Nothing Phone 4a Proは望遠も強い?4a/3a/3と屋外カメラ画質を比較

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Nothing Phone 4a ProとNothing Phone 4aの背面デザインとカメラ部分を屋外で比較

この記事に書いてある内容

本記事の検証に使用した『Phone (4a)』および『Phone (4a) Pro』の実機は、Nothing Japanより貸与いただきました。

撮影に使用しているスマートフォンの主なカメラ仕様

Nothing Phone 3a Lite

項目仕様
メインカメラ50MP
焦点距離24mm
絞り値F/1.88
センサー1/1.57インチ
機能EIS、位相差検出AF
超広角カメラ8MP
超広角焦点距離15mm
超広角絞り値F/2.2
超広角センサー1/4インチ
超広角視野角119.5°
マクロカメラ2MP
マクロ絞り値F/2.4
フロントカメラ16MP
フロント焦点距離24mm
フロント絞り値F/2.45
フロントセンサー1/3インチ
動画4K 30fps、1080p 30/60fps、120fpsスローモーション、タイムラプス、EIS手ぶれ補正

Nothing Phone 3a

項目仕様
メインカメラ50MP
焦点距離24mm
絞り値F/1.88
センサー1/1.57インチ
視野角84.5°
機能OIS & EIS、オートフォーカス
望遠カメラ50MP
望遠焦点距離50mm
望遠絞り値F/2.0
望遠センサー1/2.75インチ
望遠視野角49.5°
望遠機能EIS、オートフォーカス
ズーム2倍光学、4倍センサー内ズーム、30倍ウルトラズーム
超広角カメラ8MP
超広角焦点距離15mm
超広角絞り値F/2.2
超広角センサー1/4インチ
超広角視野角120°
フロントカメラ32MP
フロント焦点距離22mm
フロント絞り値F/2.2
フロントセンサー1/3.44インチ
フロント視野角81.2°

Nothing Phone 4a

項目仕様
メインカメラ50MP
絞り値F/1.88
センサー1/1.57インチ
機能OIS & EIS、オートフォーカス、PDAF、ISRアルゴリズム
ペリスコープカメラ50MP
ペリスコープ絞り値F/2.88
ペリスコープセンサー1/2.75インチ
ペリスコープ機能OIS & EIS、オートフォーカス、PDAF
ズーム3.5倍光学、7倍センサー内ズーム、70倍ウルトラズーム
超広角カメラ8MP
超広角絞り値F/2.2
超広角センサー1/4インチ
超広角視野角120°
フロントカメラ32MP
フロント絞り値F/2.2
フロントセンサー1/3.44インチ
フロント視野角89°
主な機能ULTRA XDR、ULTRA XDRモーションフォト、AIセマンティックセグメンテーション、ポートレートオプティマイザー、マクロ機能、ナイトモード
動画4K 30fps、1080p 30/60fps、1080p ULTRA XDR 30fps、1080pスロー120fps、4K/1080pタイムラプス

Nothing Phone 4a Pro

項目仕様
メインカメラ50MP
絞り値F/1.88
センサー1/1.56インチ
機能OIS & EIS、オートフォーカス、2×2 OCL PDAF、2倍センサー内ズーム、高速シャッター、ISRアルゴリズム
ペリスコープカメラ50MP
ペリスコープ絞り値F/2.88
ペリスコープセンサー1/2.75インチ
ペリスコープ機能OIS & EIS、オートフォーカス、PDAF
ズーム3.5倍光学、7倍センサー内ズーム、140倍ウルトラズーム
超広角カメラ8MP
超広角絞り値F/2.2
超広角センサー1/4インチ
超広角視野角120°
フロントカメラ32MP
フロント絞り値F/2.2
フロントセンサー1/3.44インチ
フロント視野角89°
主な機能ULTRA XDR、ULTRA XDRモーションフォト、AIセマンティックセグメンテーション、ポートレートオプティマイザー、マクロ機能、ナイトモード
動画4K ULTRA XDR 30fps、1080p ULTRA XDR 30/60fps、1080pスロー120fps、4K/1080pタイムラプス

Nothing Phone 3

項目仕様
メインカメラ50MP
メイン絞り値F/1.68
メインセンサー1/1.3インチ
メイン機能OIS & EIS、オートフォーカス、2× OCL PDAF、2倍センサー内ズーム
ペリスコープカメラ50MP
ペリスコープ絞り値F/2.68
ペリスコープセンサー1/2.75インチ
ペリスコープ機能OIS & EIS、オートフォーカス
ズーム3倍光学、6倍センサー内ズーム、60倍ウルトラズーム
超広角カメラ50MP
超広角絞り値F/2.2
超広角センサー1/2.76インチ
超広角視野角114°
フロントカメラ50MP
フロント絞り値F/2.2
フロントセンサー1/2.76インチ
フロント視野角81.2°
主な機能ULTRA XDR、オートトーン、ポートレートオプティマイザー、モーションキャプチャーモード、ナイトモード、マクロモード、アクションモード
動画4K/1080p ULTRA XDR 30/60fps、4K/1080pスロー120fps、4K/1080pタイムラプス

