
この記事に書いてある内容
- 主な検証内容と目的
- 検証環境
- 検証条件
- Nothing Phone (4a)、Phone (4a) Pro、Phone (3)、Phone (3a) で『アプリの初回起動時間』を比較
- Nothing Phone (4a)、Phone (4a) Pro、Phone (3)、Phone (3a) で『アプリの平均起動時間』を比較【4台合計320回】
- Nothing Phone (4a)、Phone (4a) Pro、Phone (3)、Phone (3a) の平均起動時間を『アプリ別』に掘り下げ【4台合計320回】
- 【4台合計320回】アプリ起動時間比較検証を総括
- 関連リンク
スマートフォンを利用していると、1日の内に何度もアプリの『起動』『切り替え』を行います。端末の『処理能力』『メモリ容量』などによって、『起動するまでの速度(時間)』は異なる結果に。
今回はNothing Phone (4a) 、Phone (4a) Pro、Phone (3a)、Phone (3)といった複数の実機を同時に使用して、『電卓』『カメラ』『Essential Space』『Files』『ギャラリー』『Googleマップ』『レコーダー』『設定』といった利用頻度が高めのアプリを起動。
1回の起動だけだとデータとして薄いので、それぞれのアプリを順に起動を10セット繰り返しています。4端末でパフォーマンスに差は出るのでしょうか。
Nothing Phone (4a) 、Phone (4a) Pro、Phone (3a) 、Phone (3)の主な仕様
| 項目 | Nothing Phone (4a) | Nothing Phone (4a) Pro |
|---|---|---|
| SoC | Snapdragon 7s Gen 4 | Snapdragon 7 Gen 4 |
| メモリ | LPDDR4X 8GB / 12GB(日本モデルは8GBのみ) | LPDDR5X 8GB / 12GB(日本モデルは12GBのみ) |
| ストレージ | UFS 3.1 128GB / 256GB | UFS 3.1 128GB / 256GB |
| ディスプレイ解像度 | 1,224×2,720px | 1,260×2,800px |
| 最大リフレッシュレート | 120Hz | 144Hz |
| バッテリー | 5,080mAh | 5,080mAh |
| 急速充電 | 50W Fast Charge | 50W Fast Charge |
| サイズ | 164.0×77.6×8.6mm | 163.7×76.6×8.0mm |
| 重量 | 205g | 210g |
| 項目 | Nothing Phone (3a) | Nothing Phone (3) |
|---|---|---|
| SoC | Snapdragon 7s Gen 3 | Snapdragon 8s Gen 4 |
| メモリ | 8GB / 12GB | LPDDR5X 12GB / 16GB |
| ストレージ | 128GB / 256GB ※規格は公式記載確認できず | UFS 4.0 256GB / 512GB |
| ディスプレイ解像度 | 1,080×2,392px | 1,260×2,800px |
| 最大リフレッシュレート | 120Hz | 120Hz |
| バッテリー | 5,000mAh | 5,150mAh |
| 急速充電 | 50W Fast Charge | 65W ※PPS対応 |
| サイズ | 163.52×77.50×8.35mm | 160.6×75.6×9.0mm |
| 重量 | 201g | 218g |
主な検証内容と目的
この検証では、Nothing Phone (4a) 、Phone (4a) Pro、Phone (3a)、Phone (3)の実機4台を使い、日常的に使うアプリを連続で起動したときの『安定性』と『反応の速さ』を確認しました。
対象は『設定』『レコーダー』『Files』『ギャラリー』『Essential Space』『電卓』『Googleマップ』『カメラ』の8種類です。各端末で8アプリを10サイクル、合計80回ずつ起動し、4台合計では320回の起動を行いました。
目的は、スペック表や有名ベンチマークスコアでは分かりにくい『普段の操作でどれくらいスムーズにアプリが立ち上がるか』『連続してアプリを切り替えても失敗しないか』を見ることです。
スマートフォンは、SNSやカメラ、地図、設定などを短時間に切り替えて使う場面が多くあります。そのため、1回だけの起動ではなく、同じ条件で何度も繰り返すことで、偶然ではない傾向を確認しています。
今回の検証では、すべての端末で320回の起動が成功し、起動失敗は確認されませんでした。そのうえで、アプリごとの平均起動時間を比較。アプリごとの起動時間が気になる人は、参考にしていただけると幸いです。

