Xiaomi史上見たことがないミニマムなフラットデザイン
これまで購入したXiaomiのスマートフォンは10台以上。どこかしら似た要素がありました。しかしMi 11 Lite 5Gは違います。こんなフラットなXiaomiのスマートフォン、見た事がありません。
一歩間違えれば安っぽくなってしまうミニマムなデザイン。そしてポップなカラーリング。これ、相当攻めてると思います。実機に触れれば分かる事ですが、安っぽさは皆無。届くまでは『男性が持つとかわいらしくなりすぎるかも』と心配でしたがそれも杞憂。
形状がカッチリしているので、色で遊んでも可愛らしく、安っぽくならないのです。これなら女性男性どちらにもお勧め。ファッションへの適応力もかなり高めです。
そしてMi 11 Lite 5Gは見た目だけのスマートフォンではありません。本当に凄いのはその中身。ついに日本SIMフリー市場でもこのレベルのスマートフォンが買えるようになったんです。
Xiaomi Mi 11 Lite 5Gの処理性能をRedmi Note 10 Pro、OPPO Reno5 A 5Gと徹底比較!
Xiaomi Mi 11 Lite 5Gの総合性能をRedmi Note 10 Pro、OPPO Reno5 A 5Gと実測比較(Antutu benchmark)
スマートフォンの性能をトータルで数値化してくれるAntutu benchmark(Ver.9)。測定結果から、Snapdragon 765Gを搭載するOPPO Reno5 A 5GとSnapdragon 732Gを搭載するRedmi Note 10 Proは近い性能である事が分かります。
大きく差をつけてフラッグシップモデル並みのハイスコアを記録したのがMi 11 Lite 5G。スマートフォンの要となるCPU・GPUのスコアがダントツに高いです。ミッドレンジカテゴリーでこれだけ高性能なスマートフォンは、2021年7月時点においては他にありません。
Xiaomi Mi 11 Lite 5GのCPU性能をRedmi Note 10 Pro、OPPO Reno5 A 5Gと実測比較(Geekbench5)
CPUの性能を計測するのに特化したアプリ『Geekbench5』。重要なのは複数のアプリを1度に処理する能力を示す『マルチコア』。Mi 11 Lite 5GはOPPO Reno5 A 5Gに1,000近い差をつけて『2,608』という驚異的なハイスコアを記録。
スマートフォンを操作していて動作が『遅い』と感じるのは、そのスマートフォンのCPU性能が低いから。データの処理が行っている操作に追いついていないのです。逆にCPU性能の高いスマートフォンを利用すると待ち時間が減り動。Mi 11 Lite 5Gは『薄い』『軽い』『速い』を兼ね揃えたiPhoneに近いスマートフォンですね。
Xiaomi Mi 11 Lite 5G のGPU性能をRedmi Note 10 Pro、OPPO Reno5 A 5Gと実測比較(3DMark)
スマートフォンのGPU(グラフィック処理)性能を計測する為のアプリ『3DMark』。かなり重いデータを使って測定するので、GPU性能の低いスマートフォンだとフレームレートが低いまま。フレームレートは1秒間に何回画面が切り替えられているかを示します。フレームレートの数値が高くなるほど表示は滑らかになるという事です。
平均的なフレームレートがOPPO Reno5 A 5Gの2倍程度、Redmi Note 10 Proの3倍程度となったMi 11 Lite 5G。GPU性能が高いのはAntutuのスコア結果ですでに分かっていましたが、まさかここまでとは。このフレームレート差が実際の表示にどの程度影響を与えるのか。気になる方はコチラの動画をご覧ください。かなりインパクトありますよ!
