通信キャリアSoftbankのオンライン専用ブランド『LINEMO(ラインモ)』。手続きをオンラインに一元化し、運営コストを圧縮することで月間データ容量3GBの『ミニプラン』を月額『990円(税込)~』で提供。MNOながら格安SIM(MVNO)にも引けをとらない低料金設定です。
LINEMO(ミニプラン)と格安SIM(MVNO)の比較
※右にスクロール可
通信業者 | OCNモバイルONE | イオンモバイル | LIBMO | LINEMO(ミニプラン) |
月額基本料金 | 990円 | 1,078円 | 980円 | 990円 |
月間データ容量 | 3GB | 3GB | 3GB | 3GB |
超過後の最大通信速度 | 200kbps | 200kbps | 200kbps | 300kbps |
テザリング | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
通話料金(国内) | 11円/30秒(オートプレフィックス) | 11円/30秒(オートプレフィックス) | 22円/30秒 | 22円/30秒(VoLTE) |
5分かけ放題(国内) | – | 550円(オートプレフィックス) | 550円(オートプレフィックス) | 550円(VoLTE) |
24時間かけ放題(国内) | 1,430円(オートプレフィックス) | 1,650円(オートプレフィックス) | 1,430円(オートプレフィックス) | 1,870円(VoLTE) |
SMS送信料金(国内) | 全角1~70文字:3.3円 | 全角1~70文字:3.3円 | 全角1~70文字:3.3円 | 全角1~70文字:3.3円 |
SMS受信料金(国内) | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
契約事務手数料 | 3,300円 | 3,300円 | 3,300円 | 0円 |
契約解除料 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
MNP転出手数料 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
通信回線 | ドコモ | ドコモ、au | ドコモ | SoftBank |
LINEMOのミニプランは3GB超過後の通信速度が『300kbps』とやや速めである事も特長の一つ。通話はかけ放題も含めて『VoLTE(LTE回線を使用した音声通話サービス)』と高音質。事務手数料と契約解除料がどちらも『0円』なので、気軽に他社から乗り換えられます。
投稿が見つかりません。Softbankのミニフィットプラン+で3GB使うと、月に『5,478円(税込)』の支払いが発生。LINEMOは、月間データ容量3GBのミニプランが月額『990円(税込)』。年間で53,856円(65,736円-11,880円)の料金差が発生。知らぬが仏ではなく『知らぬは大損』です。
もっとも、SoftBankにはデータ使い放題となる『メリハリ無制限』が用意されており、どちらかと言えばこちらが本命。競合他社のデータ使い放題を含め、LINEMOの大容量プラン(スマホプラン)と内容を比較してみましょう。
ahamoとNTTドコモ、SoftBank、auデータ使い放題プランの比較
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通信業者 | NTTドコモ(5Gギガホプレミア) | Softbank(メリハリ無制限) | au(使い放題MAX) | LINEMO(スマホプラン) |
月額基本料金 | 7,315円 | 7,238円 | 7,238円 | 2,728円 |
月間データ容量 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 20GB |
超過後の最大通信速度 | – | – | – | 1Mbps |
テザリング | 対応 | 対応※30GB | 対応※30GB | 対応 |
通話料金(国内) | 22円/30秒(VoLTE、VoLTE HD+) | 22円/30秒(VoLTE、VoLTE HD+) | 22円/30秒(VoLTE) | 22円/30秒(VoLTE) |
5分かけ放題(国内) | 770円(VoLTE、VoLTE HD+) | 880円(VoLTE、VoLTE HD+) | 880円(VoLTE) | 550円(VoLTE) |
24時間かけ放題(国内) | 1,870円(VoLTE、VoLTE HD+) | 1,980円(VoLTE、VoLTE HD+) | 1,980円(VoLTE) | 1,870円(VoLTE) |
SMS送信料金(国内) | 全角1~70文字:3円 | 全角1~70文字:3.3円 | 全角1~70文字:3.3円 | 全角1~70文字:3.3円 |
SMS受信料金(国内) | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
契約事務手数料 | 3,300円 | 3,300円 | 3,300円 | 0円 |
契約解除料 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
MNP転出手数料 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
SoftBankのメインプラン『メリハリ無制限』は、その名の通り『データ使い放題』。ただしテザリングが『30GBまで』と定められているので、大画面で高解像度動画を長時間観るには不向きと言えます。
LINEMOのスマホプランは月間データ容量『20GB』ですが、超過後は最大『1Mbps』の通信速度でデータ使い放題。出来ることは『ちょっとした調べもの』程度と思うかもしれませんが、それは間違いです。
