Motorolaが2022年6月3日に発売を開始した『moto g52j 5G』。6.8インチの大型ディスプレイを採用する『デカスマホ』です。画面サイズが大きくなると、1画面に沢山の情報を表示出来てとても便利。ただし物理的な『重さ』がオフトレードに。
6.7インチを超える大画面端末は、moto g52j 5G以外にもiPhone 13 Pro Max、Galaxy S22 Ultra、Google Pixel 6 Proなどが存在します。
端末名 | 画面サイズ | 電池容量 | 重さ | 販売価格 |
Motorola moto g52j 5G | 6.8インチ | 5,000mAh | 約206g | 39,800円 |
iPhone 13 Pro Max | 6.7インチ | 4,352mAh | 約238g | 159,800円~ |
Galaxy S22 Ultra | 6.8インチ | 5,000mAh | 約229g | 183,744円(docomo) |
Google Pixel 6 Pro | 6.7インチ | 5,000mAh | 約210g | 116,600円~ |
それぞれの重さをみていくと、『約206g』のmoto g52j 5Gが4モデルの中では最軽量。一番重いiPhone 13 Pro Maxとの差は『約32g』とかなりのもの。実際にmoto g52j 5Gを手に持つと『ズッシリ』といった感覚はなく、あくまで画面の大きさの方が強調されます。
そしてもう一点注目すべきが『販売価格』。他モデルは10万円を優に超えるのに対し、moto g52j 5Gは桁違いの『3万円台』。ハイエンドとミッドレンジなので性能差は勿論ありますが、単純に『大画面』にスポットを当てるなら破格の安さです。
moto g52j 5GはSocに『Snapdragon 695 5G』を採用。Socはスマートフォンの性能をもっとも左右する最重要集積回路。性能が低いとスマートフォンの動作がモッサリするなど、購入後に高い確率で何かしらの害が発生します。
一般的な使い方にもっとも大きな影響を与えるのは、脳となりデータの演算を行う『CPU』。スマートフォンの性能をトータルで数値化してくれる『AnTuTu Benchmark』のスコアを参考にすると、4G世代のエントリーモデル『Snapdragon 662』を搭載するXiaomi Redmi 9TのCPUスコアは『69,570』。
5G世代のエントリーモデルに採用されているSocが『Snapdragon 480 5G』。4G世代から大幅な性能の底上げが行われており、日常的な使い方であればストレスを感じない程度に。
Snapdragon 480 5Gを採用するOPPO A54 5GではCPUスコアが『97,708』まで上昇。CPUの性能が上がると、基本的にアプリの動作を速度を示す『UX』の数値もアップ。快適な動作環境を求めるのであれば、UXのスコアが高い端末を購入すべき。
では、moto g52j 5G(Snapdragon 695 5G)はRedmi 9T、OPPO A54 5Gからどの程度性能が上がったのか。
CPUのスコア | UXのスコア | トータルスコア | |
Xiaomi Redmi 9T(Snapdragon 662) | 69,570 | 55,033 | 198,649 |
OPPO A54 5G(Snapdragon 480 5G) | 97,708 | 77,750 | 291,940 |
Motorola moto g52j 5G(Snapdragon 695 5G) | 119,868 | 107.476 | 389,847 |
Redmi 9Tからは2倍近く『CPU』『UX』のスコアが共に上昇。ここまで差がつくとすでに別の次元。ブラウザを使った調べ物程度でも数値の差は十分に体感出来ます。
5G世代のエントリーモデルとのスコア差も明確。『ストレスを感じない程度』だった動作が、moto g52j 5Gでは『サクサク快適』へと進化。『UXスコア10万超え』は伊達ではありません。この程度であれば、まず動作速度に不満を感じる人はいないはず。
moto g52j 5Gの場合は『クイック起動(AIがユーザーの使用パターンを分析してアプリを高速起動』や『RAMブースト(ストレージの一部を仮想的にメモリとして使用。1.5GBの増量が可能)』といったパフォーマンスを向上させる独自機能を備えるので、それらが軽快な動作に影響を与えているかもしれません。
ディスプレイの最大リフレッシュレートは『120Hz』。リフレッシュレートは1秒間にディスプレイが画面を書き換え可能な回数を示します。60~90回(Hz)程度の端末が一般的なのに対し、moto g52j 5Gはその回数が『120回(Hz)』。これまで最大リフレッシュレートが60Hzの端末しか使った事が無い人であれば、あまりの滑らかさに感動するはず。目も疲れにくくなります。
デカスマホカテゴリーではダントツの『安さ』となるmoto g52j 5Gですが、同じSnapdragon 695 5G搭載モデルと比較しても販売価格は一段下。5端末の中で『3万円台』はmoto g52j 5Gのみ。SIMフリーなので買いやすさも◎。
端末名 | 販売価格 |
Motorola moto g52j | 39,800円 |
AQUOS sense6s | 40,470円(au) |
OPPO Reno7 A | 44,800円 |
Xiaomi Redmi Note 11 Pro 5G | 44,800円 |
Xperia 10 IV | 64,152円(NTTドコモ) |
動作環境が良好で価格もお手頃なmoto g52j 5G。しかしカメラ画質が『イマイチ』だとしたら、買う気が失せてしまうという人が多いのでは。メーカーによっては差別化の為に上位モデルとの画質差が著しいスマホカメラ。moto g52j 5Gは上位モデルのMotorola edge 20と比較してもかなり頑張ってる印象。
筐体サイズが大きくなると、熱が分散され放熱性が高まります。気温の高い季節は端末内部の温度が上昇しやすくなり、その事が原因でパフォーマンスが低下する事も。防水仕様という点以外にも、moto g52j 5Gを夏スマホとして選ぶ価値あり。
サイズの割に意外と『軽く』、『3万円台』という価格の割に意外と動作も『軽い』。moto g52j 5Gは物価高にやられ、財布が軽くなっている人の救世主。
FeliCa対応で『おサイフケータイ』が使えたり、『Dolby Atmos』による立体音響効果まで得られる抜け目のなさ。大は小を兼ねるのデカスマホ。持ってるだけでワクワクしますよ!
Motorola moto g52j 5Gの主な仕様
Motorola moto g52j 5G | |
---|---|
Soc | Qualcomm Snapdragon 695 5G |
容量 | 6GB/128GB |
電池 | 5,000mAh |
重量 | 約206g |
画面 |
|
カメラ |
リアカメラ
フロントカメラ
|
イヤフォンジャック | 対応 |
位置情報 | GPS, A-GPS, LTEPP, SUPL, GLONASS, Galileo |
Wi-Fi | Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz / 5GHz) |
SIM | nanoSIM/eSIM(1 (nanoSIM)、DSDV) |
防塵防水 | IP68 |
指紋認証 | 側面 |
おサイフケータイ | 対応 |
Micro SDカード | 対応(最大1TBまで) |
Dolby Atmos | 対応 |
OS | Android™ 11 |
Motorola moto g52j 5Gにお勧めな格安SIM
- 5G NR:n3/n28/n77/n78
- 4G-LTE:
B1/B2/B3/B8/B18/B19/B28/B38/B41/B42 - 3G: W-CDMA B1/B2/B5/B8/B19
docomoの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)、Band21(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(×)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
Softbankの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)、Band11(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band11(×)、Band18(◎)、Band28(◎)、Band41(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)