Xiaomi Redmi Note 10のカメラはどの部分が優れているのか、Redmi Note 9Sと比較して検証
Xiaomiの最上位モデルMi 11、さらにiPhoneの最新モデルiPhone 12 miniと撮り比べを行い、同等のカメラ画質を得る事が出来たRedmi Note 10 Pro。フラッグシップモデルと同等のカメラ画質という時点で下位モデルよりカメラが優れている事は明らか。
しかしどの部分が優れているのかイマイチ分かりにくいですよね。今回はミッドレンジの中では十分カメラ画質を持つRedmi Note 9Sと実写画像を比較して、Redmi Note 10 Proのカメラはどういった部分が優れているのかを説明していきたいと思います。
Xiaomi Redmi Note 10はRedmi Note 9Sより背景ボケが大きく美しいのか
Redmi Note 10 ProはRedmi Note 9Sよりイメージセンサーのサイズが大きい
Redmi Note 10 Proはメインカメラに1/1.52インチの大型イメージセンサーを搭載。対するRedmi Note 9Sのイメージセンサーは1/2インチと一回り小さめのサイズ。Redmi Note 9SでRedmi Note 10 Proと同じ量の背景ボケを得るには、センサーサイズの差に合わせて小さいF値のレンズを使用する必要があります。
しかしRedmi Note 10 Proに備えられているメインカメラのF値は1.9。Redmi Note 9SはF値1.79と大差なし。ボケはRedmi Note 10 Proの方が大きく、撮れる範囲は広め。さらに光の取得量が多いのでその分画質も上がります。実際に撮影した画像を見比べてみましょう。
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Redmi Note 10 ProとRedmi Note 9Sの背景ボケ画質を比較
Redmi Note 9Sで撮影した画像はRedmi Note 10 Proよりボケ量が少なく背景の画質が低下
画角はある程度合わせて撮影しています。Redmi Note 10 Proの画像に対し、Redmi Note 9Sはボケの量が少なめ。さらに色の濃い部分にはノイズが発生し、画質の低下が見受けられます。Redmi Note 10 ProはISO50で撮影出来ているのに対し、Redmi Note 9SはISO100。実用範囲内の数値ですが、低照度な部分に関しては影響を受けている可能性も。
画質の劣化は大きく拡大しないとハッキリとは分からないレベルではありますが、ここまで拡大しても滑らかなRedmi Note 10 Proの画質はやはり秀逸。スマートフォンの画面ではなく、4Kや8Kの大型ディスプレイに表示するとハッキリとした違いを認識出来るでしょう。
Xiaomi Redmi Note 10は高いISO設定でも高画質を維持するのか
スマートフォン用のカメラには適さないISO3200
次はISOを3200まで上げて撮影した画像の比較です。ISOは数値を上げるほど光に対する感度が上がり、シャッタースピードは短くなります。つまり手ブレがしづらくなるという事。しかし副作用は画質の劣化。3200という数値ははっきり言ってスマートフォン用のカメラには適していません。
夜景のクオリティが素晴らしかったRedmi Note 10 Pro。ISO3200の画質にも期待
高いISOにおいてどの程度の画質を維持しているか、確認するのが今回の目的。ISO3200でノイズの発生や劣化を抑えられていれば、高ISOでの精度が大きく影響する夜景撮影時の画質も高いという事になります。
すでにRedmi Note 10 Proでは夜景画質の検証を行い、その凄まじいクオリティを確認済み。よってISO3200という無茶な数値でもそれなりの期待が持てます。Redmi Note 9Sとの差はどの程度なのか。実際に見てみましょう。
ISOを3200に設定してRedmi Note 10 ProとRedmi Note 9Sのカメラ画質を比較
Redmi Note 10 ProはISO3200でも実用レベルの画質
Redmi Note 9Sの画像にはハッキリと認識出来るレベルでノイズが発生しています。Redmi Note 10 Pro側にも流石にザラつきが感じられますが、ギリギリ実用レベル。ISO3200でこの画質は合格点と言えるでしょう。しかしISOを高めると画質が劣化するのは間違いないので、あくまでこれは最終手段。シャッタースピードの調整にとどめ、後は手ブレしない様に腕を磨くのがベストです。
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Xiaomi Redmi Note 10はマクロカメラも高画質
マクロカメラに関しては詳細が公表されていないので、解像度が500万画素でF値は2.4である事しか分かりません。スペック的にはRedmi Note 10 ProとRedmi Note 9Sは同じです。しかし実際に撮影してみると明らかに画質が違います。しっかりとしたマクロ画質を得られるミッドレンジはかなり貴重。図鑑に掲載されているような画像が簡単に撮れます。
