2023年10月19日(木)、グローバルテクノロジーメーカーXiaomi(シャオミ)が、スマートフォン『Redmi 12 5G(オープンマーケット版)』の発売を開始しました。直販価格は4GB/128GBモデルが『29,800円(税込)』。
スマートフォンの性能を大きく左右するSocには、国内モデルとして初めて『Snapdragon 4 Gen 2』を採用。今回はその処理能力を知るべく、実機を使ってベンチマークの測定を行いたいと思います!
比較するのは『Redmi Note 11(Snapdragon 680)』『Redmi Note 11 Pro 5G(Snapdragon 695 5G)』『moto g53j 5G(Snapdragon 4+ Gen 1)』。まずはスマートフォンの性能をトータルで数値化してくれるAnTuTu Benchmarkから。
前世代のエントリーモデル『Redmi Note 11(Snapdragon 680)』からは10万近くトータルスコアが上昇。データの演算処理能力を示す『CPU』、メモリやストレージに関する『MEM』、アプリの動作速度を示す『UX』スコアが特に大きく伸びています。
直販価格『34,800円』の『moto g53j 5G(Snapdragon 4+ Gen 1)』との比較では、GPUのスコアは下回るも『CPU』『MEM』『UX』はリード。
エントリークラスのスマートフォンは『動画鑑賞』『ブラウジング』『SNS』といった使い方がメインになると思うので、『GPU』に拘る必要はあまり無いと個人的には考えます。
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GPUを除く全体的なスコアは、実質上位モデルとなる『Redmi Note 11 Pro 5G(Snapdragon 695 5G)』に近いですね。UXスコアの差は僅か7千程度です。
続けてエントリークラスのメイン性能となる『CPU』について、『Geekbench 6』でもう少し深掘りしてみましょう。
『Redmi Note 11(Snapdragon 680)』からは、シングルコア(1つの脳で処理する力)が2倍以上に大きく上昇。『moto g53j 5G(Snapdragon 4+ Gen 1)』と比較しても170以上のスコアアップ。
驚いたのは、『Redmi Note 11 Pro 5G(Snapdragon 695 5G)』のスコアを超えていること。実際の体感速度は、タッチサンプリングレートが最大『360Hz』とハイエンド並みのRedmi Note 11 Pro 5Gが上回る印象。とはいえ、エントリークラスのスマートフォンとしては十分な挙動です。
『Redmi 12 5G(Snapdragon 4 Gen 2)』は、メモリ容量が『4GB』と少なめ。『設定』→『追加設定』内にある『メモリ増設』は、ストレージの一部をメモリとして代用することが可能。
端末によって同機能の効果は様々ですが、Redmi 12 5Gでは『2GB』に設定した方が若干動作が安定するような(AnTuTu Benchmarkスコアも僅かに上がりました)。
調理場に例えると、メモリは『まな板』の様な役割を果たします。容量が増えた分調理スペースが増加。ただしストレージはメモリほど読み書き速度が早くないので、ヘビーな使い方が想定される場合は、『Redmi Note 11 Pro 5G(Snapdragon 695 5G)』など『6GBモデル』を購入した方が良いかと。
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Xiaomi Redmi 12 5Gを購入すべきポイント
- AnTuTu Benchmark(Ver.10)トータルスコア41万を超える処理能力を持つSnapdragon 4 Gen 2搭載(微細な4nmプロセス)
- FeliCa ICチップ搭載でおサイフケータイやGoogleウォレットといった決済サービスに対応(外出時の荷物が減る)
- SGSブルーライト低減認証取得。フルHD+解像度の6.8インチ超大画面(スマホを超えたファブレット級)採用
- 最大リフレッシュレート(1秒間に画面を書き換え可能な回数)90Hzの滑らか表示(一般的な廉価端末のリフレッシュレートは60Hz)
- 最大タッチサンプリングレート(1秒間に画面がタッチに反応する回数)240Hzのスムーズな操作性(タッチサンプリングレート200Hzを超える端末は体感レベルで操作し易い)
- 電力効率に優れるSocと5,000mAhの大容量電池により最大27時間(公表値)の動画視聴を実現
- 最大18Wの実用的な速度で素早く充電
- 128GBの大容量ストレージ(eMMCより読み書き速度に優れるUFS2.2規格)採用
- Micro SDカード対応(最大1TB)で保存領域の拡張が容易。ストリーミング動画をダウンロードして外出先で視聴出来る
- 廉価モデルに採用が目立つ樹脂(プラスチック)素材ではなくガラス素材を背面に使用
- 画面にガラスフィルムを貼っても認証精度が落ちない、マスク着用時もスムーズにロックを解除する側面指紋認証
- AI技術を使用した顔認証システム採用
- 約5,000万画素の広角カメラに約200万画素の深度センサーを組み合わせた背面カメラ
- 有線イヤフォン・ヘッドフォンを使用出来るイヤフォンジャック搭載
- スマートフォンケース付属
- SoftBank、ドコモ、au、楽天モバイルといった複数通信キャリアの帯域をサポート
- 5Gモバイルネットワーク(Sub6)対応
- 物理的なnanoSIMに加えて開通まで時間がかからないeSIMをサポート
Xiaomi Redmi 12 5Gに関連する記事
Xiaomi Redmi 12 5GとRedmi 12Cの仕様比較
モデル名 | Redmi 12 5G | Redmi 12C |
Soc | Snapdragon 4 Gen 2(4nm) | Helio G85(12nm) |
メモリ容量 | 4GB(LPDDR4X) | 3GB、4GB(LPDDR4X) |
ストレージ容量 | 128GB(UFS 2.2) | 64GB、128GB(eMMC 5.1) |
電池 | 5,000mAh | 5,000mAh |
充電速度 | 最大18W | 最大10W |
重量 | 約200g | 約192g |
サイズ |
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画面 |
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カメラ | メインカメラ(背面)
深度測定センサー(背面)
フロントカメラ
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メインカメラ(背面)
ポートレート用補助レンズ
フロントカメラ
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防水防塵 | IP53 | IP52 |
イヤフォンジャック | 搭載 | 搭載 |
Bluetooth | 5.0 | 5.1 |
位置情報 | GPS、Glonass、Galileo、Beidou | GPS、Glonass、Galileo、Beidou |
Wi-Fi | Wi-Fi:802.11a/b/g/n/ac | Wi-Fi:802.11a/b/g/n/ac |
SIM | nano SIM+eSIM | nano SIM+nano SIM |
認証 | 側面指紋認証+AI顔認証 | 背面指紋認証+AI顔認証 |
おサイフケータイ | 対応 | 非対応 |
スピーカー | モノラル | モノラル |
Micro SDカード | 対応(最大1TB) | 対応(最大1TB) |
5G(Sub6) | 対応 | 非対応 |
Xiaomi Redmi 12 5G(オープンマーケット版)にお勧めな格安SIM
Redmi 12 5Gが対応する周波数帯
- 5G Sub-6: 対応バンド n3/n28/n41/n77/n78
- LTE: 対応バンド 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28/38/39/40/41/42
- 3G:WCDMA 1/2/4/5/8/6/19
- 2G:GSM 850 900 1800 1900 MHz
docomoの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)、Band21(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(×)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
Softbankの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)、Band11(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band11(×)、Band18(◎)、Band28(◎)、Band41(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
楽天回線が使えるお勧め格安SIM
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