検証条件

項目内容
撮影場所屋外
被写体屋外風景、草花、水面、建物、石段、木々、鳥
主な確認内容色再現、解像感、HDR、白飛び、黒潰れ、暗部階調、背景ボケ、ズーム画質
光源屋外自然光
撮影アプリ標準カメラアプリ
撮影モード写真(オート)
Ultra XDRON
自動色調調整OFF
プリセットオリジナル
撮影倍率0.6倍、1倍、2倍、3.5倍、7倍(焦点距離は端末により若干異なる
掲載画像形式WebP
掲載画像サイズ長辺最大2,000px
圧縮Web掲載用に圧縮
注意点元画像より細部情報がわずかに低下する可能性あり

【シーン1】メインカメラ(等倍)比較。標準画角で風景をどれだけ自然に描けるか

見るポイント

  • 池、木々、草、建物のバランスが自然に写っているか
  • 空と水面の明るさを自然に処理できているか
  • 木陰が黒く潰れず、奥行きが残っているか
  • 葉の細かさや草の一本一本が分離して見えるか
  • 緑が濃すぎたり、黄緑に寄りすぎたりしていないか
  • 水面の反射が白く飛びすぎていないか
  • 建物の白が不自然に青白くならないか

Nothing Phone 3a (メインカメラ):コントラスト強めで映える風景描写

Nothing Phone 3aで撮影した屋外風景の等倍カメラ作例。池と木々、水面、建物の描写を比較

『空や雲』『緑のコントラスト』が強く、ぱっと見では非常にシャープで印象的。奥の建物や木々の輪郭もはっきりしていて、SNS向けには映える絵です。

ただし、今回の評価基準である『標準画角で風景をどれだけ自然に描けるか』という観点では、少し処理が強く感じます。特に緑が濃く、草や木々の明暗差も強め。葉の一枚一枚というより、場所によっては緑の密度感が強く出すぎています。

また、空の明るい部分と木陰の差がやや大きく、HDRで自然に均すというより、コントラストを立てて見せる方向です。写真としては悪くありませんが、自然な風景描写というより『少しドラマチックに仕上げた絵』に見えます。

Nothing Phone 4a(メインカメラ):明るく見やすい。Phone 4a Proに近いが少し処理が強め

Nothing Phone 4aで撮影した屋外風景の等倍カメラ作例。池と木々、水面、建物の描写を比較

『全体の明るさ』『緑の鮮やかさ』『空の階調』がかなり良好です。手前の草や池の周囲も見やすく、標準カメラとしてはかなり好印象です。

ただし、Phone 4a Proと比べると、右側の木陰や草地のコントラストがやや強く、緑が少し濃く見えます。ぱっと見の鮮やかさはありますが、自然さという点ではPhone 4a Proのほうが一枚上です。

Nothing Phone 4a Pro(メインカメラ):HDR、緑、暗部、建物の白のバランスが最も自然

Nothing Phone 4a Proで撮影した屋外風景の等倍カメラ作例。池と木々、水面、建物の描写を比較

空の明るさを抑えながら、木陰や池まわりの暗部も極端に潰していません。右上の木の枝、手前の草、奥の建物まで、画面全体の情報量が自然に残っています。

特に良いのは、緑の処理が過剰ではないこと。草や葉は明るく見えますが、蛍光色のようにはならず、風景写真として見やすい範囲に収まっています。水面の反射も白く飛びすぎず、池の質感まで維持。

奥の白い建物は青白く転びすぎず、比較的ニュートラル。等倍の風景写真としては、もっとも『その場の空気感』を自然にまとめています。

Nothing Phone 3(メインカメラ):自然寄りだが抜け感の部分で弱さも

Nothing Phone 3で撮影した屋外風景の等倍カメラ作例。池と木々、水面、建物の描写を比較

極端な破綻はありません。緑も過度に派手ではなく、空や池の明るさも比較的穏やか。その意味では自然な方向です。

ただし他の3機種と比べると、全体に少しコントラストが弱く『遠景の建物や木々』『手前の草の分離感』がやや甘く見えます。特に細かい草の一本一本や葉の密度感では、Phone 4a Pro、Phone 4aのほうが明らかに見やすいです。

また、空の明るい部分に引っ張られているのか、画全体の立体感がやや弱く、右側の木陰も少し沈み気味。自然ではありますが、風景写真としての情報量とクリアさでは一歩後退。

シーン1の画質評価まとめ

端末評価
Phone 4a ProHDR、緑、暗部、建物の白のバランスが最も自然
Phone 4a明るく見やすい。Phone 4a Proに近いが少し処理が強め
Phone 3aシャープで映えるが、緑とコントラストがやや強い
Phone 3自然寄りだが、細部と抜け感でやや弱い

【シーン2】2倍ズーム比較。望遠カメラとメインカメラのデジタルズームで描写はどこまで変わるか

見るポイント

  • Phone 3aのみ望遠カメラによる撮影。他端末(デジタルズーム)との画質差
  • 池の向こう岸や建物の線が自然に残っているか
  • 木々の葉が細かく分離しているか、緑の塊になっていないか
  • デジタルズーム側で輪郭強調やザラつきが出ていないか
  • 望遠カメラ側で暗部が潰れすぎていないか
  • 水面の反射が不自然に強調されていないか
  • 画角が狭くなることで、風景の切り取りやすさが上がっているか

