2022年5月19日(木)、大手グローバルスマートフォンメーカーのXiaomi(シャオミ)が、日本市場に向けて最新スマートフォン『Redmi Note 11 Pro 5G』をリリースしました。
カラーは『グラファイトグレー』『ポーラーホワイト』『アトランティックブルー』の3色展開。メーカー小売価格は6GB/128GBモデルが44,800円(税込)。
販売チャネル(オープンマーケット版)
- オンライン:Amazon.co.jp、 ECカレント、NTTぷらら、ソフトバンクセレクション、Mi.com、murauchi.com、楽天市場、 楽天ブックス
- 量販店:エディオン、ケーズデンキ、上新電機、ノジマ、ビックカメラ、ヤマダ電機、ヨドバシカメラ
- MVNO:AEON MOBILE、IIJmio、gooSimseller
予約開始は各販売チャネルにつき5月19日(木)から。発売開始は5月30日(月)から。
オープンマーケット版とは別に、新料金プランが話題となっている『楽天モバイル』からも『楽天モバイル版』が登場。予約開始は5月19日(木)午前9時、発売開始は5月30日(月)午前9時から。
楽天関連アプリのプリインストール以外に、オープンマーケット版から対応バンドの変更はなし。カラーは『グラファイトグレー』『ポーラーホワイト』の2色展開。販売価格は42,980円(税込)。最大2万円相当の楽天ポイントが還元されます。
Redmi Note 11 Pro 5Gの発売に伴い、同社では『Mi band 6(ブラック)』のプレゼントキャンペーン(先着6,000名)を実施。詳細は下記の通り。
- 予約&購入期間 :2022年5月19日(木)9:00~2022年6月30日(木)23:59
- 応募期間:2022年5月30日(月)9:00~2022年7月14日(木)23:59
- 特典の引換期間 : 2022年5月30日(月)9:00~2022年7月14日(木)23:59
- 対象商品:Redmi Note 11 Pro 5G
- 賞品:Mi スマートバンド 6(ブラック)
- 詳細:https://event.mi.com/jp/redmi-note-11-pro-5g-campaign
前モデルからは大きなアップグレードが『4つ』。1つは日本モデル独自のカスタマイズとなる『FeliCa』への対応。満を持して『おサイフケータイ』が使えるようになりました。
2つめが『充電速度』。Redmi Note 10 Proの最大『33W』から、2倍以上の速さとなる『67W』にスピードアップ。これは同社のハイエンドモデル『Xiaomi 11T』と同じ速さです。
最近はコスト削減の為に充電器が同梱されないケースも目立ちますが、Redmi Note 11 Pro 5Gでは充電器を同梱。67W出力対応なので、それなりに高価な充電器がついてくると認識しましょう。
3つめが『eSIM』。物理的なカードスロットは前モデルと同じデュアル仕様。片方はMicro SDカードとの排他的な扱いとなるので、Micro SDカードを使う場合はデュアルSIM運用が出来ません。
しかしeSIMが使えるようになった事で、2種類のSIMとMicro SDカードの同時使用が可能に。時代に合わせた実用的な進化を実現。
4つめは『5G』への対応。Snapdragon 695 5Gは日本でも徐々に普及が進む5Gネットワークをサポート。安定的かつ実用的な速度で5G通信するにはまだ少し時間がかかりそうですが、今後通信業者の整備が急ピッチで進むことを考えれば、大きな利点の一つ。
上記4つに加え、最新モデルでは一体何がどう変わったのか。スペックから違いをチェックしていきましょう。
Xiaomi Redmi Note 11 Pro 5GとRedmi Note 10 Proの違いとは
Redmi Note 11 Pro 5GとRedmi Note 10 Proのカメラについて
Redmi Note 10 Pro | Redmi Note 11 Pro 5G | |
メイン(広角カメラ) | 解像度:1億800万画素 F値:1.9 センサーサイズ:1 /1.52インチ 画素サイズ:0.7μm(ピクセル統合時:2.1μm) |
解像度:1億800万画素 F値:1.9 センサーサイズ:1 /1.52インチ 画素サイズ:0.7μm(ピクセル統合時:2.1μm) |
超広角カメラ | 解像度:800万画素 F値:2.2 画角:水平118度 |
解像度:800万画素 F値:2.2 画角:水平118度 |
マクロカメラ | 解像度:500万画素 F値:2.4 |
解像度:200万画素 F値:2.4 |
深度センサー | 解像度:200万画素 F値:2.4 |
– |
ISP | Qualcomm Spectra™ 350 image signal processor, 14-bit, 2x Image Signal Processor (ISP) | Qualcomm Spectra™ 346T image signal processor, Triple 12-bit ISP |
Redmi Note 10 Proと言えば『カメラ』です。メインカメラには『1/1.52インチ』の大型イメージセンサーを採用し、『1億800万画素』の超高解像度撮影が可能。9つのピクセルを1つに統合するスーパーピクセルテクノロジーにも対応し、標準撮影モードでは『2.1μm』まで画素サイズを引き上げ画質を明瞭化。
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メインカメラ及び超広角カメラのスペックはRedmi Note 10 Pro、Redmi Note 11 Pro 5Gともに同じ。ただし画像を処理するISPはRedmi Note 10 Proが『Spectra™ 350』でRedmi Note 11 Pro 5Gは『Spectra™ 346T』。
bit数が14bitから12bitに落ちていますが、イメージセンサーが10bit対応なので、この部分が画質に大きく影響する可能性は低いです。それよりもISPの数が『2つ』から『3つ』に増えているので、低照度環境やHDR撮影時の画質がどう変化しているか、実際に撮影するのがとても楽しみ!
