先日行ったベンチマークテストでは、薄型軽量ながらTensor G2を搭載するGoogle Pixel 7aの一部スコアを上回った『Motorola edge 40(Dimensity 8020)』。
今回は負荷の重い3Dゲームを実際にプレイして、Motorola edge 40の持つポテンシャルを深掘りしていきたいと思います。『薄型軽量』という物理的なハンデはどういった影響を与えるのか。
ハイエンドでも高フレームレートの維持が難しい原神。Pixel 6a(Google Tensor)の場合は、45fpsと15fpsの間をいったりきたり。安定性に欠けガタガタした動きに。
Pixel 7aでは不安定さがやや改善されるも、まだグラフはガタガタ。そしてプレイ開始から1分30秒を超えるとフレームレートが著しく低下。『ゲームに適している』とは言えません。
3DMark(Wild Life)の検証では、平均フレームレートがPixel 7aを下回ったMotorola edge 40。原神でも同様の結果になるだろうと予想していたのですが、見事に裏切られました。
ミドルクラスなので60fpsには流石に届きませんが、『45fps』という好調な滑り出し。しかもフレームレートの変化がほとんどなく、グラフは横一直線。安定していることが分かります。
局所的なフレーム落ちは見られますが、頻繁ではありません。プレイ開始から5分程度経過すると、45fpsから『30fps』に低下。これは私が原神の設定を変えたわけでなく、システムが温度上昇などを検知して自動調整。個人的にかなり好感の持てる制御の仕方です。
画質を下げて負荷を抑えれば、その分高いフレームレートを長時間維持出来る可能性があります。
原神にスポットを当てて比較すると、Pixel 7aよりMotorola edge 40の方が優れたパフォーマンスを発揮している印象。これは本当に意外です。Dimensity 8020の評価が更に上がりました。
記事が見つかりませんでした。
思っていた以上のゲーム性能だったので、追加でAsphalt 9も検証。フレームレートは『60fps』に設定。少し前に発売されていたミドルクラスでは、そもそも『60fps』を選ぶことすら出来ませんでした。
原神では45fps程度が限界だったフレームレートが、Asphalt 9では『60fps』まで上昇。しかも60fpsを継続的に維持しています。まるでハイエンド。
少し長めのレースもフレーム落ちはほぼ無し(詳細は動画をご覧ください)。『薄型軽量スマートフォン』としては文句なしのパフォーマンスと言えるでしょう。
効率性の高さが際立つMediaTekの『Dimensity』シリーズ。日本未発売の『Xiaomi 12T(Dimensity 8100)』を検証した時も、素晴らしい結果を残しています。
『薄くて軽いスマートフォンで3Dゲームを遊ぶ』こと自体正気の沙汰では無かったのに、それが実用レベルに近づいていると感じさせてくれたMotorola edge 40。カメラ画質次第で全方位Pixel 7aを超えますね。
Motorola edge 40を購入すべきポイント
- SocにMediaTek社のDimensity 8020を搭載し、主にグラフィックの処理を担当するGPU性能が飛躍的に向上
- メインカメラのレンズがF1.9からF1.4に大口径化。F値が小さくなるほど光の取り込み量が増し、加えてボケ味を活かした描写も可能に
- 揺れに合わせてレンズ動かし、物理的に手ブレを補正する光学式手ブレ補正機能
- Omni-directional(全方位型) PDAFにより被写体に素早くフォーカス
- APU570の採用によりノイズリダクション、露出調整、物体追跡などを強化
- 超広角カメラ(1,300万画素)はマクロ撮影に対応
- 背景をぼかすポートレートモードやクアッドピクセルテクノロジーに対応する3,200万画素のフロントカメラ
- 曲面3Dガラスを採用する6.55インチの有機ELディスプレイ
- 144Hzの最大リフレッシュレート(1秒間に画面を書き換え可能な回数)と360Hzの最大タッチサンプリングレート(1秒間にタッチに反応する回数)により滑らかな表示と優れた操作性を実現
- 最大68Wの超急速充電技術(68W TurboPower™)により、約10分で最大12時間の駆動時間を確保
- 最大68Wの超急速充電に対応する充電器が同梱
- USBケーブルを使わないワイヤレス充電(最大15W)対応
- FeliCa(おサイフケータイ)に対応。財布の中身をスマートフォンの中に移して身軽に外出
- 最高レベルの防塵防水規格IP68に準拠。キッチン、プール、キャンプ場などスマートフォンを気兼ねなく使える場所が一気に増える
- セキュリティ&プライバシー保護機能Moto Secureにより、様々な脅威から情報を守り安全を確保
- OFDMA技術で回線の混雑を回避しつつ、WPA3によりセキュリティを強化。通信速度も向上したWi-Fi 6対応
- DOLBY ATMOSをサポートするデュアルステレオスピーカー
- メモリ8GB、ストレージ256GBの大容量モデル
- ハイエンドモデルへの採用が一般的な高速ストレージ規格UFS3.1採用
- マスク装着時もスタイリッシュに素早くロックを解除するディスプレイ指紋認証
- ファッションのアクセントにもなるヴィーガンレザー加工モデル(イクリプスブラック)を用意
- NTTドコモ、SoftBank、au、楽天モバイルといった複数の通信回線に対応。格安SIMも選び放題
Motorola edge 40の主な仕様
Motorola edge 40 | |
---|---|
Soc | MediaTek Dimensity 8020 |
容量 | 8GB/256GB メモリ:LPDDR4X ストレージ:UFS 3.1 |
電池 | 4,400mAh(有線充電:68W、無線充電:15W) |
重量 | 約167g(ブルー)/約171g(ブラック) |
サイズ |
|
画面 |
|
カメラ |
リアカメラ
フロントカメラ
|
イヤフォンジャック | 非対応 |
位置情報 | GPS,AGPS,LTEPP,SUPL,Glonass,Galileo |
Wi-Fi | Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth | 5.2 |
SIM | nano SIM+eSIM |
防塵防水 | IP68 |
指紋認証 | ディスプレイ |
おサイフケータイ | 対応 |
Micro SDカード | 非対応 |
スピーカー | ステレオ(Dolby Atmos) |
Ready For | 対応(ワイヤレス/PC) |
OS | Android™ 13 |
Motorola edge 40にお勧めな格安SIM
- 5G NR:n1/n3/n28/n41/n77/n78
- 4G-LTE:
B1/B2/B3/B4/B7/B8/B11/B12/B17/B18/B19/B26/B28/B38/B39/B40/B41/B42 - 3G: W-CDMA B1/B2/B4/B5/B8
docomoの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)、Band21(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(×)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
Softbankの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)、Band11(◎)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band11(◎)、Band18(◎)、Band28(◎)、Band41(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
楽天回線が使えるお勧め格安SIM
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