OPPO A5 5Gレビュー|ハイエンド並みの『AI』搭載!遊べるエントリースマホ

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OPPO A5 5Gの背面を、手のひらに載せて持っている様子。背面は光沢のある特殊加工が施されており、縦に並んだトリプルカメラと、下部にOPPOのロゴが見える。背景には未来的なデジタル回路図のような光のラインが描かれており、先進的なデザインと高性能カメラをアピール。
この記事に書いてある内容一覧
  • 【OPPO A5 5Gの電池もち】は『やや良い』部類
    • YouTubeで同じ動画を約90分間再生して電池がどの程度減るか(実機検証結果)
    • リフレッシュレートを高くすると『滑らかさ』と『消費電力』がアップ。電池もちを優先するなら『標準(60Hz)』に設定を
  • 【OPPO A5 5Gの充電速度】汎用充電器(PPS対応)でも十分なスピードを得られる
    • OPPO A5 5Gを『PPS』対応のAC充電器で約15分間充電した結果
    • OPPO A5 5Gをモバイルバッテリー(Anker Nano Power Bank)で約15分間充電した結果
    • 電池の劣化を軽減させて『OPPO A5 5Gを長く使いたい』のであれば『電荷制限』『スマート充電』を活用しよう
  • 【OPPO A5 5Gのリアカメラ画質】はスマホの画面で見るには十分。『色表現』や『ボケ味』に優れるも『ディテール』『ダイナミックレンジ』『手ブレ補正』が弱点に
    • OPPO A5 5Gの主なリアカメラ仕様
  • OPPO A5 5Gカメラアプリのシンプルで分かりやすい撮影メニュー
    • 【写真作例・評価】OPPO A5 5Gの広角(メイン)カメラで撮影
    • 【写真作例・評価】OPPO A5 5Gの広角(メイン)カメラでデジタル2倍ズーム撮影
    • 【写真作例・評価】OPPO A5 5Gの広角(メイン)カメラで撮影(同じ被写体を異なる倍率で撮影して画質を比較)
    • 【写真作例・評価】OPPO A5 5Gのポートレートモードで撮影
    • 【写真作例・評価】OPPO A5 5Gの広角(メイン)カメラで撮影した夜景
    • OPPO A5 5GのPROモードで『食べ物』を美味しそうに撮影する方法
    • 【動画作例・評価】OPPO A5 5Gのカメラで撮影
  • 【OPPO A5 5Gのフロントカメラ画質】色合いは適正だが『自然』『精細』さがやや欠ける印象
    • OPPO A5 5Gの主なフロントカメラ仕様
    • ホワイトバランスは安定。ただし『強すぎるノイズリダクション』『低解像』により肌が平坦化
  • 【OPPO A5 5Gで利用可能な高度なAI画像編集機能】エントリークラスのスマホで『AI再構成』『AI消しゴム』『AIパーフェクトショット』が使えるって凄い!
    • AI再構成で最適な構図に自動編集
    • 不要な『人』『モノ』を消して背景を自動生成してくれるAI消しゴム
    • 写真フォルダの中から『同じ顔の異なる表情』を見つけ出し、違和感なく合成してくれるAIパーフェクトショット
  • 【OPPO A5 5Gでクリエイター気分を味わえるAI Studio】AIポートレート
    • 簡単に『変身』出来るAIポートレート
    • 超粗い画像からでも『クリエイト(生成)』可能なAIリイメージ
  • 【OPPO A5 5Gのベンチマークスコア】『AnTuTu Benchmark』『Geekbench 6』『3DMark(Wild Life Stress Test)』実測結果まとめ
    • 【実測】OPPO A5 5GのAnTuTu Benchmarkスコア(Ver.10.5.2)
    • 【実測】OPPO A5 5Gに価格や性能が近いスマートフォンのAnTuTu Benchmarkスコア(ver.10.5.2)
    • 【実測】OPPO A5 5GのGeekbench6(CPU)スコア
    • 【実測】OPPO A5 5Gの3DMark Wild Life Stress Testスコア
  • 【OPPO A5 5Gのデザイン(見た目)】光沢ありから『マット』に刷新。高級感に加えて『持ちやすさ』も向上
    • OPPO A5 5Gに近い画面サイズの端末重量
  • 【OPPO A5 5Gの画面】強いガラス採用で『耐衝撃性』が増した滑らかディスプレイ
    • OPPO A5 5Gの主な画面仕様
    • エントリーモデルながら最大リフレッシュレートが120Hz。アプリ別に個別設定可能
  • OPPO A5 5Gのディスプレイは高耐久な『強化ガラス』を使用
    • OPPO A5 5Gに適したディスプレイフィルムの選び方(参考程度)
    • 『明るさの自動調整』をONにすると直射日光下での視認性が向上
    • HD+解像度ながら色の再現性は高め。明るさも『屋外』で使えるレベル
    • ディスプレイの表示色(色温度など)調整方法
    • ブルーライトを制御するアイコンフォートは『色温度』『白黒』『スケジュール』など細かい設定が可能
  • 【OPPO A5 5Gの画面評価】動画視聴・SNS・WEBで十分な満足度を得られる発色・色域・色精度
  • 【OPPO A5 5Gの指紋認証を試す】画面フィルムに干渉せず見た目がスタイリッシュな電源ボタン一体型
  • 【OPPO A5 5Gのスピーカー音質をチェック】中域を重視した動画視聴向きのチューニング。高域にはザラつきが目立つ
  • 【OPPO A5 5GのBluetooth環境】ワイヤレスでハイレゾ音源を聞ける!『LDAC』『aptX HD』サポート
  • 【OPPO A5 5Gはイヤフォンジャック搭載】低消費電力・低遅延・高音質で音楽(音声)を聞ける!
  • 【OPPO A5 5Gで使えるOReality Audio】独自音響効果がシナリオを認識して最適なサウンドモードをセレクト
  • 【OPPO A5 5GはMicro SDカード対応】YouTube、アマプラ、Netflixのコンテンツを高解像度でたっぷり保存
    • ストリーミング動画をHD解像度(720p)で保存/視聴するのにお勧めなMicro SDカード
    • OPPO A5 5Gで撮影した動画(1080p/30fps)を保存するのにお勧めなMicro SDカード
  • 【OPPO A5 5Gで使えるジェスチャー機能】デジタルアシスタントや指定したアプリの起動を『画面オフ状態』からスムーズに行える
    • デジタルアシスタントを変更する方法
  • 【OPPO A5 5Gで使えるアプリクローン機能】複製出来るアプリは『2種類』まで!『LINE』『Instagram』『Facebook』『X』などが対応
    • 1台の端末で2つのアカウントを使える
  • 【OPPO A5 5Gで使えるアプリロック】設定したアプリを開く前にパスワードの入力が必要に
  • 【OPPO A5 5Gは文章生成AI機能を使える】たった10文字が『取引先への詫び』や『レシピ』に
  • 【OPPO A5 5Gで使えるアイコンプルダウンジェスチャー】は片手持ちののままアプリを開ける
  • OPPO A5 5Gで楽天モバイルを使えるか
  • OPPO A5 5Gの日本発売日
  • OPPO A5 5Gの日本販売価格(公式店舗)
  • OPPO A5 5Gのアップデート保証期間
  • OPPO A5 5Gの同梱品
  • 【OPPO A5 5Gのスペック】主な仕様
  • OPPO A5 5Gにお勧めなSIM
  • 実際に使って感じたOPPO A5 5Gのメリットとデメリット
  • OPPO A5 5Gに関するQ&A
  • 関連リンク

OPPO A5 5Gのレビューは、オウガ・ジャパンから本体を貸していただき行っています。

MIL規格(MIL-STD-810H:method 516.8)』と『SGX(PT-23-000-201470)』の耐衝撃テストをどちらもクリアし、前世代(OPPO A3 5G)から『約160%』耐衝撃性がアップしているOPPO A5 5G。防塵防水性能も『IP56』と実用レベル。エントリークラスの価格帯も含め、気兼ね無く使えるスマートフォンであることは間違いなし。

OPPO A5 5Gのもっとも大きな特徴は、廉価モデルながら『本格的なAI機能(クラウド処理)』を利用出来ること。写真アプリで使える『AIパーフェクトショット』『AI消しゴム』の仕上がりは秀逸。これまで『スマホの画像編集機能を使ったことがない』という人は、必ずお試しあれ!精度の高さに驚くはずです。

『AI Studio』では、さらに自由度の高い『クリエイト』が可能。スーツ姿の男性を特撮ヒーローのように編集したり、低解像度で使い道が無い画像をアニメチックに加工出来たり。AI機能を使っていると、エントリークラスのスマートフォンであることを忘れてしまいます。

背面やサイドフレームのデザイン(素材)を刷新し、見た目の向上(ホワイトは指紋が目立ちづらく高級感あり)に加えて耐久性も強化。持った時に『滑りづらく』なっているのも、実用的な改善ポイントの一つかと。

個人的にデメリットと感じたのは、エントリークラス特有となる『画像処理力(GPU及びISP性能)』の低さ。スマートフォンの画面サイズでは十分な仕上がりですが(AIで遊ぶ分にも)、大画面で見ると物足りなさを感じました。写真や動画にこだわりがある人は、少し予算を上げて上位モデルの購入をお勧めします。

本記事では、『充電時間計測』『ベンチマーク実測』『カメラ撮影(静止画から動画まで)』など、OPPO A5 5Gの実機を使った様々な検証を行っています。購入を検討している人は、参考にしていただけたら幸いです(右下にリンク付きの目次あり)。

【OPPO A5 5Gの電池もち】は『やや良い』部類

YouTubeで同じ動画を約90分間再生して電池がどの程度減るか(実機検証結果)

※画面の明るさは照度計で50LUX程度に合わせています。

端末名画面サイズ(解像度)電池容量減った電池量
CMF Phone 2 Pro6.77インチ(2,392×1,080px)5,000mAh-6%
Nothing Phone(2)6.7インチ(2,412×1,080px)4,700mAh-6%
Nothing Phone(3a)6.77インチ(2,392×1,080px)5,000mAh-6%
POCO F7 Ultra6.67インチ(3,200×1,440px)5,300mAh-6%
POCO X7 Pro6.67インチ(2712 × 1220px)6,000mAh-9%
Xiaomi 13T Pro6.7インチ(2,712×1,220px)5,000mAh-10%
Xiaomi 14T Pro6.67インチ(2712 × 1220px)5,000mAh-8%
Xiaomi 15T6.83インチ(2772 × 1280px)5,500mAh-7%
Xiaomi 15T Pro6.83インチ(2772×1280px)5,500mAh-5%
Xiaomi 14 Ultra6.73インチ(3,200×1,440px)5,000mAh-8%
Xiaomi 15 Ultra6.73インチ(3,200×1,440px)5,410mAh-4%
Pixel 7a6.1インチ(2,400×1,080px)4,385mAh-9%
Pixel 9a6.3インチ(2,400×1,080px)5,100mAh-7%
Pixel 86.2インチ(2,400×1,080px)4,575mAh-8%
OPPO A5 5G6.7インチ(1,604×720px)6,000mAh-6%
OPPO A79 5G6.72インチ(2,400×1,080px)5,000mAh-6%
OPPO Reno9 A6.4インチ(2,400×1,080px)4,500mAh-6%
OPPO Reno11 A6.7インチ(2,412×1,080px)5,000mAh-6%
OPPO Find X86.6インチ(2,760×1,256px)5,630mAh-5%
moto g246.6インチ(1,612×720px)5,000mAh-7%
moto g66j 5G6.7インチ(2,400×1,080px)5,200mAh-7%
AQUOS sense86.1インチ(2,432×1,080px)5,000mAh-4%
AQUOS sense96.1インチ(2,340×1,080px)5,000mAh-5%
AQUOS sense106.1インチ(2,340×1,080px)5,000mAh-4%
AQUOS wish46.6インチ(720×1,612px)5,000mAh-4%

OPPO A5 5GでYouTube動画(1080p)を約90分間再生し、減った電池の量は『-6%』程度。1080pを指定しても表示は『HD+』です。これまで実測した他のOPPO製品に近い電池の減り方。全体で見ると電池もちが『やや良い』部類に入ります。

製品ページでは『4年経ってもバッテリー容量は80%以上をキープ(OPPO実験室で収集されたデータ)』と説明。多少ヘビーな使い方をしても、短い使用期間で『極端に電池の減りがはやなる』ことは無さそうです。

リフレッシュレートを高くすると『滑らかさ』と『消費電力』がアップ。電池もちを優先するなら『標準(60Hz)』に設定を

画面リフレッシュレートを『高(最大120Hz)』に設定すると、1秒間に最大120コマの滑らかな表示に切り替わります。ただし画面の書き換え回数が増えるほど『消費電力』が上がり電池の減りがはやく。