マクロカメラに関しては、解像度が500万画素から200万画素にダウン。ちなみに200万画素は1600×1200Pixelなので、画面で見るには十分な解像度。画質は撮ってみなければ分かりません。
Redmi Note 11 Pro 5GとRedmi Note 10 Proのディスプレイについて
Redmi Note 10 Pro | Redmi Note 11 Pro 5G | |
ディスプレイ | 6.67インチ AMOLED (有機EL) DotDisplay 解像度:2,400 x 1,080 FHD+395 PPI コントラスト比:4,500,000:1 輝度:HBM 700 nit (typ)、1200 nit ピーク輝度 (typ) DCI-P3 色域 8ビットカラー HDR 10 リフレッシュレート:120Hz タッチサンプリングレート:240Hz ガラス:ゴリラガラス5 |
6.67インチ AMOLED (有機EL) DotDisplay 解像度:2,400 x 1,080 FHD+395 PPI コントラスト比:4,500,000:1 輝度:HBM 700 nit (typ)、1200 nit ピーク輝度 (typ) DCI-P3 色域 8ビットカラー HDR 10 リフレッシュレート:120Hz タッチサンプリングレート:360Hz ガラス:ゴリラガラス5 |
Redmi Note 10 Proにはハイエンドスペックの高品質な有機ELが採用されています。Redmi Note 11 Pro 5Gでも大部分を踏襲し、ピーク輝度『1200nit』、コントラスト比『4,500,000:1』、最大リフレッシュレート(1秒間に可能な画面の切り替え回数)『120Hz』までは同じ。
最大タッチサンプリングレート(1秒間に画面がタッチに反応する回数)は『240Hz』から『360Hz』にアップグレード。感度が上がった分操作性が向上している可能性は高いです。
Redmi Note 11 Pro 5GとRedmi Note 10 ProのSocについて
Redmi Note 10 Pro | Redmi Note 11 Pro 5G | |
Soc | Snapdragon 732G
CPU 6x 1.8 GHz – Kryo 470 Silver (Cortex-A55) CPU Architecture: 64-bit GPU プロセスサイズ:8nm 5G:非対応 |
Snapdragon 695 5G
CPU 6x 1.7 GHz – Kryo 660 Silver (Cortex-A55) CPU Architecture: 64-bit GPU プロセスサイズ:6nm 5G:対応 |
スマートフォンの処理能力に最も大きな影響を及ぼす『Soc』は、Redmi Note 10 Proの『Snapdragon 732G』から『Snapdragon 695 5G』に変更。一見700シリーズから600シリーズへのダウングレードですが、スペックの詳細を見ていくとそうでは無い事が分かります。
CPUの最大クロック周波数はSnapdragon 732Gから低下。ただしNANOREVIEW.NETが公表しているCPUスコアは『40』から『47』に上昇。これは低クロック(省電力)ながらパフォーマンスがアップしている事を示します。実用面においてとても理想的な進化。
GPUもAdreno™ 618からAdreno™ 619にアップグレード。NANOREVIEW.NETのスコアを参考にすると、CPUは『40』から『47』に大きく上昇。GPUも『32』から『36』へとアップ。
プロセスサイズが『8nm』から『6nm』に微細化している点にも注目。プロセスサイズが小さくなると電力効率が上がり電池もちが向上。NANOREVIEW.NETのBattery lifeスコアは『74』から『85』まで一気にスコアアップ。
Redmi Note 10 ProとRedmi Note 11 Pro 5Gの電池容量はほぼ同じ(5,020mAhと5,000mAh)ですが、連続駆動時間はRedmi Note 11 Proの方が長くなる可能性が高いでしょう。
Redmi Note 11 Pro 5GとRedmi Note 10 Proのサイズについて
Redmi Note 10 Pro | Redmi Note 11 Pro 5G | |
サイズ | 高さ:164mm 幅:76.5mm 厚み:8.1mm 重量:193g |
高さ:164.19mm 幅:76.1mm 厚み:8.12mm 重量:202g |
サイズに関してはほぼ変わらず。重量は9gほど重くなり、Xiaomi 11TやXiaomi 11T Proと同等となっています。冷却システムを取り入れた影響でしょうか。軽さを重視する人はMi 11 Lite 5Gなど軽量モデルを選ぶと思うので、この部分はあまり気にする必要が無いかもしれません。温度の安定化を考えればむしろプラスのポイント。
Redmi Note 11 Pro 5GとRedmi Note 10 Proのメモリ・ストレージについて
Redmi Note 10 Pro | Redmi Note 11 Pro 5G | |
容量 | 6GB/128GB メモリ:LPDDR4X ストレージ:UFS 2.2 Micro SDカード:対応 |
6GB/128GB メモリ:LPDDR4X ストレージ:UFS 2.2 Micro SDカード:対応 |
