Redmi Note 10 Proはカメラが主役のスマートフォン
3万円台で購入可能な最強のSIMフリースマートフォンXiaomi Redmi Note 10 Pro。一番の特長となるのはやはりカメラです。メインカメラには1 / 1.52インチの大型イメージセンサーSamsung ISOCELL HM2を採用。ピクセル統合技術に対応し、標準モード(1200万画素)では2.1μmの画素サイズを実現。光の取得量が増加し、低照度撮影時の画質が大幅に向上しています。
Redmi Note 10 Proのメインカメラで簡単に試し撮り!予想通りの高画質
簡単に試し撮りを行いましたが期待通りの画質。大型センサーによる美しい背景ボケ。ダイナミックレンジの広い深みのある色合いが特長です。GCamの導入も容易なXiaomi端末。夜景を含めた本格的な撮影が今から楽しみでなりません。
Redmi Note 10 Proの処理能力がどの程度かをRedmi Note 9S、Mi Note10と比較して検証
今回検証するのはカメラではなく処理能力。Redmi Note 10 Proはカメラとディスプレイのスペックはフラッグシップモデル級。しかし処理能力に関してはミッドレンジです。同じミッドレンジクラスのRedmi Note 9S、Mi Note 10と比較して、Redmi Note 10 Proの処理能力がどの程度なのかを確認してみましょう!
Redmi Note 10 Pro、Redmi Note 9S、Mi Note 10のAntutuベンチマークスコアを比較(Ver.9)
CPUスコアは3モデルとも大差なし。しかしGPUはRedmi Note 10 Proのみが9万超え。使われているGPUはRedmi Note 9Sに搭載されているSnapdragon 720Gと同じAdreno 618ですが、Snapdragon 732Gでは最大クロック周波数がアップ。その事がスコアに影響しています。
また、Redmi Note 10 Proのディスプレイのみが120Hzのリフレッシュレートに対応しているので、レスポンスを評価するUXスコアにも明確な開きあり。実際に3モデルをスクロールしてみると分かりますが、やはりRedmi Note 10 Proの滑らかさは別格。目が疲れにくくなるので、スマートフォンの利用時間が長いヘビーユーザーにお勧めです。
Xiaomi Redmi Note 10 Pro、Redmi Note 9S、Mi Note 10のGeekbenchベンチマークスコアを比較(Ver.5.3.2)
CPUの性能を計測するGeekbench。シングルコアのスコアはほぼ同じ。マルチコアではRedmi Note 10 ProとRedmi Note 9Sが同等でMi Note 10はやや低め。CPUはスマートフォンの脳であり指示系統。よってGeekbenchのスコアはとても重要です。Redmi Note 10 ProとRedmi Note 9Sの方がMi Note 10 より総合的な処理能力は高いという事になりますね。
Xiaomi Redmi Note 10 Pro、Redmi Note 9S、Mi Note 10の3DMarkベンチマークスコアを比較(Sling Shot Extreme Open GL ES 3.1)
グラフィック処理能力の高さを示す3DMarkのベンチマーク。Antutuのベンチマーク測定でGPUのスコアがもっとも高かったRedmi Note 10 Pro。3DMarkでもそれを踏襲する結果となっています。
Mi Note 10とRedmi Note 10 Proはそれなりにスコア差が開いているので、プレイするゲームによっては性能の違いを体感出来るかもしれません。ディスプレイの感度を示すタッチサンプリングレートもダントツで高いRedmi Note 10 Pro。3モデルの中でゲームをプレイするのに一番適しているのはRedmi Note 10 Proで間違いなしですね。
Redmi Note 10 Proのタッチサンプリングレートを比較(Touch MultiTest)
Touch MultiTestというアプリを使用すると、タッチサンプリングレート(ディスプレイの感度)をリアルタイムで測定する事が可能。これまで実測した中で最高の数値を記録したのはXiaomi POCO F3 5Gでなんと440~470Hz。1秒間に440~470回ディスプレイがタッチに反応するという事です。感度が上がると文字が打ちやすくなったり、一瞬のタッチ操作が勝敗を分けるFPSなどのゲームを有利に戦えます。
Redmi Note 9Sのタッチサンプリングレートは実測で175Hz~180Hz。Mi Note 10も170Hz~175Hzと同程度。それに対しRedmi Note 10 Proは330Hz~340Hzと2倍近い数値。公表値の240Hzを大きく上回っています。触れた瞬間にディスプレイが反応し、120Hzのリフレッシュレートにより素早く滑らかに表示。ミッドレンジを超えた快適な操作感を是非実際に体感してみてください。
端末 | タッチサンプリングレート |
---|---|
moto g8 power | 115~120Hz |
OPPO Reno A | 150~155Hz |
Rakuten Hand | 155~160Hz |
TCL 10 Lite | 165~170Hz |
Xiaomi Mi Note 10 Lite | 165~170Hz |
Xiaomi Mi Note 10 | 170~175Hz |
OPPO A5 2020 | 170~175Hz |
SONY Xperia 10 II | 175~180Hz |
SHARP AQUOS sense4 | 175~180Hz |
Xiaomi Redmi 9T | 175~180Hz |
Xiaomi Redmi Note 9S | 175~180Hz |
Xiaomi Redmi Note 9T | 175~180Hz |
ASUS ZenFone 7 | 175~180Hz |
OPPO A73 | 190~195Hz |
OPPO Reno3 A | 190~195Hz |
OnePlus 7T | 215~220Hz |
Xaomi Mi 10 | 215~220Hz |
