
この記事に書いてある内容
- 検証条件
- 比較シーン1(屋内等倍):白い器+木目+ドライフルーツを撮影。基本画質やホワイトバランスを比較
- 比較シーン2(屋内2倍):白い器+木目+ドライフルーツを撮影。2倍ズーム時の解像感やディテールを比較
- 比較シーン3(屋内3.5倍):ドライフルーツを撮影。望遠/メインカメラ(デジタルズーム/マクロモード)の解像感とボケを比較
- 比較シーン4(窓際等倍):逆光の人形+植物を撮影。HDRと被写体の明るさを比較
- 比較シーン5(低照度等倍):遮光カーテンを閉めた屋内でガラス瓶+スマホ+漫画を撮影。質感やザラつきを比較
- 比較シーン6(低照度2倍):遮光カーテンを閉めた屋内でガラス瓶+スマホ+漫画を撮影。スマホの質感、暗部の黒つぶれ等を比較
- 比較シーン7(低照度3.5倍):遮光カーテンを閉めた屋内でガラス瓶+スマホ+漫画を撮影。質感やザラつきを比較
- 屋内カメラ撮影(シーン1〜7)を総括
- 関連リンク
撮影に使用しているスマートフォンの主なカメラ仕様
Nothing Phone 3a Lite
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| メインカメラ | 50MP |
| 焦点距離 | 24mm |
| 絞り値 | F/1.88 |
| センサー | 1/1.57インチ |
| 機能 | EIS、位相差検出AF |
| 超広角カメラ | 8MP |
| 超広角焦点距離 | 15mm |
| 超広角絞り値 | F/2.2 |
| 超広角センサー | 1/4インチ |
| 超広角視野角 | 119.5° |
| マクロカメラ | 2MP |
| マクロ絞り値 | F/2.4 |
| フロントカメラ | 16MP |
| フロント焦点距離 | 24mm |
| フロント絞り値 | F/2.45 |
| フロントセンサー | 1/3インチ |
| 動画 | 4K 30fps、1080p 30/60fps、120fpsスローモーション、タイムラプス、EIS手ぶれ補正 |
Nothing Phone 3a
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| メインカメラ | 50MP |
| 焦点距離 | 24mm |
| 絞り値 | F/1.88 |
| センサー | 1/1.57インチ |
| 視野角 | 84.5° |
| 機能 | OIS & EIS、オートフォーカス |
| 望遠カメラ | 50MP |
| 望遠焦点距離 | 50mm |
| 望遠絞り値 | F/2.0 |
| 望遠センサー | 1/2.75インチ |
| 望遠視野角 | 49.5° |
| 望遠機能 | EIS、オートフォーカス |
| ズーム | 2倍光学、4倍センサー内ズーム、30倍ウルトラズーム |
| 超広角カメラ | 8MP |
| 超広角焦点距離 | 15mm |
| 超広角絞り値 | F/2.2 |
| 超広角センサー | 1/4インチ |
| 超広角視野角 | 120° |
| フロントカメラ | 32MP |
| フロント焦点距離 | 22mm |
| フロント絞り値 | F/2.2 |
| フロントセンサー | 1/3.44インチ |
| フロント視野角 | 81.2° |
Nothing Phone 4a
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| メインカメラ | 50MP |
| 絞り値 | F/1.88 |
| センサー | 1/1.57インチ |
| 機能 | OIS & EIS、オートフォーカス、PDAF、ISRアルゴリズム |
| ペリスコープカメラ | 50MP |
| ペリスコープ絞り値 | F/2.88 |
| ペリスコープセンサー | 1/2.75インチ |
| ペリスコープ機能 | OIS & EIS、オートフォーカス、PDAF |
| ズーム | 3.5倍光学、7倍センサー内ズーム、70倍ウルトラズーム |
| 超広角カメラ | 解像度は画像内記載なし |
| 超広角絞り値 | F/2.2 |
| 超広角センサー | 1/4インチ |
| 超広角視野角 | 120° |
| フロントカメラ | 32MP |
| フロント絞り値 | F/2.2 |
| フロントセンサー | 1/3.44インチ |
| フロント視野角 | 89° |
| 主な機能 | ULTRA XDR、ULTRA XDRモーションフォト、AIセマンティックセグメンテーション、ポートレートオプティマイザー、マクロ機能、ナイトモード |
| 動画 | 4K 30fps、1080p 30/60fps、1080p ULTRA XDR 30fps、1080pスロー120fps、4K/1080pタイムラプス |
Nothing Phone 4a Pro
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| メインカメラ | 50MP |
| 絞り値 | F/1.88 |
| センサー | 1/1.56インチ |
| 機能 | OIS & EIS、オートフォーカス、2×2 OCL PDAF、2倍センサー内ズーム、高速シャッター、ISRアルゴリズム |
| ペリスコープカメラ | 50MP |
| ペリスコープ絞り値 | F/2.88 |
| ペリスコープセンサー | 1/2.75インチ |
| ペリスコープ機能 | OIS & EIS、オートフォーカス、PDAF |
| ズーム | 3.5倍光学、7倍センサー内ズーム、140倍ウルトラズーム |
| 超広角カメラ | 解像度は画像内記載なし |
| 超広角絞り値 | F/2.2 |
| 超広角センサー | 1/4インチ |
| 超広角視野角 | 120° |
| フロントカメラ | 32MP |
| フロント絞り値 | F/2.2 |
| フロントセンサー | 1/3.44インチ |
| フロント視野角 | 89° |
| 主な機能 | ULTRA XDR、ULTRA XDRモーションフォト、AIセマンティックセグメンテーション、ポートレートオプティマイザー、マクロ機能、ナイトモード |
| 動画 | 4K ULTRA XDR 30fps、1080p ULTRA XDR 30/60fps、1080pスロー120fps、4K/1080pタイムラプス |
Nothing Phone 3
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| メインカメラ | 50MP |
| メイン絞り値 | F/1.68 |
| メインセンサー | 1/1.3インチ |
| メイン機能 | OIS & EIS、オートフォーカス、2× OCL PDAF、2倍センサー内ズーム |
| ペリスコープカメラ | 50MP |
| ペリスコープ絞り値 | F/2.68 |
| ペリスコープセンサー | 1/2.75インチ |
| ペリスコープ機能 | OIS & EIS、オートフォーカス |
| ズーム | 3倍光学、6倍センサー内ズーム、60倍ウルトラズーム |
| 超広角カメラ | 50MP |
| 超広角絞り値 | F/2.2 |
| 超広角センサー | 1/2.76インチ |
| 超広角視野角 | 114° |
| フロントカメラ | 50MP |
| フロント絞り値 | F/2.2 |
| フロントセンサー | 1/2.76インチ |
| フロント視野角 | 81.2° |
| 主な機能 | ULTRA XDR、オートトーン、ポートレートオプティマイザー、モーションキャプチャーモード、ナイトモード、マクロモード、アクションモード |
| 動画 | 4K/1080p ULTRA XDR 30/60fps、4K/1080pスロー120fps、4K/1080pタイムラプス |

