POCO X7 Proのカメラは『オマケ』なのか?Redmi 9T、POCO F4 GT、iPhone 15と比較

POCO X7 Pro

リアルを追求するなら一眼レフ。手軽さを求めるならスマートフォン

フィルムカメラ時代の『フィルム』、そして人間の『眼』としても例えられる『イメージセンサー』。基本的には大きなセンサーほどより多くの光を取り込めるようになり、ダイナミックレンジの広いリアルな質感を得られます。

より広い画角で『リアルな描写』を追求するなら、フルサイズの一眼レフを購入するのが一番の近道。しかし『カメラ本体』『レンズ』を含めると、軽量化されたミラーレスでさえそれなりの重さに。

バイクを所有していた頃は、一眼レフを積んでたまに遠出していました。今は『自転車(クロスバイク)』『徒歩』『電車』がメイン。仕事柄複数台のスマートフォンを持ち歩くことが多いので、荷物が増えるのは正直しんどい。

スマートフォンのカメラは画像処理を含めて独自の進化を続け、ついには『1インチ』サイズのイメージセンサーを採用するモデルも登場。撮影してから直接SNSにアップ出来る手軽さもメリットの一つです。

一部のハイエンドは、『Leica(ライカ)』『Hasselblad(ハッセルブラッド)』といった名門と『レンズ』『画像処理』の分野を協業。お陰で高級ブランドの『世界観』を手軽に味わえるようになりました。

一眼レフとは異なり、『筐体サイズ』に限界があるスマートフォン。全てのユーザーが高いカメラ性能を求めているわけではなく、『手に持って使用』『ほぼ毎日持ち歩く』のが基本。『ゴツく』『重く』なってしまうと、結果的にユーザー離れを引き起こして売れなくなる原因に。

白飛びや黒つぶれを制御し、大きな明暗差を美しく表現するSONYのLYTIAブランド

SONYが2022年にリリースした『LYTIA(ライティア)』はスマートフォンユーザー向けたイメージセンサーのニューブランド。

LYTIA

SONYより

有効解像度は5,000万画素で、2025年2月時点では『LYT900(1/0.98 型)』『LYT-818(1/1.28型)』『LYT-700(1/1.56型)』『LYT-600(1/1.953型)』『『LYT-500(1/2.93型)』といったラインナップ。

あわせて読みたい
Find X8のカメラで写真を撮りまくったら『Hasselblad』に惚れた。光の魔術師が描く息をのむ世界 2024年12月11日(水)、発売予定日より1日はやく予約していた『OPPO Find X8』が到着。実機に触れた第一印象は『何か小さい』でした。 筐体は小さく感じるのに、ベゼル...

公式ページに書かれている各センサーの特徴はかなり『ザックリ』としたもので、『2層トランジスタ画素構造』と記されているのは『LYT800』のみ。

カナダの首都オタワに拠点を置く技術・知財コンサルタント企業『TechInsights』は、『2層トランジスタ画素積層型CMOSイメージセンサー』をいち早く採用した『Xperia V1』と、『iPhone 15』のフォトダイオードの深さが近い数値(同じではない)であることを指摘(詳細はコチラから)。

実際『iPhone 13』『Pixel 8』『iPhone 15』で撮影テストを行ったところ、iPhone 15がもっともうまく『光を制御している』と感じました。

あわせて読みたい
iPhone 15のカメラはやっぱり『2層トランジスタ』採用!?光源撮ってPixel 8、iPhone 13と比較。 iPhone 15シリーズ発売される前に、一部の海外メディアから『iPhone 15』『iPhone 15 Plus』に『2層トランジスタ画素積層型CMOSイメージセンサー(SONY製)』が採用され...

LYTシリーズは、画素と回路の領域を独立させた『積層型』のセンサーを採用。

全てが『2層トランジスタ画素構造』ではないものの、ブランド紹介においては、『明暗差が大きいシーンでも、屋外が白飛びしたり黒つぶれしたりすることなく、明部と暗部の両方を美しく表現』といった、飽和信号量の高さを連想させる説明がされています。

あわせて読みたい
Xiaomi 14 Ultraのカメラで撮った『スマホ未体験ゾーン』。自在な焦点距離にライカの香り漂う 旅行をする際に『一眼レフカメラ』を持ち運ぶ人は多いと思います。私もその内の一人でした。しかしある時気づいてしまったのです。カメラの『重さ』が旅の楽しさを半減...
1 2 3 4 5
  • URLをコピーしました!