前世代(iPhone 14)から、イメージセンサーの刷新が行われた『iPhone 15』のメインカメラ。先日『撮り比べ』を行ったところ、私がiPhoneのカメラに感じていた『淡白さ』がかなり解消されている印象を受けました。
標準モードで撮影すると、デフォルトの解像度は『2,400万画素』。初期設定では、カメラアプリ内で解像度を変更することは出来ません。画像形式は『HEIF(.HEIC)』です。
解像度や画像形式を変更するには、『設定』から『カメラ』→『フォーマット』と一定の手順を踏む必要があります。この辺りはAndroidと違って正直面倒。改良の余地ありですね。
画像形式の変更は、フォーマット内にある『カメラ撮影』から。『高効率』がHEIF(.HEIC)、『互換性優先』はJPEGを示します。
HEIF(.HEIC)はビューワによって稀に開けない場合がありますが、JPEGと比較して圧縮率は『約2倍』。高画質を維持しつつデータ量を節約出来るので、余程不便を感じない限りは『高効率』のままで良いかと。
『写真撮影』からは『解像度』の変更が可能です。iPhone 14までは『1,200万画素』固定でしたが、iPhone 15では『1,200万画素』『2,400万画素』、さらに『解像度コントロール』をONにすると『4,800万画素(HEIF最大)』の超高解像度を選べるように。
解像度コントロールを『ON』にすると、カメラアプリ内に『HEIF最大』という項目が追加。HEIF最大を有効化にした状態では、最高解像度となる『4,800万画素』で撮影されます。
予めお伝えしておくと、『高解像度=高画質』ではありません。高解像度撮影時は『画素』のサイズが小さくなり光量が減少。明るい場所で撮影しないと画質はむしろ劣化します。
『1,200万画素』『2,400万画素』『4,800万画素』に解像度を切り替えて、同じ被写体を撮り比べてみました。
1,200万画素と2,400万画素では大きな違いを感じませんが(若干1,200万画素の方が明るいか)、4,800万画素は全体的に色がくすんでいるのを確認。続けて一部をトリミングしてみました。
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『1,200万画素』『2,400万画素』『4,800万画素』と順にドットが高精細化していますね。とはいえ順に『暗くなっている』のも事実。デフォルトの『2,400万画素』が、もっとも広いシーンで臨機応変に活躍してくれそうです。
折角なので、設定解像度の違いによる画質差をもう一例。
カーボン調のテクスチャを使用したケースを撮影し、その一部をトリミングしています。先程の被写体よりも明るさの違いが顕著に。1,200万画素がダントツで明るいですね。低照度な場所では、あえて『1,200万画素に下げて撮る』というのもアリかも。この部分、もう少し掘り下げてみたくなりました。
『大画面出力』『印刷』などを目的とする場合は、しっかりと『光』を確保して『4,800万画素』の撮影に挑戦してみましょう。100インチサイズの4Kディスプレイに表示するなどしたら、低解像度との違いを体感出来ると思います。
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iPhone 15の主な仕様
モデル名 | iPhone 15 |
Soc | A16 Bionicチップ |
容量 | 128GB、256GB、512GB |
重量 | 171g |
画面 | 6.1インチ |
カメラ | メインカメラ
超広角カメラ
フロントカメラ
|
防水防塵 | IP68 |
オーディオ | ステレオ |
Bluetooth | 5.3 |
Wi-Fi | 2×2 MIMO対応Wi-Fi 6(802.11ax) |
おサイフケータイ | 対応 |
SIM | nano SIM+eSIM |
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