Nothing Phoneシリーズ
検証条件
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 撮影場所 | 屋内 |
| 被写体 | 白い器、木目、ドライフルーツ、ナッツ、フィギア、植物、スマホ、ボトル、漫画 |
| 光源 | 自然光、逆光、暗めの室内 |
| 撮影アプリ | 標準カメラアプリ |
| 撮影モード | 写真(オート) |
| Ultra XDR | ON |
| 自動色調調整 | OFF |
| プリセット | オリジナル |
| 撮影倍率 | 1倍、2倍、3.5倍(焦点距離は端末により若干異なる) |
比較シーン1(屋内等倍):白い器+木目+ドライフルーツを撮影。基本画質やホワイトバランスを比較
見るポイント
- 標準カメラの基本画質
- 白い器の白飛び
- 木目の自然さ
- かぼちゃの種の緑
- ドライフルーツの色
- 全体のホワイトバランス
このシーンでは、明るさよりも『白い器の階調』『木目の自然さ』『ドライフルーツの色』『かぼちゃの種の細部』が比較ポイントになります。
屋内の小物撮影では、明るく派手に写る端末が一見きれいに見えやすいです。しかし、拡大して見ると白い器の立体感や木目の質感、種の細部に違いが出ます。料理や小物を日常的に撮るなら、見栄えだけでなく、色と質感のバランスも重要に。
Nothing Phone 3a(メインカメラ):明るく見やすいが、やや平面的