メモリ『6GB』、ストレージ『128GB』は前モデルと同じ。ミッドレンジである事や、Micro SDカードが使える点を考慮すれば十分なスペック。Xiaomiはメモリ拡張機能の導入によりメモリ領域を広げたり、MIUI 13でメモリ使用量の効率化を行っているので、複数のアプリを同時に起動した際の動作にも不安を感じる必要はないでしょう。
Redmi Note 11 Pro 5GとRedmi Note 10 Proの電池容量・充電について
Redmi Note 10 Pro | Redmi Note 11 Pro 5G | |
電池 | 容量:5,020mAh 充電:33W |
容量:5,000mAh 充電:67W |
Redmi Note 10 Proから一番のアップグレードと言えるのが『充電速度』。最大『67W』は上位モデルとなる『Xiaomi 11T』と同じ。私はXiaomi 11Tを所有していますが、15分もあれば実用的な駆動時間(50%程度)を得られるので、充電は『時間のかかるもの』ではなくなりました。
充電技術には速さと効率性を重視した『MMTバッテリーテクノロジー』と、放熱性を高める『液体冷却システム』を併用。冷却システムは本来GPU性能の高いスマートフォンに搭載するものですが、Redmi Note 11 Pro 5Gの場合は充電時に大きな効力を発揮します。
Redmi Note 11 Pro 5GとRedmi Note 10 Proのカラー展開について
Redmi Note 10 Pro | Redmi Note 11 Pro 5G | |
カラー | グレイシャーブルー グラデーションブロンズ オニクスグレー |
ポーラーホワイト グラファイトグレー アトランティックブルー |
ベーシックな『グラファイトグレー』もフラットデザインになるとだいぶ印象が変わります。
一番フラット設計にはまってると感じるのは『ポーラーホワイト』。これは発売開始と同時に売り切れそうですね。
実機を見てみたいと思わせる魅惑的なカラーリングの『アトランティックブルー』。プレミア感を重視するならこの色か。
コストの高騰や為替の変動により販売価格は前モデルより上がっていますが、トータルで見ると価格差を埋めるアップデートがされているという印象。『IIJmio』『OCNモバイルONE』といったMVNOでは割引キャンペーンが開始されるはずなので、それらをうまく利用してRedmi Note 11 Pro 5Gを格安でゲットしましょう!
Redmi Note 11 Pro 5G販売チャネル
- オンライン:Amazon.co.jp、 ECカレント、NTTぷらら、ソフトバンクセレクション、Mi.com、murauchi.com、楽天市場、 楽天ブックス
- 量販店:エディオン、ケーズデンキ、上新電機、ノジマ、ビックカメラ、ヤマダ電機、ヨドバシカメラ
- MVNO:AEON MOBILE、IIJmio、gooSimseller
Redmi Note 11 Pro 5Gの主な仕様
Redmi Note 11 Pro 5G | |
---|---|
Soc | Snapdragon 695 5G(6nm)
|
容量 | 6GB/128GB
|
電池 | 5,000mAh(最大67W急速充電)※充電機同梱 |
重量 | 約202g |
画面 |
|
カメラ | メインカメラ
超広角カメラ
マクロカメラ
|
防水防塵 | IP53 |
イヤフォンジャック | 対応 |
Bluetooth | 5.1 |
位置情報 | GPS L1、Glonass G1、BDS B1、Galileo E1 |
Wi-Fi | Wi-Fi:802.11a/b/g/n/ac |
SIM | NanoSIM カード×2(1スロットはMicro SDカードと排他的な扱い)、eSIM |
指紋認証 | 側面 |
おサイフケータイ | 対応 |
スピーカー | ステレオ(デュアルスピーカー) |
DOLBY ATMOS | 対応 |
Micro SDカード | 対応 |
OS | Android™ 11(MIUI 13) |
Redmi Note 11 Pro 5Gにお勧めな格安SIM
Redmi Note 11 Pro 5Gが対応する周波数帯
- 5G Sub-6: 対応バンド n3/n28/n41/n77/n78
- LTE: 対応バンド 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28/38/40/41 (2545~2560MHz)/42
- 3G:WCDMA 1/2/4/5/6/8/19
- 2G:GSM 750/800/1800/1900MHz
docomoの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)、Band21(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(×)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
Softbankの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)、Band11(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band11(×)、Band18(◎)、Band28(◎)、Band41(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)