電池もちを優先する場合は下記の設定を行いましょう。

  • 自動明るさ設定ONに(明るい場所ではOFF時より消費電力が上がる。利用環境によってはOFF):設定→ディスプレイと明るさ→明るさの自動調整
  • ディスプレイのリフレッシュレートを標準(60Hz)に:設定→ディスプレイと明るさ→画面リフレッシュレート→標準
  • 自動画面オフの時間短めに:設定→ディスプレイと明るさ→自動画面オフ(15秒〜30秒程度)
  • 就寝時の待機電力を下げる:設定→バッテリー→省エネ設定→就寝時の待機電力軽減
  • 動画アプリ使用時のバッテリー使用量を最適化(動画や音声の品質に影響する場合あり):設定→バッテリー→省エネ設定→動画バッテリーセーバー
  • 電池が指定量に減ったら自動的に省エネモード起動:設定→バッテリー→省エネ設定→省エネを自動的に開始する
  • バッテリーモードを省エネモードもしくは超省エネモードに:設定→バッテリー→バッテリーモード→省エネモード/超省エネモード
  • 指定した時間に合わせて自動で電源ON/OFF:設定→ユーザー補助と利便性→自動電源オン/オフ
OPPO A5 5Gの「省エネ設定」画面のスクリーンショット。省エネモードの自動終了(バッテリー50%まで充電されると解除)と自動開始(バッテリーが一定レベルに達すると開始)の設定が有効になっている。その他に、「就寝時の待機電力軽減」(通知遅延あり)と「動画バッテリーセーバー」機能があり、AIによる高度なバッテリー管理と節電機能の豊富さを示す。

【OPPO A5 5Gの充電速度】汎用充電器(PPS対応)でも十分なスピードを得られる

OPPO A5 5Gを『PPS』対応のAC充電器で約15分間充電した結果

OPPO A5 5Gは『45W SUPERVOOC』に加えて汎用的な『33W PPS』をサポート。PPS規格に対応する市販充電器UGREEN Nexode 65W)を使用して約15分間充電したところ、電池残量は『+29%』増えていました(48%→67%)。出力値は17〜27W程度(100%に近づくにつれて徐々に低速化)。

端末名充電時間(有線)増えた電池残量
Pixel 9a約15分間+18%
moto g66j 5G約15分間+22%
AQUOS sense10約15分間+23%
CMF Phone 2 Pro約15分間+24%
OPPO A5 5G約15分間+29%
Nothing Phone(3a)約10分間+20%
POCO F7 Ultra約10分間+34%
Xiaomi 14T Pro約10分間+48%
Xiaomi 15T約10分間+25%
Xiaomi 15T Pro約10分間+34%
OPPO A5 5Gが充電中の画面。充電プラグが接続され、画面中央にはSUPERVOOCという急速充電技術のロゴとともに、現在のバッテリー残量48.92%が表示されている。高速な充電速度と、SUPERVOOCというOPPO独自の充電技術をアピール。

45W SUPERVOOCに対応する充電器を使用すると、『約37分で50%以上充電可能』というのが公式情報。エントリーモデルの充電速度としては、『優秀』な部類に入ると言えるでしょう。

OPPO A5 5Gをモバイルバッテリー(Anker Nano Power Bank)で約15分間充電した結果

本体重量が『約102g』と軽量なモバイルバッテリー『Anker Nano Power Bank』。USB Type-Cポートを搭載する『一体型』なので、ケーブルを別に持ち歩く必要がありません。

同モバイルバッテリーでOPPO A5 5Gを約15分間充電して、増えた電池残量は『+13%』。OPPO A5 5Gはエントリークラスのスマートフォンなので、高負荷な使い方は想定外。よって『充電しながら利用』しても、パフォーマンスに影響は出づらいかと。

白いOPPO A5 5Gの背面を手で持っている様子。底部にはAnker製の白い小型モバイルバッテリーが接続されている。光沢のある特殊加工の背面と、縦に並んだトリプルカメラが特徴。モバイルバッテリーを使った充電の容易さと、スタイリッシュなデザインをアピール。
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電池の劣化を軽減させて『OPPO A5 5Gを長く使いたい』のであれば『電荷制限』『スマート充電』を活用しよう

設定→バッテリー→バッテリーの状態→電荷制限

OPPO A5 5Gには、電池の劣化を遅らせる『電荷制限』という機能が備えられています。同機能をONにすると、充電していて電池残量が『80%』に達すると自動停止。電池劣化の原因になりえる『過充電』を防止します(充電時間が長すぎると自動的に電荷制限がONになる)。

ユーザーの充電習慣を学習し、電池が劣化しづらいように充電パターンを調整する『スマート充電』という機能も用意(電池残量が80%に達したあと自動的に100%への充電を遅らせる場合あり)。電荷制限との併用は出来ないので、自分の使い方に合った設定を選びましょう。

OPPO A5 5Gの「バッテリーの状態」設定画面。スマート充電(充電習慣から学習し、使用直前まで100%充電を遅らせる)と電荷制限(充電中にバッテリーを常に80%に維持)の機能が表示されている。バッテリーの劣化を遅らせるためのAI充電制御および80%充電制限の設定項目。

【OPPO A5 5Gのリアカメラ画質】はスマホの画面で見るには十分。『色表現』や『ボケ味』に優れるも『ディテール』『ダイナミックレンジ』『手ブレ補正』が弱点に

OPPO A5 5Gのホワイトの背面を接写。縦に並んだトリプルカメラユニットと、その横に「AI CAMERA SYSTEM」の文字が見える。背面パネルには光沢のある特殊な波紋状のテクスチャが施されており、高性能AIトリプルカメラと洗練されたデザインをアピール。

OPPO A5 5Gの主なリアカメラ仕様

端末名OPPO A5 5G
広角(メイン)カメラ解像度:5,000万画素
焦点距離:27mm相当
F値:1.8
画素サイズ:0.62µm、1.23µm(統合時)※Device Info HWより
フォーカス:オート(AF)
深度測定カメラ解像度:200万画素
F値:2.4

OPPO A5 5Gのリアカメラは『広角(メイン)』『深度測定』といった2眼構成。実際に撮影出来るのは広角(メイン)カメラのみです。カメラに力を入れているスマートフォンと比較して『撮れるシーン』が限られるので、その点は予め認識しておきましょう。

OPPO A5 5Gカメラアプリのシンプルで分かりやすい撮影メニュー

写真モードの上メニューは『フラッシュ』『EV(露出設定)』『Googleレンズ』『設定』。

OPPO A5 5Gカメラアプリのオーバーレイ表示。左から、フラッシュ設定(無効)、露出補正(EV)、アスペクト比またはクロップ、メニューの4つのアイコンが並んでいる。シンプルなカメラインターフェースと、基本的な撮影オプションへのクイックアクセスを示す。

撮影モードは『PRO』『動画』『写真』『ポートレート』『その他』。

OPPO A5 5Gのカメラアプリ画面。画面上部に「PRO」「動画」「写真」「ポートレート」のモード選択タブが表示され、「写真」モードが選択中。左下には撮影されたオレンジ色のコスモスの写真が見える。

その他からは『夜景』『高解像度』『パノラマ』『スローモーション』『タイムラプス』『アウト/イン同時動画撮影』『ステッカー』『テキストスキャナー』を選択可能です。

スマートフォンカメラアプリの「その他のモード」設定画面。撮影モードとして「夜景」「高解像度」「パノラマ」「スローモーション」「タイムラプス」「同時動画撮影」「ステッカー」「キャナー」などがアイコンで表示されている。多機能で多彩な撮影モードを持つ、OPPO A5 5Gのカメラソフトウェアを示す。

フィルターは『オリジナル』『フレッシュ』『エメラルド』『クリア』『鮮明』『輝き』『静けさ』『ナチュラル』『食べ物』『寒色』『暖色』『刺激的』『フェード』『モノクロ』『単色』『サーバーパンク』。

【写真作例・評価】OPPO A5 5Gの広角(メイン)カメラで撮影

HDR:AUTO、フィルター:オリジナル 、フラッシュ:OFF

OPPO A5 5Gで撮影した柑橘の実の接写写真。鮮やかな黄色の果実と葉の質感を細かく描写し、自然光下でのディテール再現性を示す作例
OPPO A5 5Gのカメラで撮影したピンク色のバラのクローズアップ。花弁の柔らかな階調と背景ボケを確認できるマクロ寄りの作例
OPPO A5 5Gで撮影した黄葉の枝の近接写真。奥のアーチ状の遊歩道が柔らかくぼけ、色の分離と立体感を確認できる作例
OPPO A5 5Gで撮影した竹林の中に垂れる紅葉した葉の接写。前景の繊細な葉と、奥に広がる竹林の深いボケ表現を示す作例
OPPO A5 5Gで撮影した竹林の中に垂れる紅葉した葉の接写。前景の繊細な葉と、奥に広がる竹林の深いボケ表現を示す作例
OPPO A5 5Gで撮影した紅葉の接写。橙色と緑の葉を鮮明に描写し、背景には雪吊りの縄が柔らかくぼけて写る秋景色の作例
OPPO A5 5Gで撮影した蕾のクローズアップ。葉脈の細かな描写と蕾の質感が高精細に表現されたマクロ寄りの作例
OPPO A5 5Gで撮影した黄色い花の接写。花弁の質感と中心部のディテールが際立ち、背景の石や水場が自然にぼける作例
OPPO A5 5Gで撮影した赤い紅葉の接写。背景に古民家と人物が柔らかくぼけ、立体感と色分離性能を確認できる秋の作例
OPPO A5 5Gで撮影した公園の遠景。赤・黄・緑の木々が並ぶ広い芝生の秋景色を自然な発色で描いた風景写真
OPPO A5 5Gで撮影した千日紅の接写。鮮やかなピンクの花と、背景に並ぶ紫や黄色の花が美しくぼける発色豊かな作例
OPPO A5 5Gで撮影したオレンジ色の花のクローズアップ。日差しを受けた花弁が立体的に写り、背景の緑が柔らかくぼける作例
OPPO A5 5Gで撮影した逆光下の紅葉。葉の透過光が鮮やかに表現され、背景の秋色の木々が柔らかくぼける作例
OPPO A5 5Gで撮影した歩道橋の階段。落ち葉が積もったディテールが高精細に写り、質感表現の精度が分かる作例
OPPO A5 5Gで撮影した都市部の高層ビル。澄んだ青空とビルのガラス反射、街路の人の動きがクリアに写る夕方の都市景観
OPPO A5 5Gで撮影した夕方の住宅街の遠景。赤く染まった道路と建物が連なる街並みを、高台から広角で鮮明に捉えた風景写真

広角(メイン)カメラの画質評価

色彩と発色

評価:4.3/5

色彩再現性は優秀な部類。特に紅葉や花の鮮やかさが際立っており、SNS受けする魅力的な発色。ただし一部の彩度がやや過剰に持ち上げられており、自然さを欠くので4.5には届かず。


解像度とディテール

評価:3.4/5

接写では比較的ディテールが残りやすいが、遠景(特に建物の写真)では細部が顕著に潰れて見え、テクスチャが失われている。これはエントリーモデルのSoc(Dimensity 6300)が持つ画像処理の限界を示す。


露出とダイナミックレンジ

評価:3.0/5

露出は中央値として適切だが、ダイナミックレンジが狭いため『暗い部分(影や暗い路地など)』の黒つぶれが目立つ。ハイエンドモデルのように『シャドウ部を粘り強く持ち上げる』処理が弱い。


ボケ味(背景分離)

評価:4.1/5

F1.8の明るいレンズによる自然なボケが接写で明確に出ており、主題が引き立っている。人工的なポートレートモードではなく、光学的なボケとして評価できるため高得点。ただしボケのフチがややざらつく傾向が見られる。


ホワイトバランス(色温度)

評価:3.8/5

多くの写真で概ね適切なホワイトバランス。ただし光の条件が複雑なシーン(特に日陰と日向の混在、夕方)では、やや暖色に寄りすぎる傾向が見られる。


総合評価

評価:3.8/5

OPPO A5 5Gの広角(メイン)カメラは、発色の良さと接写時のボケ表現という『視覚的に魅力的な要素』において、エントリークラス上位と感じさせる性能を持っている。ただし『解像度』『ダイナミックレンジ』『ホワイトバランスの安定性』といった基本的な画質性能において、処理による限界と上位機種との差が明確に現れている。