Xiaomi Mi 11 Liteのタッチサンプリングレートを複数のスマートフォンと実測比較(Touch MultiTest)
端末 | タッチサンプリングレート |
---|---|
moto g8 power | 115~120Hz |
OPPO Reno A | 150~155Hz |
Rakuten Hand | 155~160Hz |
TCL 10 Lite | 165~170Hz |
Xiaomi Mi Note 10 Lite | 165~170Hz |
Xiaomi Mi Note 10 | 170~175Hz |
OPPO A5 2020 | 170~175Hz |
SONY Xperia 10 II | 175~180Hz |
SHARP AQUOS sense4 | 175~180Hz |
Xiaomi Redmi 9T | 175~180Hz |
Xiaomi Redmi Note 9S | 175~180Hz |
Xiaomi Redmi Note 9T | 175~180Hz |
ASUS ZenFone 7 | 175~180Hz |
OPPO A73 | 190~195Hz |
OPPO Reno3 A | 190~195Hz |
OnePlus 7T | 215~220Hz |
Xaomi Mi 10 | 215~220Hz |
OPPO Reno5 A 5G | 250~260Hz |
Xiaomi Mi 10 Lite | 220~225Hz |
Xiaomi Mi 11 Lite 5G | 310~320Hz |
Xiaomi Mi 11 | 320~325Hz |
Xiaomi POCO X3 | 330~340Hz |
Xiaomi Redmi Note 10 Pro | 330~340Hz |
1秒間にディスプレイがタッチに反応する回数を示すタッチサンプリングレート。Mi 11 Lite 5Gは最上位モデルMi 11に迫る『310Hz~320Hz』というゲーミングスマートフォン並の高い数値を記録。
私はディスプレイタッチが正直苦手なのですが、Mi 11 Lite 5Gでは比較的文字が打ちやすいと感じます。高いタッチサンプリングレートに加え、フラットディスプレイの採用も影響しているのかもしれません。
GPU性能がフラッグシップ並みに高いMi 11 Lite 5G。今後GPUが最適化されれば、今よりさらに快適な環境で遊べるゲームがどんどん増えます。タッチサンプリングレートの高いスマートフォンは、操作性に優れるのでゲームプレイ向き。軽量なので手が疲れないのもメリットです。
Xiaomi Mi 11 Lite 5Gのディスプレイ表示をRedmi Note 10 Pro、OPPO Reno5 A 5Gと比較
3モデルの中で唯一10bit(10億7千色)表示に対応するMi 11 Lite 5G。色の広がり方が精細かつ滑らかです。フラッグシップ級のディスプレイを備えるRedmi Note 10 Proと比較しても遜色の無い鮮やかさ。OPPO Reno5 A 5Gは有機ELではなく液晶を採用しているので少し色がくすんでいる印象。
液晶と有機ELでは発色が異なるので、HDRコンテンツを表示するのであれば有機EL一択。OPPO Reno5 A 5Gは影になっているわけではなく、これがMAXの明るさです。Mi 11 Lite 5Gはピーク輝度が800nit、Redmi Note 10 Proは1,200nitですが、数値ほど明るさに差は感じません。どちらのディスプレイもうっとりする美しさです。
Xiaomi Mi 11 Lite 5G のストレージ・メモリ速度をRedmi Note 10 Pro、OPPO Reno5 A 5Gと実測比較(CPDT)
ストレージ、メモリに関するデータの読み書き速度をどちらも測定してくれるアプリ『CPDT』。これまで実測したミッドレンジの中で、最も速かったのがOPPO Reno5 A 5G。同じメモリ・ストレージ規格を採用する端末の中でも頭ひとつ抜き出ていました。
そのOPPO Reno5 A 5Gを軽々と抜いてしまったのがMi 11 Lite 5G。メモリの速度は同程度ですが、ストレージは明らかにワンランク上。MIUI12.5にアップデート後、さらに速度が向上しました。ストレージの読み書き速度が上がるとアプリの起動やデータの移動が高速に。ミッドレンジカテゴリー上位モデルとの比較により、Mi 11 Lite 5Gの持つ『Soc』『ディスプレイ』『ストレージ』性能の圧倒的高さが実証されました。
超人気スマホ2強!Xiaomi Mi 11 LiteとOPPO Reno5 Aのカメラ画質を比較!
Xiaomi Mi 11 Lite 5GとOPPO Reno5 Aのメインカメラ画質比較1(あじさい)
花びらの同じ辺りをスポイトで抽出すると、Mi 11 Lite 5GはR:177、G:200、B:244。OPPO Reno5 A 5GはR:161、G:191、B:217。Mi 11 Lite 5Gは青が強く、全体的に彩度高めでくっきり透明感のあるイメージ。OPPO Reno5 Aは暖色よりで優しい雰囲気ですね。
Mi 11 Lite 5GはISOが359まで上がっていますが、画質の劣化はみられないので許容範囲内。ISOが高い分シャッタースピードが早くなり手ブレが抑えられています。OPPO Reno 5A 5GはISOが低いのでシャッタースピードは2倍。しかしこちらも問題なし。1/50秒程度では手ブレの心配は無用です。
Xiaomi Mi 11 Lite 5GとOPPO Reno5 Aのメインカメラ画質比較2(ひまわり)
撮影時は天気が悪かったので、せめて明るい雰囲気の花が撮りたいと思い・・・似合わない曇り空をバックにひまわりを撮影しました。ぱっと見はかなり近い雰囲気。細かい部分を見ていくと、Mi 11 Lite 5Gの方が花びらの陰影が深く立体的。どちらもひまわりの特徴を捉えた良い描写だと思います。晴れた日であれば小暑を伝えられたのに!
