【使用レビュー】1,799円で買った『SD4.0(UHS-II)対応』のAcer製カードリーダーがマジで良い。

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Acer SDカードリーダー1

様々なメーカーが取扱いを行っている『SDカード』。中には『保存容量偽装』『実際とは異なる最大転送速度記載』といった粗悪品も含まれます。『安すぎるSDカード』には何かしらの罠があると勘ぐりましょう。

スマートフォンやカメラ用に『Micro SDカードを購入する際は、『最大書き込み速度』に注意すべき。4K解像度で動画を撮影するには、『30MB/s』程度の書き込み速度が必要になるから(動きのはやい被写体などを撮る場合は60MB/s推奨)。

SDアソシエーションが策定する『スピードクラス』は、最大転送速度ではなく『最低転送速度』を保証するもの

私が先日購入した怪しい外付けSSDは、製品説明に『最大1500MB/秒』との記載がありながら、実際の書き込み速度は『20MB/秒』にすら届かない有り様。とんでもない粗悪品だったのです。

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怪しいメーカーが主張する『最大速度』よりも、信頼出来る第三者機関(SDアソシエーション)が策定する『最低速度』の方が安心感が強いのは言う間でもありません。

スピードクラス一覧(SDアソシエーションより)

最低転送保証速度スピードクラスUHSスピードクラスビデオスピードクラスSD Expressスピードクラス
600MB/sE600
450MB/sE450
300MB/sE300
150MB/sE150
90MB/sV90
60MB/sV60
30MB/s3V30
10MB/s101V10
6MB/s6V6
4MB/s4
2MB/s2
Acer SDカードリーダー2

スピードクラス『2(2MB/秒)』『4(4MB/秒)』『6(6MB/秒)』『10(10MB/秒)』に関しては、すべて4K撮影に『適していない』ことになります。容量も少なめ。

UHSスピードクラスは『クラス1(10MB/秒)』『クラス3(30MB/秒)』。4K撮影に適しているのは『クラス3』のみ。

動画撮影用途で目安に適しているのが『ビデオスピードクラス』。こちらの規格は2024年11月時点で『V6(6MB/秒)』『V10(6MB/秒)』『V30(30MB/秒)』『V60(60MB/秒)』『V90(90MB/秒)』に分類。

V30以上の規格をサポートしていれば、『安定的に4K解像度の動画を撮影出来る条件を満たしている』と言えます。

Amazonで販売されている中から、『V30』をサポートしつつ、品質的に問題が無さそうなMicro SDカードをざっくりまとめてみました。

Acer SDカードリーダー3

ビデオスピードクラス『V30』をサポートするMicro SDカード一覧

メーカー(ブランド)容量実売価格(2024年11月25日時点)
SanDisk(並行輸入品)256GB3,299円
SanDisk256GB3,988円
Lexar256GB5,280円
KIOXIA256GB7,980円
AGI256GB2,799円
AGI512GB4,699円
Kingston256GB3,599円
Kingston512GB7,900円
Silicon Power256GB2,580円
Silicon Power512GB5,980円
Silicon Power1TB11,980円

スマートフォンに関して言えば、『Micro SDカードスロット非搭載』のモデルが増えています。しかし『カードリーダー』を接続することで、データのバックアップが可能。

内蔵ストレージの容量が圧迫されると動作が不安定になりやすいので、『画像』『動画』などは定期的に外部ストレージに移動するのが理想。

クラウドにバックアップするというのも一手ですが、その場合は『クラウド利用料金』『データ通信』が発生。Micro SDカードであれば、オフライン環境で『書き込み』から『読み込み』までが完結します。

カードリーダーを選ぶ時も、Micro SDカードと同様に注意が必要。せっかく高性能なMicro SDカードを選んでも、カードリーダーが『低速仕様』だとパフォーマンスが大きく低下。

Acer SDカードリーダー3

それなりの性能を持つカードリーダーを簡単に選別するには、『SD 4.0』というワードを検索時に加えましょう。SD 4.0は高速インターフェース『UHS-II』に対応することを意味します。

UHS-Iの最大転送速度が『104MB/s』なのに対し、UHS-IIは最大『312MB/s』。『V30』をサポートするMicro SDカードの持つポテンシャルを、最大限に引き出せる可能性を高めます。

私が欲しいカードリーダーは『ケーブルレス』なコンパクトタイプ(USB-Cコネクタのみ)。Mac mini(M4)に接続した時に統一感があれば尚良し。

SDカードリーダー SD4.0』で検索をかけて、Amazonの1ページ目に表示されるのは『ケーブルあり』『USB-A+USB-Cポート両対応』の大きめなモデルばかり。

2ページ目にも目当てのカードリーダーは表示されず(SD 4.0の表記もほぼ無くなる)、3ページ目に無かったら『ケーブルつき』で妥協することに。しかし3ページ目で奇跡的に『超理想』と感じるカードリーダーを発見!