【写真作例・評価】OPPO A5 5Gの広角(メイン)カメラでデジタル2倍ズーム撮影

HDR:AUTO、フィルター:オリジナル 、フラッシュ:OFF、ズーム倍率:2倍

OPPO A5 5Gで撮影した夕方の住宅街の遠景。赤く染まった道路と建物が連なる街並みを、高台から広角で鮮明に捉えた風景写真
OPPO A5 5Gで撮影したピンク色のカーネーションの接写。花弁の繊細な質感と柔らかなグラデーションが美しく描写された作例
OPPO A5 5Gで撮影した綿毛状の蕾の接写。毛の一本一本まで解像し、背景の紅葉が柔らかくぼけるマクロ作例
OPPO A5 5Gで撮影した葉牡丹の接写。白から淡いピンクへの色変化が美しく、葉の立体感と質感が細かく描写された作例
OPPO A5 5Gで撮影した石畳の細い路地と道標柱。落ち葉が散り積もる穏やかな小径の雰囲気を自然に捉えた風景写真
OPPO A5 5Gで撮影した蕾のクローズアップ。葉脈や蕾の模様が高精細に写り、背景が柔らかくぼけるマクロ作例
OPPO A5 5Gで撮影した高層マンションの外観。青空を背景に、窓の反射と建物のディテールをシャープに描いた建築写真
OPPO A5 5Gで撮影した和風の門構え。周囲の木々と落ち着いた光の中で、木製の格子戸と石畳が自然に描写された風景
OPPO A5 5Gで撮影した草の穂の接写。細い穂先まで解像し、背景が大きくぼけることで立体感が際立つマクロ作例
OPPO A5 5Gで撮影した赤く色づいたモミジの群生。太陽光を受けた葉の質感と陰影が細かく描写された秋の風景

広角(メイン)カメラ(デジタル2倍ズーム)の画質評価

色彩と発色

評価:4.1/5

等倍撮影時と同様に色彩は非常に鮮やか。特に花や紅葉の赤・黄色が強調されている。ズームによる色の劣化はほとんど感じられず、視覚的な魅力は高い。ただし、やはり彩度が過剰な傾向は残る。


解像度とディテール

評価:2.6/5

イメージセンサーが小さめで画像処理力が低い端末は、デジタルズームにおける画質が最大の弱点に。拡大処理の結果『細部のディテール』が失われ、一部は絵画調の処理が施されたように見える。特に葉のフチや綿毛の繊細な質感は、シャープネス処理によって潰れてしまっている。


露出とダイナミックレンジ

評価:2.8/5

ズームによって画角が狭まると、露出の判断が難しくなる傾向があるが、OPPO A5 5Gは比較的安定。しかし強い日差しと影のコントラスト差が大きい場合、広角撮影よりもシャドウ部の黒つぶれが顕著になり、ダイナミックレンジの狭さがより目立つ。


ボケ味(背景分離)

評価:4.3/5

ズーム(54mm相当)とF1.8の明るさにより、背景がさらに大きくボケて『被写体(花や果実)を際立たせる効果』が非常に高い。これはエントリーモデルのデジタルズームとしては優れた部類。ボケのフチのざらつきは広角時よりやや目立つが、主題の分離効果がそれを上回っている。


ホワイトバランス(色温度)

評価:3.6/5

ズーム撮影でも基本的には適正だが、暖色傾向は継続している。特に屋内光や複雑な光源下では、色被りがより強く出るリスクがある。


総合評価

評価:3.5/5

OPPO A5 5Gのデジタルズーム2倍は、『背景ボケによる主題の強調』という一点において非常に優秀。この性能は、エントリーモデルとしては予想外に素晴らしいです。しかし、その代償として『解像度とディテール』が犠牲に。写真の拡大やトリミングには耐えられない。あくまで『SNSなどで鑑賞することを前提』とした、『魅せる写真』向けの機能。

【写真作例・評価】OPPO A5 5Gの広角(メイン)カメラで撮影(同じ被写体を異なる倍率で撮影して画質を比較)

標準画質(27mm相当)

最もディテールが保たれており、建物のエッジや遠景の描写にエントリーモデルの限界(シャープさの甘さ)が見られるものの、全体としては良好。

OPPO A5 5Gで撮影した通信塔と農地の風景。澄んだ青空の下、建物と塔の構造を広角でクリアに捉えた風景写真

実用性の分岐点(54mm相当)

画質劣化が明確に始まり、塔の格子部分の線が太くなり『遠くのディテール』が潰れ始めている。まだ情報として識別可能なレベル。

OPPO A5 5Gで撮影した通信塔の中望遠ショット。赤白の鉄骨構造が鮮明に写り、空の青とのコントラストが際立つ作例

画質破綻の開始点(109mm相当)

塔のトラス構造のディテールは、『ノイズリダクション』と『シャープネス処理』の不自然な強調によってほとんど消失している。

OPPO A5 5Gの望遠で撮影した通信塔上部。アンテナや鉄骨の細部まで高精細に記録したズーム作例

鑑賞に耐えないレベル(163mm相当)

格子状の構造は大幅に曖昧になり、単なる色の塊として認識。情報量と質感が大きく失われている。

OPPO A5 5Gのズームで撮影した通信塔の高倍率クローズアップ。赤白の鉄骨や設備の細かい構造が描写された作例

実用外(271mm相当)

画像は完全にデジタル補間によって処理され、イラストに近い状態。構造の細部は潰れ、写真としての価値は極めて低い。

OPPO A5 5Gで撮影した通信塔最上部の超望遠ショット。鉄骨のディテールが写る最大ズーム作例

【写真作例・評価】OPPO A5 5Gのポートレートモードで撮影

OPPO A5 5Gのポートレートモードは倍率を『1倍(27mm相当)』『2倍(54mm相当)』で切り替えられる。

OPPO A5 5Gで撮影した小さな花のクローズアップ。背景の植物が大きくぼけ、被写体の立体感が強調された作例
OPPO A5 5Gで撮影したフルートを持つ少女の金属像の接写。背景が滑らかにぼけ、被写体の質感が際立つポートレート風作例
OPPO A5 5Gで撮影した猫の陶器のオブジェ。前景の置物がシャープに写り、背後の人形が柔らかくぼける立体的な写真
OPPO A5 5Gで撮影した狛犬の石像。社殿が背景にぼけて写り、像の質感や彫刻の細部がクリアに表現された作例
OPPO A5 5Gで撮影した住宅街の植物。淡い黄緑色の小さな花芽をクローズアップし、背景の家並みを大きくぼかした写真
OPPO A5 5Gで撮影したカラフルな手作りの旗。『は』の文字が描かれた布を主題に、背景の住宅地を柔らかくぼかした構図

OPPO A5 5Gのポートレートモードで撮影した写真の評価

背景分離の精度 (エッジ検出)

評価:3.1/5

深度測定カメラの搭載にもかかわらず、エッジの検出は不安定。人物の銅像や猫の置物、花の縁など、被写体の輪郭に沿ってボケの境界線が不自然に滲んでいる。特に複雑な背景(手すり、木の枝)では、誤認識が目立つ。

ボケ味の自然さ (グラデーション)

評価:3.2/5

背景ボケは『切り抜き』感が強く、人工的な印象を与える。被写体に近い部分と遠い部分で『ボケの深さが滑らかに変化するグラデーション表現』が不十分。これは、深度測定カメラが取得した情報をソフトウェア処理で自然に活かしきれていないことを示す。

色彩と発色

評価:4.3/5

ポートレートモードでも、OPPO特有の鮮やかで彩度の高い発色が維持されている。被写体の色(花、紅葉)は魅力的。ただし、全体の色温度がやや不自然に感じられる場合も。


主題の解像度と質感

評価:3.1/5

メイン被写体(主題)はボケ処理を免れているが、ノイズリダクションの影響で細部の質感が甘く、解像感に欠ける。特に『被写体の表面のテクスチャ』や『影』の部分がのっぺりと処理されている。


露出とダイナミックレンジ

評価:3.5/5

被写体を中心に露出が設定されるため、主題は明るく適切に捉えられている。しかし、明暗差が大きいシーンでは背景の白飛び(特に空や水面)が顕著になり、背景と主題の露出バランスを取る能力が弱い。


総合評価

評価:3.4/5

OPPO A5 5Gのポートレートモードは、深度測定カメラを搭載しているにもかかわらず、そのメリットが画質に十分に反映されていない。『ボケさせる』という目的は達成できていますが、エッジ検出の不自然さとボケの人工的な質感が大きな減点対象に。これは『ハードウェア(深度センサー)』と『ソフトウェア処理(アルゴリズム)』の連携が、上位モデルに比べて洗練されていないことが原因と考えられます。

【写真作例・評価】OPPO A5 5Gの広角(メイン)カメラで撮影した夜景

OPPO A5 5Gで撮影した武蔵小金井駅前の商業ビル。夕暮れ時に建物のライトが点灯し、街路樹のシルエットと反射光が美しく描写された夜景
OPPO A5 5Gで撮影したイトーヨーカドー前の広場。店舗の看板が鮮明に写り、夜でも広場の質感と人々の動きがクリアに捉えられた作例
OPPO A5 5Gで撮影した雪だるまのイルミネーション。青白く発光する装飾と背景の商業施設が夜の雰囲気を鮮やかに描写した夜景写真
OPPO A5 5Gで撮影した星乃珈琲店付近の夜景。店舗の暖色照明とエスカレーター、建物の重厚な外観を鮮明に写した作例
OPPO A5 5Gで撮影した近代建築の外観。木製ルーバーとガラス壁面がライトアップされ、建物の質感と透明感を美しく描いた夜景
OPPO A5 5Gで撮影した高層マンションと駅前通りの夜景。群青色の空とビルの光、街路のにぎわいをクリアに表現した写真
OPPO A5 5Gで撮影した駅前交差点の夜景。歩行者の動きとビルの光、信号機の色彩を鮮明に捉えた都市スナップ

OPPO A5 5Gの広角(メイン)カメラ(夜景モード)で撮影した写真の評価

ノイズ耐性と明るさの確保

評価:3.5/5

合成処理により、全体的な明るさは適切に確保。ISO感度が高い割に、暗部のノイズは比較的抑えられている。ただしディテールを犠牲にしてノイズを消しているため、夜空や暗い影の部分に均一性の欠如が見られる。

ハイライトの抑制とダイナミックレンジ

評価:3.0/5

強い光源(看板、街灯)の白飛びはある程度抑制。しかし『露出差が大きい場面』では、依然として暗い部分(影や奥の建物)のディテールが潰れ、自然な階調表現に物足りなさを感じる。ダイナミックレンジの広さは上位モデルに劣る。

ディテールと解像感

評価:2.6/5

夜景モードの処理により、ディテールと解像感が大幅に犠牲になっている。『建物の窓』『遠景の構造物』『地面の石畳』などの細部が合成処理で潰され、のっぺりとした質感(油絵効果)が顕著。

色彩とホワイトバランス

評価:3.2/5

複雑な光源が混在する夜景において、ホワイトバランスは安定性に欠け『暖色(オレンジ色)』に寄りがち。夜空の青味の再現は難しく、暗い部分の色情報が乏しい。

光の表現とフレア

評価:2.8/5

強い点光源(街灯など)の周囲に、光の滲み(ハレーション)やフレア(光の輪)が発生している箇所が見られる。これはレンズの光学性能の限界を示すもので、夜景のクリアな描写を妨げている。

総評

評価:3.1/5

OPPO A5 5Gの夜景モードは、エントリーモデルとして『真っ暗闇を避け、全体を明るくする』という基本的な機能は果たしています。しかし『暗所でのディテール保持』と『光の階調の自然さ』という点では、性能の限界が明白です。特に『解像感の乏しさ』と『人工的な処理』が厳しい評価の主な要因となりました。

OPPO A5 5GのPROモードで『食べ物』を美味しそうに撮影する方法

OPPO A5 5Gの標準カメラアプリでは、細かい設定が可能な『PROモード』を利用可能です。難しそうなイメージを持つ人が多いと思いますが、基本はオート撮影で『調整したい項目』だけ変更すればOK。『食べ物』を撮影する際に重要なのが『ホワイトバランス(WB)』です。

ホワイトバランス(WB)とは、光の色のクセを打ち消して、見たままの色に近づけるための機能。白が正しく写れば、他の色も正しく写る。数値を大きくすると『暖色(オレンジ・黄色より)』、数値が小さくなると『寒色(青っぽい)』よりに仕上がります。

OPPO A5 5Gで撮影した皿に盛られたバウムクーヘン。木製フォークと柔らかな自然光が甘い質感を引き立てるテーブルフォト
WB自動調整(WB:3300)
OPPO A5 5Gで撮影したバウムクーヘンの食品作例。自然光に照らされた生地の層と木の温かみある食卓を丁寧に描写
WB手動調整(WB:5500)
OPPO A5 5Gで撮影したバウムクーヘンのアップ。黄色い層と焼き色のコントラストを自然光で鮮明に捉えた作例
WB手動調整(WB:6500)

オート設定だと、OPPO A5 5Gのカメラアプリはややあっさり(寒色より)めな仕上がり。手動でWBを『5500』に変えると、黄色味が強まり美味しそうな雰囲気に。『6500』はやや暖色に寄りすぎ。WBを変えて何パターンか撮影すると、その中に『理想の1枚』が見つかるはず。

【動画作例・評価】OPPO A5 5Gのカメラで撮影

紅葉の背景に『Shot on OPPO A5 5G by HYPERGADGET』と表示された紹介用タイトル画像

エントリーモデルのスマートフォンとしては、日中の屋外環境での色彩表現と明るさの確保において十分健闘していると感じる。特に秋の風景という色の情報量が多いシーンで、破綻なく描写できている点は評価できる。

