スマートフォンを手に持っていて『疲れたな』と机に置いてしまった事はありませんか?その原因は単純に『重いから』です。形状によりフィット感は微調整出来ますが、重量までは変えられません。
2021年に登場した『Xiaomi Mi 11 Lite 5G』と『Motorola edge 20』は『軽さ』と『高性能』に重点を置いたスマートフォン。最近は200gを超える端末が目立つ中、Mi 11 Lite 5Gは『約159g』、Motorola edge 20は『約163g』。
SONYのXperia 10 IVは『約161g』で『世界最軽量(2022年5月11日時点』をうたっています。5,000mAhの電池容量が基準となっており、ディスプレイサイズは6.0インチとやや小さめ。かつアスペクト比が21:9と超縦長なので、16:9比率のYouTubeなどを表示するにはやや不向き。映画なら良いですけどね。
電池容量が大きく画面サイズは小さめ。かつSocに『6nm』プロセスの微細で電力効率の高いSocを採用しているので、電池のもちは良いに決まってる。
ただし先述している通り、YouTubeの表示が小さかったり人によっては『視認性が悪い』と感じることもあるでしょう。Mi 11 Lite 5Gは電池容量が『4,250mAh』で画面サイズは『6.55インチ』。アスペクト比が20:9なので、Xperia 10 IVよりYouTubeを一回り大きく表示出来ます。
両モデルの重量差はたったの『2g』。『電池のもち』を重視したいのであればXperia 10 IVを購入すべきですが、『YouTube動画の表示サイズ』『情報の見易さ』はMi 11 Lite 5Gの方が優位。
では、Mi 11 Lite 5Gの電池持ちが悪いかと言えばそうではありません。Snapdragon 780G 5Gは『5nm』の微細なプロセスが採用されており、電力効率は高め。ファームウェアのアップデートも進み、システム全体が最適&軽量化。
バッテリーセーブ機能は『省電力』『バランス』『パフォーマンス』『ウルトラバッテリーセーバー』の4種類から選択可能。電池もちを長くする為の術もしっかりと用意されています。
『処理能力』に関してもMi 11 Lite 5Gは別格。同モデルは2021年に『Snapdragon 780G 5G』を搭載するミッドレンジの上位モデルとして登場。
Xperia 10 IVやXiaomiの最新ミッドレンジ『Xiaomi Redmi Note 11 Pro 5G』は、Socに『Snapdragon 695 5G』を採用。一般的な使い方であれば十分快適に動作しますが、性能はSnapdragon 780G 5Gの方がワンランク上。
Mi 11 Lite 5Gの高性能は、スマートフォンの性能をトータルで示す『AnTuTu Benchmark』が実証しています。脳となりデータの演算処理を行う『CPU』のスコアは『155,053』。Redmi Note 11 Pro 5Gの『120,738』より2万程度高め。
アプリの動作速度を示す『UX』は、Mi 11 Lite 5Gが『128,762』でRedmi Note 11 Pro 5Gが『100,281』。UXスコアが10万を超えればミッドレンジとしてまぁ不満なし。Mi 11 Lite 5Gではミッドレンジを超えたスムーズな動作を体感できます。
カメラは6,400万画素のメインカメラ、800万画素の超広角カメラ、500万画素のテレマクロカメラといった3眼構成。画像処理を行っているのは高性能なトリプルISP『Spectra 570』。ソフトウェアにも力を入れており、光の処理が絶妙です。
デジタルの進化が垣間見えるズーム機能。もはや2倍~3倍であれば光学要らず。そしてMi 11 Lite 5Gはデジタルズームの画質が特に優れている印象。
大型イメージセンサーを搭載するハイエンドでも高画質を得るのが難しい、スマホカメラ最難関の『夜景』。ミッドレンジにクオリティを求めるのはあまりに酷。Mi 11 Lite 5Gで夜景を撮る前は、正直全く期待していませんでした。だからこそコレは衝撃でありサプライズ。
163g以下のデジタルカメラを探すのは難しい。薄型軽量のスマートフォンでこれだけ撮れたら大体の人は満足するでしょう。
静止画だけでなく、Mi 11 Lite 5Gは動画撮影も凄い。『スーパー手ぶれ補正』をONにすると、ジンバルを使用しているかの如く揺れが軽減。動画はあまり撮らないという人にこそ撮ってみて欲しい!
Mi 11 Lite 5Gのディスプレイは『有機EL』。薄型軽量を実現した立役者でもあります。液晶の場合は表示するのに『バックライト』『液晶』『カラーフィルター』が必要に。有機ELは画素単体を発光させるので無駄な部品が不要。物理的に薄型軽量を実します。
画素は発光だけでなく『消灯』させる事も可能。消灯させる事で漆黒を表現し、さらに低消費電力効果まで得られるのが有機EL。液晶はバックライトが点灯したままなので、黒と白で消費電力が変わりません。
応答速度に優れ、動きの素早い動画を表示した時に残像が発生しづらくシャープに見えるのも有機ELの特徴。DAZNを頻繁に観る人は恩恵大。
Mi 11 Lite 5Gのディスプレイはしかも『10bit(10億色以上の表示)』対応。似たような色を細分化して表現出来るので、グラデーションが滑らかになり、質感がきめ細やかかつ精細に。
薄くて軽いのにハイエンド並のCPU性能。カメラ画質もなかなか。ディスプレイは10bit対応の有機ELとすでに十分過ぎるスペックのMi 11 Lite 5G。これで終わりじゃないんです。
FeliCaに対応しているので『おサイフケータイ』が使えて荷物をスリム化。Micro SDカードのサポートで保存容量を自由に増やす事も可能。
極めつけは『Wi-Fi 6』。光回線下での通信環境もバッチリです。2022年にMi 11 Lite 5Gと同等のスマートフォンをリリースするとしたら、5万円超えてしまうんでしょうね・・・。
Xiaomi Mi 11 Lite 5Gの主な仕様
Xiaomi Mi 11 Lite 5G | |
---|---|
Soc | Snapdragon 780G(5nm)
|
容量 | 6GB/128GB
|
電池 | 4,250mAh(最大33W急速充電) |
重量 | 159g |
画面 |
|
カメラ | メインカメラ
超広角カメラ
マクロカメラ
フロントカメラ
|
おサイフケータイ | 対応 |
防水防塵 | IP53 |
オーディオ | デュアルスピーカー |
SIM | nano SIM×2スロット |
OS | MIUI13(Android 12) |
Xiaomi Mi 11 Lite 5Gの対応周波数帯に関する情報
- 5G NR:n1/n3/n5/n7/n8/n20/n28/n38/n40/n41/n77/n78/n66
- LTE FDD:1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28/32/66
- LTE TDD:38/40/41
- 3G WCDMA:1/2/4/5/6/8/19
- 2G GSM:2/3/5/8
docomoの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(×)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
OCN モバイル ONE、IIJmio、ahamo、mineo
Softbankの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band18(◎)、Band41(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)