『Android』『Chrome』『Windows』といったOSを採用する付近のデバイス間で、直接ファイルを共有出来る機能『Quick Share(クイックシェア)』。元は『ニアバイシェア』と呼ばれていました。
転送には『Bluetooth』『Wi-Fi』を利用しており、Appleが提供している『AirDrop』に近いイメージ。
私は先日Xiaomi 14T Proの『データバックアップ先』を探していました。候補に『スマートフォン』『タブレット』を入れており、Quick Shareでデータ(約1.45GB)の転送を行ったところ、デバイスによって完了するまでに『大きな時間差』が発生。
転送時間が圧倒的に『短かった』のは『Xiaomi 13T』。上位モデルの『Xiaomi 13T Pro』『Xiaomi 14 Ultra』よりも受信速度が『はやい』というのは通常あり得ません。
『最新端末=速い』『旧端末=遅い』『ハイエンド=速い』『エントリーモデル=遅い』といった感じであれば、『通信規格の違いによるものか』程度で済ませていました。しかしそうでは無かったので、『これはおかしい』と原因を探ることに。
素早い転送が行われている何かしらの要因は、『Xiaomi 13T』に隠されているはず。まずは同端末と『Xiaomi 13T Pro』の主な接続環境を比較。
Xiaomi 13T | Xiaomi 13T Pro | |
技術 | Wi-Fi 6 | Wi-Fi 6 |
接続速度(理論値) | 1201Mbps | 1201Mbps |
電波強度 | 非常に強い | 非常に強い |
セキュリティ | WPA/WPA2-Personal | WPA3-Personal |
Bluetooth | 5.4 | 5.4 |