エントリーモデルの割に優れていると感じる点

  1. 色彩の表現力 (0:05-0:10, 0:30-0:45, 1:49-2:14):
    • イチョウやカエデの葉の黄色や赤色を、鮮やかかつ自然に表現できている。エントリーモデルでは色がくすんだり『白飛び』『黒つぶれ』しやすい傾向があるが、明るい日光の下でも色がしっかりと残っている。
  2. 明るい環境での解像度とディテール:
    • 日中の光量が豊富なシーンでは『葉のディテール(葉脈など)』も比較的よく捉えられており、5,000万画素メインカメラのポテンシャルを感じさせる。
  3. 露出の安定性 (1:49-2:14):
    • 逆光に近いシーン(カエデの葉越しの日差し)でも、激しいフリッカーや極端な露出オーバーを起こさず、全体的にバランスの取れた明るさを維持できている。

エントリーモデルの限界と感じる点

  1. 手ブレ補正の不足:
    • 動画の多くで細かな揺れ(ジャダー)が目立つ。特に移動しながらの撮影は滑らかさに欠ける。これは光学式手ブレ補正(OIS)非搭載の弱点が顕著に出ている。固定して撮る意識が必要。
  2. 低照度・暗い部分の画質:
    • 水が流れるシーン (0:22-0:30, 1:17-1:26) や、日陰の地面など暗い部分ではノイズが散見。また、全体的にディテールが潰れ気味になっている。ダイナミックレンジが狭いため、明るい部分(葉)と暗い部分(影や地面)のコントラスト差が大きいと、暗部の描写が不十分になりがち。
  3. 動画解像度の限界:
    • OPPO A5 5Gの最大動画撮影解像度はFHD (1080P)@30fpsであり、この点でもハイエンドモデル(4K@60fpsなど)との差は大きい。拡大すると細部のシャープさに欠け、エントリーモデルらしい画質に見える。

まとめ

OPPO A5 5Gは、日中の明るい場所で『色鮮やかな静的な風景を撮影』する分にはエントリーモデルとして十分満足のいく結果を残しています。しかし、動画撮影において重要となる『手ブレ補正の性能(特にOISの欠如)』、および『暗所での画質』については、上位モデルとの画質差が出やすく。

※サムネイルを選択するとYouTube動画の再生が開始します。

【OPPO A5 5Gのフロントカメラ画質】色合いは適正だが『自然』『精細』さがやや欠ける印象

OPPO A5 5Gの主なフロントカメラ仕様

端末名OPPO A5 5G
フロントカメラ解像度:800万画素(高解像度モードでは3,200万画素)
焦点距離:25mm相当
F値:2.0

ホワイトバランスは安定。ただし『強すぎるノイズリダクション』『低解像』により肌が平坦化

OPPO A5 5Gで撮影した人物のセルフィー。帽子・サングラス・マスクを着用し、シンプルな室内背景で撮影された作例
OPPO A5 5Gのポートレートモードで撮影した人物のセルフィー。帽子とサングラスを着用し、背景が大きくぼけた室内作例
ポートレートモード

OPPO A5 5Gのフロントカメラは、『PRO』『動画』『写真』『ポートレート』『夜景』『高解像度』『パノラマ』『タイムラプス』『アウト/イン同時動画撮影』『ステッカー』といった機能(モード)を備えます。

OPPO A5 5Gのフロントカメラで撮影した写真の評価

肌の質感と処理

評価:2.5/5

肌のディテールや服の質感が平坦化して見える。ノイズリダクションが極端に強力で、細部をノイズと誤認している可能性がある。画素数が800万画素ということも相まって、主題のリアルな質感が損なわれている。

解像度とシャープさ

評価:2.8/5

800万画素という画素数の限界に加え、強力なノイズリダクション後に不自然に輪郭を強調するシャープネス処理が見られる。結果としてディテールが甘く、かつ不自然な画質になっている。

露出とダイナミックレンジ

評価:3.5/5

どちらのモードも顔の露出は適切だが、背景の白壁に近い部分は白飛びしやすい。エントリークラスのセンサーサイズと画像処理能力では、明暗差の大きいシーンでの階調維持は困難。

背景分離とボケ味

評価:3.0/5

ポートレートモードのソフトウェアによる分離精度は依然として不完全で、ニット帽のフチなどに輪郭の甘さが見られる。通常モードの光学的なボケは健闘しているが、人工的なボケ処理には課題が残る。

ホワイトバランスと色再現

評価:3.8/5

屋内光下で肌や服の色は比較的安定しており、極端な色被りはない。この点はインカメラとして評価できる。

総評

評価:3.0/5

肌がのっぺり見えるのは(美肌効果などは全てOFF)、OPPO A5 5Gのフロントカメラの画像処理『低解像度センサーで発生するノイズを消す』ことに極度に偏っていることを示しています。それがディテールや質感を失う原因に。

ビデオ会議サービス(Google Meet)のカメラとしての使い勝手

Googleのビデオ会議サービス『Meet』を試してみると、標準カメラアプリで撮影した写真よりやや明るい(白っぽい)表示。2台のスマートフォンを使用して『音声』がしっかり聞こえるかをテストしましたが、こちらは問題なし(スピーカーが下部に一つなので少し高さのあるスタンドに立てた方が聞こえやすい)。

OPPO A5 5Gで撮影した人物のセルフィー。棚やオブジェが並ぶ室内を背景に、マスクとサングラス姿を鮮明に記録
OPPO A5 5Gで撮影した人物セルフィー。観葉植物と壁のアートポスターを背景に、自然光下で撮影された室内ポートレート作例
OPPO A5 5Gのエフェクト機能で撮影した人物セルフィー。マスク・サングラスを着用し、室内の棚が背景に写る加工写真

【OPPO A5 5Gで利用可能な高度なAI画像編集機能】エントリークラスのスマホで『AI再構成』『AI消しゴム』『AIパーフェクトショット』が使えるって凄い!

OPPO A5 5Gの『写真』アプリでは、ハイエンドさながらの『生成AI機能(AIエディター)』を利用することが可能。生成AI機能非搭載のスマートフォンや、デジカメで撮影した写真を『OPPO A5 5Gに転送してAI編集する』といった使い方も出来ます。

OPPO A5 5Gの編集画面に表示される“AIエディター”アイコンを示したスクリーンショット。AI編集、トリミング、調整、フィルターなどの加工メニューが横並びで表示されている。

AI再構成で最適な構図に自動編集

写真アプリ→画像を開く→編集→AIエディター→AI再構成

撮影した写真を見て『しっくりこない』と感じることはありませんか?AI再構成はそんな『微妙な構図』をAIがベストなバランスに整えてくれる機能。自信が無い時は『広め』に撮って、後から『AI再構成で整える』といった使い方が良いかと。再構成後の画像確認画面では『フィルター』を適用することも可能です。

色とりどりの花が広がる庭園越しに宮殿を望む夕景。建物の重厚な外観と鮮やかな花畑、温かい夕焼け空が調和した風景。
元画像
広大な花畑を前景に、壮麗な宮殿が夕日で黄金色に染まる様子を捉えた写真。
AI再構成適用
花畑の鮮やかな色彩を強調した構図で、背景に宮殿が広がる夕景。空のグラデーションと建物の陰影が美しい。
AI再構成&フィルター(鮮明)適用
宮殿を正面から捉え、手前に色鮮やかな花が敷き詰められた風景。夕日が雲を照らし、温かい色に包まれた情景。
AI再構成&フィルター(静けさ)適用

不要な『人』『モノ』を消して背景を自動生成してくれるAI消しゴム

写真アプリ→画像を開く→編集→AIエディター→AI消しゴム

AI消しゴムは『スマートラッソ』『塗りつぶす』『人を削除する』の3種類。『人を削除する』を実際に試してみると、『人物』だけでなく『影』までしっかりと認識。ワンタップで驚きの仕上がり。写真の中から人が居なくなります。

歴史ある建物が立ち並ぶ広場で、夕日が建物の間から差し込み石畳に長い影を落としている様子
元画像
色づいた雲が空一面に広がる夕暮れの広場。装飾的な建物と沈む太陽の光が石畳を黄金色に照らす印象的なシーン。
AI消しゴム(人物を削除する)適用後

写真フォルダの中から『同じ顔の異なる表情』を見つけ出し、違和感なく合成してくれるAIパーフェクトショット

写真アプリ→画像を開く→編集→AIエディター→AIパーフェクトショット

同機能を使用するにはバックグラウンドで写真のスキャンを行い(写真の合計枚数が増えると時間がかかる場合がある)、『被写体と同じ顔』と認識された『別の表情』が必要になります。『目を閉じた顔』から『目を開いた顔』への編集も可能なので、過去の失敗写真をOPPO A5 5Gに読み込ませて編集してみては。

街中のぼかした背景を背に、青いブラウスを着た女性が正面を見つめるポートレート写真。
元の画像
青いブラウスの女性が街中で穏やかに微笑むポートレート写真。
AIパーフェクトショットを適用した画像1
街中で青いブラウスの女性が明るく笑顔を見せるポートレート写真。
AIパーフェクトショットを適用した画像2

【OPPO A5 5Gでクリエイター気分を味わえるAI Studio】AIポートレート

写真アプリで利用可能なAIエディターは『不要なモノを消す』『表情を変える』など『元画像に対する忠実な編集』がメイン。『AI Studio(ツールフォルダ内)』は、元画像を『使っても使わなくてもOK』というのがまず異なる点。元画像を使用する場合でも『別モノのAI作品』が生成されます(クラウド処理で生成までに時間を要する。完了後通知あり)。

OPPOスマートフォンのツールフォルダ画面。AI Studio、メモ、計算機、FMラジオなどのアプリアイコンが並んでいる。

AI Studioで生成する際には『Star(ポイント)』が必要に。私がOPPO A5 5Gで利用を開始した際には、新規ユーザー特典として『5,000Star』が付与されました(2025年12月7日に特典として受け取ったStarの有効期限は2027年1月1日)。

OPPOアカウント画面の上部。右側に灰色の『チェック…』ボタンが表示されている。

AI Studioにチェックインすると、1日1回『50Star』受け取ることが出来るのでお忘れなく。その他の方法も、2025年12月9日時点で『追加予定』とのことです。

簡単に『変身』出来るAIポートレート

人物の『服装』『背景』『表情』などをトータルで生成するAI機能。『個人』『グループ』を選択出来ます。1デザイン(4パターン)の生成につき『10Star』程度消費。

スーツ姿の男性が都会の通りを歩くポートレート。背景には歩行者とタクシーが写っている。
元画像
OPPO AI Studioで生成されたメカアーマーを着た男性の画像4枚が並ぶギャラリー画面。
複数案から選択してダウンロード出来る
OPPO AI Studioが生成した、黒いメカアーマーを着た男性が砂漠でポーズを取る画像。
AIポートレート(メカの少年)を適用
OPPO AI Studioが生成した、金色の仮面と羽飾りをつけ、豪華な衣装を身につけた男性の写真。
AIポートレート(ヴェネツィアのカーニバル)を適用

超粗い画像からでも『クリエイト(生成)』可能なAIリイメージ

AIリイメージは『人物以外』の写真も対応。そのままでは用途が無い低画質画像も、『アニメ』『3D漫画』といったスタイルを適用することで『見映えの良いコンテンツ』に。1枚の生成につき『5Star』程度消費。

 住宅街の道路を上から望み、車列と電柱が見える夕暮れ時の街並みの写真
元画像
電柱と古い建物が並ぶ日本風の街並みをアニメ調で描いたAI生成画像
AIリイメージ(アニメ)を適用
坂道の街並みと電柱、車列を色彩豊かに描いたアニメ風のAI生成画像
AIリイメージ(3D漫画)を適用

【OPPO A5 5Gのベンチマークスコア】『AnTuTu Benchmark』『Geekbench 6』『3DMark(Wild Life Stress Test)』実測結果まとめ

ベンチマークの測定は4GB/128GBモデルを使用しています。

暗い環境でOPPO A5 5GのAnTuTuベンチマーク結果を表示するスマートフォンを手に持った写真

【実測】OPPO A5 5GのAnTuTu Benchmarkスコア(Ver.10.5.2)

AnTuTu Benchmarkはスマートフォンやタブレットの性能を数値化してくれる代表的なアプリ。『CPU(処理速度)』『GPU(グラフィック性能)』『MEM(RAM、ROMの読み書き速度)』『UX(アプリの動作速度)』を測定し、その結果を総合スコアとして表示します。

AnTuTuスコア目安性能レベル適した使い方(参考程度)
〜40万程度一般的なエントリークラス通話・LINE・読書・軽いWeb検索程度。ゲームやカメラ処理は厳しい
40万〜65程度エントリークラス上位〜下位ミドルクラスSNS、動画視聴、ナビ、ライトなゲームはストレスを感じない程度
65万〜90万程度一般的なミドルクラス日常利用はスムーズで快適。動画・写真の処理も比較的はやい。グラフィック設定中程度で3Dゲームも遊べる
90万〜130万程度上位ミドルクラス3Dゲーム、写真編集、AI(オンデバイス)などを行える
130万〜200万程度ハイエンド負荷の重い3Dゲームも安定的にこなす。ヘビーユーザー向き
200万〜超ハイエンド最高峰の性能。ゲーミングスマホやフラッグシップ級