Nothing Phone 3a (望遠カメラ):望遠カメラらしい自然な線と奥行きが残る2倍

Nothing Phone 3aで撮影した2倍ズームの屋外作例。水面や草、遠景の建物描写を比較

比較端末の中で、倍率『2倍』においては唯一の望遠カメラ撮影。物理的な強みがはっきり出ている描写。『建物の窓やベランダの線』『池の向こう岸の輪郭』『中央付近の葦の細い形』が、デジタルズーム特有の無理な輪郭強調に頼らず残っています。

特に良いのは『木々の見え方』です。緑の塊として潰すのではなく、木ごとの明暗差や枝葉の密度が比較的自然に見えます。手前の草もシャープすぎず、風景としての立体感が好印象。

一方で、暗部はやや深く沈みます。『池の奥の木陰』『中央奥の暗い緑』『右側の木の下』は、少し黒く締まり気味です。明るく見やすい写真というより、光学望遠らしい『線の自然さ』を優先した写り。

Nothing Phone 4a(メインカメラ):明るく鮮やかだが、デジタルズームの処理感が少し出る

Nothing Phone 4aで撮影した2倍ズームの屋外作例。水面や草、遠景の建物描写を比較

Phone 4aもデジタルズームとしては健闘しています。画面全体は明るく、草や池、建物の見通しも良好。スマホ画面で見る分にはかなり分かりやすく、ぱっと見の印象は悪くありません。

ただしPhone 4a Proと比べると、緑の出方がやや強く、葉や草の輪郭に少し硬さがあります。木々の細部も細かく分離しているというより、シャープネスで輪郭を起こして見えるような仕上がり。

建物の線は残っていますが、白い外壁や窓周辺にややデジタル処理の雰囲気があります。自然な線の残り方ではPhone 3a、全体の余裕ではPhone 4a Proに譲ります。

Nothing Phone 4a Pro(メインカメラ):デジタルズームながら、明るさと細部のバランスが優秀

Nothing Phone 4a Proで撮影した2倍ズームの屋外作例。水面や草、遠景の建物描写を比較

Phone 4a Proはメインカメラのデジタルズームですが、処理の完成度が高いです。『空』『水面』『草』『建物』のバランスがよく、全体として最も見やすい写真になっています。

建物の線は、望遠カメラ使用のPhone 3aほど素直ではないものの、破綻は少なく遠景として十分に読めるクオリティ。池の水面反射を明るく出しながら、白飛び一辺倒にはなっていません。緑も比較的自然で、極端に黄緑へ寄る感じは少ないです。

ただし、細部を見るとデジタルズームらしい処理感はあります。草の先端や木の葉のエッジに、少し輪郭を立てたような硬さが。とはいえ全体の露出とHDRが安定しているため、総合点は高めです。

Nothing Phone 3(メインカメラ):自然な描写だが、2倍では細部がやや弱い

Nothing Phone 3で撮影した2倍ズームの屋外作例。水面や草、遠景の建物描写を比較

色の作りは比較的落ち着いています。派手すぎる緑や強すぎるHDR感は少なく、写真全体の雰囲気は自然寄り。

ただし『2倍デジタルズーム』として見ると、細部の押し出しが弱い印象。『建物の線や窓』『池の向こう岸』『木々の葉の分離感』は、他の端末より少し甘く見えます。手前の草も、細い一本一本を見せるというより、全体を柔らかくまとめた処理の仕方。

水面反射や空の処理は大きく破綻していませんが、画全体の抜け感ではPhone 4a ProやPhone 4aに及びません。自然ではあるものの、2倍ズームとしての情報量ではやや不利です。

シーン2の画質評価まとめ

端末評価
Phone 3a望遠カメラにより、建物・対岸・葉の線が最も自然に残る
Phone 4a ProデジタルズームながらHDRと見やすさが優秀
Phone 4a明るく実用的だが、緑と輪郭に処理感が少し出る
Phone 3自然寄りだが、2倍では細部の押し出しが弱い

【シーン3】3.5倍ズーム比較。望遠カメラ単体と望遠+デジタルズームにおける遠景の細部表現差

見るポイント

  • 望遠カメラのみ、望遠カメラ+デジタルズームの解像差
  • 遠くの建物の窓やベランダの形が残っているか
  • 木々の葉が油絵のように潰れていないか
  • 手前の草や水面の細かい線が破綻していないか
  • 望遠+デジタルズーム側で輪郭が太くなりすぎていないか
  • 暗部の木陰にノイズや塗りつぶし感が出ていないか
  • 圧縮効果で池の向こう岸を自然に切り取れているか

Nothing Phone 3a (望遠カメラ+デジタルズーム):見た目はシャープ。ただし細部は描き起こし感が出る

Nothing Phone 3aで撮影した3.5倍ズームの屋外作例。池の水面、草、遠景の建物描写を比較

『中央の葦』『手前の草』『水面の反射』『建物の輪郭』は分かりやすく、ぱっと見の解像感はあります。

ただし『3.5倍』になると、望遠カメラにデジタルズームを重ねた影響が出ます。草の線や木々の葉が『自然に細かく残っている』というより、輪郭を持ち上げて見せている印象に。特に木の葉の部分は『細かい葉として分かれる』というより、やや面で固まって見えます。