Phone 3aは全体的に明るく、見やすい写真です。白い器も明るく、テーブルの木目もすっきりした印象。ただし明るく整えているぶん、器の内側の陰影や食材の細かな凹凸は少し浅く見えます。ドライフルーツの色は出ていますが、表面の砂糖感やしっとりした質感は、Phone 4a Proほど強くありません。
Nothing Phone 4a(メインカメラ):色とコントラストがしっかり出る

Phone 4aは、食材の色とコントラストをしっかり出してきます。『かぼちゃの種の緑』『ドライフルーツの赤や黄色』が見やすく、料理写真として映える仕上がり。白い器の立体感も残っており、Phone 3aより一段メリハリのある描写です。
Nothing Phone 4a Pro(メインカメラ):最もバランスが良く、質感も自然

Phone 4a Proは『白い器』『木目』食材の色と質感のバランスが最も安定。白飛びを抑えつつ明るさを確保し、ドライフルーツやかぼちゃの種の細かな質感も自然に残しています。派手すぎず地味すぎない、今回のシーンでは最も完成度の高い写りです。
Nothing Phone 3(メインカメラ):自然寄りだが、食材の押し出しは控えめ

Phone 3は透かしを他端末と異なる設定にしてしまいました(一回り小さく見える)。中央写真部分は、全体的に落ち着いた自然寄りの写りです。木目や白い器の明るさは破綻していませんが、かぼちゃの種やドライフルーツの質感表現はやや控えめ。派手さよりも自然さを優先した描写。
シーン1:撮影評価まとめ
| 端末 | 明るさ | 色の自然さ | 食材の質感 | 白い器の表現 |
|---|---|---|---|---|
| Phone 3a | 明るい | やや軽い | 控えめ | 少し平面的 |
| Phone 4a | しっかり | やや濃い | 良い | 立体感あり |
| Phone 4a Pro | 適正 | 自然 | 最も良い | 最も安定 |
| Phone 3 | 落ち着きあり | 自然寄り | やや控えめ | 安定 |
比較シーン2(屋内2倍):白い器+木目+ドライフルーツを撮影。2倍ズーム時の解像感やディテールを比較
見るポイント
- 2倍時の解像感
- デジタルズーム/クロップ処理の自然さ
- 種やドライフルーツの輪郭
- 白い器の階調
- 木目のディテール
- シャープネスが強すぎないか
2倍撮影は、標準カメラの中央部分を切り出すクロップ処理になる場合が多く、等倍よりも画像処理の差が見えやすいです。『種の輪郭やドライフルーツ表面の粉感』『木目の細かい線』を見ると、単に拡大しているだけか、自然に解像感を保てているかが分かります。
Nothing Phone 3a(望遠カメラ):色とコントラストが強く、食材は映えるが少し作り込んだ印象

Phone 3aは、2倍撮影でも食材の色がかなり鮮やかに出ます。ドライフルーツの赤や黄色が強く、見た目のインパクトは大きめ。一方で、コントラストと彩度がやや強く、自然さよりも映えを重視した写りに見えます。スマホ画面ではきれいですが、実物に近い質感という点では少し作り込んだ印象。
Nothing Phone 4a(メインカメラ):見栄えは良いが、やや青みと明るさが強い

Phone 4aは、2倍でも明るく見やすい写真に仕上がっています。食材の輪郭や色はしっかり出ており、SNS映えしやすい写り。ただし白い器がやや青みを帯びて見え、全体としては少し爽やか寄り。自然な白さや階調表現ではPhone 4a Proの方が安定しています。
Nothing Phone 4a Pro(メインカメラ):2倍でも細部が自然で、白い器も破綻しにくい

