最近はストレージ容量で差別化をするために『Micro SDカードスロット非搭載』のスマートフォンが増えています。仮にスロットが備えられていたとしても、SIMカードとの排他的な扱いが殆ど。Micro SDカードを使用すると『デュアルSIM運用』が不可能に。
写真や動画を撮っているとあっという間に膨らむデータ量。それを見越して大容量を求めると出費が嵩みます。そして結局はストレージ以上に容量は増設出来ないので、使い切ってしまったら同じ状況に。
『オンラインストレージにデータを移動すればいい』と考える人もいるでしょう。しかし外出先ではモバイル通信を利用しますよね。毎度オンラインストレージから大容量データをダウンロードしていたら通信量が膨大に。時間だってかかります。
ではどう対策すれば良いのか。実はMicro SDカードスロットが非搭載のスマートフォンでも、Micro SDカード自体が使えない訳ではありません。最近の端末は大体『USB OTG(On-The-Go)』という機能をサポートしており、パソコンの様にUSB Type-Cを介してカードリーダーなど外部機器の接続が可能です。
複数の接続に対応するHUB以外に、カードリーダーのみのタイプもAnkerなど様々なメーカーから発売されています。持ち運び用途を考えれば、かさばらないのでこちらの方が便利ですね。価格も千円台と手頃。
装着しっぱなしの状態でも気にならないのがエレコムの『MF-CDU31032GGY』。マイクロソフトのSurface用に発売されているフラッシュストレージですが、スマートフォンでも問題なく使えます。高さが抑えられるので邪魔にならず見た目も自然。一体感を求めるならこれがベストかと。
所有しているスマートフォンからMicro SDカードとMF-CDU31032GGYにデータを移せるかを実際に試してみました。『Xiaomi』『SONY』『SHARP』に関しては接続と同時に自動認識。純正のファイルアプリを使用すれば問題なくデータの移動・読み書きを行えます。GoogleのFilesではセキュリティの問題で移動が不可でした。
『OPPO』は『設定』→『その他の設定』から『OTG接続』をONにする必要があります。電池残量が少ないとONに出来ない場合があるので注意。
Motorolaは一部の端末で設定が必要。まず『設定』→『電話情報』の中にある『ビルド番号』を『開発者オプション』が表示状態になるまでタップ。
次に『設定』→『システム』→『詳細設定』→『開発者オプション』→『デフォルトのUSB設定』から『ファイル転送』を選択。これでMicro SDカードリーダーやフラッシュストレージが使用可能になります。
データの移動方法はいたって簡単。純正のファイルアプリからデータを選んで『移動』を選択(例:OPPO)。
移動先にMicro SDカード、フラッシュストレージなどを選び、さらに保存先のフォルダを指定したら『ここに移動』。あっと言う間に終わります。パソコンと同じ流れですね。
もちろんデータは移動先からそのまま開く事が可能。これならモバイル通信も発生しません。デュアルSIM運用しつつスマートフォンのデータ保存容量をMicro SDカード、フラッシュストレージで手軽に増やしたいという人は是非一度お試しください!
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