【実機使用】moto g24のAnTuTuベンチマークや実際の操作感(動画あり)を検証。

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moto g24検証

直販価格が約2万円(20,800円)の激安スマートフォン『Motorola moto g24』。この価格帯のスマートフォンには出来る限り『期待値』を下げるべき。

しかしmoto g24には3Dプリンター用の『3D PMMA』という素材が使われており、カメラ部分がシームレスに隆起するFind X3 Proの様なデザインを採用。予想外に安っぽいではなく『美しい』とさえ感じさせる見た目。

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背面には指紋(汚れ)がつきづらい加工が施されているので、人の手が触れてもその美しい見た目を保てます。第一印象は『オフライン(実店舗)で売れそうな端末』。

処理能力を決めるSocにはMediaTek社の『Helio G85』を採用(moto g13から変わらず)。『5Gに対応していない』というのは予め認識しておきましょう(大部分の人にとって当面問題は生じないはず。サブ機として5G対応スマホにテザリングで接続するのもアリ)。

今回はまず、スマートフォンのパフォーマンスをトータルでスコア化してくれる『AnTuTu Benchmark』のスコアを3回連続で実測。他モデルの実測結果と比較してみましょう。

Motorola moto g24のAnTuTu Benchmark測定結果

moto g24 5GのAnTuTu Benchmark実測結果
ベンチマーク

ビルド番号UTA34.82-51でAnTuTu Benchmark(Ver.10)を再実測

moto g24 AnTuTu Benchmark(Ver10)実測結果

1回目2回目3回目
CPU84,932(85,512)85,359(84,614)85,605(84,238)
GPU41,958(41,678)41542(41,659)41,459(41,421)
MEM68,304(67,010)67,613(64,626)66,259(66,329)
UX75,562(72,366)77,430(79,006)77,343(78,822)
TOTAL270,756(266,566)271,944(269,905)270,670(270,810)
最大温度22度(30度)25度(31度)26度(32度)
電池残量-4%(-3%)-4%(-4%)-4%(-3%)

他モデルのAnTuTu Benchmark測定結果

他モデルAnTuTu Benchmark(Ver10)1回目実測結果

端末名OPPO A79 5GOPPO Reno7 AOPPO Reno9 AMotorola moto g53j 5GMotorola moto g52j 5GMotorola moto g13Xiaomi Redmi 12 5G
CPU135,890153,818148,318139,910148,59389,606140,416
GPU58,98483,63584,93170,096102,01740,36549,244
MEM91,24492,18899,15894,59298,89967,089105,002
UX97,297106,902117,18798,006115,11574,349110,125
TOTAL383,415436,543449,594402,604464,624271,409404,787
最大温度25度25度25.6度24度23度24.1度26度
電池残量-3%-3%-3%-2%-2%-4%-2%

他モデルAnTuTu Benchmark(Ver10)2回目実測結果

端末名OPPO A79 5GOPPO Reno7 AOPPO Reno9 AMotorola moto g53j 5GMotorola moto g52j 5GMotorola moto g13Xiaomi Redmi 12 5G
CPU134,404152,739155,362137,366145,18588,337132,853
GPU60,75483,34284,4540(error)101,53940,10248,909
MEM92,46591,14099,30392,58995,87065,266107,302
UX98,889107,587118,00195,773116,22975,370109,889
TOTAL386,512434,808455,362325,728458,823269,075398,953
最大温度26.1度26.6度26.7度25度24度26.1度28度
電池残量-3%-2%-2%-2%-2%-4%-2%

他モデルAnTuTu Benchmark(Ver10)3回目実測結果

端末名OPPO A79 5GOPPO Reno7 AOPPO Reno9 AMotorola moto g53j 5GMotorola moto g52j 5GMotorola moto g13Xiaomi Redmi 12 5G
CPU134,030153,728154,924138,139148,89088,046139,732
GPU60,82583,21784,13669,498100,76939,32349,106
MEM91,91093,21095,64190,50399,95365,923103,878
UX97,449109,429118,06599,605112,55275,314109,154
TOTAL384,214439,584452,766397,745462,164268,606401,870
最大温度26.5度27.3度27.6度27度25度26.4度30度
電池残量-2%-2%-3%-3%-2%-3%-3%

moto g24のAnTuTu Benchmarkスコアに対する評価

※UXスコアが現時点で異常と表示されています。moto g13(Helio G85)に近い数値なので大きな乖離は無いと予想しますが、念の為後日再検証予定。異常表示が消えるまではスコアより『操作感』を参考になさってください。

【2024年4月17日更新】moto g24(ビルド番号UTA34.82-51)でAnTuTu Benchmarkを再実測したところ、UXスコアの異常表示が出なくなりました(外気温の影響を受けて温度はやや上昇)。数値に大きな変化はなし。

AnTuTu Benchmarkのスコアは旧モデルとなる『moto g13』とほぼ同じ。moto g24では内蔵メモリ容量が『2倍(8GB)』に増えていますが、その部分は数値に大きな影響なし。moto g53j 5G(8GB)moto g53y 5G(4GB)で実測した時も同じ様な結果でした。