室温23度程度の室内で検証。テストする環境やOSのバージョンによって数値は異なる場合あり。

OPPO A5 5GのAnTuTuベンチマーク結果を示すスコア画面のスクリーンショット1
OPPO A5 5G(Dimensity 6300)のAnTuTu Benchmark(V10.5.2)スコア実測結果(1回目)
OPPO A5 5GのAnTuTuベンチマーク結果を示すスコア画面のスクリーンショット2
OPPO A5 5G(Dimensity 6300)のAnTuTu Benchmark(V10.5.2)スコア実測結果(2回目)
OPPO A5 5GのAnTuTuベンチマーク結果を示すスコア画面のスクリーンショット3
OPPO A5 5G(Dimensity 6300)のAnTuTu Benchmark(V10.5.2)スコア実測結果(3回目)

SocにMediaTek社の『Dimensity 6300』を搭載するOPPO A5 5G(OPPO A3 5Gから変更なし)。AnTuTu Benchmark(V10.5.2)の実測値は3回続けて43万台。実測時は電池温度が『30度以下』、電池の減りが『-2〜3%』と安定していました。

先代モデルOPPO A3 5GからSocやメモリ容量に変更はありませんが、アプリの動作速度を示す『UX』のスコアは12万程度に上昇。同端末が搭載する独自のパフォーマンス最適化技術『トリニティエンジン(アプリデータ圧縮技術、システム劣化防止機能、パフォーマンス最適化の3つの独自技術でシステムの安定性を向上し、長く快適に使える)』の影響かもしれません。

【実測】OPPO A5 5Gに価格や性能が近いスマートフォンのAnTuTu Benchmarkスコア(ver.10.5.2)

全端末室温23度程度の室内で検証。テストする環境やOSのバージョンによって数値は異なる場合あり。

OPPO A3 5GのAnTuTuベンチマークスコアと温度推移を示す結果画面のスクリーンショット
OPPO A3 5G(Dimensity 6300)ののAnTuTu Benchmark(V10.5.2)スコア実測結果(左から1回目、2回目、3回目)
Poco M7 Pro 5GのAnTuTuベンチマーク結果と温度変化グラフを表示したスクリーンショット
POCO M7 Pro 5G(Dimensity 7025-Ultra)ののAnTuTu Benchmark(V10.5.2)スコア実測結果(左から1回目、2回目、3回目)
moto g66j 5GのAnTuTuベンチマーク結果と温度変化グラフを表示したスクリーンショット
moto g66j 5G(Dimensity 7060)ののAnTuTu Benchmark(V10.5.2)スコア実測結果(左から1回目、2回目、3回目)

3回連続でAnTuTu Benchmarkを実測(同じ環境)して『3回目』のスコア。テストする環境やOSのバージョンによって数値は異なる場合あり。

moto g66j 5G、POCO M7 Pro 5G、OPPO A3 5G、OPPO A5 5GのAnTuTuベンチマーク (V10.5.2) のCPU、GPU、MEM、UXのスコアを比較した横棒グラフ。moto g66j 5Gが総合スコアで最も高い値を示している。

【実測】OPPO A5 5GのGeekbench6(CPU)スコア

Geekbench6(CPU)は『シングルコア(1つのCPUコアで処理した時の性能』『マルチコア(複数コアで処理した時の総合的な性能)』を評価するベンチマーク。タスク処理の早さを知るための参考値となります。

OPPO CPH2735のGeekbench 6 CPUベンチマーク結果のスクリーンショット。シングルコアスコアは761、マルチコアスコアは1802。システム情報はAndroid 15と表示されている。
OPPO A402OP、Xiaomi 2409FPCC4G、motorola moto g66j 5GのGeekbench 6 CPUベンチマーク結果を並べた画像。シングルコアスコアはmoto g66j 5Gが1039で最も高く、マルチコアスコアもmoto g66j 5Gが2407で最も高い。
左からOPPO A3 5G、POCO M7 Pro 5G、moto g66j 5GのGeekbench6(CPU)スコア実測結果

全端末室温23度程度の室内で検証。テストする環境やOSのバージョンによって数値は異なる場合あり。

moto g66j 5G、POCO M7 Pro 5G、OPPO A3 5G、OPPO A5 5GのGeekbench 6 CPUベンチマークのシングルコアとマルチコアのスコアを比較した横棒グラフ。moto g66j 5Gがシングルコア、マルチコアともに最も高いスコアを示している。

OPPO A5 5GのGeekbench6(CPU)スコアは、単体で処理をするシングルコアが『761』。同じSocを搭載するOPPO A5 5Gとほぼ変わらず。しかし 総合力を示すマルチコアは『1802』と僅かに差が開いています。

マルチコアの性能は『同時に沢山処理する力』に直結。Androidは年々マルチスレッド化が進んでいるので、マルチコアの性能アップは安定した高いパフォーマンス維持に不可欠です。

【実測】OPPO A5 5Gの3DMark Wild Life Stress Testスコア

3DMark(Wild Life)は、スマホやタブレットのGPU性能を長時間連続で測定するベンチマークテストです。数分間のベンチマークではなく、20回連続で同じ負荷をかけ続けることで、端末が時間の経過とともにどう性能変化するかを確認できます。

OPPO A5 5Gの3DMark Wild Life Stress Testの結果。安定性は98.3%と非常に高く、最高ループスコアは1382、最低ループスコアは1359。実行中のバッテリー温度は27℃から28℃で推移している。
OPPO A5 5Gの測定結果
OPPO A402OPの3DMark Wild Life Stress Testの結果。安定性は98.3%で、最高ループスコアは1387、最低ループスコアは1363。テスト中のバッテリー温度は26℃から28℃と低い水準で安定している。
OPPO A3 5Gの測定結果
項目OPPO A3 5GOPPO A5 5G両モデルの差
ベストループスコア1,3871,382−5(−0.36%)
ローストループスコア1,3631,359−4(−0.29%)
安定性(Stability)98.3%98.3%±0(±0%)
最高温度28°C28°C±0°C(±0%)
フレームレート範囲5〜11 FPS5〜10 FPS最小 ±0(0%)/最大 −1(−9.1%)/中央値 −1(約 −10%)

Socが同じ先代モデル(OPPO A3 5G)と『ほぼ同じ』スコア。ミドルクラスやハイエンドと比較して、GPU性能は『低め』と言えます。『高解像度/高フレームレートで動画撮影』『HDR撮影(静止画)』『3Dゲームプレイ(高グラフィック/高フレームレート)』といった用途では上位モデルとパフォーマンス差が出やすいので、予め認識しておきましょう。

OPPO A5 5G(OPPO A3 5G)のゲーム推奨設定(参考程度)

ジャンル解像度フレームレートグラフィック品質エフェクト/陰影
超重量級RPG(原神/崩壊:スターレイル/Tower of Fantasy)HD〜HD+30fps固定(推奨)低(発熱抑制重視
FPS/TPS(PUBG Mobile/Apex/COD Mobile)HD30fps(最大40fps相当)低〜中
MOBA/格闘/カジュアル(LoL: Wild Rift/荒野行動/モンスト)HD+30〜40fps固定低〜中
エミュレーション系(PS2/Switch 等)HD(スケーリング×0.8〜1.0)30fps目安低〜中
レース/スポーツ(Asphalt/eFootball)HD+30fps安定(高負荷時 20fps落ちあり)
長時間バトロワ(BGMI/PUBG長時間戦/Apex長時間セッション)HD30fps安定設定低(発熱抑制目的)

【OPPO A5 5Gのデザイン(見た目)】光沢ありから『マット』に刷新。高級感に加えて『持ちやすさ』も向上

前世代のOPPO A3 5G(私が所有するパープル)は背面の仕上がりが光沢あり。手のあとが若干目立ちます。

手に持たれた光沢のあるパープル系のOPPOスマートフォンの背面。上部にはトリプルカメラユニットがあり、中央下部にはゴールドのOPPOロゴが配置されている。

OPPO A5 5G(ホワイト)ではフロスト調のサラサラした質感に変更されており(手触りが良く指紋が目立たない)、大理石のようなテクスチャ(風に吹かれ流れる雲をイメージしているらしい)がとても上品。エントリークラスを逸脱したラグジュアリーな雰囲気に。

手に持たれたシルバーまたはホワイトのOPPO A5 5Gの背面。波状のテクスチャが特徴的で、縦に配置されたトリプルカメラユニットと「AI CAMERA SYSTEM」の文字、黒いOPPOロゴが見える。

また、カメラのフレーム部分に凹凸が無くなりフラット化したのも『見た目』に関するプラスの要素。『洗練された』と感じます。

シルバー/ホワイト系のマーブル調のデザインが施されたOPPO A5 5Gの背面全体。垂直に配置されたカメラモジュールには「AI CAMERA SYSTEM」と刻印され、下部にはOPPOロゴがある。
ホワイトまたはシルバーのシンプルな背面デザインのOPPO A5 5G。垂直に配置されたトリプルカメラユニットと「AI CAMERA SYSTEM」の刻印、下部にOPPOロゴがある。
OPPO A5 5Gのスタジオ写真。垂直に配置されたカメラモジュールに「AI CAMERA SYSTEM」と刻印され、底面にはOPPOロゴがある。
OPPO A5 5Gの斜め俯瞰写真。背面上部にはOPPOロゴ、下部には垂直トリプルカメラと「AI CAMERA SYSTEM」の刻印がある。
OPPO A5 5Gの底面クローズアップ。下部にはスピーカーグリル、USB Type-Cポート、マイク穴、および3.5mmイヤホンジャックが見える。

高強度合金を使用したサイドフレームは、背面デザインに合わせたマット仕上げ。見た目の向上に加え、耐衝撃性能が『約160%アップ』との公式説明(OPPO A3 5Gとの比較)。『MIL規格(MIL-STD-810H:method 516.8)』と『SGX(PT-23-000-201470)』の耐衝撃テストをどちらもクリアしています。

OPPO A5 5Gのディスプレイに、ベルギーのブルージュにある鐘楼と石畳の広場の写真が表示されている。ディスプレイ上部中央にはパンチホール型のフロントカメラが見える。

6.7インチと画面サイズは大きめですが、私の手の大きさでは片手持ちが余裕。マット加工の恩恵により、OPPO A3 5Gと比較して『サイドフレームが滑りづらくなった』のもポイントです。

OPPO A5 5Gに近い画面サイズの端末重量

手に持たれたOPPO A5 5Gのディスプレイに、手前の色鮮やかな花畑とその奥にある歴史的宮殿の風景写真が表示されている。ディスプレイ上部中央にはパンチホール型のフロントカメラが見える。

OPPO A5 5Gの重量は『約194g』。軽量スマホの部類には入りませんが、『6.7インチの大画面』『6,000mAhの大容量電池』といった物理的な要素を鑑みれば許容範囲内かと。

端末名画面サイズ重量
OPPO A5 5G約6.7インチ約194g
Xiaomi 15T約6.83インチ約194g
Xiaomi 15T Pro約6.83インチ約210
Xiaomi 14T約6.67インチ約195g(ガラス)/約193g(PU)
Xiaomi 14T Pro約6.67インチ約209g
POCO X7 Pro約6.67インチ約195g(プラスチック)/198g(PU)
POCO F7 Ultra約6.67インチ約212g
CMF Phone 2 Pro約6.77インチ約185g
Nothing Phone(3a)約6.77インチ約208g
Galaxy S25 Ultra約6.9インチ約218g
Pixel 9 XL約6.8インチ約221g
Xiaomi 15 Ultra約6.73インチ約226g
AQUOS R9 Pro約6.7インチ約229g

【OPPO A5 5Gの画面】強いガラス採用で『耐衝撃性』が増した滑らかディスプレイ

OPPO A5 5Gの主な画面仕様

端末名OPPO A5 5G
ディスプレイサイズ:6.7インチ
最大リフレッシュレート:120 Hz
最大タッチサンプリングレート:240 Hz/デフォルト:120Hz
素材:液晶(LCD)
解像度:HD+(1,604×720px)
輝度:850nits(通常)、1,000nits(日光下での最大)
色域:鮮明モード(DCI-P3:88% )、ナチュラルモード( sRGB:100% )
色深度:1,670万色(8ビット)
ピクセル密度:264PPI
スタンドに立てられたOPPO A5 5Gのディスプレイに、雨の夜のヨーロッパの街並みと、濡れた石畳にネオンサインが反射している写真が表示されている。ディスプレイ上部中央にはパンチホールカメラが見える。

エントリーモデルながら最大リフレッシュレートが120Hz。アプリ別に個別設定可能

両手で持たれたOPPO A5 5Gでウェブページ(HYPER GADGET)が表示されており、親指で画面をスクロールしている様子。画面上部にはパンチホールカメラが見える。