暗部もやや厳しいです。池の奥の木陰は締まりがありますが、場所によっては情報が沈みがち。黒く締めて見栄えを作っている一方で、奥行きの余裕はPhone 4a ProやPhone 4aほどありません。

Nothing Phone 4a(望遠カメラ):解像感は高いが、少し強く見せる方向

Nothing Phone 4aで撮影した3.5倍ズームの屋外作例。望遠カメラによる草木や水面の解像感を確認

望遠カメラ単体で撮れているため、Phone 3aやPhone 3よりも土台の情報量に余裕あり。『建物の線』『池の向こう岸』『手前の草の密度』はしっかり出ています。

ただしPhone 4a Proと比べると、少しだけ絵作りが強いです。手前の草はよく解像していますが、線がやや硬く、緑も少し濃い。見た瞬間の精細感はあるものの、風景としての自然さではPhone 4a Proの方が落ち着いています。

水面の反射は明るくぱっと見はきれいですが、場所によっては白い粒がやや強く、細かい反射を少し押し出している印象です。

建物の描写は良好。窓やベランダはカタチとして認識できるレベル。白い建物と暗い木々の境目はややコントラストが強く、遠景全体だと少し硬く見えます。

Nothing Phone 4a Pro(望遠カメラ):遠景を『写真として切り取る』完成度が最も高い

Nothing Phone 4a Proで撮影した3.5倍ズームの屋外作例。望遠カメラの遠景描写とHDRを比較


3.5倍では『中央の葦』『池の奥の木々』『右上の建物』『手前の草』がすべて細かい被写体になりますが、Phone 4a Proはそれらを無理にギラつかせず、比較的自然に分離。

特に良いのは『水面の処理』です。反射はかなり明るいですが、白い帯として単純に飛ばすのではなく、細かい揺らぎが残っています。池の表面らしさがあるので、遠景写真として見たときの不自然さが少なく。

建物も良好です。窓やベランダの形が残っており、白い外壁も極端に冷たく転びません。遠くの人工物を見せるには十分な精細感があります。

また、木陰の暗部が過度に黒く潰れない点も強いです。奥の木々が一枚の黒い壁にならず、明暗の層として残っています。3.5倍ではここが潰れると一気に安っぽく見えるため、Phone 4a Proの処理はかなり優秀です。

Nothing Phone 3(望遠カメラ+デジタルズーム):落ち着いた写りだが、3.5倍では情報量が足りない

Nothing Phone 3で撮影した3.5倍ズームの屋外作例。池や木々、建物の望遠描写を確認

色の出し方自体は悪くありません。派手に緑を盛る感じは少なく、全体としては落ち着いた風景写真です。

ただし3.5倍では明らかに苦しくなります。建物の窓やベランダは見えますが、望遠カメラ単体機ほど明瞭ではありません。木々の葉も細かく分かれるというより、柔らかくまとめた仕上げ。

水面の反射も破綻しているわけではありませんが、細かい揺らぎや粒立ちの見え方は控えめ。手前の草も、一本一本の線を見せる力ではPhone 4a ProやPhone 4aに差をつけられています。

良く言えば自然で穏やか、悪く言えば3.5倍としては押しが弱いです。遠くの風景を引き寄せて見せるという目的ではやや不利に見えます。

シーン3の画質評価まとめ

端末評価
Phone 4a Pro遠景を切り取る完成度が最も高い。水面、建物、木陰の処理が安定
Phone 4a望遠単体の情報量は十分。やや輪郭と緑が強い
Phone 3aシャープに見えるが、3.5倍では補正感が出る
Phone 3落ち着いているが、細部の情報量が不足気味

【シーン4】7倍ズーム比較。望遠カメラ+デジタルズームで遠景は実用レベルに残るか見るポイント

見るポイント

  • 望遠カメラとデジタルズームを併用したハイブリッドズームの解像感
  • 遠くの建物や池の向こう岸の輪郭が崩れていないか
  • 木々の葉が細かく残るか、塗り絵のように潰れるか
  • 画像全体が眠くならず、被写体の輪郭が保たれているか
  • シャープネスをかけすぎて不自然な縁取りが出ていないか
  • 暗い木陰にノイズや黒潰れが出ていないか
  • 水面の反射や波がベタっと潰れていないか
  • SNSやブログ掲載に耐える実用画質か

Nothing Phone 3a (望遠カメラ+デジタルズーム):7倍では補間の限界が目立ち、全体が白っぽく眠い

Nothing Phone 3aで撮影した7倍ズームの屋外作例。望遠カメラとデジタルズームの画質を比較

この7倍ではかなり苦しいです。光学2倍から7倍まで伸ばしているため、デジタルズームの負担が大きく、細部の密度が不足しています。

最も気になるのは、全体の白っぽさと眠さです。水面の反射は明るく見えますが、波や反射の粒が細かく残るというより、白い面として広がる傾向。葦の穂も明るく出ていますが、細い毛の質感は弱く、やや溶けたような見た目に。

