XiaomiのRedmi Note 11 Pro 5G。EU(ヨーロッパ)モデルには、少し前から『MIUI 14(Android 13)』へのアップデートが配信されていました。
『Xiaomi 11T Pro』『Xiaomi 11T』といった日本モデルはすでにMIUI 14にアップデート済み。それらに共通して言えるのは、『動作が軽くなった』ということ。
Redmi Note 11 Pro 5Gは、最大リフレッシュレート『120Hz(1秒間に最大120回画面を書き換え可能)』、最大タッチサンプリングレート『360Hz(1秒間に360回画面がタッチに反応)』というハイエンドスペックの有機ELディスプレイを備えます。
1億800万画素(イメージセンサーサイズ1/1.52インチ)の超高解像度カメラに加え、スピーカーはDOLBY ATMOSをサポートするステレオ仕様。更に最大『67W充電(充電器付属)』対応と、同価格帯の競合端末の中ではスペックがズバ抜け。
ただし『完璧』とは言えませんでした。スマートフォンの性能をトータルで示すAnTuTu Benchmarkのスコアが、同じSnapdragon 695 5Gを搭載する端末と比較してなぜか低い。
一般的な使い方にもっとも大きな影響を与えるのは、データの演算処理を行う『CPU』。ご覧の通り、Redmi Note 11 Pro 5GのCPUスコアはダントツの低さ。OPPO Reno9 Aとは1万5千程度差がついています。
トータルスコアはOPPO Reno9 A、Motorola moto g52j 5Gと比較して3万程度低い『431,446』。メモリ増設機能のON、OFFを切り替えても、スコアが大きく変わることはありませんでした。
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ベンチマークスコアの低さは気になるものの、先述している通りディスプレイスペックがとても高いのでヘビーに使っていた同端末。たまに画面が固まる(動きが引っかかる)瞬間はありましたが、それは『MIUI 13(Android 12)との相性の悪さ』が原因だろうと予想していました。
つまり『MIUI 14(Android 13)』へのアップデートにより『大化け』する可能性が、Redmi Note 11 Pro 5Gには残されていたのです。
2023年8月29日(火)、日本モデルにおいて『MIUI 14(14.0.1.0.TKCJPXM)』へのアップデートを確認。遂にこの瞬間が訪れました。
MIUI 14へのアップデートで改善が見られなかったら、同価格帯でスペック的に『最強』であったとしても、今後プッシュするのを止めるつもりだったRedmi Note 11 Pro 5G。実際どうなったのか?恐る恐る結果を見ていきましょう。
まずはメモリの利用状況から。Device Info HW以外のアプリを閉じて、容量の増減がほぼ無くなった状態でMIUI 13は『59%』。
それがMIUI 14へのアップデート後は『53%』に低下。メモリの使用率が『約6%』下がりました。Redmi Note 11 Pro 5Gは『メモリ増設』機能により、ストレージの一部をメモリに代用することが可能(2GB~5GB)。
しかしストレージはメモリと比較して読み書き速度が遅いので、同機能で容量を拡張したからと言ってパフォーマンスが向上するわけではありません。半分近いメモリ容量(2.5GB程度)が確保されているなら、メモリ増設は『OFF』で問題なさそう。
続いてAnTuTu Benchmark(Ver.10)のスコアをチェック。競合端末との間に出来ていた隙間を埋めることは出来たのか。
『OPPO Reno9 A』『Motorola moto g52j 5G』を抜き去り、トータルスコア『467,874』。MIUI 13から3万5千以上のスコアアップ。CPUスコアは13万台から15万台へ。アプリの動作速度を示す『UX』スコアも10万台中盤から12万弱まで一気に向上。これは期待値を超えている。
ブラウザを含めて普段使っているアプリを一通り操作してみると、『別モデル感』すら漂うレベル。完全に化けました。2023年8月時点で実売価格3万円台前半のRedmi Note 11 Pro 5G。これ値上げしても売れると思います。
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Redmi Note 11 Pro 5Gの主な仕様
Redmi Note 11 Pro 5G | |
---|---|
Soc | Snapdragon 695 5G(6nm)
|
容量 | 6GB/128GB
|
電池 | 5,000mAh(最大67W急速充電)※充電機同梱 |
重量 | 約202g |
画面 |
|
カメラ | メインカメラ
超広角カメラ
マクロカメラ
|
防水防塵 | IP53 |
イヤフォンジャック | 対応 |
Bluetooth | 5.1 |
位置情報 | GPS L1、Glonass G1、BDS B1、Galileo E1 |
Wi-Fi | Wi-Fi:802.11a/b/g/n/ac |
SIM | NanoSIM カード×2(1スロットはMicro SDカードと排他的な扱い)、eSIM |
指紋認証 | 側面 |
おサイフケータイ | 対応 |
スピーカー | ステレオ(デュアルスピーカー) |
DOLBY ATMOS | 対応 |
Micro SDカード | 対応 |
OS | Android™ 13(MIUI 14) |
Redmi Note 11 Pro 5Gにお勧めな格安SIM
Redmi Note 11 Pro 5Gが対応する周波数帯
- 5G Sub-6: 対応バンド n3/n28/n41/n77/n78
- LTE: 対応バンド 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28/38/40/41 (2545~2560MHz)/42
- 3G:WCDMA 1/2/4/5/6/8/19
- 2G:GSM 750/800/1800/1900MHz
docomoの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)、Band21(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(×)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
Softbankの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)、Band11(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band11(×)、Band18(◎)、Band28(◎)、Band41(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
楽天回線が使えるお勧め格安SIM
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