設定→ディスプレイと明るさ→画面リフレッシュレート

OPPO A5 5Gのディスプレイは最大『120Hz』のリフレッシュレートをサポート。これは1秒間に最大『120回』画面を書き換え出来ることを意味します。画面リフレッシュレートが『自動選択』の場合は、表示内容に合わせてリフレッシュレートが自動調整。

『高』に変更すると『アプリ固有のリフレッシュレート』を選択可能になり、アプリに対してリフレッシュレートを個別設定出来ます。

OPPO A5 5Gの「アプリ固有のリフレッシュレート」設定画面のスクリーンショット。Apple Music、Chrome、Digital Wellbeing、動画(システム)が120 Hz、電話とFacebookが90 Hzに設定されているのが見える。

OPPO A5 5Gのディスプレイは高耐久な『強化ガラス』を使用

OPPO A5 5Gのディスプレイガラスに関する『詳細』は明かされていませんが、『強化ガラスと高強度合金フレームの採用により約160%耐衝撃性能アップ(OPPO A3 5G比較)』との公式説明。この内容から、それなりに強度の高いガラスを使っていることが想定出来ます。

有機ELディスプレイ採用端末は、『ディスプレイ内指紋認証』が一般的。センサーが『光学式』の場合は、フィルム選びが重要。それなりに厚みのある強化ガラスフィルムを貼ると、認証精度が落ちて『画面ロックがなかなか解除されない』といったトラブルの原因に。

OPPO A5 5G側面のクローズアップ写真。指紋認証機能付きと思われる電源ボタンと、その上にある音量調節ボタンが見える。側面はメタリックな質感で統一されている。

OPPO A5 5Gの指紋認証センサーは『電源ボタン一体型』。本体の右側面に備えられているので、ガラスフィルムが指紋認証センサーに干渉しません。

OPPO A5 5Gに適したディスプレイフィルムの選び方(参考程度)

項目選ぶべき基準理由
指紋認証対応画面側の指紋認証対応は不要 (どれでもOK)指紋認証センサーは側面にあるため、画面側フィルムが認証に干渉しない。
厚み0.25〜0.33mm (標準〜やや厚め)強度と薄さのバランスを取るため。
表面硬度9H (ガラスフィルムでは標準)画面(LCD)を傷から守る基本強度。
エッジ加工2.5Dラウンドエッジ推奨縁が角張ったフィルムだと指に当たりやすいため。
透過率90%以上LCDディスプレイの色彩(1,670万色)や、最大1,000nitsの輝度を損なわないため。
貼りやすさ非全面保護タイプまたは枠付きの全面吸着タイプを推奨フィルムの端が湾曲部分にかかると浮きの原因になり、ゴミが入ったり剥がれたりするリスクが高くなる。
ケース干渉ケースとの干渉少ない非全面保護タイプが安全エッジの端まで覆うフィルム(全面保護タイプ)は、ケースのフチと干渉しやすく、フィルムが押し上げられやすい。

『明るさの自動調整』をONにすると直射日光下での視認性が向上

OPPO A5 5Gの画面の明るさを手動で『100%』に設定し、照度計で実測すると『624LUX』を記録。

【公式ディスプレイスペック】デフォルト設定時の通常輝度:850nits、日光下での最大輝度:1,000nits

続けて『自動明るさ調整』をONにして屋外で再実測すると、『640LUX』までわずかに上昇(環境によって明るさは変わる場合あり)。液晶ディスプレイ採用モデルにしては十分な明るさです。画面の明るさは直射日光下での視認性向上に寄与。カメラ撮影時に被写体をしっかり確認しながら撮影出来るなど、メリットは様々です。

ただし『明るい=消費電力が大きくなる』ので、屋内での利用が多い場合は『自動明るさ調整』をONにするなど端末への負担を減らす工夫をしましょう。

OPPO A5 5Gの「ディスプレイと明るさ」設定画面のスクリーンショット。ライトモードとダークモードの切り替えオプション、ダークモードの設定、および明るさの自動調整のオン/オフスイッチが見える。

HD+解像度ながら色の再現性は高め。明るさも『屋外』で使えるレベル

CANON EOS RP(フルサイズ)でOPPO A5 5Gの画面を撮影後、RAW現像して色合いを近づけています(実際の表示と異なる場合あり)。色彩の設定は原色Pro。

スタンドに立てられたOPPO A5 5Gのディスプレイに、ベルギーのグラン・プラスの市庁舎と広場いっぱいに敷き詰められた花の絨毯の鮮やかな写真が表示されている。上部中央にはパンチホールカメラが見える。
スタンドに立てられたOPPO A5 5Gのディスプレイに、曇り空を背景にしたアトミウムのダイナミックな写真が表示されている。ディスプレイ上部中央にはパンチホールカメラが見える。
スタンドに立てられたOPPO A5 5Gのディスプレイに、夕暮れ時で歩行者やネオンサインの灯りが賑わうヨーロッパの石畳の通りが表示されている。上部中央にはパンチホールカメラが見える。
スタンドに立てられたOPPO A5 5Gのディスプレイに、クリスマスツリーとマーケットの屋台が並ぶ、温かい光に照らされた夜のヨーロッパの街並みの写真が表示されている。上部中央にはパンチホールカメラが見える。
スタンドに立てられたOPPO A5 5Gのディスプレイに、ガラス張りの屋根から木漏れ日が差し込む緑豊かな温室の風景写真が表示されている。上部中央にはパンチホールカメラが見える。

OPPO A5 5Gのディスプレイは『HD+』解像度。スマートフォンの画面サイズでは『若干小さな文字が滲んで見える程度』で個人的には支障なし。液晶を採用するエントリーモデルにしては『発色』が美しく、『明るい』ので屋外での使用にも耐えられるレベル。

同端末はAIを使った『編集』『生成』を行えるのが大きな特徴。6.7インチの画面サイズが『AI用途』でもプラスに作用。『動画視聴』『音楽を聞く』といった一般的な使い方以外にも、大画面を活かして『楽しく遊べる』スマホです。

ディスプレイの表示色(色温度など)調整方法

設定→ディスプレイと明るさ→画面色モード

『設定』→『ディスプレイと明るさ』→『画面色モード』からは、『ブリリアント』『ナチュラル』といった色表示に加えて『色温度』の調整も可能です。

OPPO A5 5Gの「画面色モード」設定画面のスクリーンショット。「ブリリアント」と「ナチュラル」の選択肢と、色温度を暖色・寒色に調整できるカラーホイールが表示されている。

ブルーライトを制御するアイコンフォートは『色温度』『白黒』『スケジュール』など細かい設定が可能

設定→ディスプレイと明るさ→アイコンフォート

ブルーライトは『メラトニン(睡眠ホルモン)』の分泌を抑制しやすいとされており、就寝前は出来るだけ影響を避ける必要があります。

OPPO A5 5Gの「アイコンフォート」設定画面のスクリーンショット。アイコンフォートのオン/オフスイッチ、スケジュール設定、画面色温度のスライダー、およびディスプレイエフェクト(色/白黒)の選択肢が表示されている。

アイコンフォートはディスプレイの表示を『暖色より』に調整し、ブルーライトを抑制。画面色温度を『高』く設定するとより効果的。『寝る前にスマホで読書するのが楽しみ』といった人は、アイコンフォートを活用しましょう(スケジュール機能つき)。

【OPPO A5 5Gの画面評価】動画視聴・SNS・WEBで十分な満足度を得られる発色・色域・色精度

画面色モードを「ブリリアント、明るさ「100%」で測定。参考値としてご覧ください。

色域(カラースペースのカバー率)

CIE 1931色度図上にプロットされた、OPPO A5 5Gの色域カバレッジグラフ。sRGB 100%、AdobeRGB 79%、DCI P3 87%という数値が表示されている。
規格カバー率用途特徴
sRGB100%Webサイト、SNS、一般的なモニターやテレビなどもっとも普及している色の規格で、日常用途では十分な再現性
Adobe RGB79%写真印刷、グラフィックデザイン、プロ向け制作緑〜シアン系の色域が狭めで、編集用途ではやや制約がある
DCI-P387%映画制作、動画配信(Netflix、YouTube HDRなど)広色域ではあるが、最新のスマホと比べると赤やオレンジの発色は控えめ

動画視聴・SNS・Web の満足度は高い。色の破綻はほぼ出ず鮮やかで見栄えが良い。写真・動画編集 は趣味レベルならOK。仕事には不向き。色域がやや狭いため、編集結果が『広色域ディスプレイとずれる』可能性がある。最低限は楽しめるが真の広色域ではない。

色精度(カラーの正確性)

OPPO A5 5Gのディスプレイ色精度を測定したテスト結果の棒グラフ。$\Delta E$(デルタE)の最小値は0.81、最大値は7.92、平均値は2.29を示している。

平均 ΔE = 2.29 → 十分良好(一般用途としては優秀)。最小 ΔE = 0.81→ほぼ完璧な色再現のパッチもある。最大 ΔE = 7.92 → 特定の色で大きなズレが出ている。

色精度に関する総合評価

  • 普段使いでは色のズレをほとんど感じないレベル。
  • 写真編集や厳密な色管理には、青系の再現誤差が少し気になる可能性あり。
  • ミドルクラスレベルの十分良い色精度。

ガンマ特性

映像の『明るさの階調(グラデーション)』をコントロールするカーブのこと。暗部〜明部の見え方を自然にするための調整。

OPPO A5 5Gのディスプレイ特性を示すグラフ。上段は理想的なガンマ2.2カーブと比較した色調応答曲線、下段は入力RGBに対するグレーランプの色温度(ケルビン)のグラフ。測定されたディスプレイガンマは2.2 (0.02) である。

測定されたガンマ値は 2.2(±0.02) と理想値に極めて近く、階調表現の正確さはスマートフォンとして非常に優秀。『黒つぶれ』や『白飛び』の傾向は見られず、暗部から中間部にかけての再現性が滑らか。

グレースケールの色温度は 初期段階で高め(やや青白い) ですが、中間調以降はほぼ一定の範囲に収まり、安定したグレーバランスを維持。モノクロ表示のニュートラルさも高く、レビュー用途・制作用途いずれにも使える精度。

トータル評価

項目結果コメント
ガンマ特性2.20(理想値2.2に一致)sRGB 標準に忠実。階調の立ち上がりが自然で、暗部表現が非常に滑らか。
暗部〜明部の階調優秀黒つぶれ・白飛びの兆候はなく、滑らかな階調遷移を実現。映像視聴にも適する。
色温度(グレーランプ)おおむね安定低輝度ではやや高色温度だが、中間〜高輝度では安定しニュートラルな表示。
グレーバランス良好明確な色かぶりもなく、写真編集・モノクロ表示でも破綻がない。
総合評価8.9 / 10ガンマ精度はプロ向けクラス。中間調の安定性が高く、普段使いから制作用途まで対応。

【OPPO A5 5Gの指紋認証を試す】画面フィルムに干渉せず見た目がスタイリッシュな電源ボタン一体型

上位ミドルクラスやハイエンドスマートフォンの多くは『画面内指紋認証』を採用。一般的な光学式センサーの場合は、『ガラスフィルムと干渉しやすい』『画面が汚れていると精度が落ちる』といった部分がデメリット。

OPPO A5 5Gの指紋認証は側面(電源ボタン)一体型。『ガラスフィルム』『画面汚れ』『日光』などの影響を受けません。認証速度は上位モデルと比較して『少し遅いかな』と感じますが、顔認証と組み合わせて利用すればストレスにはならないでしょう。

クリーンな屋内環境を背景に撮影された、OPPO A5 5Gの側面のクローズアップ写真。メタリックなフレームには、上下に分かれた音量ボタンと、その下にある電源/指紋認証ボタンが見える。

『乾燥』『汗(水)』などはOPPO A5 5Gの指紋認証精度を落とす可能性があります。『ロック解除がうまくいかないな』と感じた場合は、『ハンドクリームを薄くぬる』『汗(水分)を拭き取る』といった対策を。

【OPPO A5 5Gのスピーカー音質をチェック】中域を重視した動画視聴向きのチューニング。高域にはザラつきが目立つ

青と紫の回路図のような未来的な背景に置かれたOPPO A5 5Gの斜め下からのクローズアップ。底面には3.5mmイヤホンジャック、USB Type-Cポート、スピーカー穴が見える。
OPPO A5 5Gまたはモバイルデバイスのオーディオ出力のスペクトログラムグラフ。横軸が時間、縦軸が周波数を示し、測定限界近くのノイズフロアと、テスト信号または音楽の痕跡が見える。
OPPO A5 5Gのスピーカーで音楽及びテストトーンを再生

Xiaomi 15 Ultraで録音したwaveデータをスペクトログラム化しています。

OPPO A5 5Gのスピーカー音(MP3:192kbit/s)

OPPO A5 5Gのスピーカーは『シングル仕様(本体右下部分にホールあり)』なので、ステレオ再生を行うことが出来ません。ただし『ウルトラボリュームモード』に対応し、音圧を最大『300%』アップすることが可能です。

スペクトログラムを元にした音質評価

低域(〜200Hz)

