OPPO Reno3 Aからパフォーマンスを上げすぎたOPPO Reno5 A
OPPOの大人気スマートフォンOPPO Reno3 Aの後継モデルとなるOPPO Reno5 A。先日両モデルの処理能力を実機検証したところ、OPPO Reno5 Aはランク違いにアップグレードしている事が明らかに。
スマートフォンの性能をトータルで示すAntutuのベンチマークスコアがOPPO Reno3 Aの約1.5倍に向上。ディスプレイは滑らかかつレスポンスが俊敏になり、データの読み書き速度も比較にならないレベルにアップ。
おサイフケータイや最高レベルの防水防塵(IP68)といった大人気機能、メモリ6GB、ストレージ128GBの大容量はそのまま維持。メーカー希望小売価格は若干値上げされ43,800円(税込)。それでも十分安いです。
しかしもう一点どうしても気になるのがカメラ画質。いくら高性能でもカメラ画質が悪くては嫌だという人は意外と多いはず。私は嫌です。
OPPO Reno3 Aはカメラ強化モデルとして登場しているので、処理能力等を高めすぎたOPPO Reno5 Aではコストを削られて画質で勝てない可能性も。実際にどうなのか、両モデルで撮り比べした結果をご覧ください!
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OPPO Reno5 AとOPPO Reno3 Aのカメラスペック
OPPO Reno3 A | OPPO Reno5 A |
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メインカメラ
超広角カメラ
モノクロカメラ
深度測定カメラ
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メインカメラ
超広角カメラ
モノクロカメラ
深度測定カメラ
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OPPO Reno5 AとOPPO Reno3 Aのカメラ画質を比較!
メインカメラ(AIはOFF)で撮影。解像度はWEB用に2000×1500ピクセルに縮小。さらに圧縮率を上げています。画像を選択すると拡大表示可能。
画質比較1:紫色の紫陽花を撮影。明るさ、色鮮やかさで圧倒的な差をつけるOPPO Reno5 A
少し枯れかけている紫陽花の花。OPPO Reno3 Aはシャッタースピードが速すぎて露出が足りず暗い印象。光量が少ないのでOPPO Reno5 Aと比較してダイナミックレンジが狭くなっています。OPPO Reno5 Aは適正露出。あまりシャッタースピードを遅くすると空が白飛びしてしまうのですが、青空をしっかり残しつつ紫陽花も鮮やか。これは1枚目から衝撃の結果です。
画質比較2:ピンクの紫陽花を撮影。シャッタースピードが速すぎて暗くなってしまうOPPO Reno3 A。ソフトウェアの問題かも?
今度はピンク色の紫陽花。OPPO Reno3 Aは比較2も暗め。個人的には好きな雰囲気ですが、露出調整なしでこの明るさはやはり暗すぎ。シャッタースピードが速すぎる事が原因です。OPPO Reno 5Aはピンクが鮮やか。無理に露出を上げて撮っている訳ではないので自然な明るさ、そして色味です。
OPPO Reno3 AとOPPO Reno5 Aはイメージセンサーのサイズが非公表。OPPO Reno5 AはDevCheckアプリで調べたところ1/1.97インチである事が分かりました。しかしOPPO Reno3 Aに関しては情報が非掲載。
OPPOはSONYのイメージセンサーをメインに使用している印象ですが、1/1.97インチで6,400万画素の解像度に対応するセンサーをSONYは出していません。そうなると恐らくSamsung製でしょう。
OPPO Reno3 Aが搭載する4,800万画素の解像度に対応するイメージセンサーは複数存在。SONYであればMX 586、582のいずれかで1/2インチ。Samsungの場合はISOCELL GM1が1/2インチでISOCELL GM2が1/2.25インチ。
センサーサイズが極端に大きく違うとは考えづらいので、シャッタースピードを近づければ同様の明るさで撮れる可能性も。それであればソフトウェア側に問題がありそうですね。
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画質比較3:シャグマユリ?を撮影。明るく撮るだけでなくメインの被写体をしっかりと引き立てるOPPO Reno5 A
3枚めの比較になるともう両モデルの特性が何となく分かってきます。OPPO Reno3 Aは影が深いですね。異なるディスプレイで別々に見るとあまり画質差が分かりません。同じディスプレイで2つの画像を並べてみて、初めてはっきりとした違いに気が付きます。
OPPO Reno 5Aのカメラが素晴らしいと感じるのは、メインの被写体にしっかりスポットを当てつつ背景はややトーンを落とす事で臨場感をアップ。単純に明るく撮っているだけではありません。2枚を見比べるとソフトウェアの進化を如実に感じられます。
