新しく生まれ変わったFire HD 10 シリーズ
2021年4月27日に最新モデルが発表されたAmazonの最上位タブレットFire HD 10シリーズ。お値段据え置きながら『メモリ増量』『薄型軽量化』『明るさ10%アップ』『強化アルミノシリケートガラス使用』『デザイン改良』といった様々なアップグレードが行われました。
専用キーボード付きカバーを装着してGoogle Playを導入すれば別次元に進化
さらに新型専用となるキーボード付きカバー(オートスリープ対応)も用意。タブレット本体を両面から保護するだけでなく、画面タッチによる文字の打ちづらさから開放してくれます。Bluetoothマウスを追加し、裏技を使ってGoogle Playを導入すればFireタブレットの次元を超えてChromebookの様に扱うことも。
Fire HD 10シリーズで音楽を聴くならスピーカーやイヤフォンを別に用意した方が良い
文字をタイピングしながらバックグラウンドでAmazon Musicを流すのが、進化したFire HD 10シリーズのスマートな使い方。ただし搭載されているスピーカーはどちらかと言えば動画鑑賞用。音楽を聴くのに適しているとは言えません。しっかりと音楽を聴くのであれば、別にスピーカー、イヤフォン、ヘッドフォンを用意する必要があります。
Fire HD 10シリーズがハイレゾ音源の再生に対応しているかをチェック
外出先での利用も想定すれば、イヤフォンかヘッドフォンがベスト。より良い音で聴くならハイレゾ対応のAmazon Music HD。しかしFire HD 10シリーズはあくまで格安タブレット。ハイレゾ音源に非対応の可能性も大いに考えられます。それだとAmazon Music HDを流す意味がありません。
そこでFire HD 10シリーズがミュージックプレーヤーとしてどの程度使えるかを実際確認する事に。まずはAmazon Music HDを起動して、デフォルトの状態で対応するビットレートと周波数をチェック。
その結果『24bit/48KHz』までは対応する事が分かりました。スマートフォンのミッドレンジ、フラッグシップと同じ仕様。価格を考慮すればかなり優秀と言えるでしょう。
スマートフォン用に購入したUSB DACが使えるか試してみた
さらに欲を出しUSB DACをUSB Type-Cポートに接続してみました。スマートフォン用に購入した千円台の安価なものです。
見事に接続完了!格安USB DACでAmazon Music HDの最高音質となる『24bit/192KHz』まで拡張する事が出来ました。もうこの時点でミュージックプレーヤーとして合格ですね。
ハイレゾが聴けるのは有線環境だけじゃなかった!まさかのLDACサポート
そしてハイレゾに対応するのは有線接続だけではありません。なんとBluetoothコーデックの中で最高音質となる『LDAC(24bit/96Hz)』が使えたのです。ミッドレンジのスマートフォンでも使えない場合があるLDAC。これは完全に想定外。驚きました。旧モデルからすでにLDACをサポートしていた様です。知らなかった・・・
キーボード付きカバーを装着していれば、キーボード側で曲送りや一時停止が可能。Bluetooth接続の場合もイヤフォンやヘッドフォンで同様の操作を行えます。Amazon Music HDの画面を都度表示する必要が無くなるのでかなり楽。画面をOFFにした省エネ状態でもバックグラウンドで音楽は流れ続けます。
WindowsパソコンはBluetoothを聴くには不向き。ライトにノマドするならFire HD 10シリーズ!
ちなみにWindows 10がサポートしているBluetoothコーデックは最近までSBCとAptXのみでした。4月29日にAACのサポートがようやく発表されましたが、Bluetoothで音楽を聴くのに適した環境であるとは言えません。ハイレゾをBluetoothで聴きながらライトなノマド環境を構築出来るFire HD 10シリーズ。また一つ使いみちが増えました!
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