ノーブランドが多い中、『Acer製』であることもポイントが高い。加えて実売価格が『1,799円(税込)』と手頃。デザインも格好良いのに、なぜ3ページ目に埋もれているのか不思議で仕方がない(しかもスポンサーとしての表示)。

Acer SDカードリーダー4

あまりにドンピシャだったので即注文しました。届いたので早速開けてみると、イメージ画像を上回る高級感。放熱性にも優れるアルミ素材がMac mini(M4)とベストマッチ。

カードリーダーとSDカード

Mac mini(M4)のポートに直接接続する際の欠点を最初にお伝えしておくと、ロゴマークが逆さの状態でないと『SDカード』は下に若干かかります(Micro SDカードは問題ない)。

続けて『転送速度』を実測していきます。どこで買ったか忘れてしまった『怪しいMicro SDカードリーダー』と、どの程度差が開くのかを検証。速度が『同程度』であれば、残念ながら『見た目だけ』という判定に

『怪しいMicro SDカードリーダー』がUSB-Aコネクタなので、UGREEN Revodok USB-C ハブ 6 in 1を使用することに。

USB-C HUB

UGREEN Revodok USB-C ハブ 6 in 1のUSB-A、USB-Cポートはどちらも『USB3.2 Gen2(最大10Gbps)』をサポート。スペック的には問題なし。

Micro SDカードはSanDiskのコチラ(V30サポート)を使用。256GBで『3,281円(購入時)』と手頃な価格。今回は『Micro SDカード』の検証も兼ねて行います。

Micro SDカード

まずは『AcerのSDカードリーダー(SD 4.0)』をMac mini(M4)の背面ポートに接続して『Blackmagic Disk Speed Test』でMicro SDカードの読み書き速度を実測。

Acer SDカードリーダー5検証1

『書き込み速度:237.7MB/s』『読み込み速度:169.7MB/s』。基準となる『30MB/s』を大きく上回っています。『AcerのSDカードリーダー(SD 4.0)』『SanDiskのMicro SDカード』共に性能は申し分なしといったところか。

続けて『UGREEN Revodok USB-C ハブ 6 in 1』にAcerのSDカードリーダー(SD 4.0)を接続し直して再実測(HUBは先ほどと同じポートに接続)。

HUBとSDカードリーダー接続

ここで読み書き速度が極端に落ちると検証出来ません。HUBの性能も『イマイチ』ということに。

検証2

『書き込み速度:237.1MB/s』『読み込み速度:170.0MB/s』。Mac mini(M4)の背面ポートに直接AcerのSDカードリーダー(SD 4.0)を接続した時とほぼ同じ読み書き速度。『検証環境』『HUBの性能』ともに問題なし!

ここで遂に『怪しいMicro SDカードリーダー』の登場です。SanDiskのMicro SDカードを装着し、UGREEN Revodok USB-C ハブ 6 in 1のUSB-Aポート(最大10Gbps)に接続していざ実測!

HUBとオレンジのSDカードリーダー接続検証3

先ほどの軽快さがまるで嘘のように、動作がやたらと重い。計測が中々終わらない。V30をサポートするMicro SDカードを使用しているにも関わらず、まさかの『書き込み速度:18.8MB/s』『読み込み速度:19.3MB/s』。

空飛ぶMicro SDカード

書き込み速度に関しては『AcerのSDカードリーダー(SD 4.0)』使用時と比較して『10分の1もパフォーマンスが出せていない』状況。4K動画撮影どころではなく、データの移動にも相当な時間を要するということです。

SDカードのパフォーマンスがカードリーダーの性能に大きく左右されるとわかりました。では、『高性能なSDカードリーダー』に『スペックの低いSDカード』という組み合わせではどうなるか。

『AcerのSDカードリーダー(SD 4.0)』+『クラス6(6MB/s)のSDカード』+『UGREEN Revodok USB-C ハブ 6 in 1』の組み合わせで実測開始!

クラス6のSDカード接続検証4

またしても動作が重い。『書き込み速度:30.2MB/s』『読み込み速度:23.0MB/s』という結果。やはり『SDカードリーダー』『SDカード』両方の性能が伴っていないと、ベストなパフォーマンスは発揮出来ませんでした。

今回は検証に『UGREEN Revodok USB-C ハブ 6 in 1』を使用しましたが、『AcerのSDカードリーダー(SD 4.0)』を着けたままだと隣のポートが使えなくなります(色と質感の相性は抜群!)。

『HUBにつけっぱなし』を希望するのであれば、隣のポートをふさがない短めなケーブルタイプ(SD 4.0)を購入するのが無難かと(スマートフォンに接続したり持ち歩く際にケーブルは邪魔ですが)。

もしくはUSB-C(USB 3.2 Gen2)の延長ケーブルUGREEN Revodok USB-C ハブ 6 in 1のUSB-Cポートに接続しておけば、『AcerのSDカードリーダー(SD 4.0)』を活かしつつ色々と利便性が向上しそうな予感。拡張するのが楽しくなってきた!

この記事で使用したお勧め出来る主な機材

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瀬名 勇斗
運営者
サラリーマン時代は『製品開発(モバイルガジェット関連)』『広告(パッケージ及び説明書など)デザイン』『ディレクション』『マーケティング』『コピーライティング』などに従事。一つの製品に深く関わる事が好きで、開発から行っているメーカーに勤務していました。

ガジェット好きが高じて、一時は日本で発売されていないスマートフォンを海外から輸入。『Xiaomi』『OPPO』に関しては、日本参入前からフリークに。

元々写真を撮るのが趣味で、スマートフォンで撮影した作例を記事内に多数掲載。端末の性能を知りつつ、楽しんでいただければ幸いです。
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