Fire HD 10シリーズの最上位モデルとなるFire HD 10 Plus。発売日に在庫ありだったので我慢出来ずに購入。実機が届いたので、旧モデルと比較しながら開封レビューを行いたいと思います!
Fire HD 10 Plus開封レビュー
有線での充電速度はやや物足りなさあり
Amazonのロゴマークが上部に刻印されたシンプルな充電器。表面に指紋が目立たないような加工が施されています。最大出力は9Wとタブレット用の充電器にしてはやや弱め。専用のワイヤレス充電スタンドは最大15Wの急速充電に対応しているので、スピードを重視するのであればそちらを購入した方が良いでしょう。
スピードと手軽さ重視であればワイヤレス充電がお勧め
私はFire HD 8 Plusのワイヤレス充電スタンドをFire HD 10 Plusと併用しようと考えていたのですが、試してみたところ安定した状態での充電は不可能。仕方なく今はスマートフォン用のもの(10W出力)を使用しています。
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— 📶🌸😷📷ハイパーガジェット通信公式アカウント📷😷🌸📱 (@hypergadgets77) May 28, 2021
Qi規格に準拠しているものであれば基本的に充電可能。個人的には専用のワイヤレス充電スタンドの方が見た目もよくスタイリッシュなのでお勧めですが、スマートフォン用のワイヤレス充電器であれば最大15Wの高出力ながら千円以内で買えるものも。お金を節約したいという人はスマートフォン用のワイヤレス充電器を使うのも一つの手です。
付属の充電ケーブルはやや硬めな作り
充電ケーブルはUSB-CとUSB-Aコネクタを採用する汎用的なもの。色はブラックでやや硬め作り。もう少し柔らかめだと取り回しがし易いのですが。しかしそれだと耐久性が落ちて断線の原因になるのかもしれませんね。
フォルムが丸くなりかわいらしさと持ちやすさがプラス
旧モデルから一新されたデザイン。丸みが強調され女性にも人気が出そうな可愛らしいフォルムに。湾曲部分は持った時に手にしっかりとフィット。見た目と機能性がどちらも向上しています。
おどろく程薄く軽く。想像以上の物理的進化
旧モデルと横に並べてみると厚みの違いに驚きます。薄くなったのは製品ページを見て知っていましたが、まさかここまでとは。湾曲部分がすべてカットされたイメージ。ここまで薄くして電池の容量が変わらないのは凄いです。重量も40g近く軽量化。性能面だけでなく物理的な進化を強く感じられるモデルチェンジ。
背面はサラサラとしたシリコンの様な手触り
質感は樹脂っぽさが無くなりシリコンの様にサラサラした手触りに。ケースを着けて背面を隠すのがFireタブレットの正しい使い方だと思っていましたが、これならケース無しで使いたいくなりますね。ロゴが無ければFireタブレットだと気づかない人が多そうです。
ディスプレイのベゼルは左右上下均等幅に
ディスプレイは左右上下のベゼル幅が均等に。高さが大きく削られ横幅はやや拡大。10.1インチサイズは持つというより背面を支える感じになるので、少し幅が広くなっても問題なし。しっかり支えたい場合はハンドストラップを活用しましょう。
フロントカメラは横向きで使いやすい位置に移動
フロントカメラは縦から横向きに合わせて位置を変更。スマートフォンの場合は画面縦向きの状態でビデオチャットを行いますが、10.1インチではパソコンのように横向きで使う人が殆どのはず。ユーザーの要望を取り入れた上での調整ですね。
グラデーションの表示が高精細に。Amazon Photosの利用に最適
ディスプレイの表示に関しては旧モデルも十分に綺麗だったので、そこまで大きな改善は期待していませんでした。しかしカラーのグラデーションの表示に大きな違いを発見。
旧モデルの場合はグラデーションの途中に線が入っています。Fire HD 10 Plusでは線が消えて滑らか。6月1日からGoogleフォトが有料となり、丁度画像のバックアップを全てAmazon Photosに切り替えたところ。画像を表示する上でグラデーションの滑らかさはとても重要。今後フォトストレージとして使用する機会が増えるFire HD 10 Plus。これはとても嬉しい結果ですね。
明るく堅牢になったディスプレイ
グレースケールは旧モデルが赤と緑、Fire HD 10 Plusは赤と青を強めに表示。明るさではFire HD 10 Plusが上回っています。つまり屋外など明るい場所で見やすくなったという事。強化アルミノシリケートガラスを採用し耐久性が増したFire HD 10 Plus。重量も軽くなったので外出先に持ち出す機会が増えそうです。
音がハッキリと聴こえるようになったDolby Atmos対応ステレオスピーカー
スピーカーは横向きに合わせて上部左右に2つ備えられています。Dolby Atmosに対応しており、分離されたステレオサウンドを楽しむ事が可能。旧モデルはメリハリがやや弱めでしたが、Fire HD 10 Plusではっきりと聞こえるように調整されています。
本格的に音楽を聴くのであれば別途Echoシリーズを用意した方が良いと思いますが、映画のバックミュージックや作業音の再生であればこれで十分です。
1TBのMicro SDカードに対応。容量を自由に拡張
iPadでは使えないMicro SDカード。Fire HD 10 Plusであれば1TBの容量拡張が可能です。プライムビデオのデータをMicro SDカードに保存する事も出来ます。Fire HD 10 Plusは32GBと64GBの2モデルを用意。価格差が4千円あるので、すでにMicro SDカードを持っているという人は32GBモデルを購入した方がコスパは高くなるかと。
Google Playを入れてAndroid化が可能。所要時間5分
Fire HD 10 Plusが採用しているFire OSはAndroidがベースになっているので、一手間(所要時間5分程度)かければGoogle Playストアを入れる事が可能です。非公式な方法になるので自己責任にはなりますが、使えるアプリの数が一気に増えるので私の中には入れないという選択肢はありません!折角のメモリ4GBモデルなので、色々なアプリを入れてとことん使い倒したいですからね。
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Fire HD 10 Plusは買うべきか?
実機に触れるまでは機械的な性能アップに関する事しか分からなかったFire HD 10 Plus。一番気に入ったのは何気にデザインでした。これまで旧Fire HD 10のデザインをあまりマジマジと見た事が無かったのですが、Fire HD 10 Plusと比較すると正直かなりダサいです。フォルムが丸くなりベゼルが整えられ、更に質感まで変わっているので旧Fire HD 10の面影はほぼ無くなっています。
そして嬉しい誤算だったのがディスプレイ。グラデーションの表示が高精細になったので、Amazon Photosで写真を確認するのがより楽しみに。メモリ4GBなのでアプリの入れすぎを心配する必要も無くなりました。複数台所有しているFireタブレットの中で利用頻度が一番高くなりそうな予感!ワイヤレス充電機能までついて1万円台は文句なしですね。