Xiaomi Mi 10 Lite | 220~225Hz |
Xiaomi Mi 11 | 320~325Hz |
Xiaomi POCO X3 | 330~340Hz |
Xiaomi Redmi Note 10 Pro | 330~340Hz |
Xiaomi POCO F3 5G | 440~470Hz |
Redmi Note 10 Pro、Redmi Note 9S、Mi Note 10のデータ読み書き速度を比較(CPDT)
CPDTはストレージとメモリの速度を計測するアプリです。メモリに関しては同じLPDR4Xを使用しているので大差なし。異なる結果が出ているのはストレージです。Redmi Note 10 Proは64GBと128GBで異なるストレージ規格を採用。128GBにはUFS2.2という新規格が導入されています。日本モデルは128GBなので高性能(UFS2.2)という事です。
CPDTによる計測結果を見ると、Redmi Note 10 Proは読み込み時の速度が特に高速。Redmi Note 9SとMi Note 10は前世代となるUFS2.1を採用しているので、規格の違いが速度に表れています。スマートフォンのストレージで重要になるのは書き込みより読み込む速度。UFS2.1からUFS2.2への進化は順当なものと言えるでしょう。
ちなみにSoftbankが販売しているRedmi Note 9Tも64GBと128GBでストレージの規格が異なります。残念ながらSoftbank取り扱いモデルは64GBなのでUFS2.1。流れ的にRedmi Note 10 Proも低容量モデルが採用されるのではないかと危惧していましたが、発表されたのは128GBでしかもSIMフリー。間違いなく2021年を代表するイチオシスマートフォンの1つですね。
Redmi Note 9SとRedmi Note 10 Proの主な仕様
Redmi Note 9S | Redmi Note 10 Pro | |
---|---|---|
Soc | Snapdragon 720G(8nm) CPU:Cortex-A76×2(2.3GHz)、Cortex-A55×6(1.8GHz) GPU:Adreno 618(750MHz) |
Snapdragon 732G(8nm) CPU:Cortex-A76×2(2.3GHz)、Cortex-A55×6(1.8GHz) GPU:Adreno 618(810MHz) |
容量 | 4GB/64GB、6GB/128GB メモリ:LPDDR4X ストレージ:UFS2.1 |
6GB/64GB、6GB/128GB、8GB128GB メモリ:LPDDR4X ストレージ:UFS2.1(64GB) UFS2.2(128GB) |
電池 | 5,020mAh(最大18W急速充電) | 5,020mAh(最大33W急速充電) |
重量 | 209g | 193g |
画面 | サイズ:6.67インチ タイプ:液晶 解像度:FHD+ リフレッシュレート:60Hz タッチサンプリングレート:170~180Hz(実測) ピーク輝度:450nits(標準)、 HDR10:対応 素材:ゴリラガラス5 |
サイズ:6.67インチ タイプ:有機EL 解像度:FHD+ リフレッシュレート:120Hz タッチサンプリングレート:240Hz ピーク輝度:450nits(標準)、1200nits(HDR) コントラスト比:4,500,000:1 HDR10:対応 素材:ゴリラガラス5 |
カメラ | 【メインカメラ】 イメージセンサー:Samsung ISOCELL GM2 解像度:4800万画素 F値:1.79 焦点距離:26mm センサーサイズ:1/2.0 画素サイズ:0.8µm、1.6µm(ピクセル統合時) オートフォーカス:PDAF【超広角カメラ】 解像度:800万画素 画角:水平119度 センサーサイズ:1/4.0 F値:2.2 画素サイズ:1.12µm【マクロカメラ】 解像度:500万画素 F値:2.4 オートフォーカス:対応【深度測定カメラ】 解像度:200万画素 F値:2.4 |
【メインカメラ】 イメージセンサー:Samsung ISOCELL HM2 解像度:1億800万画素 F値:1.9 焦点距離:26mm センサーサイズ:1/1.52 画素サイズ:0.7µm、2.1µm(ピクセル統合時) オートフォーカス:デュアルピクセルAF【超広角カメラ】 解像度:800万画素 画角:水平118度 センサーサイズ:1/4.0 F値:2.2 画素サイズ:1.12µm【マクロカメラ】 解像度:200万画素 F値:2.4 オートフォーカス:対応【深度測定カメラ】 解像度:200万画素 F値:2.4 |
防水防塵 | 撥水コーティング | IP53 |
オーディオ | シングルスピーカー、3.5mmヘッドフォンジャック | デュアルスピーカー、3.5mmヘッドフォンジャック、ハイレゾオーディオ認定、ハイレゾオーディオワイヤレス |
Redmi Note 10 Proにお勧めな格安SIM
Redmi Note 10 Proが対応する周波数帯
- 4G:FDD-LTE B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28/66
TDD-LTE B38/40/41(2545-2650MHz) - 3G:WCDMA B1/2/4/5/6/8/19
- 2G:GSM 850 900 1800 1900 MHz
docomoの4G(LTE)周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
Softbankの4G(LTE)周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの4G(LTE)周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band18(◎)、Band41(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの4G(LTE)周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)