シャオミのRedmi Note 10 Proは120Hz対応だから電池持ちが悪そう!Redmi 9TやiPhoneと比較

Redmi Note 10 Proは電池もちが弱点なのか?検証してみた

Redmi Note 10 Proはカメラとディスプレイがフラッグシップなネオミッドレンジ

これまでにカメラ、ディスプレイ、処理能力の検証を行い、カメラとディスプレイに関してはフラッグシップ級、処理能力に関しても国内で発売されているXiaomiのスマートフォンの中ではトップクラスである事が実証されたネオミッドレンジRedmi Note 10 Pro。しかしあくまで3万円台前半の格安スマートフォン。どこかしら必ず弱点はあるはず。今回はその弱点になるかもしれない電池もちについて検証していきたいと思います。

Redmi Note 10 Proはカメラとディスプレイ性能がフラッグシップのネオミッドレンジ

Redmi Note 10 Proの有機ELディスプレイは120Hzのリフレッシュレートに対応するフラッグシップ仕様

Redmi Note 10 Proのディスプレイは120Hzのリフレッシュレート(1秒間に120回画面の切り替えが可能)に対応しています。高いリフレッシュレートに対応するミッドレンジは、殆どの場合コストをダウンさせる為に液晶を使用。しかしRedmi Note 10 Pro有機ELを採用する贅沢仕様。有機ELは画面の応答速度が液晶と比較にならないレベルで速いので、高いリフレッシュレートとの相性は抜群です。

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Redmi Note 10 Proの有機ELディスプレイは120Hzのリフレッシュレートに対応するフラッグシップ仕様

しかし画面の切り替え回数が増えると、その分消費電力が高まります。検証はRedmi Note 10 Proのリフレッシュレートを120Hzに設定して行い、60Hzの端末と比較してどの程度電池の減りが速いかをチェック。

Redmi Note 10 Proのリフレッシュレートを120Hzに設定して電池もちを検証

Redmi Note 10 Pro、iPhone 12 mini、Redmi 9TでHDR動画を30分間再生(輝度50%程度)

まずはHDRに準拠しているコチラのYouTube動画を30分間連続再生。

YouTubeを再生して一番電池の減りが少なかったのはRedmi Note 10 Pro

電池の減りが一番少なかったのは意外にもRedmi Note 10 ProRedmi Note 10 ProiPhone 12 miniは有機ELを採用しているので、暗い部分を表示する時に消費電力が低下します。Redmi 9Tは液晶なのでバックライトが点灯したまま。その事が電池の減りに影響を及ぼしています。iPhone 12 miniは単純に電池容量が少ないので、有機ELでも電池の減りはやや早め。

端末 再生前の電池残量 再生後の電池残量 減った電池量
Redmi Note 10 Pro 97% 94% -3%
iPhone 12 mini 99% 95% -4%
Redmi 9T 92% 88% -4%

Redmi Note 10 Proは電池の減りが少ない上にHDRコンテンツの表示はiPhone 12 miniと同等の美しさ

Redmi 9TのディスプレイはHDR表示に非対応なので、今回の検証では消費電力が大きいだけでなく見づらいという悲惨な状態に。この辺りはやはり1万円台のスマホ。どうしても上位モデルとは差がついてしまいます。

Redmi Note 10 ProはHDRコンテンツの再生に対応。iPhone 12 miniと同等の美しい表示

上からRedmi 9T、Redmi Note 10 Pro、iPhone 12 mini

驚いたのはSuper Retina XDRディスプレイを採用しているiPhone 12 miniRedmi Note 10 Proの表示品質に遜色が無かったこと。ディスプレイサイズはRedmi Note 10 Proの方が一回り以上大きいので、トータルでHDR動画が見易いのは明らかにRedmi Note 10 Pro。このクオリティで電池の減りは僅か3%。素晴らしいパフォーマンスですね。

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Redmi Note 10 Pro、Redmi Note 9T、Redmi 9Tで60fpsの動画を30分間再生(輝度50%程度)

続いて120fpsの動画30分間再生。120fpsの動画は120Hz以上のリフレッシュレートに対応するディスプレイでなければ正しく表示する事は出来ません。リフレッシュレートが60Hzであれば、1秒間に表示出来るフレームの数は60が限界だからです。よって、120fpsで再生出来ているのはRedmi Note 10 ProRedmi Note 9TRedmi 9Tの中ではRedmi Note 10 Proのみ。

Redmi Note 10 Proは120fpsの動画再生に対応。電池の減りは60fps表示のRedmi Note 9Tと同等

2倍のフレームレートで再生しているにも関わらず、Redmi Note 10 Proの電池の減りはRedmi Note 9Tと同じ-3%。電池もちを重視するのであればリフレッシュレートを60Hzに設定した方が良いのは間違いないですが、この程度の電池の減りであれば120Hzの滑らかさを優先すべきかと。せっかくのフラッグシップ仕様ですからね。

