
『安さ』と『自由』が共存する全部入りな格安通信キャリア楽天モバイル
第4の通信キャリアとして、2019年10月にMNOサービスをスタートした楽天モバイル。Rakuten最強プランは『〜3GBまで1,078円(税込)』『3GB〜20GBまで2,178円(税込)』『20GB〜無制限で3,278円(税込)』という3段階式の料金設定を採用しています。
『高速データ無制限』を月額3,278円(税込)で提供している通信キャリアは、もちろん他に存在しません。
楽天モバイル、ドコモ(eximo)、au(使い放題MAX+ 5G)、SoftBank(メリハリ無制限+)の料金設定 ※2025年2月22日時点
| 月間データ容量 | 楽天モバイル(Rakuten最強プラン) | ドコモ(eximo) | au(使い放題MAX+ 5G) | SoftBank(メリハリ無制限+) |
| 無制限 | 3,278円 | 7,315円 | 7,458円(200GB/月超の場合最大5Mbosで制限。テザリングなどは合計60GBまで) | 7,425円(200GB/月超の場合最大4.5Mbosで制限。テザリング・データシェアは合計60GBまで) |
| 20GB | 2,178円 | 7,315円 | 7,458円 | 7,425円 |
| 3GB | 1,078円 | 5,665円 | 5,808円 | 7,425円 |
| 2GB | 1,078円 | 5,665円 | 5,808円 | 5,775円 |
| 1GB | 1,078円 | 4,565円 | 4,158円 | 5,775円 |

格安料金設定ながら、高速通信に適した5Gエリアが着々と拡大。『テザリング』の通信量に制限が設けられていないのも楽天モバイルの特徴です。

moto g64 5Gを使用して楽天モバイルの通信速度をfast.comで実測(2025年1月30日午後2時44分)

AQUOS sense9(オープンマーケット版)を使用して楽天モバイルの通信速度をfast.comで実測(2025年2月4日午後1時54分)

※通信速度は通信を行う場所、時間、利用人口密度などにより異なる場合があります。
そして楽天モバイルの基本料金には、『国内かけ放題(Rakuten Link使用時)』まで含まれているのだから驚き。
MNOサービス開始当初は通話品質がイマイチだったので、『無料』でもあまり使わなかったRakuten Link。今ではすっかり改善され、私は通話の9割以上を同アプリで行っています。おかげで月によっては数千円の節約に。

データの月間データ使用量を『3GB以内』に抑えれば、月額1,078円(税込)でRakuten Linkを使い放題な楽天モバイル。実は『サブSIM』としての使い勝手も良好です。

楽天モバイルは『Rakuten Link』以外にも様々なユーザー特典を用意。
楽天モバイル(Rakuten最強プラン)ユーザーが得られる特典
| サービス内容(2025年2月22日時点) | 補足 |
| 国内通話かけ放題 | Rakuten Linkアプリ使用時(ナビダイヤルなど一部対象外あり) |
| 国際通話かけ放題 | Rakuten Linkアプリ同士の場合 |
| 海外から日本への通話 | Rakutenリンクアプリ使用時(対象国と地域からのみ発信可能) |
| 着信転送時の通話 | Rakuten Linkアプリ使用時(圏外転送以外無料) |
| SMS送受信 | Rakuten Linkアプリ使用時 |
| 国際SMS送受信 | Rakuten Linkアプリ使用時 |
| 海外ローミング(2GB/月) | 指定73の国と地域 |
| 楽天市場で買い物時にポイント4倍(2025年2月からはエントリーが必要) | 上限2,000ポイント/月 |
| NBA LEAGUE PASS for 楽天モバイル | 楽天グループ株式会社が運営するNBAの日本国内向け動画配信サービス。国内で唯一、NBAのレギュラーシーズン、オールスター、プレイイン・トーナメント、プレイオフ、NBAファイナルのすべてをLIVEとオンデマンドで配信(通常4,500円/月) |
| パ・リーグSpecial | パ・リーグ主催公式戦が全て観られる(通常702円/月) |
| Rakuten Music バンドルプラン | 5時間/30日間 |
| ショップでの契約事務手数料 | 他の通信キャリアは通常3,850円 |
| 楽メール | rakumail.jpドメインのメールサービス。最大容量1GB |
| 楽天ドライブ50GB | 14歳以上が対象(無制限:1,100円) |
| Rakuten Link AI | AIがあなたの悩みをチャット形式でサポート |
| 楽天市場で使える専用クーポンの配布 | 対象商品が10%OFF、20%OFFなど |
| 楽天スーパーSALE先行セールへの招待 | スーパーSALE開始の24時間前にスタート(ショップ買いまわりの対象) |
| フリー保険 | 楽天Pay、楽天Edyの不正利用を1年間補償(保険金請求は1回のみ。最大5,000円) |

楽天市場で買い物をする際には、『+4%(上限:2,000ポイント/月)』のポイント還元を受けられます(エントリー必要)。2024年度の『実質支払い確定料金』を算出したところ、私の場合は『5ヶ月もの間実質0円』状態でした。

さらに『楽天ドライブ:50GB(14歳以上)』『NBA LEAGUE PASS for 楽天モバイル』『パ・リーグSpecial』などを無料で提供するなど、総じて『やりすぎ感』の強い楽天モバイルのてんこ盛りなサービス内容。なぜここまでの大盤振る舞いが可能なのか。
楽天グループは、『通信』以外にも様々なサービスを展開しています。楽天モバイルはそれらをつなぐ『架け橋』として機能。『通信サービス』の利益率を抑えてユーザーに還元することで、結果的には契約者が増加し楽天グループ全体が活性化。
楽天経済圏があるからこそ実現可能な『格安通信キャリア』。まだ楽天回線を使ったことが無いという人は、とりあえず『サブSIM』としてお試し契約してみては。各駅の電波状況はこちらから確認出来ます。
楽天モバイルを選ぶべき人

『月額3,278円で高速データ無制限+国内かけ放題(Rakuten Link使用時)』『月額1,078円でデータ通信3GB+国内かけ放題(Rakuten Link使用時』という『メイン』『サブ』としての2面性を持つ楽天モバイル。
『スマートフォンだけでなくパソコンやタブレットでも頻繁にインターネット』『480pではなく1080p解像度で動画を観たい』『高解像度で音楽を聴きたい』『電話番号を利用した通話が多い』など、他の通信業者では『格安』での実現が難しい様々なシーンに幅広く対応。

デフォルトで格安料金設定な楽天モバイルですが、楽天市場で買い物をすることにより、『+4%』のポイントを獲得して『実質0円』運用も。契約してから気づく『お得』が盛り沢山です。

楽天モバイルを選ぶべきでは無い人
楽天モバイルは『自由度の高さ』がウリの通信サービスです。『ストリーミング動画を殆ど観ない』『音声通話はLINEばかり』といった利用環境では、パフォーマンスを持て余すことに。
また、楽天市場ではなく『Yahoo!ショッピング』で買い物をする頻度が高い人は、LYPプレミアムが使い放題(申し込みは必要)の『ワイモバイル』を契約した方が、トータルコストを抑えられるかもしれません。
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