グーグルオリジナルSoc『Tensor』を搭載するPixel 6 ProがGeekbenchに登場!独自のCPU構成に

Googleがリリースを予定している最新スマートフォン『Pixel 6』『Pixel 6 Pro』。同端末にはGoogleのオリジナルSocとなる『Tensor』が採用されます。

Tensor

Googleより

発売を間近に控え、CPUの性能をスコア化するGeekbenchのデータベースに上位モデルとなる『Pixel 6 Pro』が登場。TensorのCPUスペックが明らかに。

CPU性能

Geekbenchより

データベースに記載されている情報を元にすると、TensorのCPUは最大クロック周波数2.8GHz@2コア、2.25GHz@2コア、1.8GHz@4コアといった合計8コア構成で、計測に利用された端末のメモリサイズは12GB。

Pixel 6 Pro

Googleより

スコアはシングルコアで『414』、マルチコアで『2074』低め。現行のSocと比較してかなり低めな数値である事から、スコア自体は参考にならないものと判断するのが無難でしょう。

『Tensor』については著名なリーカーである『Digital Chat Station』も情報を提供しており、GPUには『Samsung Exynos 2100』や『HiSilicon Kirin 9000』が採用している『Mali-G78』が使用されるとの事。コア数に関しては不明です。

最近はbig側に最大クロック周波数の高いプライムコアを1コア用意し、残り3コアは周波数をやや落とすのが、QualcommのSnapdragon、SamsungのExynos、HiSiliconのKirinがとっている共通仕様。

Qualcomm Snapdragon 870 Qualcomm Snapdragon 888 Qualcomm Snapdragon 888+
CPU Kryo™585
1コア Cortex-A77 @ 3.2GHz
3コア Cortex-A77 @ 2.4GHz
4コア Cortex-A55 @ 1.8GHz
Kryo™680
1コア Cortex-X1 @ 2.84GHz
3コア Cortex-A78 @ 2.4GHz
4コア Cortex-A55 @ 1.8GHz
Kryo™680
1コア Cortex-X1 @ 2.99GHz
3コア Cortex-A78 @ 2.4GHz
4コア Cortex-A55 @ 1.8GHz
GPU Adreno 650 Adreno 660 Adreno 660
AI / DSP Hexagon 698(15TOPS) Hexagon 780(26TOSPS) Hexagon 780(32TOPS)
Quick Charge 4+
Quick Charge AI
Quick Charge 5 Quick Charge 5
通信 Bluetooth 5.2
Wi-Fi 6 (802.11ax), Wi-Fi 5 (802.11ac), 802.11a/b/g/n
Bluetooth 5.2
Wi-Fi 6E, Wi-Fi 6 (802.11ax), Wi-Fi 5 (802.11ac), 802.11a/b/g/n
 Bluetooth 5.2
Wi-Fi 6E, Wi-Fi 6 (802.11ax), Wi-Fi 5 (802.11ac), 802.11a/b/g/n
X55 LTE/5G (external)
7500 Mbps down
3000 Mbps up
X60 LTE/5G (integrated)
7500 Mbps down
3000 Mbps up
X60 LTE/5G (integrated)
7500 Mbps down
3000 Mbps up
プロセスサイズ 7nm 5nm 5nm
Samsung Exynos 2100 HiSilicon Kirin 9000 Apple A14 Bionic
CPU 1コア Cortex-X1 @ 2.9GHz
3コア Cortex-A78 @ 2.8GHz
4コア Cortex-A55 @ 2.2GHz
1コア Cortex-A77 @ 3.13GHz
3コア Cortex-A77 @ 2.54GHz
4コア Cortex-A55 @ 2.05GHz
2コア Firestorm (Big cores)
4コア Icestorm (Little cores)
(Fully-custom CPU designs)
GPU Arm Mali-G78, 14 コア Arm Mali-G78, 24 コア 4コア A14 Bionic
AI / DSP Tri-core NPU 2コア big core
1コア tiny core
16コアNeural Engine
同時に撮影出来るカメラの数 4 不明 不明
モデム 4G LTE
5G sub-6Ghz & mmWave
7.35Gbps download
(integrated Exynos 5123)
4G LTE
5G sub-6Ghz & mmWave
7.5Gbps download
3.5Gbps upload
(integrated Balong 5000)
4G LTE
5G sub-6Ghz & mmWave
7.5Gbps download
3Gbps upload
(external Snapdragon X55)
プロセスサイズ 5nm 5nm 5nm

big側に最大値の最も高いコアを2つ採用している最新はAppleのA14 Bionicくらいでしょう。ただし同モデルの場合はbicが2つ、LITTLEが4つの6コア構成なので、Tensorとはそもそもが異なります。

QualcommはSnapdragon 845まで2.8GHz@4コア(big)、1.8GHz@4コア(LITTLE)というbig側も4コア同じ最大クロック周波数を採用していました。しかし効率化を進める上でSnapdragon 855で初めてプライムコアを導入。今もその流れが続いています。

big側を2.8GHz@2コア、2.25GHz@2コアという独自の構成こそが、GoogleがオリジナルSoc『Tensor』でやりたかった事なのでしょう。

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