木々の葉も厳しいです。葉の細かさを残すというより、緑の塊をソフトに処理している印象で、遠景の解像感はかなり弱くなります。暗部は極端に荒れているというより、ノイズを抑えるために塗りつぶしたような仕上げ。

小さなスマホ画面で単体表示するなら使えなくはありませんが、他機種と並べると差は明確。7倍では光学2倍スタートの不利がかなり出たと言えます。

Nothing Phone 4a(望遠カメラ+デジタルズーム):解像感は強いが、暗部の沈み込みも強い

Nothing Phone 4aで撮影した7倍ズームの屋外作例。水面反射や草木の細部描写を確認

光学3.5倍を土台にしているため、7倍でも中心部の情報量はしっかり残っています。『葦の細い茎』『水面の細かい反射』『池の向こう岸の輪郭』は、7倍ズームとして十分見られるレベルです。

十分健闘はしているものの、Phone 4a Proと比べると『少し硬く暗い』です。木々の暗部は締まって見えますが、場所によっては黒く沈み、奥の葉の階調が見えにくく。水面や草の輪郭は強めに出ており、見た目のシャープさはありますが、自然さではPhone 4a Proが優勢。

硬さはプラスにも作用。被写体の輪郭が分かりやすく、7倍の『寄れている感』が強調されています。明るさよりも輪郭重視の仕上げ。

Nothing Phone 4a Pro(望遠カメラ+デジタルズーム):7倍でも『遠景写真』として成立する完成度

Nothing Phone 4a Proで撮影した7倍ズームの屋外作例。遠景の解像感と水面描写を比較

倍率が7倍になると『草』『葦』『水面』木々のすべてが細かいパターンになりますが、4a Proはそれらを比較的破綻なくまとめています。

特に良いのは『明るさと輪郭の両立』です。水面はかなり明るいものの、ただ白く潰れるだけではなく、小さな反射や波の粒が残っています。手前の葦も細い茎と穂の形が分かり、『7倍でここまで実用的に寄れる』という説得材料に。

木々の描写も比較的安定。葉の一枚一枚までは当然厳しいですが、緑の面がベタっと塗りつぶされた感じは少なく、木ごとの立体感が残っています。暗い木陰も黒く潰しすぎず、奥の空間が見える程度。

弱点を挙げるなら、やや明るめで、場所によっては水面や葦のハイライトが強く見えること。それでも7倍としてはかなり上手く、SNS・ブログ掲載に十分耐える実用画質です。

Nothing Phone 3(望遠カメラ+デジタルズーム):光学3倍の土台で粘るが、7倍では余裕が少ない

Nothing Phone 3で撮影した7倍ズームの屋外作例。望遠ズーム時の木々や水面の描写を確認


光学3倍を土台にしているため、7倍まで伸ばしても完全には崩れていません。『水面の細かい反射』『葦の形』『池の向こう岸の建物風の構造物』も、ある程度読み取れます

ただし、光学3.5倍のPhone 4a ProやPhone 4aと比べると、細部の余裕は少し足りません。木々の葉は細かく分離するというより、ややまとまりを感じる処理に。暗部の木陰も比較的落ち着いていますが、奥の情報量は最新2機種ほど残りません。

良い点は、過度に明るく持ち上げすぎていないこと。水面も白く飛びすぎず、写真全体の雰囲気は自然です。とはいえ、7倍ズームの比較として見ると少しだけ解像の押し出しが弱く、『十分見られるが、もう一段クリアさがほしい』という位置です。

シーン4の画質評価まとめ

端末評価
Phone 4a Pro7倍でも最も自然で、ブログなどの掲載に耐える実用画質
Phone 4a解像感は高いが、暗部と輪郭がやや硬い
Phone 3光学3倍ベースで粘るが、4aシリーズほどの余裕はない
Phone 3a光学2倍ベースの不利が大きく、白っぽく眠い

【シーン5】7倍ズーム近接比較:花びらの細部はどこまで残るか。望遠+デジタルズームの実用画質を検証

見るポイント

  • 花びらの細い線が一本一本残るか、溶けるか
  • 黄色い中心部が粒として残るか、黄色い塊になるか
  • 明るい花びらが白飛びせず、淡いピンクの色差が残るか
  • 花びらや茎の縁が不自然に太くならないか
  • 細部が油絵風、塗り絵風、ザラつきに見えないか
  • 背景の葉や草が汚く崩れず、自然に整理されているか
  • 葉の影が黒く潰れすぎないか、ノイズや塗りつぶし感が出ないか

Nothing Phone 3a (望遠カメラ+デジタルズーム):発色は強いが、7倍では補間の粗さが目立つ

Nothing Phone 3aで撮影した7倍ズームの花の近接作例。花びらや花芯の細部描写を比較

7倍近接では最も厳しい仕上がり。光学2倍から7倍まで拡大するため、デジタルズームの比率が大きく、花びらの細部に補間の影響が出ています。

花びらの線は見えますが、一本一本が自然に分離しているというより、輪郭を強く起こして見せている印象。明るい花びらは白く出やすく、淡いピンクの階調が浅いです。花芯の黄色もかなり強く、粒状感より色の濃さが目立ちます。

