Mi 11 Lite 5Gはフラッグシップ級の処理能力と圧倒的な軽さが魅力。さらにディスプレイは90Hzのリフレッシュレートに加え240Hzのタッチサンプリングレート、10bit(10億7千万色)表示に対応。
Redmi Note 10 Proは1/1.52インチの大型イメージセンサーを備えるフラッグシップ画質のメインカメラに加え、120Hzのリフレッシュレートと240Hzのタッチサンプリングレート、ピーク輝度1,300nitに対応するディスプレイを備えます。
先日行った処理能力の比較ではMi 11 Lite 5Gに完敗だったRedmi Note 10 Proですが、カメラのスペックで上回っているのは間違いなし。しかし実際Mi 11 Lite 5Gとどの程度画質差があるかは、やはり気になりますよね。私もすごく気になり、炎天下の元撮り比べを行ってきました。
ようやく梅雨が明け久しぶりの晴天でしたが、あまりの暑さに意識が朦朧。Redmi Note 10 Proにウォーターマークを付け忘れました。AIはOFFにして撮影。画像は全て無加工です。※WEB掲載の為自動圧縮をかけています。画像を選択すると拡大表示。
Xiaomi Mi 11 Lite 5GとRedmi Note 10 Proのメインカメラ画質比較
【画質比較その1】光が差し込む木陰の葉っぱを撮影。難しいシーンでも健闘するMi 11 Lite 5G
葉に光が差し込むやや逆光気味のかなり難しい描写から。今回の画質比較はRedmi Note 10 Proの圧勝だと思っていたのですが、並べてみたらMi 11 Lite 5Gも負けてない。拡大しても大きな遜色はありません。
ただしMi 11 Lite 5GはISOが301まで上がっている点に注目。Redmi Note 10 ProはISO70に抑えられています。ISOは高くなりすぎるとノイズが発生しやすくなり画質が落ちます。今回大きな画質の劣化は見られないので、Mi 11 Lite 5GにとってISO301程度は常用レベルという事になりますね。
【画質比較その2】日陰で紫のあじさいを撮影。低照度でも自然に明るく撮れるRedmi Note 10 Pro
比較2は光の少ない日陰で撮影しているので、イメージセンサーサイズの大きいRedmi Note 10 Proの方が撮影環境は優位。被写体を明るくとらえています。Mi 11 Lite 5Gはフォーカスがしっかりされていてディテールがクッキリ。ややHDRっぽい仕上がりに。
Redmi Note 10 Proは低照度な環境ながらISO68とかなり低め。当然ながら画質に劣化はありません。Mi 11 Lite 5GはISO177まで上がっていますが、比較1と同じくこちらも十分な画質。もう少しだけ明るく撮れていれば尚良かったかなという印象。シャッタースピードで調整出来ますね。
【画質比較その3】日陰の白い花を撮影。見た目の良さではMi 11 Lite 5G。ありのままに近いのはRedmi Note 10 Pro
比較3は・・・Mi 11 Lite 5Gの方が明るく美しく見えますね。数値を見るとRedmi Note 10 Proの方がやはり優れているのですが、ISPやソフトウェアの微妙な違いが出ているという事なのか。ややiPhoneぽい仕上がりです。
Redmi Note 10 Proはかなり余裕のある設定で撮影しているので、これより明るく撮影する事は容易。しかし見方を変えれば自然な雰囲気では撮れているので、このままが良いという人あ実際は多いのかもしれません。
【画質比較その4】やや日が陰った時間帯に黄色い花を撮影。Mi 11 Lite 5Gはやや露出オーバー。Redmi Note 10 Proは適正
比較4はMi 11 Lite 5Gがやや露出オーバー。花びらのディテールが飛んでいます。ISOを50に抑えてこれだけ明るく撮れるのは素晴らしい事ですが、Proモードでシャッタースピードをもう少し早めに設定した方が良いですね。
Redmi Note 10 Proはしっとり落ち着いた雰囲気。適正露出です。また、背景が奥に向かって綺麗にボケているので、被写体が引き立ち立体的な描写に。カメラ性能の高さが実感出来る一枚と言えるでしょう。
【画質比較その5】晴天の元ひまわりを撮影。Mi 11 Lite 5Gは素晴らしい仕上がり。今後はRedmi Note 10 Proが露出オーバー気味
やはりヒマワリを撮影するなら晴天に限りますね!比較4では明るすぎたMi 11 Lite 5Gですが今回は適正露出。逆にRedmi Note 10 Proは明るすぎで花びらのディテールが少し消えてしまっています。しかし夏らしさは感じられるので評価は人によりけりかと。
明るい被写体、光の多い場所だとイメージセンサーが大きいRedmi Note 10 Proは光量過多な傾向に注意。場合によってはシャッタースピードを速めに調整した方が良さそうです。高性能故に必要な減光調整。数年前に発売されたスマートフォンでは到底考えられませんでした。
【画質比較その6】公園の風景を広角撮影。暗い箇所まで明るく明瞭に撮れるRedmi Note 10 Pro
比較5は広角撮影。両端末とも青空が美しい。光が強いのでシャッタースピードが速めに設定されています。Mi 11 Lite 5Gは空以外をもう少し明るく撮った方が良かったですね。Redmi Note 10 Proは大型イメージセンサーの特性が活かされ、シャッタースピードを速めつつ広い景色を細部まで明瞭に描写。
どちらもISO50でシャッタースピードが1/1000を超えているので、明るさの調整はかなり余裕をもって行えます。HDRをONにして撮影したら、木の葉のディテールがさらにクッキリと描写されたかもしれません。
【画質比較その7】線路や町並みを広角撮影。細かい部分まで明るく高精細に描写するRedmi Note 10 Pro
比較7も広角撮影。Redmi Note 10 Proの方が明るく撮影出来ています。また、拡大しないと分からない程度ですが、細かい部分を高精細に解像出来ているのもRedmi Note 10 Pro。取り込むべき情報量が多い難しい被写体で、高性能カメラが強み発揮しました。
