楽天モバイルの影響が波及。月間データ容量『30GB』、月額基本料金『3千円』が標準の時代に突入。

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2024年11月から、各通信業者による『低額30GB合戦』が激化します。2024年10月時点で先に口火を切った(月間データ容量を20GBから30GBに増量)のは、NTTドコモの格安プラン『ahamo(アハモ)』。

SoftBankとKDDIは、どちらかと言えば『値上げ』方向ににシフトしていました。それなのになぜ、ahamoは『実質値下げ』という真逆の方向に舵を切ったのか。

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一定のユーザー数を確保した上で既存プラン終了➡『新プランリリース(実質値上げ)』といった流れをとると、既存プランのユーザーは池に残された魚状態になり、身動きをとりづらくなります。

もしNTTドコモがahamoをリニューアルし、『SoftBank』『KDDI』と同様に『実質値上げ』を行っていたら、通信業界は間違いなく『停滞期』に陥っていたでしょう。

停滞して流動性が無くなると、サービスは『散漫』になりがち。『ユーザーを奪い合う』という競争が促される健全な状況で無ければ、『サービス品質を向上させよう』『料金設定を見直そう』と切磋琢磨しないからです。

ahamoが『実質値下げ』を行った影響はとても大きく、SoftBank、KDDIの『値上げムード』が一変。2024年11月からは通信業界に『活気』が戻ってきそうな印象です。

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ahamoが『実質値下げ(基本料金据え置きで増量)』を行うには、大きな伏線があったと考えます。その内容は、楽天グループ株式会社が2024年8月9日に発表した『2024年度第2四半期決算説明会(連結)プレゼンテーション資料』の中に。

楽天モバイルでは5Gエリアの拡大に伴い、データ利用量(4G+5G)の増加が顕著に。2022年1月時点で『0.29GB/日』だったデータ利用量が、2024年7月時点では『0.90GB/日』に急増。

データ利用量

2024年度第2四半期決算説明会(連結)プレゼンテーション資料より

上記を1ヶ月(30日)に換算すると『27GB』。31日ある月は27.9GB。楽天モバイルのデータ使用量を参考にすると、『月間データ容量30GB』を多くのユーザーが求めていると分かります。

もっとも、楽天モバイルのユーザー数が『変わらない』『減っている』という状況であれば、各社が戦略を変更する必要は無かったのかもしれません。実際はどうなのか。

楽天モバイルは202410月21日(月)に『楽天モバイル、契約数が800万回線突破』を報告。MNO契約回線数(BCPおよびMVNE除く)は729万回線にとどまりますが、同社が掲げる『黒字化目標(単体加入者回線数800万)』に着々と近づいているのは間違いなし。

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楽天モバイルの躍進はデータにも表れています。MMD研究所が2024年10月10日発表した『2024年9月MNOのシェア・満足度調査(2024年9月13日~9月24日:2024年2月n=33,128、2024年9月n=33,106』においては、『ドコモ:-0.8%』『au:-0.9%』『SoftBank:-0.5%』と3キャリアがふるわぬ結果の中、楽天モバイルは唯一のプラス成長(+1.6%)。

楽天モバイルが独自に実施している『魅力度スコア(2023年5月から2024年10月、約800サンプル)』は、約1年半で『約20%』アップ。50%に近い数値まで上昇。

魅力度スコア

楽天モバイルより

楽天モバイルは、月額3,278円(税込)で『データ通信無制限』『国内通話かけ放題(Rakuten Link使用時』。低料金設定で自由度の高いことが、一番の武器となっています。

2024年6月1日(木)からは『Rakuten最強プラン』の開始に合わせ、パートナー回線(au)エリアにおけるデータ容量制限を撤廃(データ高速無制限)。より自由な通信環境へと改善されました。

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Rakuten最強プランの4Gエリア人口カバー率(パートナー回線エリア含む)は『99.9%』。2024年6月27日には、満を持して『プラチナバンド』の商業サービスがスタート。

私は初期の頃から楽天モバイルを契約していましたが、当時は活動地域で『楽天回線(4G)が入る!』というだけで感動したもの。そこから想像を超えるはやさで通信環境の整備が進み、今では『メイン運用』でも不便を感じない程度に。

