2023年5月19日(金)時点で、通信キャリア楽天モバイルにおいて『1円』で購入可能な、おサーフケータイ対応の超スリムスマートフォン『Rakuten Hand 5G』。
通常特別価格の適用は『はじめての回線契約』の場合が殆ど。それが『2回線目以降も適用』なのだから注文が止まらないはず。一度楽天モバイルを解約した人でも、再契約すれば1円スマホが手に入ります(ただし転売目的はNG)。
投稿が見つかりません。2023年6月1日(木)から、楽天モバイルは新たに『最強プラン』の提供を開始(既存ユーザーは自動移行。利用料金は変わらず)同プランではパートナー回線(au)エリアが『地下鉄』『地下街』『トンネル』『屋内施設』まで拡大し、人口カバー率は他キャリアと横並びの『99.9%』を達成。
さらにパートナー回線(au)では『5GB』と定められていた月間データ容量の上限が撤廃され『無制限』に。2023年8月には『Rakuten Linkデスクトップ版』を提供開始予定と、楽天モバイルユーザーにとっては嬉しいニュースが続きます。
楽天モバイルは月額『3,278円(税込)』支払えば、テザリングも含めて『データ使い放題』。私の実家では、以前特定の場所にデバイスを移動しないと電波が入りませんでした。それでいて通信速度も『2~3Mbps』程度。
母親の用途では特にそれで問題が無かったのですが、Wi-Fiルーター(Rakuten WiFi Pocket R310)の調子が悪いとのことで、前回帰省時に『Rakuten Hand 5G(もちろん1円)』に変更(店員さんの勧めで新たに回線を契約し、旧回線は解約)。
数ヶ月ぶりに実家で楽天モバイルの通信速度を測ってみると、以前とは比較にならない30Mbps~50Mbpsまで上昇。単純に電波環境が改善されたのか、Rakuten Hand 5Gに機種変したからなのかは不明です。
楽天モバイルを『データ通信メイン』で使用するなら、スペック的に優れるデバイスは『5G』『Wi-Fi 6(2.4GHz/5GHz)』『IPv6(ネットワークの混雑を改善)』をサポートするRakuten Turbo 5G。
ただしRakuten Turbo 5Gは本体価格が『41,580円(税込)』。プラン料金も『4,840円(税込)』と割高です。今後5Gネットワークが普及すれば契約する価値はあるかもしれませんが、2023年5月19日時点では『4G』がメイン(通信エリアの確認はコチラから)。申し込むのは時期尚早な印象。
とはいえRakuten Hand 5Gはあくまで『スマートフォン』。ルーター代わりとして『1日中高速データ通信』を行うには物理的に不向きと言えます。しかし学校や仕事から帰宅後に数時間『テザリング』する程度であれば問題なし。
Rakuten Hand 5G含めたスマートフォン(日本モデル)は、電波法の兼ね合いでWi-Fiテザリング時にほぼ『Wi-Fi 4(2.4GHz)』で通信を行います。よって接続機器の通信速度が遅くなりがち。
Rakuten Hand 5Gをルーター代わりに使ったら勝手はどうなのか。実際試してみることに。まずはRakuten Hand 5Gを窓際に置き、Xiaomi 11T ProをWi-Fiテザリング接続して速度を実測(距離はすぐ近く)。
下り『33Mbps』上り『16Mbps』と比較的実用的な速度。
続けて離れた部屋に移動。速度を測るどころか、Wi-Fiが途切れてしまいました。Rakuten Hand 5Gのモバイルネットワークが切断されたのかと思い確認するも問題なし。接続端末をPixel 7aに切り替えても同じ現象が起きました。
つまりRakuten Hand 5Gをルーターとして利用するなら、接続端末を出来るだけ『近く』に置く必要があるということ。自室で電波が悪いとこれはかなり厳しいです。
上記を解決してくれるのが、Rakuten Handシリーズでは初対応となった『イーサネットテザリング』。Rakuten Hand 5G以外に『USB Type-C→イーサネット変換アダプタ(電源をとれるもの)』『LANケーブル』『ACタイプのWi-Fiルーター』を使用します。
ここからは2千円ちょっとで購入したIOデータのWi-Fiルーター『DX1300GRN』との接続方法を簡単に解説!
Rakuten Hand 5GとWi-Fiルーター(DX1300GRN)を接続する方法
『Rakuten Hand 5G』『USB Type-C→イーサネット変換アダプタ』『LANケーブル』を接続
LANケーブルをDX1300GRNのインターネットLANポートに接続
Rakuten Hand 5Gの『設定』→『ネットワークとインターネット』→『アクセスポイントとテザリング』から『イーサネットテザリング』をONにする
DX1300GRNをコンセントに差し込む
Wi-Fiネットワーク一覧からDX1300GRN(SSIDとパスワードが本体下面に書かれています)に接続
ブラウザから『192.168.0.1』にアクセスして『ユーザー名』『パスワード』を入力(本体下面に書かれている設定画面ログイン用)してログインを選択
インターネット接続設定の自動判別が行われ接続完了
DX1300GRNを介して通信を行うと『Wi-Fi 4』が『Wi-Fi 5』に。先程の様にWi-Fiが切断されなくなり、通信速度は下り『36Mbps』上り『20Mbps』。近距離でWi-Fiテザリング接続した時よりも速度アップ。
私が普段使用しているWi-Fi 6対応のルーター(WSR-5400AX6-CG)では通信速度が下りが『46Mbps』まで上昇。このレベルになると『Rakuten Turboに近づいた』と言えますね。5G接続になり速度が更に上がったら、その時はRakuten Turboへの乗り換えを検討してみても良いかも!
楽天モバイルについて
- 音声対応SIM基本料金:1,078円(税込)~
- 契約月の基本料金:日割りなし
- 通話料金:22円/30秒(電話回線)、0円(Rakuten Link使用)
- 15分かけ放題(電話回線):1,100円(税込)
- 無制限かけ放題(Rakuten Link使用):0円(税込)
- データ容量:3GB~
- 翌月くりこし:非対応
- 5G:対応
- 低速切り替え:非対応
- 通信回線:楽天、au(パートナー回線)
- eSIM設定方法(Android):https://network.mobile.rakuten.co.jp/faq/detail/00001374/
- eSIM設定方法(iOS):https://network.mobile.rakuten.co.jp/guide/setting/ios/
- APN設定方法(楽天モバイルで購入した端末):https://network.mobile.rakuten.co.jp/guide/setting/
- APN設定方法(楽天モバイル以外で購入した端末):https://network.mobile.rakuten.co.jp/faq/detail/00001495/?l-id=guide_faq
- 公式サイト:楽天モバイル
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