Mi 11 Lite 5GはISOをやや高めに撮る傾向にあるのかと思いきや、比較2では数値を50まで落としています。シーンによってしっかりISOが切り替わるのはナイス。OPPO Reno5 A 5GもISO100、シャッタースピード1/1706と余裕たっぷりの撮影環境。曇り空もお構いなしです。
Xiaomi Mi 11 Lite 5GとOPPO Reno5 Aのメインカメラ画質比較3(ムラサキツメクサ)
比較3も両端末の描写は似ています。OPPO Reno5 A 5Gと前モデルOPPO Reno3 Aを比較した時は、全てにおいてOPPO Reno5 A 5Gの圧勝でした。しかしMi 11 Lite 5Gとの比較は違いを見つける方が難しいレベル。
背景と被写体の区別がよりしっかりとされていて、立体的に見えるのはMi 11 Lite 5Gでしょうか。ポートレートモードは使用していませんが、レンズのF値が小さいのである程度被写体に近づく事でご覧の通りの背景ボケ。出来るだけ自然にボカしたい場合は被写体に寄るべし。
Xiaomi Mi 11 Lite 5GとOPPO Reno5 Aのメインカメラ比較4(広角)
広角撮影は2枚同時に比較。Mi 11 Lite 5Gは暖色系、OPPO Reno5 Aは寒色系に。比較1とは逆ですね。色合いが気に入らない場合は、Mi 11 Lite 5GはProモード、OPPO Reno5 A 5Gはエキスパートモードからホワイトバランスの調整が可能。寒色、暖色自由自在です。後はHDRをONにすると木々のディテールがさらにはっきりすると思います。
Mi 11 Lite 5GはどちらもISO50に設定されていますが、この被写体の場合はISO100まで上げた方が良さそう。そうすると全体の明るさがOPPO Reno5 A 5Gに近づきます。白飛びしない程度にシャッタースピードを遅くするのもアリですね(パソコンのディスプレイで見た場合はそう感じましたが、スマートフォンのディスプレイだとMi 11 Lite 5Gの明るさは適正。むしろ明るく見えました。つまりISO50のままでOKですね)。
Xiaomi Mi 11 Lite 5GとOPPO Reno5 Aのメインカメラ画質比較5(超高解像度)
Mi 11 Lite 5Gは6,400万画素モード、OPPO Reno5 Aは超高解像度モードに設定して撮影したものをトリミング。近い画質になるかと思いきや大分違いますね。Mi 11 Lite 5Gは少しモヤっとしつつ写真らしい仕上がり。OPPO Reno5 Aは絵に近い雰囲気ですが輪郭はしっかり。
高解像度モードは画素サイズが標準モードより小さくなり画質が劣化しやすいので、あまりお勧めはしません。光がしっかりと確保された環境で、トリミングする事が決まっている時にあ限定して利用した方が良いかと!
Xiaomi Mi 11 Lite 5GとOPPO Reno5 Aの超広角・メインカメラ画質比較6(望遠)
1枚めは超広角カメラで撮影。それなりに画質差が出ましたね。Mi 11 Lite 5Gの方が明らかに明瞭。イメージセンサーの影響でしょうか。ISO50でこの明るさは優秀です。超広角撮影を多用する人は参考にしてください!
デジタルズームは高解像度モードと同じく画質が劣化しやすいので、普段あまり使っていません。しかし両モデルとも10倍程度までは実用レベル。10倍にしてディテールがここまで高精細とは侮れない。20倍はさすがにかなり粗いですが、鳥がとまっている程度は十分認識出来るでしょう。
Xiaomiの最強カメラスマホRedmi Note 10 ProとMi 11 Liteのカメラ画質を比較!