背景の緑は濃く出すぎており、暗部が黒く締まり気味。そのため、花は目立ちますが、葉の細かい階調は少し失われます。全体としてはSNS映えする強い絵ですが、7倍の画質評価として見ると、細部の柔らかさや自然さでは不利です。

Nothing Phone 4a(望遠カメラ+デジタルズーム):花びらの線は残るが、全体にやや硬めの描写

Nothing Phone 4aで撮影した7倍ズームの花の近接作例。望遠カメラとデジタルズームの解像感を確認

7倍でも花びらの細い線をかなり残しています。中央の花びらは一本一本の方向が分かり、黄色い花芯も粒状感あり。光学3.5倍を土台にしているため、7倍まで拡大しても情報量の不足は比較的少ないです。

ただし描写はやや硬め。『花びらの輪郭』『茎のエッジ』『背景の葉の境界』が少し強く出ており、自然な柔らかさよりも『7倍でもシャープに見せる』方向に寄せている印象。細部は残る一方で、場所によっては輪郭補正の強さを感じます。

白〜薄ピンクの階調はまずまず残っていますが、明るい花びらはやや白に寄りやすい傾向。緑は鮮やかで、背景の葉はやや濃い目。柔らかさより精細感を優先した写りです。

Nothing Phone 4a Pro(望遠カメラ+デジタルズーム):細部、階調、背景処理のバランスが最も良い

Nothing Phone 4a Proで撮影した7倍ズームの花の近接作例。花びらの繊細さと背景ボケを比較

7倍近接で最も完成度が高いです。花びらの細い線が細いまま残り、白〜薄ピンクの階調も比較的保たれています。強くシャープネスをかけて見せるというより、細部を自然に残す仕上がり。

黄色い花芯も良好。粒の密度が残り、黄色い面として潰れにくいです。『花びらの重なり』『花芯の凹凸』『茎やつぼみの毛のような質感』まで、7倍としてはかなり情報量があります。

背景の処理も安定しており、葉や草の暗部が極端に黒く潰れず、緑の濃淡が残っています。背景が塗りつぶしのようになりにくく、デジタルズームを併用しているにもかかわらず、画全体の質感が破綻しにくいです。

Phone 4aと同じ光学3.5倍ベースですが、Phone 4a Proの方が輪郭の硬さが少なく、階調に余裕があります。7倍でも『拡大しました』という処理感が少なく、作例としての説得力があります。

Nothing Phone 3(望遠カメラ+デジタルズーム):光学3倍ベースで健闘するが、細部は少し粗くなる

Nothing Phone 3で撮影した7倍ズームの花の近接作例。望遠ズーム時の花びらと花芯の描写を確認

光学3倍から7倍まで伸ばしているため、光学2倍のPhone 3aよりはかなり有利です。花びらの細い線はある程度残っており、中央付近の花芯も黄色い塊ではなく、粒の集まりとして見えます。

ただし『Phone 4a』『Phone 4a Pro』と比べると、細部の余裕は少し落ちます。花びらの線は見えますが、極細の部分ではわずかにまとまり、輪郭もやや太め。花芯の粒も残るものの、Phone 4aシリーズほど細かく分離してはいません。

色はややコントラストが強く、白い花びらと暗い葉の差が大きめです。暗部の葉は締まって見えますが、場所によっては緑の階調が狭くなり、影の中の情報が少し潰れる傾向。

7倍近接としては十分に健闘。単体で見れば十分使えますが、Phone 4aシリーズと並べると、花びらの繊細さと背景の自然さで差が出ます。

シーン5の画質評価まとめ

端末評価
Phone 4a Pro7倍でも花びらの繊細さ、花芯の粒状感、背景処理が最も安定
Phone 4a細部はよく残るが、輪郭がやや硬く、発色も強め
Phone 3光学3倍ベースで健闘。実用範囲だが、細部の余裕はPhone 4aシリーズに劣る
Phone 3a発色は強いが、光学2倍からの拡大で補間感が最も出やすい

【シーン6】7倍ズーム+トリミング比較:水鳥の羽・水面・暗部で見る望遠画質の限界

Nothing Phone 3a (望遠カメラ+デジタルズーム):被写体は捉えるが、7倍+トリミングでは補間の限界が明確

Nothing Phone 3aで撮影した7倍ズームの水鳥作例。池の水面と遠くの鳥の描写を比較
Nothing Phone 3aの7倍ズーム作例をトリミング。水鳥の羽や輪郭、デジタルズーム画質を確認

今回の条件では最も苦しいです。光学2倍を土台に7倍まで伸ばしているため、デジタルズームの負担が大きく、トリミングすると処理の粗さがはっきり出ます。

通常の7倍画像では、水鳥の存在や翼を広げた形は分かります。ただし、画全体を見ると水面がやや平面的で、反射や波の細かさは上位(最新)モデルより弱いです。

トリミングでは翼の羽筋が太くにじんだように。首やくちばしの形も残っていますが、細部はかなり補間。水鳥の体は黒く潰れやすく、羽の中の階調があまり残りません。

水面も拡大すると、細かい波というより、処理された模様のように見えてしまう。ノイズを抑えようとして塗ったような質感があり、自然な水面描写とは言いにくいです。

Nothing Phone 4a(望遠カメラ+デジタルズーム):輪郭は見やすいが、水鳥の暗部はやや黒く沈む

Nothing Phone 4aで撮影した7倍ズームの水鳥作例。望遠カメラとデジタルズームの実用性を比較
Nothing Phone 4aの7倍ズーム作例をトリミング。水鳥の羽の細部や水面描写を確認

