしらの回答があります。『会話を終了』と言っても効果無し(バージョン1.2024.139時点)。

必要な時だけイヤフォンでChatGPTと話せたら間違いなく便利。イヤフォン単体としても十分優秀なBudsが、Nothing Phone (2a)と組み合わせる事でそれを実現したらコスパが『』に。実際はどうなのか。

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コントロールにChatGPTを登録』してBudsで操作を行うと、Nothing Phone (2a)側でChatGPTアプリが自動的に起動。少し待って話しかけると応答がありました。『話しを始める』に関してはまず合格。

私はBudsの『長押し』でChatGPTが起動する様に設定。起動出来たのだから『終了』も出来るだろうと、起動中に再度長押し。しかしまさかの『無反応』。ChatGPTは私の発言に対し応答を続けました。

話しを始める』は出来たとしても、『話しを止める』が出来なかったら、結局はスマートフォンで操作を行う羽目に。これで『ChatGPTに対応している』と言い切れるのか!

ちなみに他のスマートフォンでは『話しを始める』はもちろん出来ず、『通話終了』の操作を行っても無反応です。ヤケクソでCMF Budsでも通話終了の操作を行ってみました。すると『ピコン』と音が鳴り無音状態に。恐る恐る話しかけてみても反応がありません。

Nothing Phone (2a)側で改めて確認してみると、アプリ自体『終了』していました。Budsを長押しでChatGPTと『会話開始』。2回タップで『会話終了』。イヤフォンだけで全て完結してしまった。これはマジで便利。Nothing Phone (2a)Budsは、控えめに言っても『コスパの神』です。

デュアル接続』をONにした状態で、2台のデバイスに接続したままだと『長押しでChatGPT起動』が動作しませんでした。別の1台を切断すると、デュアル接続がONのままでも起動可能です。

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CMF by Nothing Budsの主な仕様

サイズ
  • イヤフォン: 32.6 x 20.4 x 24.4mm
  • 充電ケース: 54.7 x 54.7 x 22.9mm
重量
  • イヤフォン: 4.57 g
  • 充電ケース: 43.7 g
  • イヤフォン + 充電ケース: 52.84 g
ドライバー 12.4mm ダイナミック
ダイヤフラム バイオファイバー + カスタム TPU
コーデック AAC、SBC
テクノロジー
  • Dirac Opteo™
  • Ultra Bass テクノロジー 2.0
ノイズキャンセリング
  • 深度:42db
  • 周波数範囲:2,900Hz
  • 外音取り込み:対応
マイク
  • 4個
  • AIノイズキャンセル対応
電池容量
  • イヤフォン:45mAh
  • 充電ケース:460mAh
連続駆動時間
  • ANC オフでの再生: ケース使用で 35.5 時間
  • イヤホンのみ使用で 8 時間
  • ANC オン/外音取り込みモードでの再生: ケース使用で 24 時間
  • イヤホンのみ使用で 5.6 時間
  • ANC オフでの通話時間: ケース使用で 24 時間
  • イヤホンのみ使用で 5.2 時間
  • ANC オン/外音取り込みモードでの通話時間: ケース使用で 21 時間
  • イヤホンのみ使用で 4.7 時間
急速充電
  •  10 分で 6.5 時間(ANC OFF)
  • 10 分で 4.3 時間(ANC、外音取り込みON)
Bluetooth
  • バージョン:5.3
  • デュアル接続:対応
  • プロファイル:BLE、SPP、HFP、A2DP、AVRCP
防塵防水 IP54
ファストペア
  • Google ファストペア
  • マイクロソフト スウィフト ペア
その他機能
  • 低遅延モード
  • イヤフォンを探す
  • 音声アシスタント(ChatGPT)
  • 装着検出

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