Nothing Phone 3(メインカメラ):自然寄りだが、2倍では細部の押し出しがやや弱い

Phone 3は自然で落ち着いた写りです。白い器や木目の色は破綻しておらず、派手に盛らない方向性。ただし、2倍撮影では食材の細かな質感や輪郭の押し出しはやや控えめ。見栄えよりも自然さを優先した描写です。
シーン2:撮影評価まとめ
| 端末 | 解像感 | 色の出方 | 白い器の表現 | 食材の質感 |
|---|---|---|---|---|
| Phone 3a | 高め | 鮮やかで濃い | やや青みあり | 映えるが処理強め |
| Phone 4a | 高め | 明るく爽やか | やや青みあり | 良い |
| Phone 4a Pro | 高い | 自然 | 明るいが破綻しにくい | 最も自然 |
| Phone 3 | 中程度 | 自然寄り | 落ち着きあり | やや控えめ |
比較シーン3(屋内3.5倍):ドライフルーツを撮影。望遠/メインカメラ(デジタルズーム/マクロモード)の解像感とボケを比較
見るポイント
- 手前のドライフルーツにピントが合っているか
- ドライフルーツ表面の粉感・しわ・半透明感が残っているか
- 赤・黄・白の果物の色が潰れていないか
- かぼちゃの種の輪郭が自然か
- 奥のかぼちゃの種のボケが自然か
- 白い器の縁が白飛びしていないか
- 全体が暗くなりすぎていないか
Nothing Phone 3a(望遠カメラ+デジタルズーム):望遠らしい距離感はあるが、ピントが奥寄り

Phone 3aは望遠カメラ(光学2倍)に切り替わっており、奥のかぼちゃの種にはしっかりした描写が見られます。ただし、本来ピントを合わせたかったドライフルーツにはフォーカス出来ませんでした。望遠らしい背景ボケは出るものの、近接撮影にはどちらかと言えば不向き。
Nothing Phone 4a(メインカメラ):寄れるが、やや暗く青みが出る

Phone 4aはメインカメラを使用した『マクロモード』において、一定の解像を維持したままかなり近くまで寄れています。背景ボケが大きく遠近感良好。ただし、Phone 4a Proと比べるとやや暗く、白い器に青みが出る印象です。ドライフルーツの質感は感じられるものの、細部のディテールや色の自然さではPhone 4a Proに一歩譲ります。
Nothing Phone 4a Pro(メインカメラ):マクロとして最も完成度が高い

Phone 4a Proは、3.5倍の近接撮影で最も安定した写りです。メインカメラのマクロモードらしく、ドライフルーツ表面のざらつきや半透明感までしっかり描写できています。背景のかぼちゃの種は自然にボケ、主役の食材が浮き上がるように見えな仕上がり。今回のシーンでは最も完成度の高い写真です。
Nothing Phone 3(望遠カメラ+デジタルズーム):望遠らしい雰囲気があり、写真としてはかなり良い

Phone 3は望遠カメラ(光学3倍)らしい圧縮感と背景ボケがあり、写真としての雰囲気はかなり良好です。ドライフルーツの色も豊かで、主役がしっかり前に出ています。ただし、細部の質感や近接撮影での扱いやすさでは、マクロモードのPhone 4a Proが上回る印象。
シーン3:撮影評価まとめ
| 端末 | 使用カメラ | 背景ボケ | 食材の質感 | 色の印象 |
|---|---|---|---|---|
| Phone 3a | 望遠カメラ(光学2倍)+デジタルズーム | 大きい | 主役部分は弱い | やや冷たい |
| Phone 4a | メインカメラ(マクロモード) | 大きい | 良い | やや暗く青みあり |
| Phone 4a Pro | メインカメラ(マクロモード) | 自然 | 最も良い | 自然で見やすい |
| Phone 3 | 望遠カメラ(光学3倍)+デジタルズーム | 良い | 良好 | 暖かく濃い |

Nothing Phoneシリーズ
比較シーン4(窓際等倍):逆光の人形+植物を撮影。HDRと被写体の明るさを比較
見るポイント
- 背景のカーテンが白飛びしすぎないか
- 人形の顔や服が暗く潰れないか
- 葉っぱの緑が自然に見えるか
- 全体の明るさ調整が不自然ではないか
Nothing Phone 3a(メインカメラ):明るさは出るが、全体に少し薄い

Phone 3aは、逆光でも被写体をある程度明るく写せています。ただし、全体的にコントラストが弱く、人形の顔や服、鉢植えの立体感はやや控えめです。明るく見える一方で、写真としての締まりは新世代のPhone 4aシリーズに一歩譲ります。
Nothing Phone 4a(メインカメラ):明るく見やすいが、やや補正感あり