7倍画像としてかなり見やすいです。『水鳥の位置』『翼を広げた形』『杭の輪郭』『水面の波』がはっきり残っており、作例として十分使えるクオリティ。

トリミングして見ると、Phone 4aの特徴は輪郭をしっかり立てる処理。『水鳥の首』『翼の外形』『杭の縁』が分かりやすく、遠くの被写体を認識する力は高いです。翼の羽筋もある程度残っており、『黒い影』だけにはなっていません。

一方で、暗部はやや沈み気味。水鳥の体の中心部は黒く締まり、羽の中の細かい階調は少し失われます。翼の端や首の白いハイライトもやや強く、シャープネスによる縁取り感がわずかに。

水面は波の細かい線が残っていますが、トリミングではやや処理の硬さも。水面の反射を情報として残すというより、輪郭を整えて見やすくする方向です。

Nothing Phone 4a Pro(望遠カメラ+デジタルズーム):水鳥の羽と水面を最も自然に残す

Nothing Phone 4a Proで撮影した7倍ズームの水鳥作例。遠景の鳥と水面反射の描写を比較
Nothing Phone 4a Proの7倍ズーム作例をトリミング。水鳥の羽や暗部階調の残り方を確認

この比較で最も安定しています。通常の7倍画像では『水鳥』『水面』『奥の緑』『反射』のバランスが良く、極端な白飛びや黒潰れが少ないです。

トリミング後も、他機種より情報が多く残っています。翼の羽筋が比較的細く、首から頭、くちばし周辺の形も読み取りやすい。水鳥の体は黒い被写体なので難しいですが、単なる黒い塊にならず、翼の内側や縁の階調を維持。

水面の処理も良好です。波の細かい流れと反射の粒が残り、トリミング後もベタっと潰れにくい。Phone 4aより輪郭の硬さが少なく、Phone 3より精細で、Phone 3aより補間感が少ない。7倍+トリミングという厳しい条件で、最も破綻を感じません。

Nothing Phone 3(望遠カメラ+デジタルズーム):被写体は十分残るが、トリミングでは細部の粗さが見える

Nothing Phone 3で撮影した7倍ズームの水鳥作例。望遠ズーム時の鳥と水面の描写を比較
Nothing Phone 3の7倍ズーム作例をトリミング。水鳥の輪郭や羽の解像感を確認

光学3倍ベースとしてかなり健闘しています。通常の7倍画像では『水鳥の形』『池の波』『奥の木々』『水面の反射』が破綻せず残っています。露出も比較的落ち着いており、全体が極端に白っぽくなることはありません。

ただし、トリミングすると差が出ます。水鳥の輪郭は残るものの、『Phone 4a』『Phone 4a Pro』ほど細部に余裕はありません。翼の羽筋は見えますが、細い羽の一本一本というより、太めの線として整理。体の黒い部分もかなり沈み、羽の濃淡はやや読み取りにくいです。

水面の描写は比較的自然。波の流れは残っていますが、拡大するとやや眠く、細かい反射の粒は少し潰れ気味。輪郭補正で無理に起こすタイプではないため、不自然さは少ない一方で、トリミング時の解像感は控えめ。

シーン6の画質評価まとめ

端末評価
Phone 4a Pro水鳥の羽、水面、暗部階調のバランスが最も良い。トリミング耐性も高い
Phone 4a輪郭が分かりやすく実用的。ただし暗部とエッジ処理はやや硬い
Phone 3通常表示では十分使えるが、トリミングでは羽と水面の細部が甘い
Phone 3a被写体は捉えるが、トリミングで補間感と黒潰れが目立つ

【シーン7】超広角15mm比較:階段・木陰・逆光で見るダイナミックレンジと周辺画質の差

Nothing Phone 3a (超広角カメラ):明るく見やすいが、白飛びと持ち上げ処理が強い

Nothing Phone 3aの超広角カメラで撮影した屋外階段の作例。逆光下の石段や木陰、葉の描写を比較

全体をかなり明るく見せるタイプです。『階段や地面』『柵』『右側の葉』まで見通しは良く、暗い部分の情報は分かりやすいです。

ただし、逆光部の処理はかなり強め。左上から建物側にかけて白飛びが大きく、明るい場所の階調が抜けています。さらに、暗部を持ち上げた影響で、画面全体に少し薄いベールがかかったように見えます。