Xiaomi Redmi Note 9SとRedmi Note 10 Proの主な仕様
Redmi Note 9S | Redmi Note 10 Pro | |
---|---|---|
Soc | Snapdragon 720G(8nm) CPU:Cortex-A76×2(2.3GHz)、Cortex-A55×6(1.8GHz) GPU:Adreno 618(750MHz) |
Snapdragon 732G(8nm) CPU:Cortex-A76×2(2.3GHz)、Cortex-A55×6(1.8GHz) GPU:Adreno 618(810MHz) |
容量 | 4GB/64GB、6GB/128GB メモリ:LPDDR4X ストレージ:UFS2.1 |
6GB/64GB、6GB/128GB、8GB128GB メモリ:LPDDR4X ストレージ:UFS2.1(64GB) UFS2.2(128GB) |
電池 | 5,020mAh(最大18W急速充電) | 5,020mAh(最大33W急速充電) |
重量 | 209g | 193g |
画面 | サイズ:6.67インチ タイプ:液晶 解像度:FHD+ リフレッシュレート:60Hz タッチサンプリングレート:170~180Hz(実測) ピーク輝度:450nits(標準)、 HDR10:対応 素材:ゴリラガラス5 |
サイズ:6.67インチ タイプ:有機EL 解像度:FHD+ リフレッシュレート:120Hz タッチサンプリングレート:240Hz ピーク輝度:450nits(標準)、1200nits(HDR) コントラスト比:4,500,000:1 HDR10:対応 素材:ゴリラガラス5 |
カメラ | 【メインカメラ】 イメージセンサー:Samsung ISOCELL GM2 解像度:4800万画素 F値:1.79 焦点距離:26mm センサーサイズ:1/2.0 画素サイズ:0.8µm、1.6µm(ピクセル統合時) オートフォーカス:PDAF【超広角カメラ】 解像度:800万画素 画角:水平119度 センサーサイズ:1/4.0 F値:2.2 画素サイズ:1.12µm【マクロカメラ】 解像度:500万画素 F値:2.4 オートフォーカス:対応【深度測定カメラ】 解像度:200万画素 F値:2.4 |
【メインカメラ】 イメージセンサー:Samsung ISOCELL HM2 解像度:1億800万画素 F値:1.9 焦点距離:26mm センサーサイズ:1/1.52 画素サイズ:0.7µm、2.1µm(ピクセル統合時) オートフォーカス:デュアルピクセルAF【超広角カメラ】 解像度:800万画素 画角:水平118度 センサーサイズ:1/4.0 F値:2.2 画素サイズ:1.12µm【マクロカメラ】 解像度:200万画素 F値:2.4 オートフォーカス:対応【深度測定カメラ】 解像度:200万画素 F値:2.4 |
防水防塵 | 撥水コーティング | IP53 |
オーディオ | シングルスピーカー、3.5mmヘッドフォンジャック | デュアルスピーカー、3.5mmヘッドフォンジャック、ハイレゾオーディオ認定、ハイレゾオーディオワイヤレス |
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Redmi Note 10 Proが対応する周波数帯
- 4G:FDD-LTE B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28/66
TDD-LTE B38/40/41(2545-2650MHz) - 3G:WCDMA B1/2/4/5/6/8/19
- 2G:GSM 850 900 1800 1900 MHz
docomoの4G(LTE)周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
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Softbankの4G(LTE)周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)
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auの4G(LTE)周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band18(◎)、Band41(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの4G(LTE)周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
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