Phone 4aは、逆光でも被写体を明るく見せる力があります。人形や鉢植えがシャープで、スマホ画面では分かりやすい写真。ただし、全体を明るく補正している印象もあり、カーテンの質感や人形の立体感はPhone 4a Proより少し浅く見えます。
Nothing Phone 4a Pro(メインカメラ):逆光でも一番見やすく、色も自然

Phone 4a Proは、逆光気味の窓際シーンでも4端末中最もバランスの良い写りです。明るいカーテンの網目を残しつつ『人形の顔や服』『鉢植えの葉』まで見やすく描写できています。暗部を無理に明るくしすぎず、自然な立体感を保っている点が好印象です。
Nothing Phone 3(メインカメラ):落ち着いた写りだが、暗部はやや沈む

Phone 3は落ち着いた自然寄りの写りです。背景の明るさは残っていますが、人形や鉢の暗い部分はやや沈み、細部はやや見えにくい傾向。無理に明るく補正しない自然さはありますが、逆光での見やすさはPhone 4a Proに及びません。
シーン4:撮影評価まとめ
| 端末 | 逆光耐性 | 暗部の見やすさ | 背景の残り方 | 色の自然さ |
|---|---|---|---|---|
| Phone 3a | 中程度 | そこそこ | 明るいが薄い | やや軽い |
| Phone 4a | 高め | 明るい | やや平坦 | 少し鮮やか |
| Phone 4a Pro | 高い | 見やすい | カーテンの質感が残る | 自然 |
| Phone 3 | 中程度 | やや暗い | 落ち着きあり | 自然寄り |
比較シーン5(低照度等倍):遮光カーテンを閉めた屋内でガラス瓶+スマホ+漫画を撮影。質感やザラつきを比較
見るポイント
- スマホ本体の質感が潰れないか
- ウイスキーボトルのラベル文字が読めるか
- ガラス瓶の透明感が残るか
- 背景の漫画や木目がザラつかないか
- 全体が暗すぎたり、不自然に明るすぎたりしないか
Nothing Phone 3a Lite(メインカメラ):全体は写るが、低照度では少し眠い

Phone 3a Liteは、遮光カーテンを閉めた暗めの室内でも全体をきちんと写せています。ただし、スマホ本体やボトルの細かな質感はやや控えめで、全体に少し眠い印象。記録用としては十分ですが、暗所での解像感や立体感では上位機に軍配が上がります。
Nothing Phone 3a(メインカメラ):明るく見やすいが、少し補正感がある

Phone 3aは、暗めの室内でも被写体を明るく見せる力があります。ラベル文字や背景の漫画も見やすく、Phone 3a Liteより情報量は明らかに多いです。一方で、暗部を持ち上げた若干の補正感あり。スマホ本体や木目の質感はやや硬く見えます。
Nothing Phone 4a(メインカメラ):低照度でも見やすく、色とコントラストが強い

Phone 4aは、暗めの室内でもかなり見やすく、色とコントラストがしっかり出ます。ボトルのラベルやスマホ背面の模様も分かりやすく、写真全体にメリハリあり。ただし、黒い部分はやや締まりすぎる傾向があり、暗部の細かい情報量ではPhone 4a Proがワンランク上の印象。
Nothing Phone 4a Pro(メインカメラ):明るさ・暗部・質感のバランスが最も良い

Phone 4a Proは、遮光カーテンを閉めた暗めの室内でも『明るさ』『暗部『質感のバランス』が最も安定しています。スマホ本体の模様、ボトルラベル、ガラスの透明感、木目の反射まで自然に残っており、単に明るいだけではない完成度の高い写りです。
Nothing Phone 3(メインカメラ):雰囲気はあるが、暗部がかなり沈む

