Xiaomi 15 UltraがAnTuTuベンチマーク測定中に『発熱』で強制停止!実測を続けた結果。

Xiaomi 15 Ultra

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AnTuTu Benchmarkにフォーカスしすぎると『誤った評価』になりそうなXiaomi 15 Ultra

もっとも『トップスピードの性能』ではなく、AnTuTu Benchmark測定時の『発熱』『電池の減り』のみにフォーカスしてしまえば、残念ながら『電池の減りがはやい爆熱端末』といった評価になってしまうかと。

ASUSの旧ハイエンドスマートフォン『Zenfone 8』には、Root化せずにCPUやGPUのパフォーマンスを調整可能な機能が備えられていました。開発者オプション内にでも近い機能を加えていただけるとありがたいですね。

パフォーマンス調整機能

Zenfone 8

一般的な使い方(YouTube視聴など)で『トップスピード』以外の動作を確認

『電池の減り』に対する不安を払拭する為に、一般的な使い方の一つである『ストリーミング動画(YouTube)視聴』のパフォーマンスを急遽検証することに。

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これまで複数の端末において、『YouTubeの同じ動画(HD〜フルHD解像度。広告はなし)』を約90分間再生(画面の明るさは照度計で50LUX程度に調整)し、電池の減りをチェックしています。

同検証を行った中で、『電池もちの良さ』が際立っていたのは低消費電力駆動の『IGZO』を採用するSHARPの『AQUOS sense8(AQUOS wish4はディスプレイ解像度がHD+と低い)』。

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約90分間フルHD解像度のYouTube動画を再生し、減った電池量はたったの『-4%』。ただしディスプレイサイズが6.1インチとやや小さめなので、視認性の部分では大画面端末に劣る部分も。

Xiaomi 15 Ultraのディスプレイは、最低リフレッシュレートを『1Hz』に制御可能な『LTPO』技術を採用。LTPOはフレームの書き換えを低消費電力で行うことも可能。電池もちに優れる『Nothing Phone(2)』はLTPO技術を導入しています。

しかしLTPOを採用するXiaomi 14 Ultraに関しては、『-8%』と『普通』な減り方。Xiaomi 15 Ultraが『大差なし』であれば、アップグレードモデルとしてやや物足りなさを感じてしまうかも。

結果どうだったのかと言えば、『6.73インチ』の大画面を採用しつつ、AQUOS sense8と同じ『-4%』!AnTuTu Benchmark測定からのギャップに驚きを隠せません。

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スマートフォンでYouTube動画を約90分間再生して減った電池量比較

端末名 画面サイズ(解像度) 電池容量 減った電池量
Nothing Phone(2) 6.7インチ(2,412×1,080px) 4,700mAh -6%
Xiaomi 13T 6.7インチ(2,712×1,220px) 5,000mAh -7%
Xiaomi 13T Pro 6.7インチ(2,712×1,220px) 5,000mAh -10%
Xiaomi 14 Ultra 6.73インチ(3,200×1,440px) 5,000mAh -8%
Xiaomi 15 Ultra 6.73インチ(3,200×1,440px) 5,410mAh -4%
Pixel 7a 6.1インチ(2,400×1,080px) 4,385mAh -9%
Pixel 8 6.2インチ(2,400×1,080px) 4575mAh -8%
OPPO A79 5G 6.72インチ(2,400×1,080px) 5,000mAh -6%
OPPO Reno9 A 6.4インチ(2,400×1,080px) 4,500mAh -6%
OPPO Reno11 A 6.7インチ(2,412×1,080px) 5,000mAh -6%
moto g24 6.6インチ(1,612×720px) 5,000mAh -7%
moto g64 5G 6.5インチ(2,400×1,080px) 5,000mAh -7%
AQUOS sense8 6.1インチ(2,432×1,080px) 5,000Ah -4%
AQUOS wish4 6.6インチ(720×1,612px) 5,000mAh -4%
AQUOS sense9 6.1インチ 5,000mAh -5%
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他にも『ブラウジング(Chrome)』『SNS(X、Instagram)』『フリマアプリ(メルカリ、PayPayフリマ)』と一般的なアプリを一通り開き操作してみましたが、どれも異常な『発熱』『電池の減り』は確認出来ず(むしろ減らない。そして全ての動作がとてもスムーズ)。

Xiaomi 15 UltraはXiaomi 14 Ultraから電池容量が410mAh増量され『5,410mAh』に。一般的な使い方であれば、『電力効率向上』『電池の増量』をしっかりと体感出来ます。

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