端末 再生前の電池残量 再生後の電池残量 減った電池量
Redmi Note 10 Pro 92% 89% -3%
Redmi Note 9T 90% 87% -3%
Redmi 9T 88% 86% -2%

Redmi Note 10 Pro、Redmi Note 9T、Redmi 9TでAsphalt 9を10分間ノンストップでプレイ(輝度50%程度)

ゲームプレイ時の電池の減りについても検証。Asphalt 9を10分間ノンストップでプレイ。有機ELは液晶と比較して応答速度が速いので、Asphalt 9の様に動きの激しいゲームでも残像が殆ど発生しません。

Redmi Note 10 Proは有機ELディスプレイなので動きの激しいゲームをプレイしても残像が発生しづらい

Redmi Note 10 Proのプレイ画面

電池の減りは3モデル同じ。ただしゲームに最も適しているのはあらゆる面でRedmi Note 10 Pro

GPU性能もRedmi Note 9Sより高めなのでフレーム落ちの心配もなし。Redmi 9TはGPU性能が足りず、Asphalt 9をプレイすると動きがカクつきます。Redmi Note 9Tは搭載しているSoc(Dimensicy 800U)がやや不安定なので、比較した3モデルの中でゲームをするのに適しているのは間違いなくRedmi Note 10 Proです。電池の減りは3モデルとも-2%。折角であれば最適な環境でゲームを楽しみましょう!

端末 プレイ前の電池残量 プレイ後の電池残量 減った電池量
Redmi Note 10 Pro 88% 86% -2%
Redmi Note 9T 88% 86% -2%
Redmi 9T 86% 84% -2%

Redmi Note 10 Proは予想に反して安定の電池もち。必要に応じて60Hzと120Hzを切り替えればさらに快適に

高いリフレッシュレートが影響し、電池のもちが極端に悪くなるかもしれないと予想していたRedmi Note 10 Pro。しかしその予想は見事に外れました。120Hzのリフレッシュレートが有効に働いている時は確かに電池の減りは早まっていますが、あくまでそれも実用レベル。滑らかに快適操作したい時は120Hz。電池を長持ちさせたい場合は60Hzと使い分けが出来るRedmi Note 10 Pro。今回も弱点は見つけられませんでした。

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Redmi Note 10 Pro YouTube

Redmi Note 10 Proの主な仕様

Redmi Note 10 Pro
Soc Snapdragon 732G(8nm)

  • CPU:Cortex-A76×2(2.3GHz)、Cortex-A55×6(1.8GHz)
  • GPU:Adreno 618(810MHz)
容量 6GB/128GB

  • メモリ:LPDDR4X
  • ストレージ:UFS2.2
電池 5,020mAh(最大33W急速充電)
重量 193g
画面
  • サイズ:6.67インチ
  • タイプ:有機EL
  • 解像度:FHD+
  • リフレッシュレート:120Hz
  • タッチサンプリングレート:240Hz
  • ピーク輝度:450nits(標準)、1200nits(HDR)
  • コントラスト比:4,500,000:1
  • HDR10:対応
  • 素材:ゴリラガラス5
カメラ メインカメラ

  • イメージセンサー:Samsung ISOCELL HM2
  • 解像度:1億800万画素
  • F値:1.9
  • 焦点距離:26mm
  • センサーサイズ:1/1.52
  • 画素サイズ:0.7µm、2.1µm(ピクセル統合時)
  • オートフォーカス:デュアルピクセルAF

超広角カメラ

  • 解像度:800万画素
  • 画角:水平118度
  • センサーサイズ:1/4.0
  • F値:2.2
  • 画素サイズ:1.12µm

マクロカメラ

  • 解像度:200万画素
  • F値:2.4
  • オートフォーカス:対応

深度測定カメラ

  • 解像度:200万画素
  • F値:2.4
防水防塵 IP53
オーディオ デュアルスピーカー、3.5mmヘッドフォンジャック、ハイレゾオーディオ認定、ハイレゾオーディオワイヤレス

Redmi Note 10 Proにお勧めな格安SIM

Redmi Note 10 Proが対応する周波数帯

  • 4G:FDD-LTE B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28/66
    TDD-LTE B38/40/41(2545-2650MHz)
  • 3G:WCDMA B1/2/4/5/6/8/19
  • 2G:GSM 850 900 1800 1900 MHz

docomoの4G(LTE)周波数帯対応状況

  • 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)

docomo回線が使えるお勧め格安SIM

OCN モバイル ONEIIJmio

Softbankの4G(LTE)周波数帯対応状況

  • 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)

Softbank回線が使えるお勧め格安SIM

ワイモバイル

auの4G(LTE)周波数帯対応状況

  • 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band18(◎)、Band41(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM

BIGLOBEモバイルUQモバイル

楽天モバイルの4G(LTE)周波数帯対応状況

  • 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)

楽天回線が使えるお勧め格安SIM

楽天モバイル

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