Phone 3は暗めで落ち着いた写りです。暗い室内の雰囲気はありますが、スマホ本体や床面の反射、背景の木目は沈みやすく、細部の情報量は控えめです。暗所での見やすさという点では、『Phone 4a Pro』『4a』に差をつけられます。
シーン5:撮影評価まとめ
| 端末 | 明るさ | 暗部の残り方 | ラベルの読みやすさ | 色の自然さ |
|---|---|---|---|---|
| Phone 4a Pro | 適正 | 最も良い | 読みやすい | 自然 |
| Phone 4a | やや明るい | 良いが黒が締まる | 読みやすい | やや濃い |
| Phone 3a | 明るい | 持ち上げ感あり | 読みやすい | やや補正感 |
| Phone 3a Lite | やや暗い | 控えめ | そこそこ | 落ち着きあり |
| Phone 3 | 暗い | 沈みやすい | 読めるが重い | 自然寄り |

Nothing Phoneシリーズ
比較シーン6(低照度2倍):遮光カーテンを閉めた屋内でガラス瓶+スマホ+漫画を撮影。スマホの質感、暗部の黒つぶれ等を比較
見るポイント
- ボトルのラベル文字がどれだけ読めるか
- スマホ背面の質感が潰れないか
- ガラス瓶の透明感や反射が残るか
- 背景の漫画の文字や色が破綻しないか
- 暗部が黒く潰れすぎないか
Phone 3a Lite(メインカメラ):写ってはいるが、2倍低照度では細部が少し弱い

Phone 3a Liteは、暗い室内の2倍撮影でも全体を明るく写せています。ただし、ボトルの細かな文字やスマホ本体の質感はやや甘く、上位機と比べると解像感に差が出ます。記録用としては十分ですが、光の少ない場所における2倍ズームはやや余裕の少ない描写。
Phone 3a(望遠カメラ):光学の強みでディテールがしっかり。質感やや硬め

Phone 3aは、2倍暗所でもしっかりしたディテールで写せています(光学ズームの強み)。余市や山崎のラベルも読みやすく、背景の漫画も分かりやすいです。ただし、等倍でも見られた暗部を持ち上げた補正感あり。スマホ本体や木目の質感はやや硬め。
Phone 4a(メインカメラ):2倍でも解像感が高く、見栄えが良い

Phone 4aは、暗い室内の2倍撮影でも解像感が高く、ラベルや漫画の文字が見やすい写真に仕上がっています。コントラストが高めで、見栄えは良好です。一方で、輪郭をやや強めに見せる処理感があり、暗部の自然さはPhone 4a Proが上をいく印象。
Phone 4a Pro(メインカメラ):低照度2倍でもバランスの良さが際立つ

Phone 4a Proは、遮光カーテンを閉めた暗めの室内における2倍撮影でも最も安定。『ラベル文字』『ガラスの透明感』『スマホ背面の模様』『背景の漫画』まで自然に残っており、明るさと暗部のバランスが秀逸です。2倍でも無理に輪郭を強めすぎず、低照度撮影として完成度の高い写り。
Phone 3(メインカメラ):雰囲気の良さは維持も暗部は沈み気味

Phone 3は、暗めの雰囲気を重視した写りです。2倍撮影でも等倍と同様にスマホ本体や床面の反射が沈みやすく、細部の情報量は控えめ。自然な暗さはありますが、Phone 4aシリーズと好みが分かれそうな仕上がり。
シーン6:撮影評価まとめ
| 端末 | 明るさ | 2倍の解像感 | 暗部の残り方 | ラベルの読みやすさ |
|---|---|---|---|---|
| Phone 3a Lite | やや暗め | やや弱い | 控えめ | そこそこ |
| Phone 3a | 明るい | 良好 | 持ち上げ感あり | 読みやすい |
| Phone 4a | やや明るい | 高い | 良いが少し締まる | 読みやすい |
| Phone 4a Pro | 適正 | 高い | 最も自然 | 読みやすい |
| Phone 3 | 暗い | 中程度 | 沈みやすい | 読めるが重い |
比較シーン7(低照度3.5倍):遮光カーテンを閉めた屋内でガラス瓶+スマホ+漫画を撮影。質感やザラつきを比較
見るポイント
- 望遠カメラ(+デジタルズーム)の解像感
- 暗部の質感、反射、ノイズ処理
- 黒つぶれしやすさ
- 細かい文字・色の処理
- 暗所での階調とにじみ
Phone 3a Lite(メインカメラ):望遠カメラ非搭載なので、この条件では不利