Nothing Phoneシリーズ
検証環境
- 使用端末:使用端末:Phone (4a)【8GB/256GB、Nothing OS 4.1】、Phone (4a) Pro【12GB/256GB、Nothing OS 4.1】、Phone (3a)【8GB/128GB、Nothing OS 4.0】、Phone (3)【12GB/256GB、Nothing OS 4.0】
- 室温:26.0℃
- 画面の明るさ:白画像を表示させて照度計で50LUX程度に調整
- 同時スタート
- ケース:なし
- RAM拡張:なし
- タスク:開始前にすべてクリア
- バッテリーセーバー:OFF
※結果は検証環境によって異なる場合があります。
検証条件
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 検証対象 | Nothing Phone (4a)、Nothing Phone (4a) Pro、Nothing Phone (3a)、Nothing Phone (3) |
| 対象アプリ | 設定、レコーダー、Files、ギャラリー、Essential Space、電卓、Googleマップ、カメラ |
| 実行回数 | 各端末 8アプリ × 10サイクル = 80回 |
| 総起動回数 | 4端末合計 320回 |
| 判定基準 | 対象アプリが前面表示され、起動結果がPASSになること |
| 記録項目 | 起動結果、起動時間、Window Focus、ログ取得状況 |
| 検証時の室温 | 約26℃ |
| 画面条件 | 照度計で約50LUX程度に統一 |
| バッテリー条件 | 各端末90%以上から開始。ただしPC接続によるUSB給電が入るため、電池残量の減りは評価対象外 |
| 端末状態 | 全端末メモリクリア済み、1.1GBの同じ画像ファイルをストレージに保存 |
Nothing Phone (4a)、Phone (4a) Pro、Phone (3)、Phone (3a) で『アプリの初回起動時間』を比較
| アプリ | Phone (3) | Phone (4a) Pro | Phone (4a) | Phone (3a) |
|---|---|---|---|---|
| 設定 | 145ms | 288ms | 277ms | 220ms |
| レコーダー | 146ms | 193ms | 193ms | 193ms |
| Files | 309ms | 514ms | 257ms | 592ms |
| ギャラリー | 133ms | 154ms | 236ms | 243ms |
| Essential Space | 127ms | 133ms | 176ms | 221ms |
| 電卓 | 128ms | 247ms | 233ms | 231ms |
| Googleマップ | 208ms | 331ms | 405ms | 377ms |
| カメラ | 198ms | 164ms | 418ms | 382ms |
各アプリの『初回起動時間』は、『設定』『レコーダー』『Files』『ギャラリー』『Essential Space』『電卓』『Googleマップ』においてNothing Phone (3)が最速でした。
ただし『ギャラリー』『Essential Space』においてはNothing Phone (4a) Proが肉薄。『カメラ』に関しては実質2番手が1番手をリード(164ms)する結果と想定外の結果となっています。
Nothing Phone (4a) とNothing Phone (3a)は、全体を通して見ると大差なし。 Filesの起動に関してはNothing Phone (4a)が最速。性能に依存せず、起動時間にややばらつきがありそうです(ストレージに保存しているデータ内容はほぼ同じ)。
Nothing Phone (4a)、Phone (4a) Pro、Phone (3)、Phone (3a) で『アプリの平均起動時間』を比較【4台合計320回】
| 端末 | 平均起動時間 | 中央値 | 最小 | 最大 |
|---|---|---|---|---|
| Nothing Phone (3) | 90.70ms | 77.5ms | 57ms | 309ms |
| Nothing Phone (4a) Pro | 144.69ms | 123.5ms | 89ms | 514ms |
| Nothing Phone (4a) | 212.39ms | 201.5ms | 88ms | 430ms |
| Nothing Phone (3a) | 220.34ms | 194.5ms | 86ms | 592ms |
『設定』『レコーダー』『Files』『ギャラリー』『Essential Space』『電卓』『Googleマップ』『カメラ』のアプリを10回ずつ開き、合計『320回』の起動時間を元にした『平均起動時間』。一番速かったのは『90.70ms』で、最上位モデルNothing Phone (3)。
続いてNothing Phone (4a) Proが『144.69ms』で第2位にランクイン。同端末はメモリ規格が『LPDDR5X』と上位。またRAMが『12GB』と大容量なので、繰り返しの起動ではその部分が効果的に作用した可能性大。

Nothing Phoneシリーズ
Nothing Phone (4a)、Phone (4a) Pro、Phone (3)、Phone (3a) の平均起動時間を『アプリ別』に掘り下げ【4台合計320回】
| アプリ | Phone (3) | Phone (4a) Pro | Phone (4a) | Phone (3a) |
|---|---|---|---|---|
| 電卓 | 80.8ms | 137.3ms | 205.1ms | 207.3ms |
| カメラ | 109.2ms | 156.6ms | 195.7ms | 197.2ms |
| Essential Space | 80.0ms | 131.6ms | 197.9ms | 175.7ms |
| Files | 92.2ms | 148.8ms | 227.5ms | 311.5ms |
| ギャラリー | 85.3ms | 133.0ms | 114.9ms | 129.5ms |
| Googleマップ | 118.3ms | 187.9ms | 175.1ms | 175.2ms |
| レコーダー | 75.7ms | 115.5ms | 189.7ms | 178.5ms |
| 設定 | 84.1ms | 146.8ms | 393.2ms | 387.8ms |
Nothing Phone (3)は、『電卓』『カメラ』『Essential Space』『Files』『ギャラリー』『Googleマップ』『レコーダー』『設定』すべてにおいて最速タイムを(平均起動時間)を記録しています。
Nothing Phone (4a) Proは『ギャラリー』『Googleマップ』以外のアプリでは2番目の速さ。Nothing Phone (4a)、Nothing Phone (3a)は近い数値が多く、アプリ起動の部分では『大きな体感差』を得づらいかもしれません(12GBモデルでは差が開く可能性あり)。
【4台合計320回】アプリ起動時間比較検証を総括
利用環境やアプリの種類によっては、起動時間に若干のバラつきが出るかもしれません。とはいえ、検証時総合的に速かったのは『Nothing Phone (3)』。続いたのは『Nothing Phone (4a) Pro』でした。
Nothing Phone (4a)は日本モデルに『12GB』が用意されていないので、日常的な『スムーズさ』を重視したいなら、やはり上位モデルの購入をお勧めします。
Nothing Phone (4a) Proはペリスコープ望遠カメラに加え、背面に『Glyphマトリックス』を搭載。アプリ起動時間の速さ、Nothing Phone (4a)との価格差を鑑みて『お買い得感』が強いなと感じました。

Nothing Phoneシリーズ
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