エントリーモデルで重視すべきは『CPU(データの演算処理を行う力)』と『UX(アプリの動作速度)』。どちらもmoto g53j 5G(Snapdragon 480+ 5G)やmoto g52j 5Gシリーズ(Snapdragon 695 5G)に劣ります。価格と見た目ではなく『処理能力』を求める場合は、当然ながら上位モデルの方がお勧めです。

moto g24の操作感(Chrome、Instagram、Kindle、YouTube、文字入力)

moto g24が『どの程度の動作をするのか』というのは、当然数字からは『何となく』しか判断する事が出来ません。実際に『Chrome』『Instagram』『Kindle』『X(Twitter)』『文字打ち』で検証しました(YouTube動画あり)。

検証1

moto g24でChromeを操作(選択でYouTube再生)

まずはGoogleのブラウザ『Chrome』から。ページ、画像の読み込み共に意外と軽快。高解像度の画像を使用していていたり、ページの作り方によってもう少し読み込みから表示までに時間がか場合もあります。

検証2

moto g24でInstagramを操作(選択でYouTube再生)

続けて『Instagram』。投稿画像のサムネイル一覧をスクロールするとそれなりの頻度で読み込み時間が発生。ちなみにハイエンドでもスムーズにスクロールはされず、読み込み時は止まります(スピードはmoto g24より若干速い)。

検証3

moto g24でKindleを操作(選択でYouTube再生)

Kindleは文字データがメインであれば、ページの読み込みにかかる時間は一瞬。AmazonのKindle Paperwhiteなどは、moto g24より遥かに低スペックですからね。電子書籍を読むには十分な性能ということです。

moto g24のディスプレイが『HD+』と控えめなので『文字が滲まないか』は気になるところかと。しかしスマートフォンのディスプレイサイズでは、フルHD+との違いがほぼ分かりません(私の場合)。

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検証4

moto g24でYouTubeを操作(選択でYouTube再生)

YouTubeはショート動画をスムーズに再生。ただし再生位置の移動などは、高性能モデルの方が体感的に速いです(検証時の動画はHD解像度。データサイズの小さい480p程度であればほぼ変わらない)。

検証5

moto g24でX(Twitter)を操作(選択でYouTube再生)

Xは可もなく不可もなくといった動き。moto g24は最大リフレッシュレートが『90Hz(1秒間に画面を90回書き換え)』なので、120Hzに慣れてしまっている人は少し滑らかさに欠けると感じるかも。

検証6

moto g24で文字入力(選択でYouTube再生)

エントリーモデルで重視すべきもう一つのスペックが『タッチサンプリングレート(1秒間に画面がタッチに反応する回数)』。Socの性能がそれなりでも、タッチ感度が低いと使い物になりません。

moto g24のタッチサンプリングレートを実測したところ『180Hz』程度。これは私の中で実用レベル(低い端末は100~120Hz)。文字打ちも違和感なし。それなりの速度でメモをとれます。

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Motorola moto g24のスペック

Motorola moto g24
SocMediaTek Helio G85
容量8GB/128GB
電池5,000mAh
重量約181g
画面
  • サイズ:6.6インチ
  • 種類: 液晶
  • 画面比率:20:9
  • 解像度:1,612×720ピクセル
  • リフレッシュレート:90Hz
カメラリアカメラ

  • メインカメラ
    解像度:5,000万画素
    F値:1.8
    オートフォーカス:PDAF
  • マクロカメラ
    解像度:200万画素
    F値:2.4

フロントカメラ

  • メインカメラ
    解像度:800万画素
    F値:2.0
イヤフォンマイクジャック対応
Bluetooth5.0
位置情報GPS, A-GPS, GLONASS, Galileo
Wi-FiWi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz / 5GHz)
SIMNanoSIM カード×2(DSDV)
防塵防水IP52
指紋認証側面
スピーカーステレオ(DOLBY ATMOS対応)
NFC対応
Micro SDカード対応(最大1TBまで)

Motorola moto g24にお勧めな格安SIM

  • 4G:LTE LTE B1/B2/B3/B5/B7/B8/B18/B19/B20/B26/B28/B38/B40/B41
  • 3G:W-CDMA B1/B2/B5/B8
  • 2G:GSM 850MHz/900MHz/1,800MHz/1,900MHz

docomoの周波数帯対応状況

  • 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)、Band21(×)、Band28(◎)、Band42(×)

docomo回線が使えるお勧め格安SIM

Softbankの周波数帯対応状況

  • 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)、Band11(×)、Band28(◎)、Band42(×)

Softbank回線が使えるお勧め格安SIM

auの周波数帯対応状況

  • 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band11(×)、Band18(◎)、Band28(◎)、Band41(◎)、Band42(×)

au回線が使えるお勧め格安SIM

楽天モバイルの周波数帯対応状況

  • 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)

楽天回線が使えるお勧め格安SIM

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瀬名 勇斗
運営者
サラリーマン時代は『製品開発(モバイルガジェット関連)』『広告(パッケージ及び説明書など)デザイン』『ディレクション』『マーケティング』『コピーライティング』などに従事。一つの製品に深く関わる事が好きで、開発から行っているメーカーに勤務していました。

ガジェット好きが高じて、一時は日本で発売されていないスマートフォンを海外から輸入。『Xiaomi』『OPPO』に関しては、日本参入前からフリークに。

元々写真を撮るのが趣味で、スマートフォンで撮影した作例を記事内に多数掲載。端末の性能を知りつつ、楽しんでいただければ幸いです。
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