大手グローバルメーカー『Xiaomi(シャオミ)』は、2023年10月19日(木)にエントリークラスのスマートフォン『Redmi 12 5G(オープンマーケット版)』の発売を開始。販売価格は4GB/128GBモデルが『29,800円』。
円安やコスト高の影響により、2022年~2023年にかけては『性能の低下』『販売価格の上昇』という、ユーザーにとっては最悪の状況が続いたスマートフォン業界。
Redmi 12 5GはSocに『Snapdragon 4 Gen 2』を搭載。一般的な使い方では十分な処理速度を備えつつ、情報を認識しやすい『6.8インチ』の特大画面を採用。『ゲームをしないライトスマートフォンユーザー』に最適な端末を『2万円台』で実現しています。
ただし『画面が大きい』ということは、その分表示中の消費電力が上がって電池もちが悪くなる可能性あり。実際どうなのか。直販価格『119,900円(税込)~』のPixel 8(6.2インチ)と、『124,800円(税込)~』のiPhone 15(6.1インチ)と比較してみることに。
『画面に同じ白い画像を表示させて照度計で明るさを合わせる(82~84LUX)』『自動明るさ調整OFF』『YouTubeで同じ動画(解像度1080p)を1時間再生』『電池残量60%台から開始』『総合使用時間が短い(最大電池容量が減っていない)』『Wi-Fi接続』といった共通の条件下で検証。
Pixel 8とiPhone 15は有機ELディスプレイを採用しているので、黒フチの範囲が広いとその分電力消費が減り(黒部分は消灯状態になるので)優位な結果に。今回は差が出づらい様に、全ての端末で『画面サイズに合わせる』まで動画を拡大表示しています。
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端末名 | 再生前の電池残量 | 再生後の電池残量 | 減った電池量 |
Redmi 12 5G(6.8インチ) | 61% | 56% | -5% |
Pixel 8(6.2インチ) | 64% | 57% | -7% |
iPhone 15(6.1インチ) | 68% | 64% | -4% |
※検証条件により、電池の減りは異なる可能性があります。
YouTubeで同じ動画を1時間再生した結果は上記の通り。iPhone 15は電池の減りが僅か『-4%』。画面サイズはやや小さめ(表示幅はやや広い)ですが、動画視聴時に『電池が減りづらい』というのは間違いないでしょう。
Redmi 12 5Gは『6.8インチ』というファブレットサイズの大画面ながら、電池の減りはiPhone 15に次ぐ『-5%』と健闘。重量も『約200g』に抑えられており、チタン素材を採用して大幅な軽量化が行われたiPhone 15 Pro Max(6.7インチ)の『約221g』よりも遥かに軽いです。
残念な結果に終わったのはGoogleの『Pixel 8』。3端末中電池の減りがもっとも早く『-7%』。Pixel 8の画面サイズは6.2インチと小さめ(重量は約187gと軽くはない)。電池容量は『4,575mAh』とやや大きめながら、電池の減りが早いというのは『動画視聴時の電力効率が低い』可能性大。
ベンチマークスコアの実測やゲームプレイ時にも、電力効率の低さが露呈されていたPixel 8。動画視聴時に電池の減りが早いというのは、ライトユーザーにとっても『マイナス』の要素。10万円を超える高額端末なので、全体的にもう少し頑張って欲しいのが正直な印象ですね。
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Xiaomi Redmi 12 5Gを購入すべきポイント
- AnTuTu Benchmark(Ver.10)トータルスコア41万を超える処理能力を持つSnapdragon 4 Gen 2搭載(微細な4nmプロセス)
- FeliCa ICチップ搭載でおサイフケータイやGoogleウォレットといった決済サービスに対応(外出時の荷物が減る)
- SGSブルーライト低減認証取得。フルHD+解像度の6.8インチ超大画面(スマホを超えたファブレット級)採用
- 最大リフレッシュレート(1秒間に画面を書き換え可能な回数)90Hzの滑らか表示(一般的な廉価端末のリフレッシュレートは60Hz)
- 最大タッチサンプリングレート(1秒間に画面がタッチに反応する回数)240Hzのスムーズな操作性(タッチサンプリングレート200Hzを超える端末は体感レベルで操作し易い)
- 電力効率に優れるSocと5,000mAhの大容量電池により最大27時間(公表値)の動画視聴を実現
- 最大18Wの実用的な速度で素早く充電
- 128GBの大容量ストレージ(eMMCより読み書き速度に優れるUFS2.2規格)採用
- Micro SDカード対応(最大1TB)で保存領域の拡張が容易。ストリーミング動画をダウンロードして外出先で視聴出来る
- 廉価モデルに採用が目立つ樹脂(プラスチック)素材ではなくガラス素材を背面に使用
- 画面にガラスフィルムを貼っても認証精度が落ちない、マスク着用時もスムーズにロックを解除する側面指紋認証
- AI技術を使用した顔認証システム採用
- 約5,000万画素の広角カメラに約200万画素の深度センサーを組み合わせた背面カメラ
- 有線イヤフォン・ヘッドフォンを使用出来るイヤフォンジャック搭載
- スマートフォンケース付属
- SoftBank、ドコモ、au、楽天モバイルといった複数通信キャリアの帯域をサポート
- 5Gモバイルネットワーク(Sub6)対応
- 物理的なnanoSIMに加えて開通まで時間がかからないeSIMをサポート
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Xiaomi Redmi 12 5GとRedmi 12Cの仕様比較
モデル名 | Redmi 12 5G | Redmi 12C |
Soc | Snapdragon 4 Gen 2(4nm) | Helio G85(12nm) |
メモリ容量 | 4GB(LPDDR4X) | 3GB、4GB(LPDDR4X) |
ストレージ容量 | 128GB(UFS 2.2) | 64GB、128GB(eMMC 5.1) |
電池 | 5,000mAh | 5,000mAh |
充電速度 | 最大18W | 最大10W |
重量 | 約200g | 約192g |
サイズ |
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画面 |
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カメラ | メインカメラ(背面)
深度測定センサー(背面)
フロントカメラ
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メインカメラ(背面)
ポートレート用補助レンズ
フロントカメラ
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防水防塵 | IP53 | IP52 |
イヤフォンジャック | 搭載 | 搭載 |
Bluetooth | 5.0 | 5.1 |
位置情報 | GPS、Glonass、Galileo、Beidou | GPS、Glonass、Galileo、Beidou |
Wi-Fi | Wi-Fi:802.11a/b/g/n/ac | Wi-Fi:802.11a/b/g/n/ac |
SIM | nano SIM+eSIM | nano SIM+nano SIM |
認証 | 側面指紋認証+AI顔認証 | 背面指紋認証+AI顔認証 |
おサイフケータイ | 対応 | 非対応 |
スピーカー | モノラル | モノラル |
Micro SDカード | 対応(最大1TB) | 対応(最大1TB) |
5G(Sub6) | 対応 | 非対応 |
Xiaomi Redmi 12 5G(オープンマーケット版)にお勧めな格安SIM
Redmi 12 5Gが対応する周波数帯
- 5G Sub-6: 対応バンド n3/n28/n41/n77/n78
- LTE: 対応バンド 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28/38/39/40/41/42
- 3G:WCDMA 1/2/4/5/8/6/19
- 2G:GSM 850 900 1800 1900 MHz
docomoの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)、Band21(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(×)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
Softbankの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)、Band11(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band11(×)、Band18(◎)、Band28(◎)、Band41(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
楽天回線が使えるお勧め格安SIM
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