Xiaomi Mi 11 Lite 5GとRedmi Note 10 Proのメインカメラ画質比較1
光が差し込む木陰の葉っぱを撮影。難しいシーンでも健闘するMi 11 Lite 5G
葉に光が差し込むやや逆光気味のかなり難しい描写から。今回の画質比較はRedmi Note 10 Proの圧勝だと思っていたのですが、並べてみたらMi 11 Lite 5Gも負けてない。拡大しても大きな遜色はありません。
ただしMi 11 Lite 5GはISOが301まで上がっている点に注目。Redmi Note 10 ProはISO70に抑えられています。ISOは高くなりすぎるとノイズが発生しやすくなり画質が落ちます。今回大きな画質の劣化は見られないので、Mi 11 Lite 5GにとってISO301程度は常用レベルという事になりますね。
Xiaomi Mi 11 Lite 5GとRedmi Note 10 Proのメインカメラ画質比較2
日陰で紫のあじさいを撮影。低照度でも自然に明るく撮れるRedmi Note 10 Pro
比較2は光の少ない日陰で撮影しているので、イメージセンサーサイズの大きいRedmi Note 10 Proの方が撮影環境は優位。被写体を明るくとらえています。Mi 11 Lite 5Gはフォーカスがしっかりされていてディテールがクッキリ。ややHDRっぽい仕上がりに。
Redmi Note 10 Proは低照度な環境ながらISO68とかなり低め。当然ながら画質に劣化はありません。Mi 11 Lite 5GはISO177まで上がっていますが、比較1と同じくこちらも十分な画質。もう少しだけ明るく撮れていれば尚良かったかなという印象。シャッタースピードで調整出来ますね。
Xiaomi Mi 11 Lite 5GとRedmi Note 10 Proのメインカメラ画質比較3
日陰の白い花を撮影。見た目の良さではMi 11 Lite 5G。ありのままに近いのはRedmi Note 10 Pro
比較3は・・・Mi 11 Lite 5Gの方が明るく美しく見えますね。数値を見るとRedmi Note 10 Proの方がやはり優れているのですが、ISPやソフトウェアの微妙な違いが出ているという事なのか。ややiPhoneぽい仕上がりです。
Redmi Note 10 Proはかなり余裕のある設定で撮影しているので、これより明るく撮影する事は容易。しかし見方を変えれば自然な雰囲気では撮れているので、このままが良いという人あ実際は多いのかもしれません。
Xiaomi Mi 11 Lite 5GとRedmi Note 10 Proのメインカメラ画質比較4
やや日が陰った時間帯に黄色い花を撮影。Mi 11 Lite 5Gはやや露出オーバー。Redmi Note 10 Proは適正
比較4はMi 11 Lite 5Gがやや露出オーバー。花びらのディテールが飛んでいます。ISOを50に抑えてこれだけ明るく撮れるのは素晴らしい事ですが、Proモードでシャッタースピードをもう少し早めに設定した方が良いですね。
Redmi Note 10 Proはしっとり落ち着いた雰囲気。適正露出です。また、背景が奥に向かって綺麗にボケているので、被写体が引き立ち立体的な描写に。カメラ性能の高さが実感出来る一枚と言えるでしょう。
Xiaomi Mi 11 Lite 5GとRedmi Note 10 Proのメインカメラ画質比較5
晴天の元ひまわりを撮影。Mi 11 Lite 5Gは素晴らしい仕上がり。今後はRedmi Note 10 Proが露出オーバー気味
やはりヒマワリを撮影するなら晴天に限りますね!比較4では明るすぎたMi 11 Lite 5Gですが今回は適正露出。逆にRedmi Note 10 Proは明るすぎで花びらのディテールが少し消えてしまっています。しかし夏らしさは感じられるので評価は人によりけりかと。
明るい被写体、光の多い場所だとイメージセンサーが大きいRedmi Note 10 Proは光量過多な傾向に注意。場合によってはシャッタースピードを速めに調整した方が良さそうです。高性能故に必要な減光調整。数年前に発売されたスマートフォンでは到底考えられませんでした。
Xiaomi Mi 11 Lite 5GとRedmi Note 10 Proのメインカメラ画質比較6
公園の風景を広角撮影。暗い箇所まで明るく明瞭に撮れるRedmi Note 10 Pro
比較5は広角撮影。両端末とも青空が美しい。光が強いのでシャッタースピードが速めに設定されています。Mi 11 Lite 5Gは空以外をもう少し明るく撮った方が良かったですね。Redmi Note 10 Proは大型イメージセンサーの特性が活かされ、シャッタースピードを速めつつ広い景色を細部まで明瞭に描写。
どちらもISO50でシャッタースピードが1/1000を超えているので、明るさの調整はかなり余裕をもって行えます。HDRをONにして撮影したら、木の葉のディテールがさらにクッキリと描写されたかもしれません。