スマートフォンに適した動画の解像度は360p~480p程度。YouTubeが公表しているデータを参考にすると、持続的に必要とされる通信速度は0.7Mbps~1.1Mbps。
YouTubeが公表している推奨速度(YouTubeより)
動画の解像度 | 推奨される持続的な速度 |
---|---|
4K | 20 Mbps |
HD 1080p | 5 Mbps |
HD 720p | 2.5 Mbps |
SD 480p | 1.1 Mbps |
SD 360p | 0.7 Mbps |
視聴環境がスマートフォンの場合は高速通信が不要。なぜなら一般的なストリーミング音楽や動画は、データのダウンロードを一度に行わず再生しながら徐々に読み込むから。長時間視聴すれば『大容量』にはなりますが、『データ使い放題』なら問題なし。
最大1Mbpsの通信環境で実際に検証した結果
問題なく利用出来る(UQモバイルくりこしプランM+5G低速)
- YouTube・YouTube Music(360p~480p)
- TVer(画質中)
- Netflix(自動)
- Amazon Music(ストリーミング設定:標準)
- radiko
- LINE(メッセージ送信)
- Chrome・edge
- PayPay・楽天ペイ
- Google Map
- 原神、PUBGモバイル、Asphalt9(データの大型アップデートは不可)
多少読み込みに時間がかかっても利用出来る(UQモバイルくりこしプランM+5G低速)
- LINE(ビデオ通話※動きがややカクつく)
- Amazon Prime Video(最初の読み込みに時間がかかる)
- Twitter(画像の読み込みに時間がかかる)
- ラクマ・PayPayフリマ
利用するのが難しい(UQモバイルくりこしプランM+5G低速)
- データ容量の大きいファイルの送受信
- 高解像度ストリーミング動画・音楽の再生
動画を観たり音楽は聴けても、『大容量データの送受信』や『LINEMOビデオ通話』を滑らか画質で行うことは本来不可能。スマートフォンの使い方によっては、何らかの問題が生じるかもしれません。
それらの問題は、LINEMOユーザー(ミニプランも対象)の特典となる『LINEギガフリー』が解決してくれるかもしれません。LINEギガフリーが適用されると、LINEアプリの対象サービス使用時に発生するデータ消費がなんと『ノーカウント(月間データ容量超過後も通信速度は落ちない)』に。
ギガフリー対象 / 対象外機能の一覧(LINEMOより)
機能名 | 対象/対象外 |
---|---|
各タブトップの表示 | ○ |
音声通話・ビデオ通話の利用 | ○ |
トークの利用(テキスト・音声メッセージ・スタンプ・画像・動画・その他ファイルなどの送受信) | ○ |
トークでの位置情報の共有 | × |
トークでのShoppin’トークの利用 | × |
トークでのジフマガの利用 | × |
トークのみんなで見る機能による画面シェア | ○ |
トークのみんなで見る機能によるYouTube閲覧 | × |
Liveの利用 | × |
各トークにおける設定・アルバム・ノートなどの表示・編集 | ○ |
LINE VOOM(旧:タイムライン)の表示・投稿・シェア ※アプリからの利用 |
○ |
LINE VOOM(旧:タイムライン)の表示・投稿・シェア ※WEBからの利用 |
× 設定中 |
ディスカバー(写真・動画)の表示 | ○ |
ニュース記事詳細の閲覧 | × |
ウォレットタブのLINE Payの利用 | ○ |
ウォレットタブのLINE家計簿の利用 | ○ |
設定および各項目の表示・編集 | ○ |
友だち追加画面の表示・各項目の操作・友だちの追加 | ○ |
プロフィールの表示・編集・投稿 | ○ |
検索の利用 | ○ |
OpenChatの利用 | × |
スタンプショップの利用 | × |
安定した画質で長時間ビデオ通話し放題
実際にビデオ通話を使用した事がある人は分かると思いますが、あっという間に『数GB』のデータ量を消費。しかも高速通信環境で無ければ画質が粗くなり、動きはカクカク。本来はSoftBankの『メリハリ無制限』や光回線推奨です。
しかしLINEMOであれば、月額990円(税込)でビデオ通話し放題に。実際に試してみましたが、動きがカクつくことはなく安定した画質を維持。古いiPhoneと組み合わせれば、『格安見守りシステム』としても機能します。
1GB近いデータを外出先からデータ消費ゼロで送れる
大きめなファイルの送受信にもLINEギガフリーが活躍。LINEアプリを使用すれば、1ファイルあたり最大1GBのデータを送受信することが可能です。試しに970MBのデータを送ってみると、問題なく相手に届きました(1日に送信可能なファイルの総容量は1.1GB)。
セキュリティが心配だという人は、送信する前にパスワードをかけたり暗号化すると良いでしょう。もっとも、メッセージにのやりとりには通常『letter Sealing』という暗号化保護機能が働いており(ホーム→設定→プライバシー管理→Letter SealingからON/OFF可能)、本人以外は内容を見る事が出来ません。
ギガフリー対象 / 対象外機能の一覧(LINEMOより)
月間データ容量超過後の『データ使い放題』と『LINEギガフリー』を使いこなせば、LINEMOのコストパフォーマンスを異次元に高められます。ハイエンドスマートフォンとの相性も抜群。『安いだけでは物足りない』という人には、SoftBankのオンラインブランド『LINEMO』がお勧めです。
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