Phone 3a Liteは、今回の比較では一番条件が厳しいです。望遠カメラがないため、拡大は基本的にメインカメラからのデジタル処理になります。そのため、余市ラベルや漫画の背表紙は読めるものの、細部のキレは弱め。POCO背面の模様も少し眠く、瓶の輪郭も上位機より甘く見えます。
Phone 3a(望遠カメラ+デジタルズーム):明るく見せるが、処理の粗さが出る

Phone 3aは、被写体を明るく見せる方向です。余市や山崎のラベル、漫画の背表紙もおおよその内容を認識出来ます。ただし、望遠カメラ+デジタルズームでは細部がやや荒れる傾向。『漫画の文字』『スマホ背面の反射』『瓶の輪郭』に少しザラつきや不自然なシャープ感があります。
Phone 4a(望遠カメラ):解像感は強いが、少し硬い

Phone 4aは『光学3.5倍』の恩恵を感じられる仕上がり。ラベル文字や漫画の線は見やすく、望遠カメラ搭載機特有の強さがあります。ただし、Phone 4a Proと比べると、輪郭がやや硬い印象。文字や瓶の縁をくっきり見せる処理が強めで、自然な質感よりも『シャープに見せる』方向です。
Phone 4a Pro(望遠カメラ):望遠ズームとして最も完成度が高い

Phone 4a Proの望遠カメラ(3.5倍)画質は、シーン7で一番安定しています。『余市のラベル』『山崎の大きな文字』『漫画の背表紙』が見やすく、光学ズームなので輪郭が大きく崩れていません。スマホの背面も、暗くなりすぎず反射と表面の模様が残っています。山崎ボトルの下側は暗めですが、黒く完全に潰れるほどではない絶妙なバランス。
Phone 3(望遠カメラ+デジタルズーム):雰囲気はあるが暗く、情報量は少なめ

Phone 3は暗めで落ち着いた雰囲気。他モデルとの比較写真として見ると情報量は少なめです。『山崎ボトルの茶色部分』『スマホの背面』『床面の反射』が沈みやすく、暗部の見やすさはPhone 4a ProやPhone 4aより弱いです。一方で無理に明るくする補正をかけていないので、写真としての雰囲気は悪くありません。
シーン7:撮影評価まとめ
| 端末 | カメラ条件 | ラベル文字 | 暗部の残り方 | 処理感 |
|---|---|---|---|---|
| Phone 3a Lite | メインカメラのデジタルズーム | やや甘い | 控えめ | あり |
| Phone 3a | 望遠+デジタルズーム | 読める | そこそこ | 強め |
| Phone 4a | 望遠 | 読みやすい | やや締まる | やや強い |
| Phone 4a Pro | 望遠 | 最も読みやすい | 良い | 少なめ |
| Phone 3 | 望遠+デジタルズーム | 読める | 沈みやすい | 少なめ |
屋内カメラ撮影(シーン1〜7)を総括
本検証では、最新端末『Phone 4a』『Phone 4a Pro』の画質が、他モデルと比較してどう変わっているかに注目しました。
分かりやすく認識出来たのは、『画像処理』『色合い』の最適化。シーンを問わず全体のバランスが整えられた印象。Phone 4a Proに関しては、難易度が上がる『低照度』環境においても軸がブレませんでした。
Phone 3aが手前に『ピント合わせ』出来なかった接写(シーン3)。『Phone 4a』『Phone 4a Pro』では、新たに追加された『マクロモード(メインカメラ使用)』が機能。撮れるシーンが拡大しました。
カメラのメインアップデートは、ミドルクラスながら『ペリスコープ望遠カメラ』が搭載されたこと。光学『3.5倍』の物理的な被写体引き寄せが可能となっています。
今回ペリスコープカメラで撮影したのは、どちらかと言えば望遠カメラと相性が良くない『低照度(シーン7)』のみ。高難易度ながら、両モデルは細部まで高解像に仕上げていました。
Phone 4a Proに関して言えば、検証時の総合点が最上位の『Phone 3』を超えていました。これは正直意外な結果。カメラ性能を重視したい人にお勧めな1台ですね。

Nothing Phoneシリーズ
関連リンク






