1万2千円で買った『SIMが使えるタブレット』UAUU T30レビュー。mineo(マイそく)入れたらかなりハマった。

1万円台で電話も出来ちゃう8インチサイズのフルHDタブレット!

だいぶ前から興味があった『SIMを使えるタブレット』を遂に買ってしまいました。Wi-Fi接続環境の無い状態でも、タブレット単体でモバイル通信が可能。イメージ的には『画面が特大なスマートフォン』ですね。

画面サイズは7インチ~10インチ程度。価格は1万円台~2万円台が多い印象。スマートフォンより安いモデルもチラホラ。私が今回購入したのは、スマートフォンの画面サイズと差別化が明確になる『8インチ(UAUU T30)』。クーポンを使用して『12,200円(税込)』と激安でした。

領収書

とてつもなく滑りが悪いフィルムが貼られていたので即剥がしました。iPadの様なメジャーモデルであれば、ケースやフィルムは選び放題。マイナーなモデルは見つかればラッキーなレベル。『タブレットを買ったらこんなケースを装着しよう』などという願望は捨てるべき。ありませんから!

iOS系のランチャーを入れると、廉価モデルでも一瞬でホーム画面がそれなりの見た目になるのでお勧め。

UAUU T30 1

背面はゴムっぽいマットな素材。横幅がFire HD 8より狭く片手でしっかりホールド出来ます。

片手持ち

SocはUnisocの『SC9863A』。タブレットの性能をトータルで数値化してくれるAnTuTu Benchmarkでスコアを実測してみると『140,612』。現行のスマートフォン比較ではエントリークラス以下(Fire HD 8はAnTuTuのバージョンアップに伴い現状で計測不可)です。

タブレット性能

UAUU T30をAnTuTu Benchmark(Ver10)で実測

実際に使ってみると、WEBページの閲覧程度であれば意外と軽快。大半のWEBサイトがページの作り込みや表示の仕方をひと昔前から変えているので、端末側のスペックが低くても問題なく観られるのです。

UAUU T30 2

小さい文字も滲みなく読みやすかったのも評価ポイント。これは画面解像度がFire HD 8を上回る『フルHD(1,920×1,080ピクセル)』だから。12,200円という購入価格を鑑みれば申し分なし。漫画を含めた電子書籍リーダーとしてはコスパで神ってるかと。

小さい文字表示

SIM』に加えて『GPS』も使えてしまうUAUU T30Googleマップを8インチの大画面に表示して、ナビとして利用可能。

車載用ナビの画面サイズは5~8インチ程度なので、最大サイズに近い視認性を得られるということ。それなりの大きさで広域表示出来るので、これに慣れてしまったらスマホに戻れなそう。

ナビ表示

対応する周波数帯は下記の通り(製品ページより)。電話番号を使用した通話(発着信)は『SoftBank回線』のみ行えました。

通話

  • GSM B2/B3/B5/B8
  • WCDMA:B1 B2 B5 B8
  • FDD:B1 B3 B8 B18 B19 B26 B28full B40 B41

Softbankの周波数帯対応状況

  • 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)、Band11(×)、Band28(◎)、Band42(×)

【SoftBank回線に対応するSIM】

docomoの周波数帯対応状況

  • 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)、Band21(×)、Band28(◎)、Band42(×)

【docomo回線に対応する格安SIM】

auの周波数帯対応状況

  • 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band11(×)、Band18(◎)、Band28(◎)、Band41(◎)、Band42(×)

【au回線に対応する格安SIM】

楽天モバイルの周波数帯対応状況

  • 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)

【楽天回線に対応する格安SIM】

何種類か試してみて、一番フィットしたSIMが『mineo(Sプラン:SoftBank回線)』。私が契約しているマイそく(スタンダード)月額990円(税込)。月から金曜日の午後0時から1時までの時間帯以外は最大1.5Mbpsの通信速度でデータ通信し放題。

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最大1.5Mbpsの通信環境で実際に検証した結果

問題なく利用出来る(mineoマイそくスタンダード)