Xiaomi Mi 11 Lite 5GとRedmi Note 10 Proのメインカメラ画質比較7
線路や町並みを広角撮影。細かい部分まで明るく高精細に描写するRedmi Note 10 Pro
比較7も広角撮影。Redmi Note 10 Proの方が明るく撮影出来ています。また、拡大しないと分からない程度ですが、細かい部分を高精細に解像出来ているのもRedmi Note 10 Pro。取り込むべき情報量が多い難しい被写体で、高性能カメラが強み発揮しました。
もっとも、Redmi Note 10 Proにはやや劣る画質ですが、Mi 11 Lite 5Gも十分な仕上がり。シャッタースピードにかなり余裕があるので、明るさの調整も画質を落とさず可能です。青空の階調表現が細かく美しいのも特徴かと。
Xiaomi Mi 11 Lite 5GとRedmi Note 10 Proのメインカメラ画質比較8
画質が劣化しやすい高解像度設定。明るい場所ではどちらも十分な画質
画素サイズが小さくなるので、光の少ない場所ではあまり撮る事をお勧め出来ない超高解像度モード。ただし今回のように光量が十分な晴天下であれば低ISO、速いシャッタースピードで撮れているので問題なし。Redmi Note 10 Proは1億800万画素、Mi 11 Lite 5Gは6,400万画素で撮影可能です。
さらにどちらの端末も高解像度撮影時の2倍ズームに対応。基本的に高解像度画像はトリミングして使う場合が多いと思うので、この機能はとても便利。ちなみに、Redmi Note 9SやRedmi 9Tといった下位モデルは、高解像度撮影時のズームに非対応です。
高解像度撮影は光の取得量が重要になるので、イメージセンサーサイズが大きいRedmi Note 10 Proの撮影環境が優位なのは間違いなし。光のやや少ない場所で撮影すると、画質差は広がると思います。もっとも、低照度環境ではRedmi Note 10 Proであっても高解像度で撮らない方が良いのですけどね。
Xiaomi Mi 11 Lite 5GとRedmi Note 10 Proのメインカメラ画質比較9
デジタルズーム10倍と超高解像度画像のトリミングはどちらが精細か。Mi 11 Lite 5Gのデジタルズームが優秀すぎた
比較9はデジタル10倍ズームで撮影した画像と、高解像度モードで撮影した画像を同サイズにトリミングした画質を比較。かなり興味深い結果となりました。画質順に並べるとRedmi Note 10 Pro(高解像度)→Mi 11 Lite 5G(10倍ズーム)→Mi 11 Lite 5G(高解像度)→Redmi Note 10 Pro(10倍ズーム)。
Redmi Note 10 Proは高倍率のデジタルズーム時、画質がかなり低下する事が分かりました。ただし高解像度撮影時の画質は秀逸。画像を拡大して使いたい場合は出来るだけ高解像度モード(明るい場所)での撮影をお勧めします。
Mi 11 Lite 5Gのデジタル10倍ズームは劣化が抑えられた素晴らしい画質。高解像度モードで撮ってトリミングするより、デジタルズームを活用した方がデータ容量は少なく手間も省けるので効率的。Redmi Note 10 Proにここまで画質差をつけるとは。ISPとDSP性能の高さが影響しているのか。
Xiaomiが苦手な『夜景画質』をMi 11 Lite 5Gは克服出来たのか?OPPO Reno5 A 5Gと比較検証
Xiaomiのカメラアプリはどちらかと言えば夜景が『苦手』。これまではGCamを導入して誤魔化してきましたが、今のところMi 11 Lite 5Gと相性の合うGCamを見つけられていません。Mi 11 Lite 5Gは昼間の様に夜景でも高い描写を得る事は出来るのか。ミッドレンジでは上位の夜景画質を持つOPPO Reno5 A 5Gとの比較をご覧ください。
前世代のOPPO Reno3 Aと比較を行った際には、圧倒的な格上画質だったOPPO Reno5 A 5G。Mi 11 Lite 5Gの完敗という結果になるのかと思いきや、画質は同等もしくはそれ以上。Mi 11 Lite 5Gはノイズの少なさが際立つ内容に。Xiaomiのカメラアプリ、短期間で間違いなく進化してますね。
続けて光源の扱いが難しいシーンでも比較してみましょう。
以前行った夜景の試写では十分明るく撮れていたOPPO Reno5 A 5G。それより遥かに明るいMi 11 Lite 5G。光源を暴走させる事もなく、手前から奥まで明瞭にくっきりと描写。これはSnapdragon 780Gが搭載するトリプルISP『Qualcomm Spectra™ 570L』の影響が考えられます。
昼間は同等に感じた両モデルのカメラ画質ですが、夜景はMi 11 Lite 5Gの方が優位な印象。苦手分野には程遠い素晴らしい仕上がりでした。このレベルで撮れるならGCamは必要ありませんね。この検証を終えて、Mi 11 Lite 5Gでもっと沢山夜景が撮りたくなりました!