もっとも、Redmi Note 10 Proにはやや劣る画質ですが、Mi 11 Lite 5Gも十分な仕上がり。シャッタースピードにかなり余裕があるので、明るさの調整も画質を落とさず可能です。青空の階調表現が細かく美しいのも特徴かと。
【画質比較その8】画質が劣化しやすい高解像度設定。明るい場所ではどちらも十分な画質
画素サイズが小さくなるので、光の少ない場所ではあまり撮る事をお勧め出来ない超高解像度モード。ただし今回のように光量が十分な晴天下であれば低ISO、速いシャッタースピードで撮れているので問題なし。Redmi Note 10 Proは1億800万画素、Mi 11 Lite 5Gは6,400万画素で撮影可能です。
さらにどちらの端末も高解像度撮影時の2倍ズームに対応。基本的に高解像度画像はトリミングして使う場合が多いと思うので、この機能はとても便利。ちなみに、Redmi Note 9SやRedmi 9Tといった下位モデルは、高解像度撮影時のズームに非対応です。
高解像度撮影は光の取得量が重要になるので、イメージセンサーサイズが大きいRedmi Note 10 Proの撮影環境が優位なのは間違いなし。光のやや少ない場所で撮影すると、画質差は広がると思います。もっとも、低照度環境ではRedmi Note 10 Proであっても高解像度で撮らない方が良いのですけどね。
【画質比較その9】デジタルズーム10倍と超高解像度画像のトリミングはどちらが精細か。Mi 11 Lite 5Gのデジタルズームが優秀すぎた
比較9はデジタル10倍ズームで撮影した画像と、高解像度モードで撮影した画像を同サイズにトリミングした画質を比較。かなり興味深い結果となりました。画質順に並べるとRedmi Note 10 Pro(高解像度)→Mi 11 Lite 5G(10倍ズーム)→Mi 11 Lite 5G(高解像度)→Redmi Note 10 Pro(10倍ズーム)。
Redmi Note 10 Proは高倍率のデジタルズーム時、画質がかなり低下する事が分かりました。ただし高解像度撮影時の画質は秀逸。画像を拡大して使いたい場合は出来るだけ高解像度モード(明るい場所)での撮影をお勧めします。
Mi 11 Lite 5Gのデジタル10倍ズームは劣化が抑えられた素晴らしい画質。高解像度モードで撮ってトリミングするより、デジタルズームを活用した方がデータ容量は少なく手間も省けるので効率的。Redmi Note 10 Proにここまで画質差をつけるとは。ISPとDSP性能の高さが影響しているのか。
Xiaomi Mi 11 Lite 5Gの主な仕様
Xiaomi Mi 11 Lite 5G | |
---|---|
Soc | Snapdragon 780G(5nm)
|
容量 | 6GB/128GB
|
電池 | 4,250mAh(最大33W急速充電) |
重量 | 159g |
画面 |
|
カメラ | メインカメラ
超広角カメラ
マクロカメラ
フロントカメラ
|
NFC | 対応 |
オーディオ | デュアルスピーカー |
OS | MIUI12(Android 11) |
Xiaomi Mi 11 Lite 5Gにお勧めな格安SIM
- 5G NR:n1/n3/n5/n7/n8/n20/n28/n38/n40/n41/n77/n78/n66
- LTE FDD:1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28/32/66
- LTE TDD:38/40/41
- 3G WCDMA:1/2/4/5/6/8/19
- 2G GSM:2/3/5/8
docomoの周波数帯対応状況(グローバルモデル)
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(×)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
Softbankの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band18(◎)、Band41(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
楽天回線が使えるお勧め格安SIM
Redmi Note 10 Proの主な仕様
Redmi Note 10 Pro | |
---|---|
Soc | Snapdragon 732G(8nm)
|
容量 | 6GB/128GB
|
電池 | 5,020mAh(最大33W急速充電) |
重量 | 193g |
画面 |
|
カメラ | メインカメラ
超広角カメラ
マクロカメラ
深度測定カメラ
|
防水防塵 | IP53 |
オーディオ | デュアルスピーカー、3.5mmヘッドフォンジャック、ハイレゾオーディオ認定、ハイレゾオーディオワイヤレス |
Redmi Note 10 Proにお勧めな格安SIM
Redmi Note 10 Proが対応する周波数帯
- 4G:FDD-LTE B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28/66
TDD-LTE B38/40/41(2545-2650MHz) - 3G:WCDMA B1/2/4/5/6/8/19
- 2G:GSM 850 900 1800 1900 MHz
docomoの4G(LTE)周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
Softbankの4G(LTE)周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの4G(LTE)周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band18(◎)、Band41(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの4G(LTE)周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)