2022年10月4日(火)、大手グローバルスマートフォンメーカーXiaomi(シャオミ)が、最新ハイエンド『Xiaomi 12T Pro』をリリースしました。日本で発売されている『Xiaomi 11T Pro』の後継モデルです。
カラーは『ブルー』『ブラック』『シルバー』の3色展開。グローバル市場での販売価格は8GB/128GBモデルが749ユーロ(107,500円程度)。Xiaomi 11T Proは649ユーロ(8GB/128TB)でグローバル(ヨーロッパ)市場に登場し、日本では『69,800円(税込)』で発売されました。日本に投入するのであれば、749ユーロより価格が下がるのは間違いなし。ただし円安が進みすぎているので、その影響がどこまで出るか。
SocにはQualcomm社の『Snapdragon 8+ Gen 1(4nm)』を搭載。前モデルとなるSnapdragon 8 Gen 1はSamsungで製造を行っていましたが、Snapdragon 8+ Gen 1では台湾のTSMCにラインを変更。CPUはパフォーマンスが10%、電力効率が30%向上。GPUも10%の高速化に加え、30%電力を削減しています。
Socに加えてカメラ性能も大幅にアップグレード。メインカメラのイメージセンサーサイズは1/1.52インチから1/1.22インチに拡大。最高解像度は1億800万画素から『2億画素』へ。
拡大方式として新たに『In-sensor zoom』を採用。センサーレベルで写真のトリミングを行うことで、拡大時の画質がより鮮明に。イメージ画像では、2倍拡大時も広いダイナミックレンジや細かいディテールが維持されています。
イメージセンサーサイズの拡大に伴い、標準撮影(1,250万画素)時の画素サイズも『2.56μm(16ピクセルを統合)』まで大型化。光感度が上がり、Xiaomi 11T Proと比較してより明瞭なダイナミックレンジの広い画質を期待出来ます。
また、Xiaomi 11T Proでは非対応だった『光学式手ブレ補正』をサポート。揺れに対して物理的な補正が加わるので、夜景など低照度のディテールが向上。動画撮影時の安定化も見込めるでしょう。Xiaomi 11T Proの時点でどちらもかなり高精度だったので、それをどの次元まで高めてくれるのか。
ディスプレイは6.67インチの有機EL。表示色が10億色以上から『680億色以上』に引き上げられ、解像度も『1,080 x 2,400』から『1,220 x 2,712 』に精細化。最大リフレッシュレートは『120Hz』。コンテンツに合わせ同社の最適化技術AdaptiveSyncが適正にフレームレートを管理。
充電速度は最大『120W』。42種類の安全保護機能と9つの温度センサーにより、5,000mAhの大容量電池を安全に素早く充電します。
各パーツに合わせてプレミアムグレードの冷却素材を使用。ベーパーチャンバーを『65%』大型化させた事で冷却性能が大幅に向上。
スピーカーは立体音響効果『Dolby Atmos』に対応するデュアル仕様。前モデル同様に『harman cardon』が監修を行っています。
3世代のAndroid OSアップデート、4年間のセキュリティアップデートもXiaomi 11T Proから継続です。