Xiaomi Mi 11 Lite 5Gをお勧めしたいその他ポイント
190gを超えるラインナップの中に加わった159gのMi 11 Lite 5G
Mi 11 Lite 5Gが発売されるまで、Xiaomiのスマートフォンはどれも『190g』を超えていました。スマートフォンは手に持って利用するものなので、軽いほど利便性が上がるのは間違い有りません。スマートフォンの利用時間が長すぎて『手が疲れた』という経験は誰もが一度はしているのでは。
Xiaomiが日本国内でリリースしたスマートフォンの重量一覧
端末 | 重量 |
---|---|
Mi 10 Lite | 193g |
Mi Note 10 Lite | 204g |
Mi Note 10/10 Pro | 208g |
Redmi Note 10 Pro | 193g |
Redmi Note 9T | 199g |
Redmi 9T | 198g |
Redmi Note 9S | 209g |
Mi 11 Lite 5G | 159g |
『190g超え』のラインナップに『159g』という階級違いの重さで登場したのがMi 11 Lite 5G。当然ですが、手に持った瞬間にはっきりと違いが分かります。Redmi Note 9SとMi 11 Lite 5Gの重量差はなんと50g。ヘビー級とフライ級ですね。
軽量化に伴い厚みが削られわずか6.8mmに。さらにカメラ部分にはスケルトン素材を使用して圧迫感を軽減。シンプルなフラットデザインを保つため凹凸をしっかりと抑えられています。
女性に人気が出そう!色鮮やかなパステルカラーのラインナップ
Xiaomiのスマートフォンにしてはとても珍しい、女性からも注目が集まりそうな『ミントグリーン』『シトラスイエロー』の爽やかなパステルカラー。そこに『トリュフブラック』を加えたバランスのとれた3色展開。せっかくの軽量モデルなので、明るい色をセレクトして薄型クリアケースで使いたいですね。
FeliCaチップ搭載によりおサイフケータイが使える
圧倒的な軽さながら、フラッグシップ並みの処理能力を持つMi 11 Lite 5G。『FeliCaチップ』まで搭載する無双ぶり。おサイフケータイアプリが使えるという事です。一度使ったら非対応端末には移れない日本を代表する超人気アプリ。Mi 11 Lite 5Gであれば問題なし。安心して機種変してください。
聴力テスト付きの音量調整機能搭載。LDAC対応で無線でハイレゾが楽しめる!
Mi 11 Lite 5Gはハイレゾ音源の再生に対応。Bluetoothコーデック『LDAC』をサポートするので、無線でハイレゾを聴く事も可能です。さらにXiaomi独自の『音量調整機能』を備え、聴力テストを行う事で左右の耳に合わせたオリジナルプリセットを作成可能。音量もしっかりしているので、スマートフォンで音楽を聴いているのを忘れてしまいそうになります。
Xiaomi Mi 11 Lite 5Gに関連する記事
Xiaomi Mi 11 Lite 5Gの主な仕様
Xiaomi Mi 11 Lite 5G | |
---|---|
Soc | Snapdragon 780G(5nm)
|
容量 | 6GB/128GB
|
電池 | 4,250mAh(最大33W急速充電) |
重量 | 159g |
画面 |
|
カメラ | メインカメラ
超広角カメラ
マクロカメラ
フロントカメラ
|
NFC | 対応 |
オーディオ | デュアルスピーカー |
OS | MIUI12(Android 11) |
Xiaomi Mi 11 Lite 5Gの対応周波数帯に関する情報
- 5G NR:n1/n3/n5/n7/n8/n20/n28/n38/n40/n41/n77/n78/n66
- LTE FDD:1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28/32/66
- LTE TDD:38/40/41
- 3G WCDMA:1/2/4/5/6/8/19
- 2G GSM:2/3/5/8
docomoの周波数帯対応状況(グローバルモデル)
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(×)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
Softbankの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band18(◎)、Band41(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)