多少読み込みに時間がかかっても利用出来る(mineoマイそくスタンダード)

利用するのが難しい(mineoマイそくスタンダード)

  • データ容量の大きいファイルの送受信
  • 高解像度ストリーミング動画・音楽の再生
YouTube

マイそく(スタンダード)と光回線(Wi-Fi接続)でアプリの起動速度とブラウジングにどれだけ差が出るか検証した動画

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8インチサイズだと、縦の状態でも動画を十分な表示サイズ(スマートフォンに近い)で視聴出来ます。UAUU T30は画面分割表示に対応しているので、『上にYouTube』『下にChrome(調べ物)やKindle(読書)』といった使い方が可能。動画を流し見しながら他のことが出来るので、時間効率を上げられます。

分割表示1

マイそく(スタンダード)YouTubeの動画を『480p~HD(720p)』程度の解像度で観られるので、画面分割時の通信環境として最適。同時に下画面でブラウジング(Chrome)してみましたが、WEBページの読み込み時間が若干長くなる程度で、動画の再生が止まることはありませんでした。

タブレットはWi-Fi接続が基本。外出時は『スマートフォンかWi-Fiルーター』を持ち歩くのが一般的です。しかしUAUU T30mineo(マイそくスタンダード:SoftBank回線)の組み合わせなら、タブレットのみでデータ通信から通話までを網羅。SIM対応のタブレットをはじめて購入した私にとってはかなり新鮮な感覚。

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また、先述しているとおりUAUU T30はGPSを内蔵しておりナビとしても使えます。視認性は低下しますが、車の中では『上にGoogleマップ』『下にYouTube』といった使い方も可能。

タブレット車内活用方

12,200円でこれだけ使えたら文句無しですが、もちろん安いが故の弱点もあります。『17,873』という低いGPUスコアからも分かる通り、3Dゲームは当然不可。原神などをインストールしてテストする気にもなりません。あくまで一般的な使い方がメインであることは、購入前に認識しておきましょう。

スピーカー音質も微妙です。下部のみのモノラル仕様なので、動画を観る時は上下を逆さまにすると良い感じ。台詞が聞き取りやすくなります。

シルクプリント

正面からの見た目はお値段相応といった感じですが、背面のロゴ部分が微妙なので、気になる人はケースで隠した方が良いかと。種類はかなり少なめですが。

そしてUAUU T30はデジタル著作権保護のセキュリティレベルを示すDRMが『Widevine L3』。

AmazonプライムビデオNetflixといったストリーミング動画を『高解像度』で観るには、『Widevine L1』対応が推奨されています。UAUU T30でAmazonプライムビデオを再生してみたところ、HD解像度以上で表示することが出来ませんでした。分割表示以外では厳しい画質。

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最後にUAUU T30を購入するメリットとデメリットを簡潔にまとめました。参考になれば幸いです!

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UAUU T30を購入するメリット

  • とにかく安い
  • 単体でSIMを使える
  • フルHD解像度で文字を読みやすい
  • GPS搭載で8インチの大画面ナビに
  • Wi-Fiルーターとして使える
  • 分割表示対応で時間効率を上げられる
  • SoftBank回線なら通話が可能
  • Google Playを使える

UAUU T30を購入するデメリット

  • 処理能力が低い
  • 背面のシルクプリントが微妙
  • 電池の減りが若干はやい(輝度最高設定時)
  • DRMがWidevine L3
  • 対応アクセサリーが少ない
  • Wi-Fiが2.4GHz対応のみ

UAUU T30の主な仕様

モデル名 UAUU T30
Soc UNISOC SC9863A
メモリ 3GB
ストレージ 64GB
ディスプレイ タイプ:液晶(IPS)、解像度:フルHD、
サイズ 210×126×9(mm)
重量 約370g
カメラ 背面:1,300万画素、前面:500万画素
電池容量 5,000mAh
充電 5V/2A充電器付属
スピーカー モノラル
Wi-Fi 2.4GHz
Bluetooth 4.2
GPS 対応
Micro SDカード 対応(512GBまで)
OS Android 12

mineoについて

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