通信キャリアSoftBankは、オンライン専用ブランド『LINEMO(ラインモ)』と、サブブランドの『ワイモバイル』を展開。月額基本料金のみで比較すると、下記の通りLINEMOの方が断然『安い』です。
ワイモバイルの月額利用料金と主なサービス内容
プラン | シンプル2(S) | シンプル2(M) | シンプル2(L) |
月額基本料金 | 2,365円 | 4,015円 | 5,115円 |
PayPayカード割適用後の料金 | 2,178円 | 3,828円 | 4,928円 |
家族割適用後の料金 | 990円 | 2,640円 | 3,740円 |
月間データ容量 | 4GB | 20GB | 30GB |
超過後の最大速度 | 4~6GBは300kbps、6GB超は128kbps | 20~30GBは1Mbps、30GB超は128kbps | 30~45GBは1Mbps、45GB超は128kbps |
データ容量翌月くりこし | 対応 | 対応 | 対応 |
通信方式 | 4G/5G | 4G/5G | 4G/5G |
通話方式 | 22円/30秒 | 22円/30秒 | 22円/30秒 |
通話料金 | VoLTE、VoLTE(HD+) | VoLTE、VoLTE(HD+) | VoLTE、VoLTE(HD+) |
5分かけ放題 | – | – | – |
10分かけ放題 | 880円 | 880円 | 880円 |
24時間かけ放題 | 1,980円 | 1,980円 | 1,980円 |
通常特典 | 家族割、60歳以上24時間かけ放題1,100円割引/月、契約時にスマートフォン特価 | 家族割、60歳以上24時間かけ放題1,100円割引/月、契約時にスマートフォン特価 | 家族割、60歳以上24時間かけ放題1,100円割引/月、契約時にスマートフォン特価 |
回線 | SoftBank | SoftBank | SoftBank |
しかしワイモバイルにはPayPayカード割(187円割引/月)を用意。また、家族に『ひとり』でもワイモバイルユーザーがいれば、2回線目以降は『家族割』の対象。適用させれば月々『1,188円』の割引を受けられ、月額利用料金4,015円のシンプル2(M)を『2,640円(税込)』で利用出来ます。
シンプル2(M)は月間データ容量『20GB』。LINEMOのスマホプランと同等です。それでいて割引後の基本料金は月額『88円(2,728円-2,640』安い。年間『1,056円』の節約になります。
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ワイモバイルの『シンプル2(M)』『シンプル2(L)』は、月間データ容量超過後も規定容量(M:30GB、L:45GB)まで最大『1Mbps』の通信速度を維持。一般的な超過後の速度は最大『128kbps〜200kbps』。制限がかかるとスマートフォンをほぼ使えない状態に。
以前最大1Mbpsの通信環境で何が出来るか検証したところ、スマートフォンの画面サイズに適した解像度(360p〜480p)でストリーミング動画を観られたり、標準音質で音楽を聴くことも可能。最大『128kbps〜200kbps』とは自由度が大きく異なります。
最大1Mbpsの通信環境で実際に検証した結果
問題なく利用出来る(UQモバイルくりこしプランM+5G低速)
- YouTube・YouTube Music(360p~480p)
- TVer(画質中)
- Amazon Music(ストリーミング設定:標準)
- radiko
- LINE(メッセージ送信)
- Chrome・edge
- PayPay・楽天ペイ
- 原神、PUBGモバイル、Asphalt9(データの大型アップデートは不可)
多少読み込みに時間がかかっても利用出来る(UQモバイルくりこしプランM+5G低速)
- LINE(ビデオ通話※動きがややカクつく)
- Amazon Prime Video(最初の読み込みに時間がかかる)
- Twitter(画像の読み込みに時間がかかる)
- ラクマ・PayPayフリマ
- Google Map
利用するのが難しい(UQモバイルくりこしプランM+5G低速)
- データ容量の大きいファイルの送受信
- 高解像度ストリーミング動画・音楽の再生
大容量のデータを受信したり、高解像度で動画を観ることは不可能。あくまで『スマートフォンに適した利用環境が維持される』程度と認識しておきましょう。
投稿が見つかりません。ワイモバイルには、LINEMOにはない『翌月くりこし機能』もついています。月末にデータ容量が5GB余っていても、LINEMOの場合は月が変わると同時に消滅。ワイモバイルは翌月にくりこされるので、シンプル2(M)では『25GB』使えます。
『使いすぎたら最大1Mbps』『あまり使わなかったら翌月にくりこし』という2つのサポートが効いているので、データ容量の管理はズボラでOK。そしてワイモバイル契約時に得られる大きなメリットがもう一つ。それは『スマートフォンを安く購入出来る』ということ。
数年前までワイモバイルが取り扱っていたスマートフォンのラインナップは、『安くても欲しく無い』ものばかりでした。今でも微妙なモデルは紛れていますが、実用的に使える端末もチラホラ。要は選び方を間違えなければ良いのです。
メリットだらけの『ワイモバイル』。とはいえ、家族にワイモバイルユーザーが『ひとり』もいなければ、先述している通り『LINEMO』よりも割高。
まずは『ひとり目のワイモバイルユーザー』を家族内に誕生させましょう。家族割の条件は『血縁・婚姻であること(離れて暮らしていてもOK)』『同住所』のいずれか。『親族関係を示す親等についての条件はなし』とかなり柔軟。『最大9回線』まで適用可能で請求先も分けられます。
そうは言っても、『月額料金が高くなる』のに『無理やりワイモバイルに乗り換えさせる』はどう考えてもNG。『月額料金が安くなる』ことが大前提です。
ワイモバイルは『家族割』以外に、『60歳以上のユーザー24時間かけ放題1,100円割引』という永年サービスを提供しています。ワイモバイルの24時間かけ放題は通常月額1,980円(税込)なので、それが『880円(税込)』に。
つまり家族に『60歳以上』の人がいる場合は、月額料金を下げられる可能性大。60歳以上の人が『シンプル2(S)【月間データ容量3GB】』『24時間かけ放題』を契約、PayPayカード割を適用すると、月額『3,058円(税込)』。
ワイモバイルは通話方式が『VoLTE』『VoLTE(HD+)』と高音質。料金のみに重点を置いて格安SIMに乗り換えすると、通話方式が『電話回線(オートプレフィックス)』に変わってしまい『音質が低下する』可能性がふくらみます。
SoftBank通話音質比較
『24時間かけ放題がついて月額利用料金3千円程度』『通話高音質』『他社から乗り換えの場合はスマートフォンを安く購入出来る』というメリットを伝え、機種変更の手続きを代理で行えば、『ひとり目のワイモバイルユーザー(大満足)』が高い確率で誕生するはず。
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高品質なSoftBank回線を『格安』で利用したい人は、まず『ワイモバイルの営業マン』となって、割高な通信料金を支払っている家族が『ワイモバイル』に乗り換えるお手伝いをしましょう。そうすればみんなハッピーです!
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