2024年の夏も、全国的に外気温35度を超える『猛暑日』が続いています。エアコンをつけずに換気もしていないと、室内の温度はさらに上昇。熱中症になる危険性を高めます。
高温が苦手なのは人間だけでなく『家電製品』も同じ。特に『電池内蔵型』は故障の原因になるので注意が必要。電池内蔵小型家電の代表格となる一部のスマートフォンは、アメリカ国防省が調達する物資に対し定めている品質基準の総称『MIL規格』に準拠。
一般的なスマートフォンは、防塵防水規格『IP67』『IP68』に準拠していれば『壊れにくい』といった認識です。SHARPのAQUOS sense8は、『壊れにくい』のグレードがワンランク上。
防塵防水規格『IP68』に加え、米軍調達規格『MIL-STD-810H』に準拠。同規格を取得する為に行われている試験内容が下記の通り(SHARPより)。
防水(浸漬) | 深さ約1.5mの水中に30分間浸漬させる試験 |
防水(雨滴) | 高さ1mから15分間雨滴を落とす試験 |
耐衝撃(落下) | 高さ1.22mからラワン材に製品を26方向で落下させる試験 |
耐振動 | 上下10Hz~500Hz、加速度1.04G、左右10Hz~500Hz、加速度0.2G、前後10Hz~500Hz、加速度0.74Gでそれぞれ60分の振動試験 |
防湿 | 連続10日間(湿度95%RH)の高湿度試験 |
高温保管(固定) | 63℃に固定した72時間の高温保管試験 |
高温保管(変動) | 28℃~58℃までの温度変化において72時間の高温保管試験 |
高温動作 (固定) | 55℃に固定した5時間の高温動作試験 |
高温動作 (変動) | 28℃~39℃/湿度43%~78%までの変化において72時間の高温動作試験 |
低温動作 | -20℃に固定した5時間の低温動作試験 |
低温保管 | -33℃~-25℃の温度変化において連続72時間の低温保管試験 |
温度耐久(温度衝撃) | -21℃~50℃の急激な温度変化において連続3時間の温度耐久試験 |
低圧保管 | 連続2時間(57.2kPa/高度約4,572m相当)の低圧保管試験 |
低圧動作 | 連続2時間(57.2kPa/高度約4,572m相当)の低圧動作試験 |
氷結(結露) | -10℃で結露や霧を発生させ1時間維持し、25℃、95%RHで動作確認 |
氷結(氷結) | -10℃環境下で着氷した氷の厚さが6mmになるまで氷結させる試験 |
上記については『本製品の有する性能は試験環境下での確認であり、実際の使用時すべての状況での全機能の動作を保証するものではありません。また、すべての衝撃に対して、無破損、無故障を保証するものではありません』と補足がされています。
高温に関する試験は『高温保管(固定)』『高温保管(変動)』『高温動作(固定)』『高温動作(変動)』の4項目。『63度の高温下で72時間保管』という過酷な内容をクリアしているようです。
もっとも、一般的なリチウムイオン電池の最高許容温度は『45度』。45度を超えると劣化が進むとされています。MIL規格を取得している端末が『壊れにくさ』に特化しているのは間違いないかもしれませんが、高温下での長時間利用は避けた方が『端末は長持ちする』と言えるでしょう。
ここからは『防塵防水(IP67、IP68)』『MIL規格』に準拠するスマートフォンを3台紹介します。
SHARP AQUOS wish3
Socに『Dimensity 700』を搭載し、エントリークラスとしては安定した処理能力を持つAQUOS wish3。
スマートフォンの利用頻度が高い『ヘビーユーザー』には不向きなスペックですが、『安くて壊れにくいスマートフォン』を探しているなら候補の一つに加えるべき。
『ジュニアモード』『かんたんモード』など、スマートフォンの操作に慣れていない『初心者』に向けたホーム画面や機能が用意されているのも特徴です。
- MIL-STD-810H:全18項目準拠
- 防塵防水:IP67
- Soc:MediaTek Dimensity 700(7nm)
- 画面:5.7インチ(HD+、液晶、最大リフレッシュレート60Hz)
- メモリ:4GB
- ストレージ:64GB
- 電池容量:3,730mAh
- Bluetooth:5.3
- カメラ:1,300万画素(メイン)
- 重量:161g
- 生体認証:顔認証(マスク対応)
- eSIM:対応
- おサイフケータイ:対応
- Micro SDカード:対応
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SHARP AQUOS wish4
AQUOS wish4では、前世代まで踏襲されていたデザインを一新。また、防塵防水規格をIP67から『IP68』へと引き上げました。
最大リフレッシュレート(画面を1秒間に書き換え可能な回数)も60Hzから『90Hz』に。スクロールした時の滑らかさが向上しています。
ディスプレイサイズの大型化(5.7インチから6.6インチ)に合わせて電池を大容量(5,000mAh)に。顔認証が『マスク着用』に対応するなど、便利な要素はそのまま踏襲。
- MIL-STD-810H:全18項目準拠
- 防塵防水:IP68
- Soc:MediaTek Dimensity 700(7nm)
- 画面:6.6インチ(HD+、液晶、最大リフレッシュレート90Hz)
- メモリ:4GB
- ストレージ:64GB
- 電池容量:5,000mAh
- Bluetooth:5.3
- カメラ:5,010万画素(メイン)
- 重量:190g
- 生体認証:顔認証(マスク対応)、指紋認証
- eSIM:対応
- おサイフケータイ:対応
- Micro SDカード:対応
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SHARP AQUOS sense8
ディスプレイに低消費電力駆動の『IGZO有機EL』を採用し、私が行った検証では『電池もちの良さ』で他モデルを圧倒したAQUOS sense8。
スマートフォンの処理能力を決めるSocには、ミドルクラス向けの『Snapdragon 6 Gen 1』を搭載。一般的な使い方であれば、ハイエンドを彷彿とさせる軽快さです。
カメラ画質も着実にアップグレード。前モデルから採用された『大型イメージセンサー(1.55インチ)』の最適化が進み、昼間だけでなく『夜景』に関しても明瞭な画質を得られるように。
有線接続による映像出力にも対応。『壊れにくい』だけでなく、全方位で満足度の高いスマートフォンです。
- MIL-STD-810H:全16項目準拠
- 防塵防水:IP68
- Soc:Snapdragon 6 Gen 1(4nm)
- 画面:6.1インチ(10bit、フルHD+、IGZO有機EL、最大リフレッシュレート90Hz)
- メモリ:6GB
- ストレージ:128GB
- 電池容量:5,000mAh
- Bluetooth:5.1
- カメラ:5,030万画素(メイン)、800万画素(超広角)
- 重量:159g
- 生体認証:顔認証(マスク対応)、指紋認証
- eSIM:対応
- おサイフケータイ:対応
- Micro SDカード:対応
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