Amazonプライム会員であれば、追加料金無しで利用可能なストリーミング音楽配信サービス『Amazon Music』。2022年11月1日に仕様変更が行われ、従来までは200万曲程度だった対応曲が上位プランと同じ『1億曲』に。
Amazon Music Unlimitedとの大きな違いは、『ポッドキャスト配信』と『音楽のシャッフル再生』がメインであること。音楽の場合は一部の曲をのぞき、目当ての曲を選んでも『似た様な曲』がミックスされて流れます。
他にも曲送りの回数(曲戻しは基本不可)が制限されていたり、曲内での移動も出来ません(Amazon Music Unlimitedへの移行画面が表示される)。あくまで『自分の趣向に近い音楽を流し聞きする為のもの』と考えた方が良いでしょう。
Amazon Musicの競合となるのが『YouTube Music』。両サービスの『良いところ』『イマイチなところ』をまとめてみました。
Amazon Musicの良いところ(Android)
- 月額利用料金が無料
- 全部で1億曲を聴ける
- 基本広告がない(随所にAmazon Music Unlimitedの紹介は入る)
- 自分の好みに近い曲を流せる
- 聴いた事のない曲を知る機会になる
- バックグラウンド再生に対応
- 画面を消した状態で音楽を流せる
- アプリ内のイコライザーが使える
YouTube Musicの良いところ(Android)
- 月額利用料金が無料
- アーティストや曲を検索して自由に検索出来る
- 曲内の移動・曲送り・曲戻しに回数制限がない
- ミュージックビデオを観られる
- モバイルデータ使用量制限を設定出来る
- アプリ内のイコライザーが使える
Amazon Musicのイマイチなところ(Android)
- 曲内の移動、曲送りに制限がある
- 曲戻しが出来ない
- 本当に聴きたいと思った曲を聴けない
- オフライン再生に非対応
YouTube Musicのイマイチなところ(Android)
- 広告が多い
- バックグラウンド再生非対応
- 画面を消すと音楽が止まる
YouTube MusicがAmazon Musicに勝っている一番のポイントは『自由度の高さ』。自分の好きなタイミングで好きなアーティストの好きな曲を聴く事が出来ます。曲送り・戻しも制限なし。
ただし『画面をOFFにすると音楽が止まる(YouTube Music PremiumはOFF機能あり)』ので、Amazon Musicと比較して消費電力が大きくなります。
Amazon MusicとYouTube Musicを足して2で割れば最高のサービスになりそうですが、それを『無料』で提供してしまうと有料サービスとの差別化が難しく。あくまで企業にとって、無料サービスは有料サービスへの導線作りです。
しかしせめて、YouTube Musicの画面を消灯させられたら。理想の環境にかなり近づきますよね。それを実現するのが『Xiaomi(シャオミ)』のスマートフォン。
Xiaomiのスマートフォンは『ゲームターボ』という拡張機能を備えています。そのゲームターボの中には『画面をオフにする』という項目があるのです。YouTube Musicをゲームターボに適用し、音楽再生中に『画面をオフにする』を選べば画面が消灯した状態で音楽だけが流れます。
ゲームターボが使えるXiaomiのスマートフォン
Redmi Note 10T、Redmi Note 11、Redmi Note 11 Pro 5G、Mi 11 Lite 5G、Xiaomi 11T、Xiaomi 11T Pro、POCO F4 GT
Amazon Music、YouTube Music一番の利点はもちろん『無料』で使えること。折角であれば外出時も聴きまくりたい。Amazon Musicの利用に適していて、月額基本料金『千円以内』で運用可能なSIMが『OCNモバイルONE』『IIJmio』『mineo』の3社。
OCNモバイルONEは音声SIMの契約者に『MUSICカウントフリー』という無料オプションを提供。対象となるサービスの通信が『ノーカウント』に。その対象に『Amazon Music』が含まれています。
投稿が見つかりません。IIJmioのギガプラン(音声)は高速と低速の切り替えが可能。低速時の最大通信速度は、ストリーミング音楽の再生に適した最大『300kbps』。3日で『366MB』という制限はありますが、10MB程度の曲を1日10曲は聴ける計算に。
mineoは『Amazon Music』と『YouTube Music』に両対応。同社の『マイそく(スタンダード)』は最大1.5Mbpsの通信速度で、月~金の午後0時~13時以外の時間帯は実質通信し放題(3日間で10GB以上通信すると速度制限)。
mineoの最大『1.5Mbps』で実際に利用出来たサービス
- オンラインゲーム(原神、PUBGモバイル、Asphalt9)
- YouTube(解像度:SD 480p)
- Amazon Music HD(ストリーミング設定:標準)
- DAZN(データセーブモードOFF)
- フリマアプリ(メルカリ、ラクマ)
- ネットサーフィン(Chromeで調べ物など)
- 買い物(Amazon、楽天市場)
- SNS(Instagram、Twitter)
- LINE(メッセージの送受信、通話)
- 支払い(PayPay、楽天ペイ)
YouTube Musicは曲と同時にそ高い確率でミュージックビデオが流れます。マイそくはYouTube動画の再生にも適しているので、ミュージックビデオの再生も問題なし。月額『990円(税込)』で利用可能な通信サービスとしては間違いなくコスパ最強です。
OCNモバイルONEについて
- 音声対応SIM基本料金:550円(税込)〜
- 契約月の基本料金:無料
- 通話料金:11円/30秒
- 10分かけ放題:935円(税込)
- 無制限かけ放題:1,430円(税込)
- データ容量:500MB~
- 翌月くりこし:対応
- 5G:対応(無料の5Gオプションに申し込み必要)
- 低速切り替え:対応
- eSIM:非対応
- 通信回線:NTTドコモ
- 公式サイト:https://www.ntt.com/personal/services/mobile/one.html
IIJmioについて
音声対応SIM(ギガプラン)基本料金:850円(税込)〜
- 契約月の基本料金:日割り
- 通話料金:11円/30秒
- 5分かけ放題:500円(税込)
- 10分かけ放題:700円(税込)
- 無制限かけ放題:1,400円(税込)
- データ容量:2GB~(ギガプラン)
- 翌月くりこし:対応(ギガプラン)
- 5G:対応(無料の5Gオプションに申し込み必要)
- 低速切り替え:対応(ギガプラン)
- eSIM:対応(データ通信:NTTドコモ、音声:au)
- 通信回線:NTTドコモ、au
- 公式サイト:https://www.iijmio.jp/
mineoについて
- 音声対応SIM基本料金:990円(税込)~
- 契約月の基本料金:日割り
- 10分かけ放題:550円(税込)
- 無制限かけ放題:1,210円(税込)
- 通話料金:22円/30秒(無料通話アプリmineo電話を使うと10円/30秒、10分かけ放題時間超過後は11円/30秒)
- データ容量:1GB~(マイピタ)
- 翌月くりこし:対応(マイピタ)
- 5G:対応(マイピタ)
- 低速切り替え:対応(マイピタ)
- eSIM:対応(Aプラン)
- 通信回線:NTTドコモ、SoftBank、au
- 公式サイト:https://mineo.jp/