ほぼ再生されていない。 スマホ筐体の制約により当然だが、重さ・厚みのある低音は皆無で、音の土台が弱い。

中域(300Hz〜3kHz)

この帯域が最も強い。 ただしスペクトログラムを見る限り、縦方向の細かい縞(共振/箱鳴り)が非常に多い。 声やメロディがこもり気味・やや金属的に聞こえる傾向。

高域(5kHz〜12kHz)

持続的にノイズがのるような成分があり、ザラつき・シャリつきが発生しやすい。 明瞭感は出る一方で、余韻や透明度は低い。

超高域(12kHz〜)

ほぼエネルギーがなく、空気感・広がり感は出ない。モノラルという点もあり、音場は非常に狭い。

歪み・共振

スペクトログラム右側の縦に伸びる強い線(高調波歪み)が目立つ。最大音量付近では『筐体のビビり・共振』が明確に出ている。 小型スピーカー特有だが、この機種は特に中域〜高域の歪みが強め。

ダイナミックレンジ

赤い密度が限定されており、ダイナミックレンジはかなり狭い。 小音量・大音量の差が乏しく、平坦で迫力に欠ける。

総合評価

中域を中心に頑張ってはいるが、共振と歪みが強く、高域のザラつきが目立つ。一般的なエントリー帯のモノラルスピーカー。実用性はあるが音楽用途では厳しく、動画視聴や通知向きのチューニング。

【OPPO A5 5GのBluetooth環境】ワイヤレスでハイレゾ音源を聞ける!『LDAC』『aptX HD』サポート

OPPO A5 5Gの対応コーデック:SBC、AAC、aptX、aptX HD、LDAC

OPPO A5 5Gはエントリークラスのスマートフォンながら、ハイレゾBluetoothコーデック『LDAC』『aptX HD』をサポートしています。良い音質で音楽を聞くには『多くのデータ転送』が必要に。電波干渉を起こしやすい場所(電車の中や電子レンジの近くなど)だと、音が途切れやすくなるのでご注意を(環境を問わず音質を求めるなら有線接続推奨)。

OPPO A5 5GとRedmi Buds 5 ProがペアリングされたBluetooth設定画面のスクリーンショット。メディアの音声と通話機能が有効で、HDオーディオとしてLDACコーデックが使用可能であることが示されている。
項目/コーデックSBC (Classic A2DP)LDAC (Sony)
対応ビット深度 (bit depth)主に 16 bit 16 / 24 bit(ハイレゾ対応) 
サンプリングレート (sampling rate)16〜48 kHz(最大48 kHz) 44.1 / 48 / 88.2 / 96 kHz(最大96 kHz) 
ビットレート (bit rate)約 192〜345 kbps(実装により最大512 kbps の例も) 330 / 660 / 990 kbps の 3 種モード(自動切替あり) 
オーディオ品質 (理論)標準〜中程度(ビットレートに依存) Bluetooth コーデック中で最高レベル。990 kbps 時は“ハイレゾ相当”に近い高音質 
遅延 (レイテンシ)高め(約200ms 前後) — リアルタイム用途には不向き/会話・動画・ゲームにはやや不利 SBC よりやや高め(180〜250ms 前後とされることが多い) — 低遅延ではないため通話・ゲーム用途は非推奨 
主な用途・特徴Bluetooth Classic デバイスで広く使われる標準コーデック。最も互換性が高いハイレゾ音源向け高音質再生、音質重視のヘッドホン/スマホで採用。遅延用途には不向き
備考/注意点Bluetooth 側はほぼ必ず対応 — どの機器でも接続できる可能性が高いビットレートは可変 → 通信環境で音質が変わる可能性あり

【OPPO A5 5Gはイヤフォンジャック搭載】低消費電力・低遅延・高音質で音楽(音声)を聞ける!

高価格帯のスマートフォン(ハイエンドなど)は、その殆どが『イヤフォンジャック』非搭載。変換アダプタを使用しなければ『有線』で音楽(音声)を聞くことが出来ません。有線接続のメリットは『非圧縮(高音質)』『安定(電波干渉により途切れない)』『ほぼ遅延なし』『低ノイズ』『電力消費が少ない』など様々。

OPPO A5 5Gは『イヤフォンジャック』を備える(本体右下部分)ので、変換アダプタを使用せずにこれらの恩恵を受けることが可能。『OReality Audio』のサウンド効果にも対応します。

OPPO A5 5Gの底面クローズアップ。3.5mmイヤホンジャックにL字型のプラグの有線イヤホンが接続されており、USB Type-Cポートとスピーカー穴も見える。

【OPPO A5 5Gで使えるOReality Audio】独自音響効果がシナリオを認識して最適なサウンドモードをセレクト

OPPO A5 5Gのサウンド効果設定画面。有線ヘッドホン向けORealityサウンドプロファイルとして、スマート、ゲーム、音楽、映画の4つの選択肢が表示されている。

『設定』→『サウンドとバイブレーション』→『サウンド効果設定』→『サウンド効果』

OPPO A5 5Gでは、独自のプロファイルを設定可能なサウンド効果『OReality Audio』を利用することが出来ます。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  

  • スマート:シナリオに応じて最適なサウンドモードを適用
  • 映画:臨場感のあるサラウンドサウンドとクリアな音声
  • ゲーム:ゲームサウンドの隠れたディテールを引き出し、アリーナにいるような臨場感を作り出す
  • 音楽:ボーカルを忠実に再現。イコライザーはカスタマイズ可能

OReality Audioは『Bluetooth(イヤフォン、ヘッドフォン、スピーカー)』『内蔵スピーカー』『有線(イヤフォン、ヘッドフォン、スピーカー)』で機能。

ホワイトの背面を持つOPPO A5 5Gと、右奥にJBLの青いポータブルスピーカー、手前にRedmiワイヤレスイヤホンの充電ケースが並べられた、モバイルオーディオセットのクローズアップ写真。

『Redmi Buds 5 Pro(Xiaomi)』『OPPO Enco Air3i』『Zen Air Pro(Creative)』『EarFun Air Pro 3』『有線イヤフォン』『内蔵スピーカー』『Bluetoothスピーカー(JBL GO Essential)』を接続して実際に試してみましたが、Redmi Buds 5 Proでは音の変化を感じませんでした。一部の機器では効果を体感しづらいかもしれません。

【OPPO A5 5GはMicro SDカード対応】YouTube、アマプラ、Netflixのコンテンツを高解像度でたっぷり保存

OPPO A5 5Gの本体側面から引き出されたSIMカード/microSDカードトレイ。トレイにはTranscend製の256GB V30 microSDカードが搭載されており、背面にはAI CAMERA SYSTEMの刻印が見える。

OPPO A5 5Gは『Micro SDカードスロット』を備え、低コストで保存領域を最大1TBまで拡張することが可能です。

スピードクラス一覧(SDアソシエーションより)

最低転送保証速度スピードクラスUHSスピードクラスビデオスピードクラスSD Expressスピードクラス
600MB/sE600
450MB/sE450
300MB/sE300
150MB/sE150
90MB/sV90
60MB/sV60
30MB/s3V30
10MB/s101V10
6MB/s6V6
4MB/s4
2MB/s2

ストリーミング動画をHD解像度(720p)で保存/視聴するのにお勧めなMicro SDカード

OPPO A5 5Gのダウンロード先選択ポップアップ画面のスクリーンショット。内部ストレージの空き容量は89 GB、SDカードの空き容量は249 GBと表示されている。

『720p(OPPO A5 5Gの画面に適した解像度)』で安定的に動画を観るには、最低でも『4MB/s』以上の安定的な速度が必要に(Amazonより)。最低転送保証速度が『6MB/s』の『スピードクラス6』『ビデオスピードクラスV6』でも問題は無さそうですが、これらに準拠するMicro SDカードはもう市場にほぼ出回っていません。

ワンランク上(10MB/s)の『スピードクラス10』『UHSスピードクラス1』『ビデオスピードクラスV10』に準拠するMicro SDカードは、記事執筆時点で『千円台前半(128GB)〜』程度。オフライン再生は『データ通信が発生しない』『画質(フレームレート)が安定する』などメリットが多いです。

OPPO A5 5Gで撮影した動画(1080p/30fps)を保存するのにお勧めなMicro SDカード

設定→デバイスについて→ストレージ→SDカード→カメラ

他メーカーのAndroidスマートフォンは、カメラアプリの中で『保存場所の指定』を行うことが可能。OPPOの場合はやや特殊で、設定内から『SDカードにデータを保存するアプリ』を指定する必要あり。

OPPO A5 5GのSDカード設定画面のスクリーンショット。画像453MB、動画3.8MB、その他3.06GBのデータ内訳が表示され、データをSDカードに移行するオプションや、カメラと画面録画のファイルをSDカードに保存する設定スイッチが見える。

OPPO A5 5Gで撮影可能な動画の最大解像度は『1080p/30fps』。『スピードクラス10』『UHSスピードクラス1』『ビデオスピードクラスV10』が適正となるので、1枚用意しておけば『動画視聴』『動画撮影』どちらの目的でも機能します。

【OPPO A5 5Gで使えるジェスチャー機能】デジタルアシスタントや指定したアプリの起動を『画面オフ状態』からスムーズに行える

OPPO A5 5Gには下記の通り、便利なジェスチャー(ショートカット)機能が豊富に用意されています。顔認証(指紋認証)と組み合わせれば、ジェスチャー操作から起動(動作)までがスムーズに。

  • デジタルアシスタント起動:電源ボタンを長押し(設定→ユーザー補助と利便性→電源ボタン)
  • スクリーンショット:画面を3本の指で下にスワイプ、指3本で長押し、電源ボタンと音量下げボタン(設定→ユーザー補助と利便性→スクリーンショット)
  • 画面ON:端末を持ち上げる(設定→ホーム画面とロック画面→端末を持ちあげたら画面オン)
  • 画面ON/OFF:画面をダブルタップ(設定→ホーム画面とロック画面→ダブルタップで画面オンまたはオフ)
  • カメラを起動:消えている画面に『O』の文字を描く(設定→ユーザー補助と利便性→ジェスチャーとモーション→スリープ時のジェスチャー→Oの文字を描いてカメラを起動)
  • フラッシュライトON/OFF:消えている画面に『V』の文字を描く(設定→ユーザー補助と利便性→ジェスチャーとモーション→スリープ時のジェスチャー→Vの文字を描いてフラッシュライトをオンまたはオフにする)
  • 音楽の一時停止と再開:消えている画面に『I』の文字を描く(設定→ユーザー補助と利便性→ジェスチャーとモーション→スリープ時のジェスチャー→音楽操作)
  • ロック解除画面→指定した連絡先に発信もしくは指定したアプリを開く:消えている画面に『ʌ』を描く(設定→ユーザー補助と利便性→ジェスチャーとモーション→スリープ時のジェスチャー→Mを描く)
  • ロック解除画面→指定した連絡先に発信もしくは指定したアプリを開く:消えている画面に『M』の文字を描く(設定→ユーザー補助と利便性→ジェスチャーとモーション→スリープ時のジェスチャー→Mを描く)
  • ロック解除画面→指定した連絡先に発信もしくは指定したアプリを開く:消えている画面に『W』の文字を描く(設定→ユーザー補助と利便性→ジェスチャーとモーション→スリープ時のジェスチャー→Wを描く)
  • 自動応答:端末を耳に近づける(設定→ユーザー補助と利便性→ジェスチャーとモーション→端末に耳を近づけると自動で応答)
  • イヤーレシーバーに自動切り替え:端末を耳に近づける(設定→ユーザー補助と利便性→ジェスチャーとモーション→端末に耳を近づけるとイヤーレシーバーに自動切換え)
  • 着信音を消す:端末を裏返す(設定→ユーザー補助と利便性→ジェスチャーとモーション→端末を裏返して着信音を消す)
OPPO A5 5Gの「スリープ時のジェスチャー」設定画面のスクリーンショット。ダブルタップで画面オン/オフ、O文字でカメラ起動、V文字でフラッシュライト、音楽操作、そして追加ジェスチャーとして「ハ」「M」「W」の文字でアプリを起動するオプションが見える。

デジタルアシスタントを変更する方法

  1. 『設定』を開いて検索ボックスに『デジタル』と入力
  2. 一覧から『デフォルトのデジタルアシスタント』を選択
  3. 利用したいデジタルアシスタントアプリ(ChatGPTなど)を選択
OPPO A5 5Gのデフォルトのデジタルアシスタントアプリ選択画面のスクリーンショット。「なし」、ChatGPT、Copilot、Googleの4つのオプションが表示され、Googleが選択されている状態。

【OPPO A5 5Gで使えるアプリクローン機能】複製出来るアプリは『2種類』まで!『LINE』『Instagram』『Facebook』『X』などが対応

1台の端末で2つのアカウントを使える

設定→アプリ→アプリクローン

OPPO A5 5Gでは、アプリを複製(2つインストール)可能な『アプリクローン』という機能を使うことが出来ます。処理能力に合わせてか、複製可能なアプリは『2種類』まで。