画質比較4:たんぽぽの綿毛を撮影。明るさが逆転!その理由は綿毛のディテールにあり
明るく撮るのが特徴だと思っていたOPPO Reno5 Aですが、今回は様子が違います。OPPO Reno3 Aよりシャッタースピードが遅いです。しかしなぜシャッタースピードを遅めにしたのかは、メインの被写体となるたんぽぽの綿毛を拡大すると分かります。
OPPO Reno3 Aは露出が強すぎて一部が白飛び。OPPO Reno5 Aは暗くなりすぎない程度の露出を維持し、白飛びをしっかりと抑えています。この1枚でOPPO Reno5 Aの持つ適応能力の高さが実証。予想を超えたポテンシャルの高さです。
画質比較5:晴天下でとうもろこし畑を撮影。明るい描写でその場の雰囲気がしっかりと伝わる一枚に
青空が映えるとうもろこし畑。広角は光量によって全体の雰囲気がきく変わります。OPPO Reno3 Aは影が強く出すぎて花や葉のディテールが一部曖昧に。日当たりの良い場所ではありますが、それでもシャッタースピード1/4000は速すぎです。
OPPO Reno5 Aは最後方の木の葉までしっかりと解像。ポップな雰囲気をしっかりと演出しつつ立体感も感じられる完成度の高い仕上がり。iPhone 12 miniで撮影した時の描写に少し似ている様な気がします。
画質比較6:やや逆光気味の森林を撮影。両端末のカメラ性能差がハッキリと
逆光気味だったので露出を-1.2に調整して撮影しています。OPPO Reno3 Aは元々が暗めなので、露出を下げると木のディテールが黒つぶれしてほぼ分からない状態に。
OPPO Reno5 Aは露出を下げてもまだ余裕がありますね。後方の青空をうっすらと認識出来ているのも優れたポイント。OPPO Reno3 Aは露出を下げても白飛びを抑えられませんでした。逆光を撮影するには適していないと言えますね。カメラ性能の差がハッキリと出てしまった一枚です。
OPPO Reno5 AとOPPO Reno3 Aのカメラはどちらが優れていたか?
先述している通り、OPPO Reno3 AはOPPO Reno Aからのカメラ強化版として発売されたスマートフォンです。その強化版がまさかここまで画質差をつけられるとは。
明るさを調整すれば何とかなるだろうと最初は思ったのですが、比較6を見るとそれだけではない事が分かります。処理能力に加えてカメラも驚くべき進化を遂げていたOPPO Reno5 A。これ、4万円台前半で本当に良いんですか!?
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OPPO Reno5 Aの主な仕様
OPPO Reno5 A | |
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Soc | Snapdragon 765G 5G(7nm) |
容量 | 6GB/128GB
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電池 | 4,000mAh(最大18W急速充電) |
重量 | 182g |
画面 |
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カメラ | メインカメラ
超広角カメラ
モノクロカメラ
深度測定カメラ
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おサイフケータイ | 対応 |
防水防塵 | IP68 |
センサー | 地磁気センサー、環境光センサー、色温度センサー、近接センサー、加速度センサー、重力センサー、ジャイロセンサー、歩数計 |
OS | ColorOS 11 based on Android™ 11 |
OPPO Reno5 Aにお勧めな格安SIM
OPPO Reno5 Aが対応する周波数帯
- 5G:n3/n28/n77/n78 (NSA)
- 4G:FDD-LTE 1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/26/28
TDD-LTE 38/39/40/41 (2545-2655MHz)/42 - 3G:WCDMA 1/2/4/5/6/8/19
- 2G:850/900/1800/1900
docomoの4G(LTE)周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(×)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
Softbankの4G(LTE)周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの4G(LTE)周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band18(◎)、Band41(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの4G(LTE)周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)