そして月間データ使用量の増加にもっとも大きく寄与しているのが『5G(Sub6)』。4Gと5Gでは『最大帯域幅』が大きく異なります。

帯域幅とは道幅のようなもので、広くなるほど一度に大きなデータをスムーズに通信可能(車が渋滞なく走れるイメージ)。4Gの帯域幅が最大『20MHz』なのに対し、5G(Sub6)は『100MHz』。

つまり5Gエリアの拡大(強化)は、ユーザーにとって『高速通信しやすいエリアが増える』ことを意味します。私は楽天モバイルの5Gがアップグレードされたエリアで実際に通信速度を測ってみましたが、その時はモバイル通信ながら『330Mbps』を記録。

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楽天モバイルの5G品質改善は『共用帯域における衛星通信との緩和調整の緩和』や『ソフトウェア・アップデート』が影響しており、2024年6月20日時点ではセルあたりのトラヒックが東海地方『1.3倍』、近畿地方『1.7倍』、東京都内においては『2.3倍』にまで伸びています。

セルトラヒック

2024年度第2四半期決算説明会(連結)プレゼンテーション資料より

完全に『第4の通信キャリア』として機能し始めた楽天モバイル。ahamoが『30GB』に照準を合わせて『実質値下げ』を行ったのは、恐らく『楽天モバイルユーザー』の取り込みを狙ってのこと。

しかしahamoを含めた3社は30GBを超えると『速度制限』が発生。楽天モバイルの場合は『30GB』を超えても高速通信環境が維持されます。この部分はやはり強み。

今後楽天モバイルの5Gエリアさらなる拡大に伴い、平均データ利用量が増え続ける可能性はゼロではありません。その時3社はどう対処するのか?2025年も4キャリアの動向から目が離せませんね。

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楽天モバイルについて

  • 転入手続き申し込み時に必要なMNP予約番号期限:7日以上(WEBの場合)
  • 開通手続き:My楽天モバイルから
  • MNP開通手続きを行わなかった場合:MNP予約番号有効期限が過ぎて長期間開通手続きを行わないと申込みが消滅する可能性がある
  • 切替受付時間:午前9時~午後9時まで
  • 切り替えにかかる時間:受付時間内の申し込みは当日開通(受け取り直後や午後9時00分直前に手続きをした場合、当日中に完了せず、翌日の開通となる場合がある)
  • 音声対応SIM基本料金:1,078円(税込)~
  • 契約月の基本料金:日割りなし
  • 通話料金:22円/30秒(電話回線)、0円(Rakuten Link使用)
  • 15分かけ放題(電話回線):1,100円(税込)
  • 無制限かけ放題(Rakuten Link使用):0円(税込)
  • データ容量:3GB~
  • 翌月くりこし:非対応
  • 5G:対応
  • 低速切り替え:非対応
  • 通信回線:楽天、au(パートナー回線)
  • eSIM設定方法(Android):https://network.mobile.rakuten.co.jp/faq/detail/00001374/
  • eSIM設定方法(iOS):https://network.mobile.rakuten.co.jp/guide/setting/ios/
  • APN設定方法(楽天モバイルで購入した端末):https://network.mobile.rakuten.co.jp/guide/setting/
  • APN設定方法(楽天モバイル以外で購入した端末):https://network.mobile.rakuten.co.jp/faq/detail/00001495/?l-id=guide_faq

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瀬名 勇斗
運営者
サラリーマン時代は『製品開発(モバイルガジェット関連)』『広告(パッケージ及び説明書など)デザイン』『ディレクション』『マーケティング』『コピーライティング』などに従事。一つの製品に深く関わる事が好きで、開発から行っているメーカーに勤務していました。

ガジェット好きが高じて、一時は日本で発売されていないスマートフォンを海外から輸入。『Xiaomi』『OPPO』に関しては、日本参入前からフリークに。

元々写真を撮るのが趣味で、スマートフォンで撮影した作例を記事内に多数掲載。端末の性能を知りつつ、楽しんでいただければ幸いです。
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