OPPO A5 5Gの「アプリクローン」設定画面のスクリーンショット。FacebookとInstagramはクローンが有効(オン)で、LINEは無効(オフ)と表示されている。同時に2つのアプリまでクローン可能。

例えばアプリクローンを開いて『Instagram』にチェックを入れると、自動的に『もう一つのInstagram(右下に緑と青のクローンアイコンつき)』がホーム画面に追加。

OPPO A5 5Gのホーム画面上のアプリアイコンのクローズアップ。オリジナルのInstagramとFacebookのアイコンに加え、右下に緑色のマークがついたクローンアプリ(Instagram (Clone)とFacebook)のアイコンが並んで表示されている。

複製したアプリは『異なるID(電話番号)』でログイン可能です。

Instagramの新規登録画面。 ‘Instagramに参加しよう’ の見出しと、開始ボタン・ログインボタンが表示され、中央には若者たちの写真コラージュが配置されている。

【OPPO A5 5Gで使えるアプリロック】設定したアプリを開く前にパスワードの入力が必要に

設定→セキュリティとプライバシー→アプリロック

アプリロックをかけたアプリ(クローンも対象)は、開こうとすると『プライバシーパスワード』の入力を求められるように。『楽天ペイ』『PayPay』といった支払い系のアプリにロックをかけておくと安心感が増します。

Androidスマホのアプリロック設定画面。FacebookクローンやInstagramクローン、楽天ペイ、PayPayなどがロック中として一覧表示されている。
スマートフォンを手に持ち、プライバシーパスワード入力画面が表示されている様子。円形の数字キーが並ぶロック解除画面。

【OPPO A5 5Gは文章生成AI機能を使える】たった10文字が『取引先への詫び』や『レシピ』に

OPPO A5 5Gのメモアプリは『AIアシスタント(虹色のアイコン)』に対応しています(メモアプリ以外でも利用可能)。10文字以上の文章に対して『フォーマット』『クリーンアップ』『ブラッシュアップ』『書き続ける』『詳しく』『短くする』『フォーマル』といった自動編集が可能(サーバーの問題でテキストを生成出来ませんでしたと表示されることがある)。

日本語キーボードの入力画面。左上のAIアシスタントボタンが赤枠で強調表示されている。
メモアプリのAIアシスタント機能画面。フォーマット、クリーンアップ、ブラッシュアップ、詳しく、短くする、フォーマルなどのボタンが一覧表示されている。

例えば『商品Aの受注数を間違えた取引先への詫び文章』に対して『書き続ける』を適用すると、内容に沿った文章が短時間で生成されます。

【OPPO A5 5Gで使えるアイコンプルダウンジェスチャー】は片手持ちののままアプリを開ける

設定→ホーム画面とロック画面→アイコンプルダウンジェスチャー

アイコンプルダウンジェスチャーの設定画面。画面上部をスワイプするとアプリアイコンを下に引き下ろせる操作方法が図解されている。

OPPO A5 5Gの画面サイズは6.7インチ。片手で持つことは出来ても、『操作する』のは難しい大きさ。『アイコンプルダウンジェスチャー』は、画面の左もしくは右端(角ではない)を上にスワイプすることで、アプリアイコンを指の届く位置にプルダウンさせる機能。起動したいアイコンの上で指を離すと開きます。

OPPO A5 5Gで楽天モバイルを使えるか

OPPO A5 5Gは楽天モバイルの主な通信バンド(4G:Band3/Band18※パートナー回線/Band 28、5G(sub6):Band n77)をサポートしています(eSIM対応)。

Androidスマートフォンの『SIM情報と設定』画面。SIM1が有効化され、VoLTEや優先ネットワークタイプ(5G/4G/3G/2G自動)、アクセス ポイント名、通信キャリアのRakutenが表示されている。

Rakuten Linkをインストールされていない状態では、標準通話アプリで着信することが出来ませんでした(通話相手が呼び出し中でも着信画面が表示されない。発信もやや不安定)。Rakuten Linkをインストールして使えるようにセットアップすると、標準通話アプリを使用した発着信が正常化。

楽天モバイルの通話でメインとなるRakuten Linkは、『通話』『SMSメッセージ送受信』『ビデオ通話』を問題なく行うことが出来ました(同アプリの特性上、電波状況により若干遅延。Wi-Fiからモバイルネットワーク接続に切り替えると改善する場合あり)。

OPPO A5 5Gの日本発売日

2025年12月4日(木)

OPPO A5 5Gの日本販売価格(公式店舗)

  • 4GB/128GBモデル:32,800円(税込)

OPPO A5 5Gのアップデート保証期間

  • セキュリティアップデート:2031年5月まで

※グローバルモデルに関する情報を参照しています。

OPPO A5 5Gの同梱品

  • 保護フィルム(試供品)(貼付済み)
  • SIM取出し用ピン(試供品)
  • クイックガイド
  • 安全ガイド

【OPPO A5 5Gのスペック】主な仕様

カラー

  • グリーン
  • ホワイト

メモリとストレージ

  • メモリ:4GB RAM(※最大8GB相当まで拡張可能)、128GB ROM
  • RAMの種類:LPDDR4X
  • ストレージ仕様:UFS 2.2
  • 外部ストレージ:対応
  • USB OTG:対応

サイズと重量

  • 縦:166mm
  • 横:76mm
  • 厚さ:8mm
  • 重量:194g

プロセッサー

  • MediaTek Dimensity 6300
  • CPU:
    オクタコアCPU:2.4GHz×2+2.0GHz×6
  • GPU:
    ARM Mali-G57 MC2@1072MHz

ディスプレイ

  • サイズ:約6.7インチ
  • 画面占有率:89.9%
  • 解像度:HD+(1,604×720)
  • リフレッシュレート:最大120Hz
  • タッチサンプリングレート:最大240Hz(デフォルト:120Hz)
  • 色域:
    鮮明モード:88%(DCI-P3)
    ナチュラルモード: 100%(sRGB)
  • 色彩深度:1,670万色(8ビット)
  • ピクセル密度:264PPI
  • 輝度:
    デフォルト設定時の通常輝度:850nits
    日光下での最大輝度:1,000nits
  • パネルタイプ:LCD(液晶)

バッテリーと充電

  • バッテリー:
    公称値:6,000mAh
    定格値:5,860mAh
  • 急速充電:
    45W SUPERVOOCTM / 33W PPS

カメラ

  • リアカメラ
    広角:約5,000万画素(F値1.8)
    深度:約200万画素(F値2.4)
    動画撮影:最大1080P@30fps、720P@30fps、スローモーション撮影:720P@120fps、タイムラプス撮影:1080p@30fps、アウト/イン同時撮影対応
    撮影モード:写真、動画、ポートレート、夜景、PRO、パノラマ、スローモーション、アウト/イン同時撮影、タイムラプス、ステッカー、ハイパーテキスト、高解像度、Googleレンズ
  • フロントカメラ
    約800万画素(F値2.0)
    動画撮影:最大1080P@30fps、720P@30fps、アウト/イン同時撮影対応
    撮影モード:写真、動画、ポートレート、夜景、パノラマ、アウト/イン同時撮影、タイムラプス、ステッカー、スクリーンフィルライト

生体認証

  • 側面指紋認証
  • 顔認証

NFC

  • 対応(おサイフケータイ対応)

ネットワークと接続

  • デュアルSIM:対応
  • SIMタイプ:
    排他的デュアルSIMカードスロット
    SIM1(nanoSIM)+SIM2(nanoSIM)/microSD
    SIMタイプ:nanoSIM+eSIM
  • 対応バンド
    • 5G :n1/n3/n28/n41/n77/n78
    • 4G FDD LTE : Band 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/26/28
    • 4G TD LTE : Band 38/39/40/41/42
    • 3G WCDMA: Band 1/2/4/5/6/8/19
    • 2G GSM : 850/900/1800/1900MHz
      キャリアアグリゲーション対応

Wi-Fi

  • IEEE802.11 a/b/g/n/ac

Bluetooth

  • バージョン:5.4
  • コーデック:SBC、AAC、aptX、aptX HD、LDAC

防水・防塵

  • IP56

オーディオ

  • スピーカー:モノラル
  • イヤフォンジャック:搭載

ナビゲーションと測位

  • GNSS:Beidou, GPS, GLONASS, Galileo, QZSS
  • その他機能:A-GPS、Wi-Fi測位、ネットワークを利用した移動体測位

センサー

  • 近接センサー
  • 環境光センサー
  • 加速度センサー
  • 側面指紋認証センサー
  • 電子コンパス

オペレーティングシステム

  • ColorOS

OPPO A5 5Gにお勧めなSIM

docomoの周波数帯対応状況

  • 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)、Band21(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
  • 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(×)

docomo回線が使えるお勧め格安SIM

Softbankの周波数帯対応状況

  • 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)、Band11(◎)、Band28(◎)、Band42(◎)
  • 5G(sub6):Band n77(◎)

Softbank回線が使えるお勧め格安SIM

auの周波数帯対応状況

  • 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band11(◎)、Band18(◎)、Band28(◎)、Band41(◎)、Band42(◎)
  • 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)

au回線が使えるお勧め格安SIM

楽天モバイルの周波数帯対応状況

  • 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)、Band 28(◎)
  • 5G(sub6):Band n77(◎)

楽天回線が使えるお勧め格安SIM

実際に使って感じたOPPO A5 5Gのメリットとデメリット

OPPO A5 5G
総合評価
( 4 )
メリット
  • 適当に撮った写真をベストな構図に整えてくれるAI再構成
  • 人物を自動認識して影まで綺麗に消してくれる高精度なAI消しゴム
  • 使い道が無い超低解像度画像からアニメ調のイラストを生成出来るAIリイメージ
  • 『目を閉じた失敗写真』を『笑顔』に変えられるAIパーフェクトショット
  • スーツ姿を特撮ヒーローみたいに変身させられるAIポートレート
  • 6.7インチの大画面は最大120Hzの超滑らか表示に対応
  • 45W SUPERVOOC対応!約37分で50%以上充電可能
  • 指紋が目立たず高級感のある背面デザイン
  • フィルムなどの影響を受けない側面指紋認証
  • イヤフォンジャック搭載!低遅延・低消費電力・高音質で音楽が聞ける
  • ハイレゾBluetoothコーデックLDAC、aptX HDをサポート
  • Micro SDカード対応!ストリーミング動画・音楽、撮影した動画を外部ストレージに保存出来る
  • 画面オフの状態から素早くアプリ起動可能なジェスチャーを多数用意
  • 片手持ちのままアプリを開けるアイコンプルダウンジェスチャーが便利
  • IP56の実用的な防塵防水性能
  • MIL規格とSGX(PT-23-000-201470)の耐衝撃テストをどちらもクリアした堅牢性の高さ
  • FeliCa ICチップ搭載でおサイフケータイが使える
  • ウルトラボリュームモード対応(音圧を最大+300%)で屋外でも音声を聞き取りやすい
デメリット
  • カメラの画像処理にエントリーモデルの限界を感じる
  • 物理的なメモリ(RAM)が4GBと少なめ
  • スピーカーがモノラル仕様
  • ディスプレイの解像度がHD+と低め

OPPO A5 5Gに関するQ&A

OPPO A5 5Gはワイヤレス充電に対応していますか?

ワイヤレス充電に非対応です。

OPPO A5 5Gではおサイフケータイを使えますか?

FeliCa ICチップを搭載しているので使えます。

OPPO A5 5Gにケースは付属しますか?

付属しません。

OPPO A5 5Gに充電器は付属しますか?

付属しません。

OPPO A5 5Gの画面にフィルムは貼られていますか?

貼り付けられた状態で出荷されます。

OPPO A5 5Gのカメラはマクロ撮影に対応していますか?

非対応です。

OPPO A5 5Gの防塵防水性能は?

実用レベルのIP56に準拠しています。

OPPO A5 5GではeSIMを使えますか?

使えます。

OPPO A5 5GでAI機能が使えない

OPPOアカウントにログイン。サーバーが混雑している場合は時間をあける。

OPPO A5 5Gが採用するGPUは?

ARM Mali-G57 MC2@1072MHzです。

OPPO A5 5Gはイヤフォンジャックを搭載しますか?

搭載します。

楽天モバイルで発着信が出来ない

Rakuten Linkをインストール/ログインしましょう。

関連リンク

瀬名 勇斗
運営者
サラリーマン時代は『製品開発(モバイルガジェット関連)』『広告(パッケージ及び説明書など)デザイン』『ディレクション』『マーケティング』『コピーライティング』などに従事。一つの製品に深く関わる事が好きで、開発から行っているメーカーに勤務していました。

ガジェット好きが高じて、一時は日本で発売されていないスマートフォンを海外から輸入。『Xiaomi』『OPPO』に関しては、日本参入前からフリークに。

元々写真を撮るのが趣味で、スマートフォンで撮影した作例を記事内に多数掲載。端末の性能を知りつつ、楽しんでいただければ幸いです。
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