石段の質感はやや平面的。苔や土の質感は残るものの、明暗差が均されているため、石の重さや凹凸感は弱くなります。葉の緑も明るく、場所によってはやや黄緑寄りに。

Nothing Phone 4a (超広角カメラ):暗部の締まりは良いが、逆光部はやや厳しい

Nothing Phone 4aの超広角カメラで撮影した屋外階段の作例。15mm相当の広角画質と逆光耐性を確認

石段や柵、地面の質感が比較的しっかり残っています。『階段の段差』『苔』『土のざらつき』は分かりやすく、超広角としては中心部の解像感も悪くありません。

一方で、逆光側はかなり厳しいです。左上から差し込む光が強く、建物横の明るい部分が白く飛び気味。HDRで暗部を持ち上げようとしているものの、明るい場所の階調は十分には残りません。画面全体に少し白っぽいフレア感が乗っています。

葉の描写はやや硬め。右側の緑は鮮やかに見えますが、細かい葉の分離というより、輪郭を強めて見せる傾向あり。超広角らしい広さは出ていますが、逆光耐性と階調の自然さではやや課題が残る印象。

Nothing Phone 4a Pro (超広角カメラ):暗部と明部のバランスは良いが、全体にやや重い描写

Nothing Phone 4a Proの超広角カメラで撮影した屋外階段の作例。石段や木々、明暗差の描写を比較

Phone 3aほど明るく持ち上げず、比較的落ち着いた処理です。『階段の石の質感』『木製の柵』『地面の土』『葉の陰影』がしっかり残っています。白飛びも比較的抑えられており、逆光場面としては安定。

ただし全体に少し暗めで、木陰の重さが出ます。左側の葉や階段脇の暗部は情報が残っているものの、場所によってはやや沈む傾向。見やすさよりもコントラストを保つ方向で、写真としては締まっていますが、細部の明るさは控えめです。

石段の質感は良好。段差のエッジや苔の付き方、土のざらつきは自然に見えます。葉も塗りつぶし感は少なく、暗い緑の中に階調が残る仕上げ。超広角としては堅実ですが、明るさと抜け感ではPhone 3に一歩譲ります。

Nothing Phone 3 (超広角カメラ):階調の残し方が最も安定し、超広角らしい情報量も多い

Nothing Phone 3の超広角カメラで撮影した屋外階段の作例。逆光環境での階段や木陰の画質を確認

4枚の中で最もバランスが良いです。明るい建物側と暗い木陰側の差が大きい場面ですが、白飛びと黒潰れのどちらにも極端に寄っていません。左上の光は強いものの、全体が白くかぶりすぎず、木陰の葉や階段の質感も残っています。

石段の描写も良好。『段差のエッジ』『苔』『石のざらつき』が自然に見え、無理なシャープネスで線を太らせている感じが少ないです。木製の柵も立体感があり、質感が分かりやすい。

葉の処理も比較的自然です。左右の緑が過度に蛍光色にならず、暗い葉と光の当たった葉の差が残っています。超広角の画面端でも大きな破綻は少なく、画質の安定感が強め。

シーン7の画質評価まとめ

端末評価
Phone 3明部・暗部・石段・葉のバランスが最も安定。超広角として完成度が高い
Phone 4a Pro質感は良好。白飛びも抑えるが、やや暗く重い
Phone 4a中心部の質感は良いが、逆光でフレアと白飛びが目立つ
Phone 3a明るく見やすいが、白飛びとHDRの持ち上げ感が強い

屋外カメラ撮影(シーン1〜7)を総括

屋内撮影での撮影においては『画像処理の安定感』が際立っていたPhone 4a Pro。この部分は『屋外』で撮影しても変わりませんでした。

広角(メイン)から望遠(7倍)にかけて、『解像』『質感』『色合い』『階調』などほぼ全方位で最上位モデルの『Phone 3』を実質2番手がリード。Phone 3は所有品、Phone 4a Proは『借りている』端末なので、やや複雑な気持ちに。

特に圧巻だったのは『望遠7倍』です。3.5倍までは光学ズームで、7倍はそこからクロップ。メインカメラと比較するとレンズの口径は小さくなりますが、それでも『黒い鳥』をしっかりと精細に描写。光学3.5倍のPhone 4aも、解像の部分は最上位超え。

全シーンでPhone 4a Proの完勝かと思われましたが、『超広角カメラ』においては『Phone 3』がリード。これは『ハードの差』と言えるでしょう。

Phone 4aとPhone 4a Proは『広角(メイン)』『望遠(ペリスコープ)』に力を入れている端末。超広角は『800万画素』と控えめ。画像処理では補い切れない部分があるということです。

『広角(メイン)』『望遠(ペリスコープ)』に関しては、屋外の撮影においても着実な進化を感じ取れた『Phone 4a Pro』『Phone 4a』。Phone 4a Proは、Phone 3から買い替えたくなる完成度の高さですね。

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瀬名 勇斗
運営者
サラリーマン時代は『製品開発(モバイルガジェット関連)』『広告(パッケージ及び説明書など)デザイン』『ディレクション』『マーケティング』『コピーライティング』などに従事。一つの製品に深く関わる事が好きで、開発から行っているメーカーに勤務していました。

ガジェット好きが高じて、一時は日本で発売されていないスマートフォンを海外から輸入。『Xiaomi』『OPPO』に関しては、日本参入前からフリークに。

元々写真を撮るのが趣味で、スマートフォンで撮影した作例を記事内に多数掲載。端末の性能を知りつつ、楽しんでいただければ幸いです。
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