Xiaomiが日本市場で発売している中で最も『軽い』スマートフォン、それが『Mi 11 Lite 5G』です。持って軽いだけのスマートフォンであれば他にも存在します。しかしMi 11 Lite 5Gの場合はそれだけではありません。『動作』も軽い。この2つを両立しているからこそ『売れている』のです。
まずは重量から確認していきましょう。Mi 11 Lite 5Gが登場するまでは、Mi 10 LiteとRedmi Note 10 Proが国内Xiaomi端末の中では最軽量で『約193g』。この2モデルから『34g』も軽量化を行い、『約159g』という超薄型スリムボディで登場したのがMi 11 Lite 5G。
実際に持ち比べを行ってみると『34g』の違いを一瞬で体感出来ます。私はこれまで200g程度のスマートフォンをメインで使用する機会が多く、重量を気にする事は正直あまりありませんでした。しかしMi 11 Lite 5Gを持った瞬間に『これは楽だ』とはっきり感じたのです。
Xiaomiが日本国内でリリースしたスマートフォンの重量一覧
端末 | 重量 |
---|---|
Mi 11 Lite 5G | 159g |
Mi 10 Lite | 193g |
Redmi Note 10 Pro | 193g |
Redmi 9T | 198g |
Redmi Note 9T | 199g |
Redmi Note 10 JE | 200g |
Mi Note 10 Lite | 204g |
Mi Note 10/10 Pro | 208g |
Redmi Note 9S | 209g |
Mi 11 Lite 5Gが凄いのは、約159gに軽量化しつつ『6.55インチ』の大画面を維持しているところ。ディスプレイのサイズダウンを行えば軽量化は容易です。しかしそれに伴い情報を認識しづらくなるというオフトレードが発生。実用性は損なわれてしまいます。
しかもこのディスプレイ、最大『90Hz』のリフレッシュレートと『10億色表示』をサポート。しかも液晶よりコストの高い『有機ELパネル』を使用しています。コストダウンの為にディスプレイのスペックは多少下げても良さそうなのに、一切の妥協なし。メーカー魂を感じる瞬間です。
軽量化を行う方法はもうひとつ。電池容量の削減です。電池を小さくすると、当然ながら連続駆動時間が短くなります。これは最大のデメリット。6.55インチの画面サイズ、約159gの軽量設計であれば、3千mAh台の電池容量が妥当なところ。
しかしMi 11 Lite 5Gの電池容量は『4,250mAh』。6.5インチのOPPO Reno5A 5Gは、電池容量4,000mAhで重量は約182g。物理的に優れすぎていると言えるMi 11 Lite 5G。一体どんなマジックが使われているのでしょうか。
次にMi 11 Lite 5Gはなぜ『動作』が『軽い』のか。それはスマートフォンの脳となるCPUの性能が高いから。CPUはGeekBench5というアプリを使用すると性能を数値化する事が可能。
CPUのスコアは演算処理速度を示すので、基本的にこの数値が高いスマートフォンは動作が『軽い』という事になります。Mi 11 Lite 5GのCPU性能がどれ程優れているのかを確認していきましょう。
Xiaomiが日本国内でリリースしたスマートフォンに搭載されているSoc一覧
端末 | Soc |
---|---|
Mi 11 Lite 5G | Snapdragon 780G 5G |
Mi 10 Lite | Snapdragon 765G 5G |
Redmi Note 10 Pro | Snapdragon 732G |
Redmi 9T | Snapdragon 662 |
Redmi Note 9T | Dimensity 800U |
Redmi Note 10 JE | Snapdragon 480 5G |
Mi Note 10 Lite | Snapdragon 730G |
Mi Note 10/10 Pro | Snapdragon 730G |
Redmi Note 9S | Snapdragon 720G |
国内Xiaomi端末の中で、2番めに高いCPU性能を持つのがSnapdragon 765G 5Gを搭載するMi 10 Lite。CPUスコアはシングルコアが609。マルチコアが1,548。Mi 10 Liteは1つの脳と複数の脳で考えられる力がこの程度。
Mi 11 Lite 5Gはシングルコアが768でマルチコアが2,608。複数の脳で考えられる力飛躍的に向上しています。ではOPPOの最上位モデル、Snapdragon 888を搭載するFind X3 Proとはどれ位スコアが離れているのか。
下の画像がFind X3 Proの測定スコア。ご覧の通り、Mi 10 LiteとMi 11 Lite 5Gほどの大差は発生していません。つまり両モデルはCPUの性能が近いという事になります。価格差は2倍以上。Mi 11 Lite 5Gのあまりに高すぎるポテンシャル。
『軽さ』を追求した究極のスマートフォンMi 11 Lite 5G。カメラ画質も素晴らしく、FeliCaチップを搭載してて『おサイフケータイ』にも対応するのだから他のスマートフォンが売れなくなるはず。iPhoneやハイエンドモデルからの乗り換えでも十分満足出来るでしょう。持って操作した瞬間に『最高』です。
Xiaomi Mi 11 Lite 5Gに関するレビュー
Xiaomi Mi 11 Lite 5Gの主な仕様
Xiaomi Mi 11 Lite 5G | |
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Soc | Snapdragon 780G(5nm)
|
容量 | 6GB/128GB
|
電池 | 4,250mAh(最大33W急速充電) |
重量 | 159g |
画面 |
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カメラ | メインカメラ
超広角カメラ
マクロカメラ
フロントカメラ
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おサイフケータイ | 対応 |
防水防塵 | IP53 |
オーディオ | デュアルスピーカー |
SIM | nano SIM×2スロット |
OS | MIUI12(Android 11) |
Xiaomi Mi 11 Lite 5Gの対応周波数帯に関する情報
- 5G NR:n1/n3/n5/n7/n8/n20/n28/n38/n40/n41/n77/n78/n66
- LTE FDD:1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28/32/66
- LTE TDD:38/40/41
- 3G WCDMA:1/2/4/5/6/8/19
- 2G GSM:2/3/5/8
docomoの周波数帯対応状況(グローバルモデル)
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(×)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
Softbankの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band18(◎)、Band41(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)