光回線を使わずに『楽天モバイル』だけで5日間生活してみた結果。動画観る時『4K解像度』じゃなかったら多分光回線いらない

楽天モバイルで5日間生活してみた結果

2020年4月8日から通信キャリアとしてサービスを提供してきた『楽天モバイル』。2022年3月末時点でついに楽天回線の人口カバー率が『97%』を突破。幅広い地域で『1.7GHz(20MHz×2)』の高速通信が可能となりました。

ただし周波数が1.7GHzに限定されるので、山間部や一部建物内で電波が入りづらいという弱点も。ただしその部分はpovo 2.0OCNモバイルONEといった格安SIMでカバー出来ます。

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3月14日にMMD研究所が発表した『2022年3月MNOの満足度調査』において『料金部門』と『サービス部門』で楽天モバイルは見事『1位』を獲得。通信品質部門(9位)、顧客サポート部門(6位)を含めた『総合満足度』でも『1位』となっています。

通信キャリア満足度調査

18歳~69歳の男女1,800人【docomo(n=200)、au(n=200)、SoftBank(n=200)、ahamo(n=200)、povo(n=200)、LINEMO(n=200)、Rakuten UN-LIMIT Ⅵ(n=200)、Y!mobile(n=200)、UQ mobile(n=200)】を対象に2022年2月14日~2月16日の期間に調査(MMD研究所より)

月のデータ通信量『〜1GB』までは月額基本料金『0円』で利用可能な楽天モバイル。通話アプリ『Rakuten Hand』を用いれば0円の状態で国内通話が『かけ放題』。節約目的の通話用SIMとして最高のコストパフォーマンスを発揮します。0円ですからね。

povo2.0とRakuten Linkで作る0円のかけ放題スマホ

月額『3,278円(税込)』支払えば『データ通信し放題』になるのも楽天モバイルの特徴。これは『NTTドコモ』『Softbank』『KDDI(au)』と比較してダントツの安さ(半額以下)。テザリングがNTTドコモと同様に実質『無制限』で使えるのも強みです。

NTTドコモ Softbank au 楽天モバイル
データ量 無制限 無制限 無制限 無制限
基本料金 7315円 7238円  7238円 3278円
テザリング 対応 対応※30GB 対応※30GB 対応
通話料金 22円/30秒 22円/30秒 22円/30秒 0円※Rakuten Link 使用時
5分かけ放題 770円 880円 770円 なし
24時間かけ放題 1870円 1980円 1870円 なし
契約事務手数料 3300円※オンラインショップで手続きの場合は無料 3300円※オンラインショップで手続きの場合は無料 3300円 0円
契約解除料 0円 契約状況により異なる  3300円 0円
MNP転出手数料 2200円、3300円 0円 3300円 0円

私はこれまで楽天モバイルを『通話用SIM』として『0円運用』してきましたが、『光回線を使わず楽天回線のみで生活したらどうなるか?』をどうしても試してみたくなり早速実践。

楽天回線を使用する場合はスマートフォン(もしくはモバイルWi-Fiルーター)がルーター代わりに。有線では無いので、基地局から電波を受信しやすい場所がどこなのかを探す必要があります。どの程度速度が変わるかのか、置き場所を変えて検証してみる事に。

  • 距離10m程度(遮蔽物壁):下り5.9Mbps、上り10Mbps
  • 距離3m程度(遮蔽物なし):下27Mbps、上り8.9Mbps
  • 距離10cm程度(遮蔽物なし):下り31Mbps、上り7.2Mbps
  • 距離1.5m程度(遮蔽物なし、窓の近く):下り42Mbps、上り40Mbps

比較して通信速度が圧倒的に遅いのは、壁を挟んで離れた場所に置いたとき。部屋が別々の家族で使い回すには不向きと言えますね。

逆にもっとも高速だったのは窓際。少し高い椅子の上に端末を起きました。窓が複数ある場合はそれぞれの窓に置いて別々に計測した方が、よりベストなポジションを得られるかと。

ベストなポジションに端末を置き、3月10日から3月14日までの5日間を楽天モバイルのみで生活。期間中は『大きめなファイルのダウンロード』『画像のダウンロード・アップロード』『テレビ・タブレット・パソコンの大画面で動画鑑賞』『自転車のナビ』『タブレット・パソコン・スマートフォンをテザリング』などを主に行いました。速度の遅さを感じることはなく至って快適。使用したデータ量は以下の通りです。

  • 3月10日:2.77GB
  • 3月11日:4.83GB
  • 3月12日:4.32GB
  • 3月13日:8.53GB
  • 3月14日:4.43GB

5日間合計:24.88GB

普段通りの生活を行ったので、日常的にどの程度データ通信を行なっているかを把握出来ました。私の場合は通常で5GB程度。もっとも多く通信を行った日は8.5GB程度1日10GB使えれば十分という事ですね。

楽天モバイル通信量

ただし動画の解像度は『フルHD』に設定していたので、例えばこれを『4K』に引き上げると通信量はさらに増加。楽天モバイルでは『1日10GB以上通信を行うと速度が『3Mbps』に制限される』と一部メディアが報じている(撤廃された模様)ので、それが事実であればここが『光回線』と『楽天回線』の境目になるかと。

ネットフリックス

5日間楽天モバイルで生活してみた感想ですが、動画鑑賞時の解像度が『4K』ではなく『フルHD』で十分だという人は、恐らく光回線不要です。新生活をスタートして出来るだけ月のランニングコストを抑えたいなら、光回線を契約する前にまず楽天モバイルを試してみては。その際は置き場所をしっかり吟味することを忘れずに!

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